JPGやPNGなどの画像ファイルをWeb上で使うと、拡大時やデバイスサイズによってはぼやけてしまう。
そんな問題を解決するのが、SVGなどの「ベクター画像」とよばれるもの。ロゴやアイコンに利用されることが多い画像フォーマットです。SVG画像を作成するには、Adobe Illustratorなどのソフトを利用するのが一般的でしたが、今日ではAIツールを使って誰でも簡単に作成できるようになりました。
というわけで今回は、画像をアップロードするだけで瞬時にベクター画像に変換できるAIツール「Vectorizer.AI」をご紹介いたします。
「Vectorizer.AI」とは
JPGやPNGなどのビットマップ画像をSVGなどのベクター画像に変換してくれるAIツールです。
ブラウザ上で公開されており、誰でも簡単に使えます。米国ミネソタ州のミネアポリスに拠点を置くベンチャー企業「Cedar Lake Ventures, Inc.」が開発・所有しており、有料でAPIも提供しているようです。
Web上で使う分には無料で利用できますが、「ベータ期間中は無料」と書いてありますので、ゆくゆくは有料化されるのかもしれません。ログインやアカウント登録は不要です。
できること
- ブラウザ上に画像をドラッグ&ドロップ(アップロード)するだけで操作完了
- JPG,PNG,GIFなどのビットマップ画像をベクター画像に変換
- ダウンロードするファイル形式を選択できる(SVG/EPS/PDF/DXF/PNG)
- SVGやDXFの互換性の設定や描画スタイル、隙間補完などのオプションもある
- SVGのバージョンも選べる(1.0/1.1/1.2)
設定は色々ありますが、すべて初期設定のままでも十分に活用できます。ベクター画像をダウンロードする画面で、全設定について日本語で説明してくれています。
使い方
使い方は超簡単で、変換したい画像をドラッグ&ドロップするだけです。
赤枠箇所に画像を持っていけば、自動で変換作業が始まります。
弊社のロゴ画像(PNG)をドラッグ&ドロップしてみると..
すぐにこのような画面になり、ベクター画像が生成されます。変換前後がプレビュー表示されます。拡大すると画像のぼやけ方の違いが一目瞭然です。左上のボタンからダウンロードページに移動できます。
↑がダウンロードページで、初期設定のままダウンロードすることもできますが、諸々のオプション変更も可能です。下にスクロールしていくと、各オプションの詳しい説明を日本語で確認できます。
画面上部の言語ボタンには、複数の言語が用意されていて親切ですね。
日本語に関しては、機械翻訳感の少ない自然に理解できるレベルだと思います。
まとめ
画像をドラッグ&ドロップするだけで瞬時にベクター画像(SVG形式)に変換できるAIツール「Vectorizer.AI」をご紹介いたしました。
Web上で使うロゴ画像やアイコンをベクター画像に変換したいシーンに重宝しますね。Adobe Illustratorを持っておらず、ベクター画像の作成方法がわからないという方でも簡単に使えます。いろんなオプションを用意してくれている点もいいです。ぜひチェックしてみてください。
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