WordPressサイトにチャートやグラフを設置できるプラグイン「M Chart」をご紹介いたします。CSVデータを読み込んで、そのままチャート化できます。
このようなチャートをさくっと作成して、投稿記事や固定ページに設置できるプラグインです。
それでは早速みていきましょう。
目次
「M Chart」の機能概要
2023年11月現在、チャート生成系のプラグインの中でも最もインストール数の多いプラグインです。機能概要は以下の通り。
- チャートのデータをCSV形式でインポート/エクスポートできる
- チャートのタイプが豊富
- 管理画面内でチャートをプレビューできる
- カスタム投稿タイプ形式でチャートを管理できる
- ショートコードで任意の箇所に設置できる
管理画面でプレビューできる点と、CSVでデータをインポート/エクスポートできる点は、非常に使い勝手がいいですね。
プラグインのインストール
管理画面から「M Chart」を検索してインストールするか、下のボタンからもダウンロード可能です。プラグインファイルを wp-content/pluginsディレクトリにアップした後、管理画面から有効化してください。
プラグインのインストールにつきましてはこちらで詳しく解説しています。
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チャートのつくり方
以下の手順でチャートやグラフを作成できます。余談ですが、チャートというのは、厳密には円グラフや棒グラフ、折れ線グラフなどを含めた図表の総称のようです。
- データの設定
- チャートの設定
- 埋め込む
データの設定
ダッシュボードの左側に「チャート」という項目が追加されているので、まずは「チャートを追加」を押します。ここでチャートのタイトルを入力して、元となるデータを入力します。
タイトル下部の「ここに翻訳を入力してください」という部分は簡単な説明書きと思っていただければ問題ないです。
例:月別の会員数の推移を表した折れ線グラフです(未入力でも使えます)。
手入力はもちろん、CSVデータでインポートできるのが便利ですね。例えば、このような感じです。
基本的には、項目を縦に並べ、それぞれの右側に値を入力していくといいです。
簡易的な例ですが、MacのnumbersでCSVデータを作成するとしたら、このような感じです。
このデータの設定部分が「M Chart」のもっとも便利な機能のひとつといっていいでしょう。項目と数値が入力してあるCSVデータさえあれば、簡単にチャート化できます。
チャートの設定
データの入力が終わったら、ほぼできたも同然ですが、チャートのデザインを設定していきます。リアルタイムプレビューされるので、つくりやすいです。
↑の項目別に紹介いたします。
チャートのタイプ
タイプやThemeと書いてある部分で、チャートのタイプやデザインを決めます。
シンプルな折れ線グラフ(ライン)のほか、バーや円グラフ、ドーナツ型、レーダー式のチャートまで豊富なパターンから選べます。
Themeを切り替えると、カラーが変更されます。
高さ(サイズ)の設定
高さでは、出力されるチャートのサイズを設定します。ミニマム300pxに制限されているようです。チャートのデザインによって変更してみてましょう。
行/列のどちらでデータを解析するかを選ぶ
「でデータを解析する」という部分では、データをチャートに反映させる際に「行か列」のどちらを基準にするのかを選択できます。
このように横軸でチャートのデータを入力しているのであれば、「行」で解析します。
初期値は「行」になっています。
ラベル・凡例の有無
「Show labels」「凡例を表示」というチェックボックスでは、それぞれの表示/非表示を設定できます。
凡例:チャート下部に表示される項目名
チャートのタイプで「ライン」などを選択時に表示される「Shared tooltip」ですが、チェックの有無に関わらず、ツールチップに変化がないため用途は不明です。
ツールチップとは、チャートにカーソルを合わせた際に表示される情報です(下記赤枠箇所のことです)。
縦軸・横軸のタイトル・単位
チャートの縦軸、横軸のタイトルと単位を設定します。あらかじめ複数の単位を用意してくれていますが、適当なものが無い場合は「会員数(人)」のようにタイトルに含めてしまえば問題ないです。
チャートのタイプによっては、「Force vertical axis minimum:」という項目が出現し、ここにチャートの最低値を設定できます。
ここまで設定が済んだら、右上にある「公開」を押して完成です。
埋め込む
完成したチャートをページに表示させるには、専用のショートコードを埋め込みます。
ショートコードは、編集画面の下部にあります。これを任意の投稿記事や固定ページにコピペすればチャートが表示されます。
また、M chartで作成したチャートは、画像としてメディアライブラリに保存されます。以下の箇所で、保存される画像を確認できます。
初期設定では自動で画像が生成され、保存されるようになっていますが、不要な方は下記箇所より自動生成を無効化できます。
チャートを作成するたびに、メディアライブラリに画像が増えていくので、特にこだわりが無ければ無効化しておくのがオススメです。
まとめ
いろんなタイプのチャートをCSVデータから生成してくれるWordPressプラグイン「M Chart」をご紹介いたしました。
手入力でもCSVデータでも値を設定しやすくて便利ですね。作成途中のチャートをプレビューできる点も使いやすいと思います。データを元にチャートやグラフをつくりたいときに便利なプラグインです。
ちなみに、ここまで高機能ではありませんが、弊社ではチャートが作成できるWordPressテーマも取り扱っています。
>> WordPressテーマ「Beyond」のチャート生成機能について
また、WordPressプラグインではありませんが、折れ線グラフがつくれる無料ツールもまとめています。ご興味のある方はどうぞご覧ください。
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