2020年、突如猛威を振るい始めた新型コロナウイルス。現在も世界中がその動向に注目しています。

そこで今回はコロナウイルスの概況(総感染者や死亡者数など)を数値としてWebサイト内に設置するWordPerssプラグインを見つけましたので、本稿でご紹介いたします。

「COVID19 – Coronavirus Outbreak Data」とは

コロナウイルスの概況をリアルタイムでサイト内で確認できるようになるプラグインです。

  • ショートコードで記事や固定ページ内にデータを表示できる
  • 新しく追加されるウィジェットでサイドカラムなどのウィジェットエリアに表示できる
  • 国別にデータを検索できる
  • 詳細のデータを国別に比較できる

データのソースは、こちら(https://worldometers.info/coronavirus)を参照しているようです。地域メディアの報道と多少時間差があります。

「COVID19 – Coronavirus Outbreak Data」のインストール

WordPressの管理画面から、プラグインの新規追加をクリックして「COVID19 – Coronavirus Outbreak Data」と検索するか、下記ボタンよりダウンロードできます。

ダウンロード

「COVID19 – Coronavirus Outbreak Data」の使い方

サイドウィジェットとして使う方法や、投稿や、固定ページに表示して使う方法など、それぞれ順番にご紹介していきます。

ウィジェットエリアに表示する方法

一番簡単な基本的な使い方はこちらになります。プラグインを有効化した後に、ウィジェットの設定画面にいくと新しいウィジェット「Corona Virus Data」が追加されていますので、こちらを任意のウィジェットエリアに追加します。

各項目については以下の通りです。上から順に説明しています。

上記箇所で任意に設定したものが、フロント画面に以下のように表示されます。下記キャプチャでは「New Case(新規感染者数)」はゼロになっていますが、この記事を書いている7月20日現在の新規感染者のデータがまだ反映されていないようです。国によって反映される時間が異なります。

コロナウイルスの影響によって営業時間を変更したり、臨時休業するなど。お店によってさまざまな対策を取られていると思いますが、そういった旨のお知らせページなどのサイドウィジェットに表示しておくと、お店へ足を運ぶ目処を立てやすくなるかもしれません。

ショートコードでメインコンテンツ内に表示させる方法

続いては、固定ページや通常の投稿などにショートコードでデータを出力する方法です。コロナウイルスの状況をページのメインコンテンツとして表示させる機能になります。こちらも使い方は至って簡単です。基本は以下の3種類から任意のショートコードをテキストエディターで本文内にコピペするだけで表示されます。

  • [ce_corona]
  • [cec_corona]
  • [cec_graph]

1つ目の[ce_corona]では、デフォルトでは全ての国が表示されるので、[ce_corona countries=JP,US,CN]のように国別のコードを入力して、近隣国や主要国のみのデータを表示しましょう。影響を受けそうな国のみを表示しておくといいですね。ちなみにこの画面では、国名で検索したり、比較することも可能です。

2つ目の[cec_corona]についてはデフォルトでは米国になっています。任意の国を表示する場合は、[cec_corona country_code=JP]のように記述しましょう。一つ目と異なり、「country_code」となっている点に注意が必要です。

3つ目の[cec_graph]についてもデフォルトでは、全世界の新規感染者数、新規の死亡者数、回復者数を表示しています。特定の国のデータのみを表示したい場合は、[cec_graph data=”JP,IT,US”]などと入力しましょう。このように表示すれば、国別のグラフで直感的に比較することができます。

対応している国別コードは、下記箇所(Documentationタブの最下部)に一覧で記載されています。

「Elementor」にも対応しています

また、当プラグインは直感的なページ作成が可能になるプラグイン「Elementor」にも対応しています。下記のように「Elementor」のウィジェット検索部分で「corona」と入力すると、より直感的に表示する項目を切り替えたり、グラフのデザインを変えることも可能です。

「Elementor」の詳しい使い方については下記記事を参考にご覧ください。

用途は?

こんなWordPressプラグインがあるんだと思い勢いで紹介してみましたが、用途は限られているように思います。想定できる用途は、メディアや行政、コロナウィルスに関わる医療機関などでしょうか。特に報道機関のメディアに需要があると思われます。

「現在の感染者数(Active Cases)」が減り収束が見えてくれば、ポジティブな情報として飲食店や旅行代理店などのWebサイトで表示するのもなくはないと思いますが。

いずれにせよ、「COVID19 – Coronavirus Outbreak Data」プラグインは用途が限定されるところがありますが、もし使えるという事業者様がいらっしゃればどうぞ。実装は簡単でした。