2021/3/17 情報を更新いたしました。
当記事では応用編として、クイックタグ機能をカスタマイズして便利に使いこなす方法をご紹介いたします。最新版のTCDクイックタグの仕様解説は下記記事を参考にご覧ください。

TCD独自機能「クイックタグ」の基本的な使い方や活用例をご紹介いたします。「Be(tcd076)」以降のテーマでは、クイックタグ機能のマイナーチェンジが行われていますので、テーマによって一部仕様が異なる場合があります。 2022年以降にリリースされたテーマについては、新仕様のクイックタグが搭載...
弊社の古いテーマの一部に実装されている旧クイックタグ機能を使うには、プラグインを有効化する必要があります。以下の該当するテーマをお使いの方は、下記記事を参考に初期設定を完了させてください。
→旧クイックタグ機能の使い方【プラグインのインストールと設定】
※TCD032「VIEW」を除く、TCD033「AGENT」以前に販売されたテーマは旧クイックタグ仕様です。
※TCD017「Canvas」は2017年11月現在、クイックタグ機能に未対応です。
- AGENT_tcd033
- LAW_tcd031
- FOCUS_tcd030
- SWEETY_tcd029
- AMORE_tcd028
- CORE_tcd027
- Reviewer_tcd026
- INNOVATE_HACK_tcd025
- PHOTEK_tcd024
- CUBEY_tcd023
- LUXE_tcd022
- NEXTAGE_tcd021
- Logue_tcd020
- Precious_tcd019
- Opinion_tcd018
- Chill_tcd016
- Grider_tcd015
- An_tcd014
- Gorgeous_tcd013
上記いずれかのテーマをお使いの方は、こちらの解説も併せてご覧ください。
クイックタグで挿入されるタグをカスタマイズする
クイックタグ機能が実装されたテーマには、新旧問わず、テーマCSSファイルに記事作成時に呼び出して使用できる「TCD Advanced Style」が含まれています。
「TCD Advanced Style」は基本的に、テーマCSSファイルの末尾に入っています。
この「TCD Advanced Style」で定義されているスタイルを記事作成時に簡単に呼び出して使用できるようにしたのがクイックタグ機能というわけです。
例えば、クイックタグボタンの見出し・囲み枠・ボタン等のタグに、さらに
- 配色を変更する
- 配置方法(左寄せ/中央寄せ/右寄せ)を指定する
といった他のクラス指定を追加することで、各要素の表示スタイルをカスタマイズできるようになっています。組み合わせはいくつもありますが、以下に使用頻度が高いと思われるクラス指定の追加方法をご紹介しますのでご参考ください。
クイックタグ[囲み枠a]の配色を変更する
まずは通常通り、テキストをドラッグで選択し、[囲み枠a]をクリックし、クイックタグを挿入します。
<p class="well">サンプルテキスト</p>
デフォルトでは、上記のタグが挿入され、ブラウザには以下のように表示されます。
では、配色を変更してみましょう。囲み枠の配色の変更には「TCD Advanced Style」内の下記のクラス指定を使用します。
.wl_red { background-color: #f2dede; border-color: #ebccd1; color: #a94442; } .wl_yellow { background-color: #fcf8e3; border-color: #faebcc; color: #8a6d3b; } .wl_blue { background-color: #d9edf7; border-color: #bce8f1; color: #31708f; } .wl_green { background-color: #dff0d8; border-color: #d6e9c6; color: #3c763d; }
上からレッド・イエロー・ブルー・グリーンの4種類のスタイルをご用意しています。
ここでは、配色を赤に変更してみます。
下記のように「wl_red」を追加します。
<p class="well wl_red">サンプルテキスト</p>
下図のように配色が赤に変更されます。
「wl_yellow」「wl_blue」「wl_green」も同じようにクラス指定を追加することで適用されます。
クイックタグ[角丸ボタン]の配色を変更する
通常通り、テキストをドラッグで選択し、[角丸ボタン]をクリックし、クイックタグを挿入します。
下記のタグが挿入され、以下のように表示されます。
<a href="#" class="q_button rounded">サンプルテキスト</a>
ボタンの配色の変更には【style.css】- TCD Advanced Style内の下記のクラス指定を使用します。
.bt_red{ background:#c01f0e; color:#fff; } .bt_yellow{ background:#f1c40f; color:#fff; } .bt_blue{ background:#2980b9; color:#fff; } .bt_green{ background:#27ae60; color:#fff; }
上からレッド・イエロー・ブルー・グリーンの4種類のスタイルをご用意しています。
ここでは、ボタンのカラーを赤に変更するので、下記のようにクラス「bt_red」を追加します。
<a href="#" class="q_button rounded bt_red">サンプルテキスト</a>
下図のように配色が赤に変更されます。
「bt_yellow」「bt_blue」「bt_green」も同じようにクラス指定を追加することで適用されます。また、[フラットボタン][ラウンドボタン]でも同様にサイズを問わず配色の変更が可能です。
クイックタグ[フラットボタン-L]の配置方法を指定する
まずは通常通り、[フラットボタン-L]をクリックし、クイックタグを挿入します。
下記のタグが挿入されます。ボタンはデフォルトでは左寄せで表示されます。
<a href="#" class="q_button sz_l">サンプルテキスト</a>
フラットボタン-L – デフォルト配置の表示サンプルは下記の通りです。
配置方法の指定には【style.css】- TCD Advanced Style内の下記のクラス指定を使用します。
/* ---------------------------------------------------------------------- text-align - 配置 ---------------------------------------------------------------------- */ .align1{text-align:center !important} /* 中央寄せ */ .align2{text-align:right !important} /* 右寄せ */ .align3{text-align:left !important} /* 左寄せ */
上から中央寄せ・右寄せ・左寄せの3種類のスタイルをご用意しています。
ここでは、デフォルトだと左寄せで表示される[フラットボタン-L]を中央寄せで表示します。
下記のようにクラス「align1」を指定したpタグで囲むと以下のように表示されます。
<p class="align1"> <a href="#" class="q_button sz_l">サンプルテキスト</a> </p>
他のボタンも形状、サイズ、カラー問わず同じように配置方法の変更が可能です。このようにクイックタグにさらにクラス指定を追加することで、表示スタイルをカスタマイズできます。
旧クイックタグの設定ファイルをカスタマイズする
以下の内容はプラグイン「Addquicktag」の機能を利用したカスタマイズとなっており、「旧クイックタグ(プラグイン併用タイプ)」のみ対象となります。
クイックタグボタンを追加する方法
例えば、上記の「サンプル2. クイックタグ[角丸ボタン]の配色を変更する」で使用した“赤色の角丸ボタン”の使用頻度が高い場合、その都度手打ちで「bt_red」と追記するのは手間がかかります。あらかじめ[角丸ボタン-red]というボタンがあったら便利ですよね。このような場合には、クイックボタンの追加がおすすめです。
ダッシュボード左メニュー→【設定】→【AddQuicktag】の順にクリックし、AddQuicktagの設定画面を開きます。下図を参考に、クイックタグを追加します。
<設定サンプル(例:[角丸ボタン-red]ボタンを追加する場合)>
変更を保存すると、投稿編集画面に[角丸ボタン-red]ボタンが追加されました。
使用頻度の低いクイックタグボタンを非表示にする方法
逆に、あまり使わないボタンを投稿編集画面に表示させたくない場合もあるかと思います。あとで使うかもしれないから削除はしたくない、そのような場合には非表示にしておくこともできます。
ダッシュボード左メニュー→【設定】→【AddQuicktag】の順にクリックし、AddQuicktagの設定画面を開きます。各ボタン設定欄のチェックを外すことで投稿編集画面に表示されなくなります。
<設定サンプル(例:[Youtube動画]ボタンを非表示にする場合)>
変更を保存すると[Youtube動画]ボタンが表示されなくなりました。
このように、クイックタグボタンは非常に拡張性の高い機能となっています。ぜひ自分仕様にカスタマイズして日々のサイト運営にお役立てください。