「ブログのテーマが決まらない、思いつかない・・・」
「とりあえずテーマを考えたけど、これで稼げるかどうか心配・・・」
ブログのテーマ(ジャンル)を決めるのは難しいですよね。
選んだテーマで本当に稼げるのか?儲かるのか?確信が持てない・・・よくある悩みだと思います。
そこでこの記事では、稼げるブログのテーマの決め方を解説していきます。
ブログが成功するかどうかは、テーマ選びにかかっていますが、本文で詳しくご紹介する「5つの原則」を意識すれば、稼げるテーマを正しく選ぶことができます。
そうなればブログのテーマが決まらない、思いつかないといって悩むことはなくなりますし、ブログの運営途中で「このテーマ、やっぱりダメじゃん・・・」となることも防げるはずです。
ブログのテーマ決めに関する疑問を解消するために、ぜひ参考にしてください。
テーマではなく市場(ターゲット)をまず考える
ブログのテーマを決めるときは、市場(ターゲット)から先に考えるのがオススメです。
「テーマと市場、なにが違うの?」
市場とは、同じ目的を持った人々の集まりのことで、販売の対象者である。テーマとは、コンテンツの主題であり、伝えたいもののことだ。
出典: 2016年 ダイレクト出版株式会社 『リスト・ビジネスの教科書』 【著】メアリエレン・トリビー
市場とテーマの関係を簡単にまとめると、以下のようになります。
- 市場:ブログの想定ターゲット(だれに情報を発信するのか)
- テーマ:想定ターゲットが興味を持つであろうトピック
たとえば、TCDテーマのサイトの市場(想定ターゲット)は、Webを使った集客・売上アップに興味をもつ人々です。
そしてその市場にいる人々が興味を持ちそうな切り口として、WordPressやWebデザイン、マーケティングといったテーマを選んでいます。
つまり、あくまで市場ありきでテーマを決めるということです。
市場 = 想定ターゲットが決まれば、あとはその市場の人々が興味を持ちそうなテーマを選べばいいだけですからね。
テーマありきで考えると、「市場のターゲットが求める情報」 ではなく「自分が発信したい情報」 ばかりになってしまう可能性が高く、その情報が市場のニーズとズレていた場合確実に失敗します。
市場(想定ターゲット)を決めて、それから市場が求めるテーマを選んでいくことをオススメします。
ブログで稼げる市場・テーマとは?【5つのポイント】
では具体的に、稼げる市場とテーマを正しく選ぶための方法を解説していきます。
稼げる市場・テーマは、以下の5つのポイントをすべて満たしていることが重要です。
- 市場規模が大きいこと
- 人々が商品を買ってくれること(商業性の強さ)
- 競合がたくさんいること
- 扱うテーマに対して知識があること
- 扱うテーマに対して情熱があること
それぞれ、詳しく解説します。
ポイント1. 市場規模が大きいこと
ブログは、市場規模の大きいところで戦うことをオススメします。
「初心者は競争が少ないニッチな市場がいい」 とよくいわれますが、これは半分正解で半分間違いです。
もちろん月に5万円くらいの副収入で十分なら、どんな市場でもOKだと思います。
ただ将来的に大きなビジネスにしたいと考えているなら、市場規模の大きなところでないと厳しいです(収益が伸び悩む)。
たとえば、アフィリエイトで稼ぎたいという市場はOKですが、記事外注(アウトソーシング)という市場は少し微妙です。記事外注による効率化に興味がある人はもちろんいますが、アフィリエイトで稼ぎたいという層に比べたら圧倒的に母数が少ないからです。
「ニッチを狙うべき!」 というのは、規模が大きい市場のなかのニッチを狙え、というのが正確な意味です。
たとえば、アフィリエイトというビッグ市場における「アフィリエイト収益向上のためにライティングスキルを伸ばしたい」 というニッチ層をターゲットにするイメージです。
記事外注のような本当のニッチは、興味を持つ人の数がそもそも少なすぎるので、大きな収益を期待するならオススメできません。規模の大きい市場を選んで、そのなかでニッチを見つけることが重要です。
市場規模の大きさは「まぁ、ここの市場は大きそうだな」 と感覚的にわかることが多いですが、データを調べるなら以下の方法がオススメです。
- 月間検索ボリュームを調べる
- Googleのサイト件数を調べる
- 関連キーワードの数を調べる
月間検索ボリュームの調べ方
月間検索ボリュームは、ツールを使えば無料で調べることができます。
公式: キーワード検索数 チェックツール|無料SEOツール aramakijake.jp
『Googleキーワードプランナー』 や『Ahrefs』 といったツールを使うのもいいでしょう。
正しいキーワード選定は、SEOにおいて非常に重要です。 検索需要がないキーワードを対策しても集客にはつながらないので、実際に検索されているキーワードを調べる必要があります。 そこで役に立つのが、Googleキーワードプランナーです。この記事では、Googleキーワードプランナーの使い方をわか...
『Ahrefs』 というツールを知っていますか? Ahrefsは、SEOの被リンク分析ツールとして有名ですが、その実態はコンテンツマーケティングやSEO全般をカバーするオールインワンツールです。自社サイトの解析はもちろん、競合分析、キーワードリサーチ、コンテンツネタ調査など、すべてAhrefs...
Googleのサイト件数の調べ方
Google検索結果の上部に表示されるサイト件数も、市場規模の目安になります。
サイト件数が多い(8桁くらい)なら、市場規模は十分だと判断できます。
関連キーワードの調べ方
メインキーワードに対する関連キーワードの数も、市場規模の参考になります。目安として、500以上あれば十分です。
ポイント2. 人々が商品を買ってくれること(商業性の強さ)
その市場のターゲットは、問題解決や自己実現のためにお金を使いますか?
どれだけ市場規模が大きくても、市場のターゲットが問題解決や自己実現のためにお金をあまり使わないなら、いい市場ではありません。
たとえば「哲学」 というキーワードはGoogleのサイト件数が約 199,000,000 件もあり、十分なビッグ市場です。
しかし「哲学」 という市場は商業性があまり強くないので、問題解決や自己実現のためにお金を使う人も少ないです。
実際、リスティング広告もほとんど出ていませんし、収益を目的にしたサイトもほぼ存在しません(つまりお金があまり動かない)。仮に哲学系のブログを書いて集客できたとしても、大きな収益は望めないということです。
人々が商品を買ってくれる市場かどうかは、以下のポイントを基準に判断しましょう。
- リスティング広告が出ているかどうか
- 収益を目的にしたサイトがたくさんあるかどうか
- 商材・サービスがたくさん販売されているかどうか
リスティング広告が出ているかどうか
市場に関係するキーワードで検索して、リスティング広告(PPC広告)が出ているかどうかをチェックします。
リスティング広告が多く出稿されているなら、商業性があると判断できます。
収益を目的にしたサイトがたくさんあるかどうか
商品を販売しているサイトやブログがたくさんあるかどうか?
Googleの検索結果がそうしたサイトで溢れていれば、稼げるジャンルの可能性が高いです。
商材・サービスがたくさん販売されているかどうか
アフィリエイトのASPでキーワード検索をして、キーワードに関連する商品数をチェックします。
商品がたくさんあれば、商業性は高いと判断できます。
<代表的なアフィリエイトのASP>
ポイント3. 競合がたくさんいること
競合が少ない市場よりも、競合がたくさんいる市場を選びます。すでに成功している競合がたくさんいるなら、その市場は間違いないからです。
「でも、競合が強いレッドオーシャンは厳しいのでは・・・?」
もちろん、ダイエットというレッドオーシャン市場で「ダイエットで痩せる方法」 というブログをいまさら書いても、強力な競合には勝てないでしょう。だからこそ軸をズラす必要があります。
たとえば、「30代子持ち主婦向け、○○ダイエットで半年で痩せるノウハウを教えるブログ」 といった形で、ダイエットという巨大市場のなかのニッチを攻めればいいわけです。
これなら、競合が強いレッドオーシャン市場であっても、強力な競合と真っ正面からぶつかることなく戦えます。
軸をズラして(ターゲットを絞り込んで)巨大市場のニッチを狙うという戦略であれば、たとえ競合がたくさんいる市場でも恐れることはありません。競合が少なく、儲かるかどうかもわからない市場で戦うよりは、よほど確実です。
ちなみに競合がたくさんいるかどうかを調べるには、リスティング広告が出稿されているかどうかをチェックすればOKです。
ポイント4. 扱うテーマに対して知識があること
市場のテーマに対して十分な知識と経験があるかどうか?
「ある!」 と自信をもって答えられるならいいのですが、もしそうでないなら注意が必要です。
深みがなく浅い内容の平凡な記事では、読者に見向きもされないからです。そのような記事はGoogleにも評価されないので、検索順位が上がることもありません。
「他人のサイトの情報を参考にすることなく、自分の頭のなかの知識と経験だけで記事をスラスラと書ける」
これが一つの判断基準だと思います。
もし知識や経験がないなら、市場とテーマを変更するか、必死で勉強するか、あるいは、知識と経験があるライターを探して書いてもらうか、といった選択が必要です。
ポイント5. 扱うテーマに対して情熱があること
情熱があればブログの記事を書くことは苦にならないですし、むしろワクワクしながら書けるはずです。
市場規模が大きいというだけで、とくに興味も情熱もないテーマの記事を書くのは苦痛ですよね。ブログの記事執筆を続けるモチベーションも湧かないですし、情熱を注いでいない記事は「つまらない」と読者から思われる可能性が高いです(文体や文量から情熱のなさが伝わってしまう)。
本当に情熱を注いでいるテーマであれば、中途半端な記事を公開することは我慢ならないでしょうし、自分がもてる限りのノウハウを全力で読者に伝えようとするでしょう。
【疑問を解消】ブログのテーマ決めに関するQ&A
ここからは、ブログのテーマ決めに関する細かい疑問にお答えしていこうと思います。
テーマは1つに絞ったほうがいいの?
テーマを1つに絞る必要はまったくありません。
なぜなら、市場(想定ターゲット)の人々が興味を持つことすべてがテーマになり得るからです。
基本的に、1つのことにしか興味がない人はいません。たとえば「ブログで稼ぎたい」 という市場にいる人々であれば、以下のような複数のテーマに興味を持つはずです。
- デザイン
- ライティング
- 収益化の方法
- メルマガ配信
- SNS連携
これらすべてのテーマをブログのカテゴリにして情報発信しても問題ありません。
オススメの市場、テーマを具体的に知りたい
以下のような市場やテーマは鉄板です。
【健康・美容】 | 【人間関係】 | 【お金・ビジネス】 |
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また、以下のリストを参考にするのもいいでしょう。選んだテーマで利益を出せるかどうかのチェックリストです。
一般的に、お金を稼ぐ方法やダイエット法のように、問題の早期解決の手助けをするアイデアが最もよく売れる。私が「ビッグマネーリスト」(図1.3参照)と名づけた、売れるアイデアかどうかを見極めるリストは次の通りだ。
「ビッグマネー」 リスト
□ 稼げるようになる
□ お金の節約になる
□ 見た目を良くする
□ 健康/長寿につながる
□ 評判を高める
□ 安心感を与える
□ 安らぎを与える
□ 自由な時間を増やす
□ 人生を楽しくさせる
図1.3 売れるアイデアかどうかを見極める
テーマを選んだら、そのテーマが本当にお金になるのかを、上記のチェックリストに照らし合わせて確認することをオススメします。
まとめ
今回の記事を軽くおさらいしましょう。
稼げるブログのテーマを決めるときは、テーマよりも先に市場を見ることが大事だとお話しました。
- 市場:ブログの想定ターゲット(だれに情報を発信するのかを決める)
- テーマ:想定ターゲットが興味を持つであろう事柄
そして稼げる市場とテーマを正しく選ぶには、以下の5つのポイントをすべて満たすことが重要だとも説明しました。
- 市場規模が大きいこと
- 人々が商品を買ってくれること(商業性の強さ)
- 競合がたくさんいること
- 扱うテーマに対して知識があること
- 扱うテーマに対して情熱があること
5つのポイントをすべて満たすことを意識すれば、ブログの市場とテーマ選びは完璧です。
「これでいいのかな?」と悩むことはなくなりますし、「実は稼げないテーマだった・・・」という失敗もなくなります。
この記事で解説してきたテーマ選定ノウハウは、ブログを起点にしたビジネスの初歩中の初歩です。
テーマ選定が正しくできていれば、ブログで成功するための準備は整います。時間がかかってもいいので、ぜひ、テーマ選定作業にパワーを注いでみてください。
以下の記事も、ブログ運営の参考になります。
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