よくXのポストで、リプライではないのに「@shibasuke0813」のように書かれたポストを見かけたことはありませんか。「@ユーザーID」を入力したうえでポストする方法を、Xでは「メンション」または「@ポスト」と呼びます。
そこで本記事では、X運用におけるメンションの基本的なやり方はもちろん、SNSマーケティングの観点でも活用できる方法を紹介します。
X運用においてメンションは、数多くのユーザーに良好な関係であることを示しつつ、フォロワーを増やす方法としても活用できる機能です。
しかし、無闇にメンションをするとメンション相手に迷惑をかける事態も発生するため、本記事では利用上のマナーもお伝えします。
目次
Xのメンションとは
X運用におけるメンションとは、ポストの文章内で「@ユーザーID(例:@shibasuke0813)」を入力したうえで投稿する手法です。「@ユーザーID」で入力されたユーザーは、通知欄に表示されるだけでなく、メンション元の方との関係性を不特定多数の方に届けられます。
また、Xのメンションは文字数の制限内であれば、何人でも「@ユーザーID」として記載できます。
ただし、あまりにも多くのメンションをつけてしまうと、スパム扱いされてアカウント凍結のリスクがある点には注意してください。
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なお、X公式ではメンションのことを「@ポスト」と呼んでいますが、X運用をしている方の大半が「メンション」と呼んでいます。
よくある使い方
Xのメンションを使うシーンとしてよくあるのが、キャンペーンやコラボ企画のポストです。メンションをつけてポストすると、いいねやリプライなどがつく度に自分だけでなく、メンション相手にも通知が届きます。
メンションしてもらった側は、自分のアカウントを不特定多数の方に知ってもらえる機会となるため、インフルエンサーとのコラボ企画でも活用されています。
また、趣味としてXを活用している方がマルチプレイ相手を募集する際にメンションをつけている方もいるため、仲間内でも活用できる手法です。
さらにXのメンションは、自分がポストしていなくても、基本的には自分のフォロワーにもタイムライン上で表示されます。SNSマーケティングの視点から言うXのメンションは、フォロワー獲得の機会を増やす手法の1つなのです。
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リプライとの違い
Xのメンションとよく誤解されるのが、リプライ機能です。Xのリプライとは、あくまで他のユーザーがポストした投稿に対して行う「返信」のような機能です。
Xのリプライでは「@ユーザーID」をつけたポストではないため、交流に特化した機能になります。また、リプライをしているのが不特定多数のタイムラインに載る機会は、自分がフォローしているアカウントのタイムライン上のみです。
例えば自分がフォローしているのはAさんのみとして、AさんがBさんにリプライを送った場合、Aさんのリプライは自分のタイムラインに載ります(BさんがAさんに送ったリプライは載りません)。
一方でBさんがAさんのことをメンションありでポストした場合、Bさんをフォローしていなくてもタイムライン上に載ります。
X運用におけるメンションのやり方
X運用におけるメンションのやり方は、基本的に「@ユーザーID」をつければ完了します。ただし「@(アットマーク)」を含めてすべて半角で入力し、ユーザーIDの後ろに半角スペースを入れるのがメンション設定の条件です。
「@ユーザーID」を入力すると、メンションをつけたい相手の候補が一覧で表示されます。

表示された候補の中からメンションをつけたいアカウントを選択すれば、メンションが正常に機能します。また、一覧で表示されたアカウントを選択しなくても、ユーザーIDを直接入力してもメンションできます。
ただし、IDが違ったり半角でなかったりして正常に機能しない可能性があるため、なるべく一覧から探すのがおすすめです。
Xでメンションを使う際のマナーや注意点
Xのメンションは「@ユーザーID」を入力するだけで簡単に反映できる手法の1つですが、使う際には以下のような一定のマナーや注意点があるのも実情です。
メンションをつけることで、相手に迷惑をかけるだけでなく、イメージダウンする事態を防止するためにも、順番に解説していきます。
ユーザーIDの誤入力
Xでメンションを活用する際、メンション相手のユーザーIDを間違えていないか、細心の注意を払う必要があります。ユーザーIDを間違えたうえでメンションをすると、場合によっては関係ないユーザーに通知を送ってしまいます。
また、コラボ企画としてフォロワーを増やす意図でメンションしたくても、ユーザーIDが違うと適切なコミュニケーションが取れなくなるのです。何より、ユーザーIDの誤入力は、メンション相手への信頼性を欠如するだけでなく、間違われたアカウントに迷惑をかけてしまいます。
「X運用におけるメンションのやり方」でお伝えした方法でも、一覧で表示されたアカウントを誤ってクリックするケースも考えられます。メンションしたい相手が間違っていないか、念入りに確認するのがおすすめです。
メンション相手との関係性
Xでメンションは、前提として相手との関係性あっての方法と認知しておく必要があります。メンションは、全く関係性のない相手にメンションをしてしまうと、人によっては驚かれたり怖がってしまったりするものです。
また、いきなりインフルエンサーを含めた著名人にメンションをするのも、場合によっては悪質なアカウントとして認知されるリスクがあります。特にファンがいるインフルエンサーに悪い印象を与えると、メンションされたことをスクショつきでポストし、ファンが通報してくるケースも考えられます。
メンションをつけたい相手がいる場合、普段からリプライやDMなどで交流があり、相手に迷惑がかからないと判断するまで避けるのが無難です。さらに、良好な関係を中長期的に続けたい場合、メンションしても良いか、事前に確認しておくのがおすすめです。
メンション相手への通知量
Xのメンションは、自分がポストしていなくてもメンションしてくれたアカウントのエンゲージメント分の通知が届きます。言い換えれば、自分のポストに対して多くのいいねやリプライなどがついた場合、その分の通知がメンション相手にも届くのです。
メンションによる通知は、エンゲージメントの数によって通知の数は増減します。ポストがバズるようになると、数千・数万単位の通知を届けることになります。
つまり、メンションによる通知量次第では相手に迷惑をかける可能性もあるのです。また、スマホにも通知が届くように設定していると、場合によっては深夜・早朝関係なく通知が鳴るため、睡眠を妨げることもあり得ます。
多くのエンゲージメント数になるのは喜ばしいことですが、相手がスマホ通知をオンにしているか、聞いておくのが親切心のある対応になります。
相手に迷惑をかけないメンションのやり方
メンションをつけて相手に迷惑をかけないためにも、以下のやり方でメンションをつけるのがおすすめです。
ビジネス・プライベート、どちらでも活用できる方法になるため、ぜひ参考にしてください。
メンション相手に事前確認をする
メンションをつけてポストしたい場合、相手に事前確認するのが無難です。Xのメンションは、自分がポストしていなくても、いいねやリプライの数に応じて通知欄を埋めていきます。
中でもX運用に力を入れている方は、通知内容に細心の注意を払っている方が大半です。自分のポストについたリプライなのか、メンション元についたリプライなのか、都度確認する手間がかかるのも実情です。
メンション元についたリプライは、場合によって自分は反応しなくても良い内容もあります。しかし、良いねやリプライが止まない限り、通知は鳴り続けるのがメンションです。
X運用に力を入れている方のアカウントをメンションする場合は特に、メンション相手への事前確認をしておくと、良好な関係が築きやすくなります。
@ではなく#(ハッシュタグ)で代用する
メンションをつけることにより、メンション相手に余計な通知を送るのを避けたい場合、@ではなく「#(ハッシュタグ)」で代用するのがおすすめです(例:#shibasuke0813)。
インフルエンサーのアカウントは特に「おはよう」という何気ないポストでも、多くのいいねやリプライが届くものです。その分、メンション相手にも通知が送られてしまうため、エンゲージメントの平均値次第ではハッシュタグで代用しましょう。
ハッシュタグで代用すると、メンションとしては機能しないため、相手に通知は届きません。しかし、ユーザーからすると「この人が関わっているんだ」と認知してもらえます。
X内で活用するメンションとハッシュタグの機能性は損なわれますが、相手への配慮を考えると、ハッシュタグで代用すべきシーンもあるのです。
「Xでよく見るハッシュタグは付ける意味あるの?」 「一見するとハッシュタグを付ける意味がないと思うけれど……」などと感じている方もいるでしょう。 Xのハッシュタグは、場合によっては意味のない付け方になりますが、付ける意味を理解し、効果的に活用すれば、フォロワー増加やX集客が見込めます。 ...
Xのメンションがおすすめな活用シーン
Xのメンションは、ある程度のマナーを守ったうえで活用するのが無難ですが、コラボ企画は特にメンションの活用がおすすめです。
例えば企画主のアカウントでキャンペーンのポストをする際、双方アカウントをフォローするのが、参加・応募資格に設定する方法が挙げられます。
この方法は、フォロワーを増やす方法でもあり、インプレッションやエンゲージメントの数を高めるため、認知拡大につながります。また、キャンペーンに参加・応募する条件はいずれも無料でできるため、セールス感が薄れるのも特徴です。
しかし、キャンペーンに参加・応募するためだけにフォローやリポストなどをし、キャンペーン結果次第ではフォロー解除される可能性もあります。
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— 柴﨑祐介|発信軸・Kindle出版・X運用サポーター (@shibasuke0813) March 29, 2023

Xのメンションができない時の対処法
Xのメンションができないシーンとしてよくあるのが、上手く機能しなかったり通知が来なかったりするシーンです。
Xのメンションが上手く機能しない場合、以下が原因になっているケースが大半です。
- 「@ユーザーID」のすべてが半角になっていない
- 「@ユーザーID」の後ろに半角スペースが挿入されていない
- メンションしたい相手にブロックされている
また、メンションされても通知が来ない場合、フィルターがかかっている可能性があります。Xの設定でフィルターがかかっていると、該当するアカウントからの通知は届きません。メンションによる通知が来ない場合、以下のステップで設定を変更しましょう。
- 「設定とプライバシー」を選択する
- 設定欄の「通知」を選択する
- 通知の「フィルター」を選択する
- 「クオリティフィルター」のチェックを外す
- 「ミュートしている通知」を選択し通知が不要な箇所のみチェックを入れる
なお、フォローしているアカウントの通知には影響しないため、設定を見直してみてください。
関係性のない相手からのメンションを解除する方法
関係ない相手からメンションされた場合、該当ポストを消してもらうのは交渉次第になりますが、通知を解除する方法はあります。関係ない相手からのメンションによる通知が来ないようにするには、以下のステップで対応可能です。
- メンションがついたポストの「…」の3点リーダーを選択する
- 表示される項目の中から「この会話から退出」を選択する
- 「この会話から退出しました」と表示されてば解除が完了します
上記のステップで解除すればXのシステム上、メンションができていない状態になるため、通知が届かなくなります。仮に悪質なメンションと感じた場合、通報すればアカウント凍結する対応をしてもらえる見込みもあります。
以下の記事では、X運用を通じて悪質なアカウントが現れた時の対処法を網羅的にまとめているので、あわせてご覧ください。
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まとめ
本記事では、X運用におけるメンションについて、基本的な機能性やリプライとの違い、やり方、活用上のマナーなどを解説しました。本記事の内容をまとめると以下の通りです。
Xのメンションは、フォロワーを増やすための方法でもあるため、多くの方から認知される可能性を高めます。しかし、メンションは多くの通知を送ることにもなり、ある程度のマナーを守ったうえで活用するのが無難です。
コラボ企画をもとにキャンペーンを告知し、自分のメディアへの流入を増やすためにも、ぜひメンションを活用してみてください。なお、以下のWordPressテーマは、X運用とSEOとの相性が良い要素が盛り沢山です。







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