不動産ポータルサイトとは、物件の高度検索システムと不動産データベースを持つウェブサイトのことです。当記事では不動産ポータルを自社で運営している不動産企業をご紹介します。

また、不動産ポータルではないが、物件情報を紹介するメディアを運営している不動産会社も併せて紹介します。

不動産ポータルやメディアを運営したい不動産屋さんの参考になれば幸いです。

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物件検索ポータルサイトの特徴

物件検索ポータルサイトは普通のウェブサイトとは違って、以下の特徴が挙げられます。

  • 最新の都道府県・市区町村・路線・駅データが登録されている
  • エリア・駅路線・賃料(価格)・広さ・間取りなどの物件情報が検索対象である

不動産の物件検索ポータルサイトの検索システムは非常に複雑です。検索対象となる項目が多く、市区町村や駅とも紐づけられるため、開発の難易度も高いのが特徴です。

物件検索ポータルサイト開発の費用と期間

ゆえに開発のコストと工期も通常のウェブサイトのようにはいきません。一からオリジナルで開発する場合は、システム開発に加え、Webデザインやコンテンツ作成も含めると1000万円を超えることも珍しくありません。大手不動産会社はこれよりももっと高額な費用を支払って開発しています。

不動産ポータル開発の手段 初期コスト 年間コスト
A社 オリジナルで一からシステム開発 1000万円〜 120〜240万円
B社 既存テンプレートを使った開発 300万円前後 60〜150万円
C社 プラグイン&テーマを購入し、自社で作業 66万円 7万円〜
GRAVITY テーマを購入し、自社で作業 20万円 1〜3万円

自社運営の物件検索ポータルサイト制作事例

物件検索システムと不動産データベースを持つポータルサイトを自社で運営しているところを紹介します。

自社では不動産仲介は行わないものの、物件情報を多く掲載している不動産プラットフォーム(SUUMOやアットホームなど)のご紹介はこちらの記事で行っています。

goodroom

goodroom
goodroom(グッドルーム)は、グッドルーム株式会社が運営する不動産ポータルサイト。賃貸住居物件とマンスリーマンションが紹介されています。

goodroom

R-STORE

R-STORE
R-STOREは株式会社アールストア、GATES株式会社が運営する不動産ポータル。大手ポータルサイトに頼らず、自社のWEBサイトやスマートフォンアプリで顧客を集めています。

R-STORE

WILL

Will
WILLは、株式会社ウィルが運営する不動産ポータル。関西、名古屋、東京の賃貸売買物件を紹介しています。

WILL

福屋不動産販売

福屋不動産販売
福屋不動産販売は、あの福屋工務店の系列企業。首都圏・関西・福岡の不動産物件を紹介しています。

福屋不動産販売

いい部屋ネット

いい部屋ネット
大東建託が運営する「いい部屋ネット」。全国の賃貸物件中心。

いい部屋ネット

すみふの仲介ステップ

すみふ
住友不動産販売が運営する「すみふの仲介ステップ」。

すみふの仲介ステップ

三井のリハウス

三井のリハウス
三井不動産リアルティ株式会社が運営する「三井のリハウス」。

三井のリハウス

阪急阪神の仲介

阪急阪神の仲介
阪急阪神の仲介は、阪急阪神不動産株式会社が運営する不動産情報サイト。ジオ、阪急阪神沿線沿いの物件が多いです。

阪急阪神の仲介

エイブル

エイブル
エイブルは株式会社エイブルが運営する不動産フランチャイズ。賃貸のみ掲載。

エイブル

アパマンショップ

アパマンショップ
アパマンショップはApaman Network株式会社が運営する不動産フランチャイズ。物件掲載数は約220万件。賃貸のみ掲載。

アパマンショップ

賃貸住宅サービス

賃貸住宅サービス
賃貸住宅サービスは株式会社グラートが運営する不動産フランチャイズ。物件掲載数は約16万件。賃貸のみ掲載。

賃貸住宅サービス

物件検索ポータルサイトを成功させるには?

大手の不動産会社が運営する物件検索ポータルサイトでは、物量勝負が可能です。レインズの募集物件を全て掲載することも可能です。仮に10万件の物件を登録しておけば、流入経路も10万以上となるわけですから自ずと集客に至る数も増えます。

中小の不動産屋がポータルサイトの場合は、物量勝負より効果的な手段を選ぶほうが賢いでしょう。

  • コンセプトを決める(単身女性・防音室・ペット・若者向け等)
  • 特定のエリア・分野に絞る
  • ある程度の物件数は用意する(200件以上)
  • 更新頻度を上げる(リピートユーザーを増やす)

今や不動産もウェブで探す時代です。不動産屋の集客も店舗の看板ではなく、ウェブに移行しています。不動産屋さんが独自の物件検索システムを所有するのも当たり前の時代となっていくことでしょう。

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