Macでは、デフォルト機能のみでPDFファイルにパスワードをかけることができます。
Adobeのソフトが無くても大丈夫です。PDFファイルはビジネスでの利用頻度も高いので、サクッとパスワード保護できると役立ちます。
というわけで当記事では、Macのデフォルト機能のみでパスワードをかける方法を解説いたします。
PDFファイルのパスワード保護はプレビューから行う
PDFファイルのパスワード保護は、プレビューの「アクセス権を編集」から簡単に行えます。
対象のPDFファイルをプレビューで開いたら、メニューバーの「ファイル」から「アクセス権を編集」をクリックします。
次のウィンドウが開くので、上部にある「書類を開くときにパスワードを要求」にチェックを入れ、任意のパスワードを入力します。
最後に、所有者のパスワードの入力して、「適用」をクリックすればパスワードで保護されます。
所有者はPDFの作成者のことです。ご自身で作成したPDFであれば、そのMac本体のログインパスワードで対応できるはずです。
「書類を開くときのパスワード」と「所有者のパスワード」は異なります。PDFを開く際に必要になるパスワードは「書類を開くときのパスワード」です。
設定が正常に適用されると、パスワードを入力しなけれればファイルにアクセスできなくなります。
その他に変更できるアクセス権
パスワード保護以外にも、アクセス権を変更して下記機能を個別に制限可能です。これは2021年リリースのmacOS 12 Montereyからアップデートされた比較的新しい機能です。もちろん2023年1月現在最新版のmacOS 13 Venturaでもサポートされています。
- プリント
- テキストまたは、グラフィックスをコピー
- ページの挿入、削除、または回転
- 注釈または署名を追加
- 既存のフォームフィールドへの入力
各チェックを外すと、その機能を利用する際に所有者のパスワードが必要になります。
上記例は、所有者のパスワード無しではPDFファイルをプリントできなくなる設定です。
AdobeのPDF編集ソフト「Acrobat」とも互換性があるので、WindowsユーザーとPDFファイルを共有する際にも自在にアクセス制限をかけることができます。
まとめ
Macのデフォルト機能「プレビュー」でPDFファイルをパスワード保護する方法を解説しました。専用のソフトは不要で詳細なアクセス制限も可能です。 意外と知られていないかもしれないので、Macユーザーの方はぜひ活用してみてください。
zipファイルにパスワードをかける方法はこちらで解説しています。
コメント