WebサイトやブログのURLですが、末尾のスラッシュが気になったことはありませんか?
例えば、下記のようなURLの違いです。
example.com/blog
実際、どちらのURLを設定しても同じページが表示されることが多いですが、末尾のスラッシュには一体どのような意味があるのか。当記事では、URLの末尾のスラッシュの有無による違いについて解説いたします。
スラッシュの有無でサーバーに与える指示が変わる
結論からいうと、スラッシュの有無によってサーバーへの指示内容が変わります。
このスラッシュは、トレイリングスラッシュと呼ばれており、
- URLの末尾にあると、「ディレクトリを探して」
- URLの末尾に無いと、「ファイルを探して」
という指示になります。ここではディレクトリ=フォルダと考えていただいてOKです。
つまり、冒頭の例で説明すると以下のような違いがあります。
example.com/blog/ | 「example.com」の中の「blog」というディレクトリを探して |
example.com/blog | 「example.com」の中の「blog」というファイルを探して |
サーバーの動きの違いを理解しよう
サーバーに与える指示が異なるため、動き方に違いはあります。
ですが、至急変更しなければならないような問題は発生しません。
なぜなら、多くのサーバーでは、自動的にURLの末尾にスラッシュを付けてリダイレクトしてくれる仕様になっているからです。結果的にいずれのURLでも同じページを表示してくれます。
スラッシュの有無によるサーバーの動きは以下の通りです。
したがって、変更する重要度は低いですが、厳密にはサーバーの動きが異なることがわかります。
同じページが表示されるか確認しよう
重要度は低いですが、技術的にはスラッシュの有無で別のページを表示させることは可能です。
スラッシュの有無のみで、ページの内容が異なるとユーザーを混乱させてしまいます。念の為、あなたのサイトでもスラッシュの有無に限らず同じページが表示されることを確認しておきましょう。
参考:>>URL 末尾のスラッシュについて | Google 検索セントラル
スラッシュの有無に一貫性を持たせよう
同じページが表示されるのであれば大きな問題はありませんが、サイト内でスラッシュの有無が混在している場合はどちらかに統一した方が良さそうです。Googleのジョン・ミューラー氏も一貫性を持たせるべきと述べています。
The best solution is to be consistent and only use one version of a URL. Link to that version, redirect to it, use it in sitemaps, use it for rel-canonical, etc.
— John Mueller is mostly not here 🐀 (@JohnMu) July 11, 2019
URLの末尾はスラッシュありで統一するのが無難
まとめると、URLの末尾はスラッシュはありで揃えた方が無難です。
当記事で説明した通り、スラッシュの有無によってサーバーの動きが異なり、技術的には別のページを表示することも可能だからです。
なおWordPressの下層ページは、パーマリンクの設定次第でURLの末尾にスラッシュが付く仕様となっています。それらに合わせるという意味でもスラッシュありで統一した方がいいですね。
ページを第三者に共有したり、Webサイトやブログにリンクを貼る際なども、URLの末尾のスラッシュまで記載しておきましょう。
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