ウェブサイト内の特定の文字列(キーワードやURLなど)を一斉に変更したい際に便利なWordPressプラグイン「Better Search Replace」をご紹介します。類似プラグイン「Search Regex」との違いについても解説しています。

「Better Search Replace」とは

Better Search Replace

「Better Search Replace」は、特定のキーワードやURLを一括検索・置換できるWordPressです。

「Search Regex」との違いは、どれだけの該当箇所があるのか数字で把握できる機能があるです。

但し、「Search Regex」のように該当箇所をプレビューしたり、個別に変更することはできないので、安全に置換していきたい場合は「Search Regex」がおすすめです。特にどちらでもいい場合は、アップデートの頻度で選ぶのも良いでしょう。

「Better Search Replace」のインストール

WordPressの管理画面から、プラグインの新規追加をクリックして「Better Search Replace」と検索するか、下記ボタンよりダウンロードできます。

管理画面

ダウンロード

「Better Search Replace」の使い方

使い方は至ってシンプルです。

ダッシュボードのツールから「Better Search Replace」を選んで、下記画面内の赤枠箇所を確認してボタンを押すだけです。

プラグインの設定画面

「テーブルを選択」の部分は、特別な理由がない限り、全選択で問題ありません。

その他もデフォルトのままで問題なく動作しますが、最下部の「dry run(リハーサル)を実行しますか?」の部分にチェックが入っている限り、ボタンを押しても置換は実行されませんので、注意しましょう。

ここにチェックが入っている状態でボタンを押すと以下のように表示されます。

テスト実行後の表示例

この例の場合、「29件のテーブルを検索し、更新が必要な箇所が5つ見つかり、0個の変更が加えられました。」という意味になります。

「Click here」を押すと以下のようにどのテーブルにいくつ変更箇所があるのか確認できます。この例の場合は、「wp-posts」(通常の投稿)に5箇所該当する箇所があるということです。

テスト実行後の表示例

ここで大方のボリュームを把握して、問題なければ「dry run」のチェックを外して実行しましょう。

置換後の画面の例

置換が適用されると上記のように表示されます。この例では5箇所が置換されたということです。

URLやテキストの一括変更には十分使えます

「Search Regex」のように該当箇所をプレビューしたり、個別に変更することはできませんが、URLやテキスト、タグなどの一括変更には十分使えるプラグインです。

テキストをリンク化するだけなら、指定したキーワードをリンクに一括置換するWordPressプラグイン「Internal Links Manager」もおすすめ。このプラグインは、リンク化する数を制御できて、クリック計測も可能です。

画像を一括置換&上書き保存したい場合は、「Enable Media Replace」も便利です。

どれも無料で使えるプラグインです。WordPressって最高ですね!