WordPressの固定ページの使い方

WordPressのページ制作機能の1つ「固定ページ」について解説します。基本的な使い方～独自の機能まで紹介しますので、当記事を参考に固定ページを作成してみましょう。

固定ページとは？

お問い合わせ等の独立したページを作成するのに適した投稿タイプです。

WordPressには、ページを作成する機能として、「投稿」と「固定ページ」が存在します。「投稿」は、作成した記事が日付順に一覧ページに表示されるのに対し、「固定ページ」は、一覧ページが存在せず、日付や投稿順に左右されないページを制作するのに適しています。

お問い合わせの他、下記のようなページに使われることが多いです。

例）会社概要ページ、よくある質問、ランディングページ等

投稿や固定ページ等の各投稿タイプの違いは下記で解説しておりますので、こちらも合わせてご覧ください。

固定ページを新しく作成する

それでは、固定ページの新規作成〜公開までの基本的な流れを行ってみましょう。管理画面左側のメニューから「固定ページ」>「新規追加」をクリックします。

固定ページの編集画面になりますので、下記の順番でページを公開しましょう。

1. タイトルを入力
2. 本文を入力
3. 「公開」を押す

これで固定ページを作成し、公開することができました。実際の表示を確認したい方は、パーマリンク欄のURLをクリックするか、プレビューボタンを押してください。

次に編集画面の各項目の具体的な使い方をみていきましょう。

編集画面の各設定を理解する

編集画面には、タイトルや本文以外にも様々な設定項目が存在しますので、フィールドごとに1つ1つ解説していきます。

❶ タイトル
ページのタイトルを入力します。

❷ 本文
ブロックエディターまたはクラシックエディタ（テキスト/ビジュアル）を使用してページのメインコンテンツ（本文）を入力していきます。各エディターの操作方法は下記をご覧ください。

❸ ステータスと公開状態
作成したページの公開状態や日付などを編集できます。記事を非公開にしたい時や投稿予約等を行う時に使用します。

❹ パーマリンク
ページのURLを編集できます。パーマリンク設定で「基本」を選択していると、URLを変更できないのでご注意ください。なお、パーマリンク設定の決め方については下記で解説しています。

❺ アイキャッチ画像
サムネイル画像を設定できます。ただし、固定ページの場合は、一覧ページが存在しないことから、検索結果やOGPのサムネイルとして使われることが多いです。アイキャッチについての詳細は下記で解説しています。

❻ ディスカッション
コメントを許可するかどうかを設定できます。コメント欄を使用しない場合は触る必要はありません。コメントに関する詳細な設定はディスカッション設定より行えますので、下記を参考に設定してください。

❼ ページ属性
固定ページ同士で階層関係を作れる機能です。詳しくは、ページの階層化をご覧ください。

固定ページ独自の機能について

「投稿」にはない「固定ページ」独自の機能についてご紹介します。これから、ページを制作する際に「投稿」か「固定ページ」かを判断する軸にもなりますので、知っておきましょう。

• カスタムページテンプレート
• ページの階層化
• トップページとの連携

カスタムページテンプレート

ページ毎に使用するテンプレートを変更できる機能です。テーマがカスタムページテンプレートを用意している場合は、編集画面から選択できます。

詳細は下記をご覧ください。

ページの階層化

固定ページ同士で親子関係を作れる機能です。ただし、階層関係によって起こる大きな変化は、URLの構造です。例えば、2つのページを作成して、親子関係にすると、子ページのURLが下記のように変化します。

親ページ：https://example.com/parent
子ページ：https://example.com/child
↓
子ページ：https://example.com/parent/child

URLを上記の形式にしたい方は、「ページ属性」の「親」のセレクトボックスから親にする固定ページを指定してください。また、テーマによっては、階層関係を作ることにより、上記以外の変化が起こることもあります。

固定ページをトップページに指定する

作成した固定ページの内容をトップページに反映させることもできます。

トップページに指定する固定ページを作成した後、「設定」>「表示設定」を開きます。「ホームページの表示」にて「固定ページ」を選択し、「ホームページ」のセレクトボックスから先程作成した固定ページを選択してください。

これでトップページに固定ページの内容が反映されるようになります。ただし、テーマ側が対応していない場合は、反映されないのでご注意ください。

「ホームページ」で固定ページを指定する場合は、必ずセットで「投稿ページ」も設定してください。投稿アーカイブページが表示されなくなります。

まとめ

固定ページの基本的な使い方について解説しました。特に固定ページ独自の機能を使いこなせれば、制作の幅が広がりますので、ぜひ押さえておきましょう。

また、固定ページには導線が存在しないため、ユーザーが訪れにくい状態にあります。サイト上からアクセスしてもらうためにグローバルメニューに固定ページのリンクを設置しておくとよいですね。

グローバルメニューの各項目の決め方や設定方法は下記で解説してますので、こちらも合わせてご覧ください。