Webサイトを運営している方は、SNSと連携させる方も多いですよね。拡散性の強いTwitter、写真や動画などがメインのInstagramなどです。
Facebookユーザーは国内の若者の中では減っているようですが、Webサイトを持っている方は専用のFacebookページを持っておいて損はありません。
個人アカウントではなく、ビジネス用のページで、企業の知名度アップやユーザーとのコミュニケーションの場として活用できるからです。
そこで今回は、Facebookのビジネスアカウントの作り方について解説いたします。
はじめに:ビジネスアカウントとは
ビジネスアカウントは、正式名称ではありません。個人アカウントと区別しやすいようにそう呼んでいるだけです。正式名称は「Facebookページ」です。
なお、当記事ではわかりやすいので「ビジネスアカウント」とします。
ビジネスアカウント(Facebookページ)は、個人アカウントとは異なり、企業や組織の集客や、販促、ブランディングを主な目的としています。
当記事では、次の項目について解説いたしますので、クリックしてお好きな項目をご覧ください。
Facebookのビジネスアカウントでできること
Facebookのビジネスアカウントでできることをまとめました。個人アカウントとの違いを確認できます。
商用利用できる
個人アカウントでは、個人でフィードを閲覧することが主な目的となっており、企業や団体とアカウントとして使うことはできません。個人アカウントを商用利用していると、規約に違反しているため、最悪の場合アカウントを失うことになります。
一方で、ビジネスアカウントは商用利用が認められていますので、企業や組織のサービスなどのページとして運用する場合は、ビジネスアカウントをつくっておきましょう。
任意の名前で複数ページをつくれる
ビジネスアカウント(Facebookページ)を任意の名前でつくれます。個人アカウントではないので、サービス名やブランド名、もしくは企業名など、任意の名前でページをつくれます。
一つの個人アカウントで、複数の事業ページ(ビジネスアカウント)を管理することもできます。
個人アカウントでは、原則実名での登録が必要で、ひとり1アカウントまでとなっています。
複数人で運営できる
ビジネスアカウントは、複数の個人アカウントで運営できます。個人アカウントの場合は、複数名で運営することはできません。自身のパスワードの共有や個人アカウントの譲渡は利用規約にて禁じられています。
ビジネスアカウントの管理者は、個人アカウントごとに以下の権限を付与して操作を制限できます。複数人で管理しやすくなっていますね。
- 管理者(すべての権限)
- 編集者(管理と設定以外の権限)
- モデレーター(メッセージやコメントの返信のみ)
- 求人マネージャー(求人の投稿やアプリの管理のみ)
- 広告管理者(広告作成とインサイトの確認のみ)
- アナリスト(インサイトとページの投稿者の確認のみ)
Facebook公式にて、ビジネスアカウント(Facebookページ)の管理権限について案内されていますので、よろしければご覧ください。
>>Facebookページでページの管理権限を割り当てる方法
ページにいいねできる
ビジネスアカウントには、個人アカウントと違って友達登録機能はありません。代わりにページに「いいね」したり、「フォロー」することで、ユーザーのフィードに表示されます。
運営しているビジネスアカウントについては、個人アカウントの友達に「いいね」をリクエストすることも可能です。
広告を配信できる
ビジネスアカウントでは、広告を配信できます。個人アカウントとは目的が異なるゆえの機能ですね。
ビジネスアカウントのページそのものやページの投稿を宣伝したり、自動広告を作成することも可能です。Facebookのリターゲティング広告については下記記事で解説しております。
>>サイト訪問者に追従広告を表示して利益率をアップさせる「リターゲティング広告」の設定方法
予約投稿ができる
ビジネスアカウントでは、個人アカウントではできない予約投稿が可能です。複数の投稿をあらかじめ予約しておくことができます。
何度もページにログインして投稿する必要はなく、日時を指定して自動化できます。便利なのは、最適な投稿時間を提案してくれる点です。
過去7日間でそのページのフォロワーが最もアクティブだった時間帯に基づいているため、その時間に予約投稿しておけば、閲覧される可能性が高くなるということですね。
インサイトを確認できる
ビジネスアカウントでは、その投稿へリーチした人数やエンゲージメント数(リンククリックやリアクション等)を確認できます。
どの時間帯のどの投稿に、どれぐらい興味や関心があったのか、広告の効果などを確認可能です。
Facebookのビジネスアカウントを作成するメリット
Facebookのビジネスアカウントをつくる最大のメリットは、低コストで認知度を高められ、ユーザーとコミュニケーションが取りやすくなる点ではないでしょうか。
ビジネスアカウントは、個人アカウントがあれば、誰でも無料で作成可能です。
その上で、フォローしてくれているユーザーのフィードにも表示されますし、フィードに表示されている投稿には、気軽にコメントやリアクションも可能です。広告機能を使えば、認知度や知名度を高めて、ユーザーを関連サイトやランディングページに導くこともできます。
企業や組織といえど、気軽にコメントしたり、リアクションできる点を活かせば、ユーザーとのコミュニケーションの場としても運用いただけます。
また、ビジネスアカウントがあれば、Webサイト内にチャットツールを設置することも可能です。サイト訪問者とも気軽にコミュニケーションできます。下記記事で解説していますので、よろしければご覧ください。
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Facebookのビジネスアカウントの作り方
ビジネスアカウント(Facebookページ)の作り方はとても簡単です。
ビジネスアカウントには、そのページの管理者となる個人アカウントが必要ですので、無い方は先に作っておきましょう。>>新規アカウント作成ページ
以下で順番に解説いたします。まずは、そのページの管理者となる個人アカウントへログインして、左側のメニューから「ページ」をクリックします。
下記の「ページとプロフィール」という画面が開きますので、「+新しいページを作成」をクリックします。初めて作る方には、「管理しているページとプロフィール」は何も表示されません。
下記の「ページを作成」の画面が開くので、ページ名やカテゴリー、簡単な活動内容等を入力して、「Facebookページを作成」を押します。ヘッダー画像やプロフィール画像は後から設定できます。
↓のように「管理しているページとプロフィール」に追加されていればOKです。
該当のページをクリックすれば、ヘッダー画像やプロフィール画像を設定できます。
下記箇所の「基本データ」のタブで、詳細に情報を登録しておけば、ページの情報をユーザーに正しくアピール可能ですね。
手順は簡単ですので、ぜひ作成してみてください。
まとめ
Facebookのビジネスアカウント(Facebookページ)の作り方をご紹介いたしました。
個人アカウントとは性質が異なり、企業やサービスのブランディングにご活用いただけます。作り方も簡単で、運用コストも低いので、企業の公式ページとして作っておくといいかもしれません。Webサイトと連携すれば、新たな流入チャネルも確保できます。
費用はいくらかかりますか?
Facebookのビジネスアカウントを作成する際に費用はかかりません。
投稿を宣伝したり、Facebook広告を使う際などには費用がかかります。