Googleの検索結果には、ユーザーの検索意図に合わせて自動生成されるさまざまな表示内容があります。強調スニペット・PAA・ナレッジパネルなどが代表例で、通常のリンクよりも多くの情報を一目で確認できるのが特徴です。

この記事では、それぞれの表示内容の特徴や仕組み、サイト運営者ができる対策を解説します。

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検索結果の表示内容の種類

Googleが検索意図に応じて自動生成する主な表示内容の仕組みと、サイト運営者ができる対策の2つの観点からまとめます。

強調スニペット

強調スニペット

強調スニペットは、検索結果にページ内容が抜粋として表示されるタイプです。場合によっては抜粋文だけで問題を解決できることもあります。

サイト運営者ができること
・記事内に質問形式の見出しを設置する
・一文を短く端的にまとめる
・箇条書きや表で整理する

検索意図に合致した端的な回答や、箇条書き・表形式で整理された情報は、強調スニペットに表示されやすくなります。

関連する質問(PAA)

検索結果に表示されたPAA

PAAは「People Also Ask」の略で、ユーザーの検索キーワードに関連する質問を自動で表示するタイプです。モバイル検索では表示機会が多く、強調スニペットよりクリックされやすい傾向があります。

サイト運営者側では、強調スニペットと同様の対策が有効です。PAAの仕組みや表示テクニックについては、下記記事で詳しく解説しています。

ナレッジパネル

ナレッジパネルの例(昭和天皇)

ナレッジパネルの例(ブルジュハリファの高さ)

ナレッジパネルは、人物・企業・地域などに関する情報を、Googleがまとめて表示するタイプです。検索キーワードに対する公式情報や概要などを、自動で整理して表示してくれます。

基本的に、サイト運営者側で制御はできません。ナレッジパネルは、Googleのナレッジグラフという独自データベースをもとに自動生成されます。

ナレッジグラフは、政府機関・公式サイト・信頼性の高い情報源などから整理して構築されたGoogle独自のデータベースです。
>> Googleのナレッジグラフの仕組み – ナレッジパネル ヘルプ

とはいえ、公式サイトやSNSに正確な情報を掲載しておくと、間接的にパネル生成の可能性が高まることがあります。情報は常に最新に保つようにしましょう。

ナレッジパネルとは別物ですが、Googleビジネスプロフィールを設定しておくと、次のような情報を検索結果に表示できます。

Googleビジネスプロフィール

自分の会社やお店の情報を正しく設定しておきましょう。詳しくは下記記事を参考にご覧ください。

リアルタイム表示

リアルタイム表示

天気、株価、スポーツの試合結果などがリアルタイムで表示される仕組みです。ユーザーは検索結果を開いた時点で最新情報を確認できます。

気象庁やYahoo!ファイナンス、公式スポーツサイトなどが情報源になるため、基本的に個人のサイト運営者側で制御することはできません。

トップニュース

トップニュース

日本ではトップニュースとして表示される上記のようなブロック。

本国ではTop Storiesと呼ばれており、新しく信頼性の高い記事が優先的に表示される仕様です。ユーザーは検索結果から直接最新ニュースを確認できます。

大手メディアが強力なドメインと大量の記事を持つため、新興・個人メディアが常時選ばれるのは難しいです。ただし、取材記事や速報性の高い情報を継続的に発信すれば、一時的に掲載される可能性はあります。

スポンサー広告

スポンサー広告

スポンサー広告は、検索結果の最上部や下部に広告として表示されるタイプです。

明確に広告枠として扱われ、ユーザーのクリック状況や広告の品質スコアによって表示位置が変化する仕組みです。

広告主が設定したキーワードに基づいて、検索意図に合致した広告が優先的に表示されます。オーガニック検索(自然検索)とは完全に別枠で管理されており、SEOによる表示とは関係ありません。

画像パック

画像パック

画像パックは、検索結果の中で関連性の高い画像がまとめて表示されるタイプです。ユーザーはスクロールで関連画像を確認し、クリックすると大きな画像や元ページにアクセスできます。

サイト運営者ができること
・高品質で関連性の高い画像を用意する
・alt属性、タイトル、キャプションを適切に設定する
・画像だけでなく記事全体のSEOを最適化する

中小規模のブログでも、検索意図に合致したオリジナル画像や比較画像を使うと表示されるケースがあります。alt属性(代替テキスト)については、下記記事でご紹介しています。

動画カルーセル

動画カルーセル

動画カルーセルは、YouTubeなどの動画コンテンツが、スクロール形式でまとめて表示されます。ユーザーは検索結果から直接動画を視聴したり、元ページへアクセスできます。

特にハウツー系の動画はアルゴリズムと相性が良く、記事と動画の両方を持つサイトは有利です。

サイト運営者ができること
・YouTubeにその動画をアップする
・動画タイトル、説明文、タグを最適化する
・再生数や高評価などYouTube内の評価を向上させる
・サムネイルを魅力的に設定する

「こうやれば確実に表示される」というわけではありませんが、ブログのSEO対策と同様に抑えるべきポイントがあるということです。

まとめ

Googleの検索結果で見られるさまざまな表示内容についてご紹介しました。

強調スニペットやPAAのように、サイト側の工夫で表示されやすくなるタイプもあれば、ナレッジパネルやトップニュースのようにGoogleのデータベースに依存するものもあります。

サイト運営者は、基本的なSEO(構造化、見出しの整理、画像・動画の最適化)を丁寧に行うことで、表示される可能性が高まるはずです。

また、サイト側で積極的に狙える「リッチリザルト」という仕組みもあります。詳しくは下記記事でご覧ください。

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