YouTubeの動画制作に最適なフォントの選び方と目的別フリーフォントまとめ

YouTubeのサムネイルや動画内のテロップの存在をより一層引き立てるのがフォントです。配色やアニメーションに加え、目的に沿ったフォントを活用すれば、その印象をさらに高めることができます。

さらに多くのYouTuberが使用しているフォントは無料で手に入るものが多いため、当記事では無料かつ商用利用可能なフォントを紹介しますので、参考にしていただけると嬉しいです。

2020年8月に厳選したフリーフォントサイトをまとめていますが、ライセンスや利用規約等は、随時変更される可能性があります。利用する前に各サイトにて必ずご確認ください。

YouTubeのフォント選びで大切なこと

フォントといっても様々な種類があり、始めは何を使えば分からない場合がほとんどです。基本的には下記の2種類のフォントを使い分けるようにしましょう。

• 字幕用フォント
• 装飾用フォント

まずは、字幕用（視聴者が読むため）のフォントを1つ決めてベースとなるテロップを作成し、強調したいところだけに装飾用フォントを使うとより効果的にイメージを伝えることができます。

YouTubeの字幕用フォント5つ

字幕となるフォントを決める時は、とにかく読みやすさを意識しましょう。可読性の低いフォントを多用してしまうと、視聴者にストレスを与え、離脱率を高めてしまう可能性があります。

また、背景となる映像によっては、テロップが見えにくくなる可能性があるため、文字の境界線や背景に色をつけたり、太めのゴシック体を活用することでより読みやすいテロップにすることが可能です。

ヒラギノ角ゴシック

「ヒラギノ角ゴシック」は、YouTuberの中でも使用されている方が多い基本のフォントといえる存在です。どのようなジャンルでも活用できますし、MacやiPhoneの方なら標準で搭載されているので、手始めに使用するフォントに最適です。

Rounded M+

Rounded M+

「Rounded M+」は、丸みを帯びたゴシック体が特徴的なフォントです。こちらもヒラギノ角ゴシックと同様に太さを数種類から選ぶことができるため、汎用性の高いフォントといえます。また、文字の丸みが弱い「Rounded-L M+」や丸みの強い「Rounded-X M+」等も用意されているため、試してみるといいですね。

ラノベPOP

ラノベPOP

YouTuberが使用しているフォントといえば、こちらをイメージされている方が多いのではないでしょうか。「ヒラギノ角ゴシック」や「Rounded M+」よりも若干癖のあるフォントのため、ちょっと普通すぎるフォントを使いたくない方やエンタメ系のコンテンツを発信している方にオススメです。

コーポレート・ロゴ

コーポレート・ロゴ

「コーポレート・ロゴ」は、かな文字が縦長にデザインされている暖かくて優しい印象のフォントです。ビジネス系のコンテンツを発信している方もこちらのフォントを使えば、どこか親しみやすさを演出することができますね。

やさしさゴシック手書き

やさしさゴシック手書き

「やさしさゴシック手書き」は手書き風で少しガタガタしている可愛らしいフォントです。太さを変えることはできませんが、女性やかわいい雰囲気を出したいYouTuberの方はベースフォントとして活用してもいいかもしれません。

YouTubeの装飾用フォント5つ

字幕となるフォントを選ぶことができたら、字体が特徴的なフォントを使って装飾していきましょう。下記に紹介するフォントは、色や大きさ等を工夫することでより強い印象を与えることができます。

テロップの一部に使用したり、サムネイルに使用すると効果的です。また、「なんでやねーん」の部分を見て、どう印象が変わるかもチェックしてみてください。

キルゴU

キルゴU

「キルゴU」は、とにかくインパクトが強いフォントです。このフォントだと大きな声で「なんでやねーん」と言われている気分になりますね。とにかく目立つので、派手な色と組み合わせてサムネイルに使われている方が多いようです。

851チカラヅヨク

851チカラヅヨク

「851チカラヅヨク」は、細い字体にも関わらず、どこか勢いと力強さを感じるフォントです。このフォントの場合は、いきなり「なんでやねーん」とツッコまれたような気分になります。ツッコミ等のテロップに使えそうですね。

851チカラヨワク

851チカラヨワク

「851チカラヨワク」は、ふにゃふにゃとしてて弱々しい印象を受けるフォントです。このフォントの場合は、か弱い声で「なんでやねーん」と言われたような気分になりますね。おふざけやネタの場面で活躍できるフォントです。

吐き溜

吐き溜

「吐き溜」は、いかにも毒々しく怖そうな印象を感じるフォントです。このフォントで「なんでやねーん」と言われると、なんか辛いことでもあったのかなと思ってしまいます。ホラー系の企画や何か辛いことがあった時に使用すると絶望感を演出できます。

ふい字

ふい字

「ふい字」は、サインペンで書いたような手書き感の強いフォントです。このフォントで「なんでやねーん」と言われると、まるで可愛らしい子どもたちからツッコミをされたのかなと錯覚しそうな勢いです。子供向けのコンテンツや可愛らしい印象を与えたい場合に最適のフォントです。

他にも様々なフォントを使いたい方へ

当記事では使用頻度が高く、よくある場面で使えそうなフォントを厳選して紹介しました。これらのフォントを知っておけば間違いなく動画の表現力を高めることができるでしょう。

他のフォントを知りたい方は「フリーフォントケンサク」や「フォントフリー」等で検索してみましょう。これらのサイトでは、今回紹介した以上に多数のフォントが用意されているため、使用用途とマッチするものがあれば、ダウンロードして使ってみるといいかもしれません。

また、テロップを自動で作成してくれる無料動画編集ソフトを下記で紹介しているので、これからYouTubeに挑戦しようと考えている方は、ぜひチェックしてみてください。