「ブログ記事のタイトルは短いほうがいいのか、長いほうがいいのか?」
「何文字くらいを目安にすればいいのか?」
記事タイトルの文字数に関して、悩むことがあるかもしれません。
そこでこの記事では、タイトルの文字数を決めるときの基本原則をお伝えします。タイトルの文字数で悩んだときは、この記事でお伝えする基本原則に立ち戻って考えてみてください。最適な文字数が自然と決まるはずです。
タイトルは短いほうが読み手の注意を引きやすい
結論、ブログ記事のタイトルは短いほうがいいです。
なぜなら、読み手の注意を一瞬で引くことができるからです。基本的に、ブログ記事は検索エンジンからの集客を想定して作るものであり、検索結果を眺める読み手を記事に誘導できるかどうかは、タイトルで確実に注意を引けるかどうかにかかっています。
その点、短いタイトルであれば、検索結果をザッとスクロールする読み手の目に留まりやすいです。
たとえば、「webディレクター 仕事内容」というキーワードで検索する場合、「Webディレクターの仕事内容とは?」というタイトルを見逃すことはまずないでしょう。必ず目が行きます。
タイトルの役割は、あくまで読み手の注意を引いて、記事本文に誘導することです。したがって、タイトルですべてを伝える必要はありません。いろいろな要素を詰め込むと、無駄に長く複雑なタイトルになり、注意を引く力(インパクト)が減ってしまいます。
<注意を引けないNGタイトル例>
どんなことをする?Webディレクターの意味や仕事内容、将来性、なり方や給料相場などを徹底解説!
こちらの例文は、タイトルで記事内容のすべてを伝えようとするNGパターンです。たくさんの要素を詰め込んでいるので、意味を読み取るのに少し時間がかかります。時間がかかるといっても1〜2秒ですが、検索結果においては、その1〜2秒ですら致命的です。一瞬で注意を引くことが鉄則なので、タイトルを見た瞬間に「これだ!」 と思わせなければいけません。
したがって、
- シンプルで短いこと(28〜32文字以内。28文字以下でもOK)
- 検索キーワードを含んでいること
この2点を押さえたタイトルを作ることが、SEO集客を意識したブログ記事において、非常に重要です。
28〜32文字以内であれば、検索結果でタイトルが見切れることなく表示されます。また、検索キーワードを入れておけば、そのキーワードで検索する人にとっての目印になり、注目されやすくなります。
では、ここまでの話を確かめてみましょう。「webディレクター 仕事内容」のキーワードで検索したと仮定して、以下2つのタイトルを見比べてみてください。どちらに目が留まるでしょうか?
- Webディレクターの仕事内容とは?
- どんなことをする?Webディレクターの意味や仕事内容、将来性、なり方や給料相場などを徹底解説!
検索ユーザーの視点で考えれば、恐らく上のタイトルに目が行くはずです。(理由は、ここまで解説してきた通りです)。
もしあなたが広告代理店やコンテンツ制作会社に就職して、上司や顧客に「Webディレクターの仕事内容とは?」というタイトルを提案したら、恐らく「は? ダメでしょこんなの」と言われると思います(簡素で手抜きな印象になるため)。
ただ、本当に読み手の注意を引くインパクトがあるのは、案外、シンプルで短いタイトルだったりするのです。よく言われる”キャッチー”なタイトルを作る必要は、必ずしもありません。
「キャッチー」という言葉の罠とシンプルなタイトルの威力
ブログ記事のタイトル作成では、「キャッチーさが大事」と言われることもあります。キャッチーという言葉の定義は人それぞれですが、以下のような装飾言葉をタイトルに使うことを指すことが多いです。
- 絶対に知っておきたい!
- これで完璧!失敗なし!
- かわいさ200%アップ!?
SNSでバズらせたいなら、たしかにキャッチーな要素は必要かもしれません。しかし、検索エンジンからの集客を前提にしたブログ記事であれば、キャッチーさはあまり重要ではありません。
検索エンジンからの集客にキャッチーさは必要ない
キャッチーさが必要ない理由は、検索エンジンの特性にあります。検索エンジンで集客するターゲットは、能動的に検索キーワードを打ち込んで情報を探している以上、ある程度興味・関心レベルが高い状態だと判断できます。特に複合キーワードになれば、強い目的意識をもって検索していることは明白です。
したがって、タイトルで興味・関心をゼロから作り出す必要はなく、「あなたの求める情報がここにありますよ」と気づかせてあげれば、それで目的(記事本文への誘導)は達成できます。
SNS集客の場合、興味・関心レベルがほぼゼロの人たちにアプローチするため、キャッチーな要素(「知らなきゃヤバい!」 のような適度な煽り文句)を含んだタイトルにする意義もたしかにあります。
しかし検索エンジンからの集客を前提にするなら、キャッチーな要素は必須ではありません。キャッチーなタイトルにするよりも、検索キーワードとの関連性が強いシンプルで短いタイトルにするほうが、確実に注意は引けます。
シンプルなタイトルの参考例
ここで、ブログ記事のタイトル作成の参考になるサイトとして、『キャリアガーデン』のページをご紹介します。
「心理・福祉・リハビリ」系の職業・仕事の種類一覧(35選) | 職業情報サイト キャリアガーデン(Career Garden)
以下のような、シンプルで短いタイトルが多いです。
- 心理カウンセラーの仕事内容、役割
- 心理カウンセラーの就職先と活躍の場
- 心理カウンセラーの一日・生活スタイル
- 心理カウンセラーのやりがい・楽しさ・魅力
「簡素すぎない?」と思うかもしれません。しかし冷静に考えてみてください。仮に、あなたが心理カウンセラーを目指していて、心理カウンセラーの仕事に関する情報を真剣に探している立場だったとします。もしそうなら、上記のタイトルを見て、「キャッチーじゃないからいいや」と無視をしますか?
そんなことは決してないはずです。真剣に情報を探している人からすれば、「知りたい情報が書かれているかどうか」が最優先事項になります。キャッチーかどうかではありません。
その点、例として挙げたキャリアガーデンのページのタイトルは、求めている情報があると一瞬で理解できる簡潔なものになっています。真剣に情報を探している人なら、まず間違いんなくクリックするでしょう。
もちろん、興味本位レベルの人からは見向きもされませんが、そもそも興味本位レベルの人はブログのターゲットとして不適切です(収益に結びつかない)。キャッチーなタイトルで煽れば、そのような人も多少は集客できるかもしれませんが、ビジネス上の成果に結びつくことはほぼありません。
無造作に大量のアクセスを集めて広告収入を得るモデルでない限り、ブログで集客するターゲトは、情報を真剣に求めている人に絞ることをオススメします。
ブログの収益化に関しては、以下の記事も参考になります。
毎月、ブログで安定的に稼ぐには、収益化の仕組みづくりが必要です。具体的には、以下の7ステップにしたがって仕組みを構築します。 確実に収益化できるテーマ(ジャンル)を選ぶ ブログで集客したいターゲットを明確にする 自分の強みに基づいたポジショニングをする 戦略的なキーワード設計...
ちなみに、「初期露出のためにSNSで記事をプロモーションしてアクセスを集めたい」と思うかもしれません。
その場合、最初はSNS向けにキャッチーなタイトルを付けて、SNSからの集客がある程度落ち着いたら、検索エンジン向けのタイトルに変更する、という方法を採りましょう。
まとめ
ブログ記事のタイトルの文字数に悩んだら、検索エンジンという集客手段の特性と、タイトルの役割を思い出してください。
- 検索する人は、興味・関心のレベルがある程度高いこと
- タイトルの役割は読み手の注意を引いて本文に誘導すること
この基本原則に従うなら、ブログ記事のタイトルはシンプルで短いほうが良い、ということになります。気の利かせた表現や過度な煽りは不要ですから、28〜32文字程度(28文字以下でも良い)の簡潔なタイトルを作成しましょう。
検索エンジンからの集客を前提にするなら、簡潔なタイトルが絶対です。タイトルを見た瞬間に「これが自分の求める情報だ!」と直感させることが重要ですが、長く複雑なタイトルではそれが難しくなります。
検索キーワードとの関連性を押さえつつ、シンプルで短いタイトルを設定してみてください。華美な装飾言葉や煽りがなくても、良い結果が得られるはずです。
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