2023年6月25日、国内の多数のGoogleアドセンスユーザーに広告制限がかかる事例が発生しました。一体何が起きたのでしょう。
原因や対策について振り返っていきたいと思います。
広告制限の内容
6月25〜26日にかけて、該当するアドセンスユーザーに対し、一斉にGoogleから下記のメッセージが届いたようです。
違反対象となるサイトには広告が表示できなくなります。しかし、アカウントが停止になったわけではないので、これまで得た収益が消えることはありません。基本的には、やれるべき改善・対策を行い、後は解除されるまで寝て待つしかありません。
ツイッターの反応
Googleから「先日、お客様の AdSense アカウントで無効なトラフィックが検出されました。Google ではこの事態を受け、お客様のアカウントでの広告配信を制限いたしました」というメールが😨💦
全部はすぐに対応出来ないので取り急ぎでできる対策の自動広告をオフにだけしました😭夜にまた対応します😭— すずママ🐣ブログ初心者 (@zubora_danshari) June 26, 2023
あと、昨日Googleから「お客様の AdSense アカウントで無効なトラフィックが検出されました」のお知らせが来て配信制限されました😱
Twitter見たら、同じ様な方が大勢いたのでGoogle側の問題?とりあえず様子見。
— やぎこ@インスタ&ブログ継続中 (@yagiko15) June 26, 2023
誤解やって・・・。アドセンスの広告配信が制限されました。理由は無効なトラフィックが検出されたから。おそらく問題のページを読み込む時に何度もエラーが表示されて、そのたびにアドセンス広告が更新されるので意図的に広告を増やそうとしていると判断されたみたい。ほんまに誤解やって・・・😥
— ゆか@人見知りがブログとツイッターで副業する様子を発信中 (@yuka_chale) June 26, 2023
えー…
無効なトラフィックが原因で、アドセンス制限された。
自分でクリックをしてないし、アドセンス狩対策のプラグインを入れてるんだけど…。
一度広告止めた方がいいのかなー— NAMI✨ブログメインで副業しています✨ (@NAMI28281210) June 26, 2023
AdSense広告止まっちゃった
_( _•ω•)_ぺたぁ停止時期:2023年6月25日〜
理由:無効なトラフィックって方多いっすね…😱
— 夢野千春🌙ガジェット (@studio__de__) June 30, 2023
アドセンスの無効なトラフィック祭りがすごいですね。バン祭りにならないことを祈りながら静観します。
身に覚えないけどな~。— カマクラゴンゴロー (@kabukijyuhachi) June 27, 2023
「無効なトラフィック」が原因のAdSense広告配信制限が広範囲で確認されています。
Google側のエラーを疑うレベル。
とくに不審なアクセス等を確認できないなら、何もせず静観しておくのがいいかも。
なお、アドセンス狩り対策プラグインはほとんど効果ありません(相手がスマホだと意味ない)。
— 瀬尾@Reinx 🆓 (@ReinxWeb) June 26, 2023
今日は AdSense で「無効なトラフィックが原因で広告配信に制限をかけられた」との相談がやたらと多い。
特に AdSense 初心者にありがちな NG 行為はこちら。
・自己クリック
・相互クリック
・クリックの依頼
・自分でインプレッションを増やす— 竹中文人@Google Product Expert (@TFumihito) June 26, 2023
AdSenseコミュニティの反応
AdSenseヘルプサイトのコミュニティでも広告制限に関する質問が殺到し、運営側がスレッドの整理に入る始末。
>> 「広告配信が制限されました」について – Google AdSense コミュニティ
原因と対策
広告制限が起こった要因は「無効なトラフィック(アクセス)の検出」によるもの。
Google側の定義によると、無効なトラフィックとは下記の通り。
- サイト運営者様が、ご自身のライブ広告をクリックしてクリック数やインプレッション数を増やすこと
- 1人以上のユーザーが繰り返しクリックして、クリック数やインプレッション数を増やすこと
- サイト運営者様がご自身の広告でのクリックを誘導すること(例: 広告をクリックするようユーザーを誘導するあらゆる言葉、大量の偶発的クリックを誘発する広告掲載など)
- 自動クリックツールやトラフィック ソース、ロボット、その他の不正な行為を行うソフトウェア
今回の広告制限騒動を見ると、「自クリックもクリック誘導もしていない」という声が大半でした。そのため、アドセンス狩りが疑われるのもわかります。
ですが、多数のアドセンスユーザーに一斉に制限が入っている状況から、アドセンス狩りの可能性は低いと思われます。Google側で違反の検知方法に何らかの変更が加えられた可能性の方が現実的でしょう。
コミュニティでは下記のガイドを提示されています。
- ご自身で記事のプレビュー等の際に広告を表示していないか
- ツイッターやインスタ等で宣伝していないか
- 家族や友人知人等で閲覧したりクリック等をしていないか
- 広告を強調したり矢印等で指し示していないか
- ブログ村やブログランキング等を指してクリックを誘導していないか
- 他のページを見させるような文言が入っていないか
また、大量の偶発的クリックを誘発する広告掲載が疑われている可能性もなきにしもあらずです。誤ってクリックしかねない位置に広告を掲載している個人ブログは実際問題として少なくありません。
Googleアドセンスは2016年までは広告は1ページあたり3つまでしか表示できませんでした。それ以降、無制限に広告を設置できるよう規約が変更されたため、誌面に占める広告の割合も劇的に増えていきました。
広告制限措置の原因として、よく挙げられるのがトラフィックの質の改善です。しかし、広告の適正な設置数のや誤クリック対策も同時に考えておいた方がいいでしょうね。
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