2019年上半期のTCDは新元号に合わせて、日本をテーマにしたWordPressテーマ三部作である「TOKI」、「NUMERO」、「MIKADO」をリリースしてきました。日本が題材と言っても、それぞれに異なる特色のあるラインナップです。また、WordPressで自分だけのSNSが制作できる「ZOOMY」や美容整形をテーマにした「NOEL」も話題を呼びました。さて、後半はどうなるんでしょうか。
当記事では2019年上半期(1−6月)を振り返る意味で、TCDでもっとも売れたWordPressテーマを15位から1位までシェアしたいと思います。Webサイト市場のトレンドやWordPressテーマ選びにご活用頂ければ幸いでございます。
15. Bloom
用途:ウェブマガジン、ブログ
TCDでオーソドックスなブログテーマと言えば、こちらのテーマがありますが、その中でも一番人気となっているのが「Bloom」です。「Bloom」は、シンプルなレイアウトではありますが非常に多機能で、広告スペースも多く含んでいます。フッターのさりげないパララックスエフェクトがなにげにオシャレで、人気です。
14. Beauty
用途:美容室、サロン
美容室向けに開発された本格派サロン「Beauty」。スタイル検索という新機能を実装しているのも特徴で、実際多くの美容室で利用されています。
13. RUMBLE
用途:ウェブメディア
TCDの海外進出を視野に入れて制作されたウェブメディア構築用WordPressのテーマ。デザインテイストも海外仕様となっており、英語にローカライズして活用するのもありです。大規模なメディアを構築する際にはご利用ください。破壊力抜群です。
12. VOGUE
用途:不動産デベロッパー、建築デザイン、コーポレートサイト
不動産デベロッパー向けのWordPressのテーマ。物件の内観、外観を美しく表現する演出が散りばめられています。特に圧巻なのはヘッダーの4分割スライダー。スライダー内には動画や静止画を設定することができ、マウスホバーで絵が切り替わる仕様となっています。まずはデモサイトをご覧ください。見ればわかる美しさです。
11. Agenda
用途:政治家、ファイナンシャルプランナー、個人起業家
個人事業主向けの”コーポレートサイト”として制作された「Agenda」。デモでは政治家をイメージしたサイトになっていますが、個人の実績や能力を売っていく必要のあるビジネスは政治家だけに限りません(政治家はビジネスと言わないかもしれませんが)。その意味で、「Agenda」はあなたの主張であったり考え方も含めたポートフォリオサイトとなるのです。
10. KADAN
用途:旅館、神社、呉服店
TCDテーマ初の縦書きが可能なWordPressテーマ。日本語は元々縦書きを前提としてつくられた言葉です。ゆえに、縦書きの右読みが一番美しい表現であるという思いを籠めて開発されました。「KADAN」は主に旅館で利用されており、食事やお部屋の美しさをトップページ内の写真でふんだんに伝える構造となっています。
9. AVANT
用途:行政、イベント情報、コミュニティサービス
行政であったり、イベントを中心に行っているビジネスで利用されている「AVANT」。未来の投稿をソート表示させる「スケジュール」ページが特徴で、未来や過去のイベント告知ページをコンテンツにすることが可能です。
8. OOPS!
用途:ランディングページ
ランディングページ型のウェブサイトを構築するなら「OOPS!」が良いでしょう。最近はアプリやウェブサービスがローンチされる際のランディングページは「OOPS!」型のものが多く、トップページで申し込みや成約に持っていく導線が主流です。今後も売れ続けるWordPressテーマとなるでしょう。
7. FAMOUS
用途:フォトグラファー、ユーチューバー、クリエイター
クリエイター向けのポートフォリオサイトとして使える「FAMOUS」。とにかくセンスの良さを最大限に表現できるのが特徴です。また、テーマオプションでモーダルウィンドウを作成・制御できるので、ご自身の作品(動画・静止画)をポップアップとして美しく表示させることが可能です。
6. BIRTH
用途:大学・市民病院、診療所、製薬会社
医療系、病院のウェブサイトで使える「BIRTH」。デモでは誕生と掛け合わせ、産婦人科をイメージしました。オーソドックスなレイアウト、かつ透明性を表現するデザインとなっておりますので、製薬会社などの企業にも活用できます。
5. ICONIC
用途:ECサイト
TCD初の本格ECサイトとしてリリースされた「ICONIC」。日本ではもっとも有名なWordPressプラグイン「ウェルカート」を利用し、ECサイトを簡単に構築することができます。これまでウェブカートに対応したWordPressテーマでは、デザイン性の高いものが存在しませんでした。ですが、「ICONIC」を使えばそれができる。ウェルカートの既存ユーザーが一気に「ICONIC」に乗り換えることになったテーマとなります。
4. Switch
用途:コワーキングスペース、ゲストハウス
コワーキングスペースをイメージした「Switch」。清潔感と明るさ、そして人との繋がりをデザインで表現しています。ヘッダーの動画でひと目でユーザーの気を引くインパクトがあります。
3. ZOOMY
用途:個人SNS、会員制SNS
昨今、流行っているオンラインサロンもそうですが、個人で情報を発信しつつも、ユーザーを巻き込んだマーケティングを打つにはSNSの活用は免れません。そんな時、facebookを利用するのもいいですが、それに加えて個人の会員制SNSを持つのも、ライバルとの差を広げるのに役立つ施策です。また、「ZOOMY」のようなメールアドレスでの登録が必要な会員制SNSは、メルマガ読者を集めるのにも有効なテーマです。マーケティング的に非常にプラス要素の大きいWordPressテーマであると言えます。
2. GENSEN
用途:ポータルサイト、比較検索サイト
アフィリエイター御用達の「GENSEN」。比較検索サイトはアフィリエイトサイトには人気のサイトであり、現に収益が上がりやすいタイプのものでもあります。ただ、このクラスのサイトを1から制作しようとすると7桁、下手をすると8桁ほどの開発費がかかります。それが格安で構築できるという点でロングセラーとなっているWordPressテーマです。
1. NANO
用途:中堅・大企業/上場企業向けコーポレートサイト
堂々の1位はコーポレートサイトを構築できるWordPressテーマ「NANO」。従業員100名以上の企業から東証一部上場の大企業をイメージしてつくられています。ゆえに、コンテンツ量が多くても成立するし、むしろコーポレートサイトで集客を狙ったメディア機能に力を入れたWordPressテーマとなっております。今は単にコーポレートサイトをつくっただけでは人は集まりません。積極的に人を集めるための施策をつくるための「器」として、多くの企業様に「NANO」は使われているのです。
早くも2019年も後半となりました
いかがだったでしょうか。一般企業や個人事業主、リアル店舗、そしてブロガーやアフィリエイターなど広範なユーザー様にご利用頂いた結果のランキングとなっているかと思います。今後は個人の時代とも言われていますし、動画コンテンツを主流とした個人のクリエイターが台頭する時代に備えたWordPressテーマもリリースしていきたいと思います。ただ、新しい分野に関するものだけでなく、日本の歴史や文化に根ざした和のテーマ開発も引き続き続けたいですし、飲食店にしてもまだまだラインナップが少ないので今後もアッと驚いて頂けるようなものを開発していきたいと思います。
2018年のランキングはこちら↓。時代の変化を感じられておもしろいです。