「ブログは本名+顔出しのほうが信頼される」
「匿名だと信頼性が弱いから稼ぎにくい」

上記のような、ブログ運営における「本名か匿名か」という議論。
ネット上でよく見かけますが、あまり意味がない議論だと思います。

この記事では、なぜ「ブログは本名か匿名か?」という議論が無意味なのか、その理由をお伝えします。

ブログ運営において、本名か匿名かはあまり重要ではありません。もっと大事なことがあります。そのことに気づくキッカケになれば幸いです。

ブログは本名(実名)でも匿名でも、どっちでもいい

ブログは、本名でも匿名でも、どちらでも大丈夫です。

「本名+顔出し」は信頼される、という主張もありますが、そんな単純な話ではありません。

もちろん、現実世界でものすごい実績をあげていて、世間に名が知られている人物なら、本名+顔出しでやるのが合理的だと思います。
しかし、そうでないなら、名前や顔を出す必要は必ずしもありません。

現実世界で認知もされていない・・・
権威も信頼もない・・・

そのような人が、本名+顔出しでブログをやったところで、ほとんどメリットはないからです。読み手からすれば、「だれ・・・?」という感覚でしょう。

また、「本名+顔出し」はSEOに強くなる、という主張も見かけますが、そんなことはありません。

おそらく、権威性や信頼性のシグナルがアップする、というロジックなのだと思いますが、Googleのアルゴリズムはそんなに単純ではありません。

たとえば権威性は、

  • Web上でどれだけ話題になっているか・言及されているか?
  • 情報の参照元として他サイトにどれだけ引用されているか?

といったことが重要であり、決して、「本名+顔出し」の有無で決まるわけではないのです。

権威性や信頼性を上げるなら、専門知識や経験を元にした有益な記事を積み上げていくしかありません。それが結果的に、Web上での引用や言及を増やすことになり、権威性や信頼性を向上させるからです。

つまり、大事なのは記事の中身だということです。

大事なのは記事の中身である

大事なのは記事の中身です。

ブログに権威や信頼が生まれるかどうかは、あくまで記事の中身であって、本名や顔写真の有無などではありません。

名前と顔を出していても、記事の内容がつまらない、ありきたり、役に立たないものなら、読み手はそのブログを信頼しませんし、好意も持ちません。リピートも絶対にないでしょう。

これが真実です。本名か匿名かという話は、たいして重要ではありません。

本当は嫌なのに、無理に名前と顔を出して情報発信にブレーキがかかるくらいなら、匿名でブログを運営しましょう。ハッキリと顔がわかる写真も必要ありません。アイコンやイラストでも大丈夫です。

検索結果を見れば、答えは出ています。
上位に表示されるブログは、みんな「本名+顔出し」でしょうか? そんなことはないはずです。

専門性の高い有益な記事を書くことが最重要

ブログを運営するなら、本名か匿名かという些細な問題は忘れて、読み手にとって有益な記事を書くことに集中しましょう。

専門的な知識・経験をもとに記事を作れば、それを見る人には、専門性の高さが必ず伝わります。

専門知識や豊富な経験を持つ情報発信者が書いた記事であれば、ユーザーは記事の専門性を理解できます。

出典:検索エンジン最適化(SEO)スターター ガイド | Google 検索セントラル

仮に「匿名+顔写真なし」でも、記事の専門性と質を追求していれば、読み手からはその分野の専門家として認知され、信頼されます。権威も信頼も生まれるでしょう。

注意点として、読み手目線を忘れないようにしてください。

専門性が大事とはいえ、読み手が理解できないほど難解な内容だったり、読み手のニーズを無視した内容だったりすると、そもそも記事が読まれません。上位表示もしづらいです。

以下の記事で説明している「検索意図」という概念をぜひ意識してみてください。
検索ユーザーのニーズに応えるという前提意識があれば、専門性だけが暴走した独りよがりな記事になるのを防げます。

加えて、読み手に好かれるブログのデザインを押さえておくのもポイントです。
いくら有益な記事を書いていても、読みにくい・見にくいデザインでは、多くの読み手を失ってしまうからです。以下の記事をぜひ参考にしてください。

まとめ

「ブログは本名か匿名か?」という議論は、ほとんど意味がありません。

ブログに権威や信頼が生まれるかどうかは、あくまで記事の中身であって、本名や顔写真の有無ではないからです。専門性の高い有益な記事を書くことが最重要であり、そのような記事を積み上げていけば、ブログの権威性や信頼性は向上していきます。

したがって、本名・顔写真は必須ではなく、匿名でも何ら問題ないということです。

本名か匿名かという些細な問題は忘れて、読み手にとって有益な記事を書くことに集中しましょう。