WordPressには「カスタムフィールド」と呼ばれる機能があります。

  • ECサイトのサイズ・カラーなどの表記
  • 飲食店の口コミやレビュー欄
  • サプリサイトの価格や内容

上記のように決まった型を何度も使う時に便利な機能です。本記事では、WordPressでカスタムフィールドを表示させる方法について解説します。

プログラミング知識のない初心者向けに、便利なプラグインも紹介しているので、ぜひ最後までご覧ください。

WordPressのカスタムフィールドとは?

カスタムフィールドとは、WordPressの投稿画面で利用できる機能の1つです。

例えば、カスタムフィールドを使うことで、以下の表の価格、サイズ、カラーなどを自動で入力できます。

商品A 商品B 商品C
価格:
サイズ:
カラー:
価格:
サイズ:
カラー:
価格:
サイズ:
カラー:

かんたんに言えば「テンプレートを設定できる」のがカスタムフィールドです。

特にショッピングサイトや不動産サイトなど、何度も同じテンプレートを利用するサイトで活用できます。カスタムフィールドを上手く使いこなすことで、コンテンツの作成が効率的になるはずです。

カスタムフィールドのメリット

カスタムフィールドを利用するメリットは以下の通りです。

  • コンテンツ作成時間を短縮できる
  • 一括編集ができる
  • レイアウトの自由度が上がる

カスタムフィールドは決まった型やレイアウトを構築しやすいため、コンテンツ作成時間を短縮できます。カスタムフィールドを利用すれば、決まった情報を一括編集することも可能です。

レイアウトも自由に変えられるので、無料テーマでも整ったサイトに見せることもできるでしょう。

カスタムフィールドのデメリット

カスタムフィールドのデメリットは以下の通りです。

  • PHPの編集スキルが必要
  • デフォルトではシンプルな表記しかできない

最も大きなデメリットは、PHP編集スキルが必要なこと。プログラミング知識のない人には、ハードルが高いです。WordPressのファイルを直接編集しなければならないので、テーマのレイアウトを壊してしまうリスクもあります。

また、デフォルトの状態ではとてもシンプルな表記しかできません。初心者の方は、WordPressのプラグインを活用してカスタムフィールドを使うことをおすすめします。

WordPressでカスタムフィールドを表示させる方法

WordPressでカスタムフィールドを表示させる方法は、以下の通りです。

  • WordPressの投稿画面を開く
  • 「表示オプション」をクリック
  • 「カスタムフィールド」にチェックを入れる

はじめにカスタムフィールドを表示したい投稿画面を開きます。投稿画面の右上にある「表示オプション」をクリックしてください。

WordPress投稿画面

オプションが表示されるので「カスタムフィールド」にチェックを入れましょう。

表示オプション

下のスクショのように、投稿画面の下の方に「カスタムフィールド」が追加されました。次に「新規追加」をクリックしてください。

カスタムフィールド

「名前」と「値」を入力したら「カスタムフィールドを追加」をクリックしましょう。

カスタムフィールド

これで初期設定は完了です。WordPressのPHPファイルにテンプレートタグを記述して、カスタムフィールドを表示できるようにします。

しかし、前述した通り、PHPファイルを直接編集するのはリスキーです。知識のない方は、次に紹介するWordPressのプラグインを活用しましょう。

カスタムフィールドを実装できる便利なプラグイン3選

カスタムフィールドを実装できる便利なプラグインを3つまとめました。

  • Advanced Custom Fields
  • Custom Field Template
  • Custom Field Suite

以下で詳しく見ていきましょう。

Advanced Custom Fields

Advanced Custom Fields

「Advanced Custom Fields(ACF)」は、カスタムフィールドを利用する際の定番プラグインです。

  • テキスト
  • 画像
  • ページリンク

上記3つの項目を自由に設定することができ、WordPress初心者にも優しい仕様になっています。PHPの編集スキルがない人でもカスタムフィールドを実装可能です。

WordPressのカスタムフィールドとも相性が良いと評判で、世界中のユーザーに支持されています。

Advanced Custom Fieldsは無料版もありますが、より高機能な有料プランも利用可能です。以下3つの有料プランから選べます。

Advanced Custom Fields Pricing

プランの違いは「利用できるサイト数」です。複数のサイトを運営している方は「Freelancer」か「Agency」のいずれかを選択すると良いでしょう。

Advanced Custom Fields

Custom Field Template

Custom Field Template

「Custom Field Template(CFT)」は、シンプルなUIが初心者にも扱いやすいプラグインです。こちらもPHPの編集スキルは不要で、インストールするだけでカスタムフィールドを利用できます。

カスタムフィールドのテンプレートタグは、使いやすいものにカスタマイズも可能です。プラグインの編集画面でタグを設定しておけば、その後のコンテンツ作成時間を大幅に短縮できるでしょう。

シンプルなテンプレートタグをサクッと作りたい方におすすめです。

Custom Field Template

Custom Field Suite

Custom Field Suite

「Custom Field Suite」は、WordPress初心者に人気のカスタムフィールドプラグインです。直感的にカスタムフィールドを作成できるのが特徴で、日本語に対応しているのも嬉しいポイントです。

カスタムフィールドを役割ごとに分類できるグループ機能がついているので、管理もしやすいはず。無料のプラグインですが、上手く活用することでユーザー目線の分かりやすいコンテンツを作成できるでしょう。

Custom Field Suite

プラグインでカスタムフィールドを実装する際の注意点

プラグインを利用する際の注意点としては、テーマによって不具合が起きることです。テーマとプラグインの相性が悪いと、カスタムフィールドを追加できなかったり、レイアウトが崩れる問題が起こります。不具合が起きた時は、別のプラグインを試してみてください。

また、その他のプラグインが干渉する可能性もあるので、1つずつ無効化して問題をチェックしてみましょう。

まとめ

WordPressのカスタムフィールドについて、実装方法やおすすめのプラグインを紹介しました。PHPの編集スキルがない方は、プラグインを介してカスタムフィールドを利用するのがおすすめです。

プラグインをインストールして有効化すれば、すぐにカスタムフィールドを使えます。

しかし、テーマによっては不具合を起こす可能性もある点に注意してください。カスタムフィールドを活用して、ユーザー目線かつ見栄えの良いサイトを目指しましょう。

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