「ブログのプロフィールって、何を書けばいいのか?」
「とりあえず性格とか趣味を書いてみたけど、これでいいのか?」

こんな疑問はありませんか?

この記事では、ブログのプロフィール(自己紹介)ページの目的や、書くべき項目、注意点を解説します。

プロフィールページの作成は、そう難しいものではありません。

記載すべき項目はある程度決まっており、その項目を簡潔にまとめれば、完璧ではなくてもそこそこ機能するプロフィールページを誰でも作ることができます。

魅力的なプロフィールページがあれば、ブログの記事がもっと読まれるようになりますし、リピーターも増えていきます。ぜひ、作成にチャレンジしてみてください。

プロフィールページの目的

プロフィールページには、大きく分けて、以下の2つの目的があります。

  • 権威・信頼・好意の獲得
  • E-A-Tの担保

それぞれ、補足します。

権威・信頼・好意の獲得
プロフィールページを作る最大の目的は、以下の3つの獲得です。

  • 権威
  • 信頼
  • 好意

「この人の話は聞くに値する」「信頼できそう」「価値観が好き」といった感情を読み手に与えること。そうすることで、この人の記事をもっと読みたいという感情が読み手に生まれるので、ブログの記事がたくさん読まれることになります。

その結果、リピーターやファンの増加につながるという仕組みです。

E-A-Tの担保

また、GoogleのSEO的には、E-A-Tを担保するためにプロフィールページが必要です。

E-A-Tとは、Expertise(専門性)・Authoritativeness(権威性)・Trustworthiness(信頼性)の頭文字をとったもので、Google検索品質評価ガイドラインでも言及されている重要な概念です。詳しくは、以下の記事をチェックしてみてください。

カンタンに言えば、「このブログは、ちゃんと実績があって信頼できる人が運営しているのかどうか?」といった指標です。

もちろん、プロフィールページを作っただけで、E-A-Tのスコアがすぐに上がるわけではありません。しかし、プロフィールページが存在せず運営者の情報がなにもわからなければ、E-A-Tが低い状態になり、SEOのパフォーマンスが悪くなる可能性があります。

<プロフィールページの作成目的まとめ>
読み手からの権威・信頼・好意を獲得して、リピーターやファンの増加につなげること
E-A-Tを担保して、Googleから評価されやすい状態にすること

プロフィールページに書くべき項目

ブログのプロフィールページには、以下のような項目を記載しましょう。

◇プロフィール画像
→顔写真やイラスト、アイコンなど、読み手の記憶に残る画像を配置する。

◇名前
→本名でも匿名でもどちらでも大丈夫。

◇生年月日
→細かい情報だが、具体的な情報を出すことで、あなたのイメージが読み手の頭のなかで広がる。

◇出身地や居住地
→こちらも年齢と同じく、あなたのイメージをより具体的にするため。

◇経歴
→学歴や職歴などを記載して、権威や信頼をアピールする。

◇ブログのテーマ・ジャンルにおける実績や経験
→過去の実績や経験、資格、受賞歴など記載する。こちらも権威や信頼を担保するため。

◇ブログで発信している内容
→ブログで発信しているテーマ(だれに? なにを?)を紹介する。

◇ブログを通して提供できる価値
→読み手が得られる価値(ベネフィット)を訴求する。

◇ブログの関連記事へのリンク
→特に読んでほしいブログの関連記事へのリンクを設置する。

◇各種SNSアカウントへのリンク
→TwitterやFacebook、Instagram、noteなどの各種SNSアカウントへのリンクを設置する。

◇価値観・信念が伝わるメッセージ
→ブログを運営している背景や理念など、あなたの価値観・信念が伝わる文章を記載する。

プロフィールサンプルのダウンロード

プロフィールページ作成時の注意点

プロフィールページを作るときは、以下の2点に注意しましょう。

簡潔にする

1つめのポイントは、簡潔にすること。

プロフィール文は、長文を書く必要はありません。
あなたの権威・信頼が読み手に伝わるだけの情報量で十分です。

一例として、阿部寛さんのホームページのプロフィール文がお手本になると思います。

阿部寛さんのプロフィールページ

このプロフィールには阿部寛さんという人物の背景や実績が素早く、端的に理解できる。プロフィールが完璧に機能している好例。

参考:阿部寛さんのプロフィールページ

阿部寛さんのホームページは、Web界隈では比較的有名です。デザインはともかく、プロフィールページの目的・役割を完璧に理解して作られている点は見事で、とても参考になります。

余計なことを書かない

2つめのポイントは、余計なことを書かない、ということです。

「うわぁ・・・こういうタイプか」 と引かれたり、「あれ、この人もしかして大したことない?」 と下に見られたりするような余計なことを、プロフィールに書かないほうがいいです。

やってしまいがちなNG例をいくつか挙げます。

●「趣味は人間観察で、日頃からユーザー心理への理解を磨くことを心がけています」
→ 「薄っぺらそう・・・」 「そっち系の人・・・?」 という印象を与えかねません。このような自己啓発を匂わせる発言は、慎重になったほうがいいです(拒否反応を示す人が多い)。

●「最近は牛丼にどハマりして、毎日○屋に通うヘビーユーザーです。好きなメニューは○○○です」
→ 読み手の感情は「だから何?」 です。親近感や人間味、意外性を出すために書いているのかもしれませんが、ほとんど意味はありません。大抵の場合、スベって終わるだけです。

●「はじめまして! ブログを始めたばかりの初心者ですが、脱サラリーマン目指して頑張ります! 応援よろしくお願いします」
→ ”初心者”のブログを読みたいと思う人は多くないでしょう(お金・ビジネス系のハウツー系ブログでは特に)。初心者などと自分から書く必要はありません。「このブログは役に立たないので、読まなくていいですよ」 と言っているのと同じだからです。

総括すると、

  • 地に足がついていない
  • ふわふわしている
  • 周りのことが見えていなさそう
  • 発言が空回り、寒い
  • ナヨナヨした感じで頼りない

といった印象を与える文言は、プロフィールページに書いてはいけないということです。
権威や信頼、好意が一瞬でマイナスになり、そこから挽回するのは困難です。

「この一文を読んで、相手は自分にどういう印象を抱くか?」 という、自分を客観視する力があれば回避できますが、それが難しい場合は、とにかく余計なことを書かないと決めておきましょう。

必要なことだけを簡潔に書いてまとめる。まとめたら、そこで書き終える。ここに尽きます。

プロフィールページの設定方法
WordPressの場合、投稿ページと固定ページの2種類があります。

  • 投稿ページ:時系列のページ。通常のブログ記事に使う
  • 固定ページ:時系列と関係のない独立したページ。カテゴリやタグは設定されない。

プロフィールページは「固定ページ」での作成を推奨します。

プロフィールページはそれ単体で完結する独立したページなので、カテゴリやタグを与える必要がないからです。投稿ページで作っても大きな問題はありませんが、特別な事情がなければ固定ページを使いましょう。

固定ページの作成方法は、以下の動画が参考になります。

テキストで理解したい場合は、以下の記事をチェックしてみてください。

まとめ

ここまで、ブログのプロフィール(自己紹介)ページの書き方や注意点を解説してきました。

  • 簡潔にする
  • 余計なことを書かない

プロフィール文の執筆では、この2点を意識することがポイントです。プロフィールのサンプルも参考にしてください。

権威や信頼、好意を生み出す魅力的なプロフィールページが作れれば、ブログの記事がもっと読まれるようになりますし、リピーターやファンも増えていきます。記載する項目例を参考にして、ぜひ、作成にチャレンジしてみてください。

ちなみにTCDテーマでは、記事下に投稿者プロフィールを表示することもできます。