「専門性の高い内容が伝わるブログをつくりたい」
「記事コンテンツメインのメディアをつくりたい」
とお考えの方は、開発者ブログ(テックブログ)を参考にするといいかもしれません。
社内のエンジニアや技術者たちによって運営される「開発者ブログ」。 エンジニア、プログラマーにはなじみのある開発者ブログですが、一般の方にはあまり知られていないかもしれません。しかし、実は多くの企業が開発者ブログを運営しています。あの有名企業もです。 本記事では、開発者ブログの実例と運営す...
開発者の備忘録やWebサービスの開発メモなど、技術的な内容に特化した開発者ブログは、記事の内容にフォーカスできる設計になっているものが多いからです。
すぐにユーザーの問題を解決できるように、スムーズに記事本文にアクセスできる設計にしているのでしょう。ビジュアルや動きのあるデザインよりも、記事コンテンツが主役になっているものが多いです。
そこで今回は、そんな開発者ブログからインスピレーションを得て開発されたWordPressテーマ「NULL」についてご紹介いたします。専門性の高いブログメディアに最適です。
目次
WordPressテーマ「NULL」の主な特徴
WordPressテーマ「NULL」は開発者ブログをコンセプトに開発されており、豊富な記事を整理して、本文の内容を自然にアピールできるようになっています。主な特徴は以下の通りです。
- 記事が主役のメディアをつくれる
- 何のブログか一目で伝わる
- 見たい記事を探しやすい
- アイキャッチ画像無しでも運営できる
- 記事にいいねボタンを設置できる
- よく読まれている人気記事が一目でわかる
- トップページのデザインを簡単に変更できる
検索エンジンからどのページに流入してきても、ブログのジャンルがすぐわかるサイドナビゲーションや、記事につけた膨大なタグからも検索できる機能がNULLの大きな特徴になります。
独自のいいね機能や閲覧数カウント機能で人気記事をまとめたり、トップページのデザインをかんたんに変更できる機能もご活用いただけます。
NULLはどんなサイトに向いているの?
NULLの機能をご紹介する前に、前述の特徴からどんなサイトに最適なテーマなのかを考えてみました。
一言でいうと「専門性の高いテキストコンテンツが主役のブログサイト」です。
逆に、画像や動画などのビジュアルコンテンツを見せたいギャラリーサイトやブランディングサイト、企業サイトなどには向いていません。記事へのアクセスを第一に考えた導線設計と、アイキャッチ画像を使わなくても成り立つデザインだからです。
例えば、下記のようなサイトと相性がいいと思います。
- テック系の開発者ブログ(NULLのコンセプト通り)
- 語学系の学習ブログ
- 本や映画などの考察ブログ
どれもメインコンテンツがテキストである場合が多く、ジャンルやカテゴリーが無数にある点もNULLと相性がいいです。
WorPressテーマ「NULL」の機能紹介
ここからは、NULLに実装されている機能の概要をご紹介いたします。
ブログの内容が伝わるサイドナビゲーション
最も特徴的なのはこのサイドナビゲーションで、全ページに共通して表示されます。記事のカテゴリーの中から任意のものを選択して表示したり、バナーの他にHTMLで任意のコンテンツを表示することも可能です。
また、全ページに共通して表示されるので、どのページに流入してきても何の情報を取り扱っているブログなのかすぐにわかります。ユーザーのついで読みを誘発したり、ある意味アバウトページ(内包しているコンテンツの概要)のような役割も担っています。
デザインを変更できるトップページ
トップページでは、コンテンツの種類やカラム数(2カラムか3カラム)を変更できるので、それぞれを組み合わせて幅広くデザイン可能です。3カラムにして導線を工夫したり、特定の記事をファーストビューから目立たせたり、動画コンテンツもセットできます。
上記スライダーをクリックしてデモページで違いを確認いただけます。
アイキャッチ画像無しでもかっこいいデザイン
記事を一覧で表示できる箇所は、すべてアイキャッチ画像無しでも使えるデザインとなっています。記事のタイトルやカテゴリーが際立ち、シンプルに本文の内容も伝わりやすいです。
余白やレイアウトは計算されていますので、アイキャッチ画像無しでもかっこよく仕上がります。テキストが映えるので、英文でのサイト制作にもマッチします。→英語版デモサイトを見る。
気軽にリアクションできるいいねボタン
記事の内容が主役のブログでリアクションをもらえると嬉しいですよね。SNSのシェアやコメントより気軽にリアクションできるボタンを各記事の下にワンタッチで表示できます。いいね数は自動でカウントされ、ユーザーに人気のある記事を可視化できます。
右のサイドバーには、専用のウィジェットを使っていいね数ランキングを表示可能です。
セットしておくと人気記事を効果的にアピールいただけます。
執筆者のモチベーションも上がるランキング機能
記事の閲覧数か、いいね数に基づいて記事のランキングページをつくれます。閲覧数の集計期間を指定してページ内にランキングを最大4種類まで表示できます。上記例は3種類(日間、週間、月間)のランキングを表示した例です。
また、管理画面では記事ごとに詳細な閲覧数もチェックできます。
期間別のアクセス数が表示されるので、執筆者のモチベーションにも直結する機能ですね。
タグから記事を探せるメガメニュー
幅広い記事を管理するためのタグを一覧で表示できるメガメニューが実装されています。タグが付いている記事数も自動で反映されるので、そのブログサイトの概要や規模感、どのジャンルに特化しているのかを伝える役割も担っています。不要なものはワンタッチで非表示にすることも可能です。
デモサイトでは、ヘッダーメニュー「キーワード」の部分に設定されています。
ファンを増やす投稿者一覧
執筆者によって記事の内容や伝え方は異なります。開発者ブログでも様々な面に個性が出るはずです。複雑な内容であっても、その人のプロフィールを簡単に書いておくだけで読み手に親近感を与えられるでしょう。
記事の内容や読み手に関心を持ってくれれば、個人のSNSアカウントへの流入にもつながり、ファンを獲得する入り口になり得ます。
ページ離脱を軽減できる検索結果ページ
もしサイト内検索でキーワードが見つからなかった場合でも、別ページへのテキストリンクを設置したり、記事についてるタグから再検索を促すようにナビゲーション可能です。
別のキーワードや操作を提案できるので、キーワードでヒットしなかったユーザーの離脱率を軽減できます。専門的なブログメディアでは、サイト内検索を使うユーザーも多いので、最適な提案を設定しておくと有効かもしれません。
読みやすい記事が書ける装飾機能
専門的な内容を少しでも読みやすくする装飾機能(クイックタグ)が便利です。NULLでは一部のクイックタグをアップデートし、デザイン性と汎用性が向上しました。
ポイントや注意点をまとめるための囲み枠のデザイン機能と、ポップなデザインの番号付きリストを追加しています。詳しくは下記デモブログで解説しているので、よろしければご覧ください。
高品質なブログメディアがつくれるWordPressテーマ「NULL」
見やすい開発者ブログをつくれるNULLは、専門性の高いブログメディアとも相性がいいです。専門的な内容を細分化し、整理して見せることに長けており、記事コンテンツを主役にできます。
ユーザーに役立つ情報を効果的に伝えられる高品質なブログを運営可能です。書く側にも使いやすく、見る側にも優しい機能を実装したNULLをぜひご活用ください。
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第2回 :開発者ブログのような専門性の高いメディアに最適、WordPressテーマ「NULL」の機能概要(当記事)
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