TCDは山手線や中央線などを含めた首都圏9路線でトレインジャックしました。

本記事では、トレインジャックの効果検証結果やその他の成功事例を本記事でシェアしたいと思います。トレインジャック広告を検討する際にはぜひ参考にしてください。

トレインジャックとは?

トレインジャックとは、中吊りや窓上など、電車内のすべての広告枠を自社広告で埋め尽くすことです。

鉄道の広告枠は鉄道会社や路線によって異なりますが、主にトレインジャックでは以下のスペースを貸し切りることになります。

  • 中吊り
  • ドア横
  • 窓上
  • ドア上
  • サイドチャンネル(車両連結ドアの上)
  • ドア窓ステッカー

最近流行りのデジタルサイネージ(動画広告)は、路線によっての有無やスペースの数に大きな開きがあります。
例えば、JR東日本の山手線は都内でももっともデジタルサイネージを設置している路線で、窓上、ドア上、サイドチャンネルに動画が設置されています。一方で、地方路線ではまだまだデジタルサイネージがない路線もあります。

メリット

トレインジャックのメリットは、車内を貸し切ることによって、空間ごとジャックできる点です。

  • 空間ごとジャックできる
  • 印象に残りやすい
  • SNS・ブログ・テレビなどでの二次拡散が期待できる

電車という場を使って、あなたの商品やサービスの特徴をふんだんに伝えられます。また、クリエイティブによってはSNSで話題になるなどの二次拡散も期待できます。

デメリット

一方で、トレインジャックのデメリットは広告費が高めに設定されていることです。

この先どうなるかはわかりませんが、現在はリモートワークを実施する企業も増え、以前よりも乗降客数は減っています。しかし、広告費は高止まりしたままなので、適正価格になるまでは少しタイムラグがありそうです。

ただ、鉄道広告自体は安く出す方法はあります。例えば、売れ残りの広告枠を買い取る方法です。割引を適用してもらいやすいため、掲載コストを抑えることができます。車両全体をジャックする場合、割引が効きにくい傾向があります。

トレインジャック事例

トレインジャックの事例を紹介します。クリエイティブの参考にしてください。

スクウェア・エニックス

FINAL FANTASY XV
ドラクエやファイナルファンタジーシリーズで有名なスクウェア・エニックスさんは、インパクトのあるクリエイティブを数多く残されています。

FINAL FANTASY Ⅻ

聖剣伝説

参考:『ファイナルファンタジーXV』が首都圏主要9路線をトレインジャック!
『ファイナルファンタジーXV』トレインジャックを公開…世界最高峰のゲームにするための開発陣の挑戦や決意、思いを綴ったギャラリーがWEBで体験できる
【スクウェア・エニックス】スマホゲーム『聖剣伝説 ECHOES of MANA』の山手線車両ジャックを展開
「FFXII THE ZODIAC AGE」が,東京メトロ銀座線と丸ノ内線でトレインジャック。スクウェア・エニックスカフェではコラボも実施

識学

識学

株式会社識学さんが東京メトロ丸ノ内線、銀座線をトレインジャック。コピーを読ませる広告。

参考:【告知】2022年6月16日~識学トレインアカデミー開講 丸ノ内線、銀座線を識学がトレインジャックします。

与沢翼

与沢翼

もっとも人々の記憶に残したトレインジャック成功事例の1つではないでしょうか。与沢翼さんの知名度が全国区になったきっかけでもあります。

参考:1分でわかる与沢翼の成り上がり伝説 | 日刊SPA!

ワフードメイド 酒粕パック

ワフードメイド 酒粕パック

株式会社pdcさんの「ワフードメイド 酒粕パック」トレインジャック事例。文字を一切使わず、立体印刷で酒粕の質感を出しているおもしろい事例。

ワフードメイド 酒粕パック

参考:【お知らせ】「ワフードメイド 酒粕パック」トレインジャック中!

ウマ娘

ウマ娘

人気ゲーム「ウマ娘」のトレインジャック。車両の外側も含めてジャックしています。デジタルサイネージではクイズを出すなど、見飽きない工夫があります。

ウマ娘

参考:【ウマ娘】山手線の『ウマ娘』ラッピングトレイン&ジャックトレインを撮りつくしてきた / 見に行けないトレーナーに届け!

費用対効果の検証

トレインジャック広告の費用対効果は高いのでしょうか。弊社が広告を出してみての、実際の検証結果を見ていきましょう。

費用

路線 料金(税別)
JR東日本 山手線 15,000,000円
中央線・総武線各駅停車 4,400,000円
中央線快速 4,400,000円
京浜東北線・根岸線 3,500,000円
武蔵野線 1,900,000円
横須賀線・総武線快速 1,700,000円
南武線 1,600,000円
東京メトロ 日比谷線 2,000,000円
東西線 2,000,000円
印刷費 2,000,000円
合計 38,500,000円

参考:https://www.jeki.co.jp/transit/mediaguide/data/pdf/MD_018-035.pdf

効果

掲載前
5/2-
掲載中
5/16-
掲載後
5/30-
掲載後
6/13-
掲載後
6/27-7/10
「TCD」の検索クリック数 100% 757% 550% 497% 457%
全体の検索流入 100% 116% 114% 114% 110%
サイト全体のPV数 100% 121% 117% 119% 102%

※掲載前を「100」として、掲載中と後の効果を比較

商品名である「TCD」というキーワードの検索流入が増加しているのがわかります。掲載期間中は約7倍の流入数です。サイト全体のPVで見ると、10-20%程度の増加に留まっています。

費用対効果が高い路線

各路線の広告費を乗降客数で割ると費用対効果が出せます。その流れで行くと、費用対効果が高い路線は、地方路線です。地方路線の広告単価が低い理由は、広告出稿が少ないからです。

東京以外の7大都市は、母数は多いわりに価格も低い傾向があります。例えば、関西エリアの主要路線であるJR西日本の環状線やOsakaメトロの御堂筋線のトレインジャックの料金は、それぞれ200-300万ほどです。費用対効果は高いですね。

ただ、コストを度外視してでも首都圏に出したいこともあるかと思います。経済の中心でPRする意味があるという場合ですね。そのため、単純にコスパだけでは図りきれないところもあるかと思います。

トレインジャックを出してよかったか?

結論から言えば、「出してよかった」です。

私たちが使っているTCDテーマは「WordPress」というCMSを利用しておりまして、世界的には認知度の高いCMSですが、国内ではコアユーザーの間でしか使われていません。コアユーザーしか使ってはいけない空気がなぜか作られてしまっているためです。

ですが、本来は誰でも簡単に使用できるものなので、もっと広く知られていいのです。その点で、マス広告に掲載し、WordPress全体の裾野を広げることに多少なりとも貢献てきたことは嬉しいことでした。

トレインジャックを機に、たくさんの方々からSNSで反応を頂いたり、インタビューやテレビ出演の機会を頂けたのはありがたい事でした。

インタビュー:
最初のマス広告は首都圏車両内ジャック‼ WordPressテーマ「TCD」の認知拡大に向けた大胆な広告戦略に迫る | Universal OOH

トレインジャックを出したこと自体をコンテンツ化したりもしました。

どの広告代理店を利用するか

ウェブ広告と違って、車両広告などOOH広告の多くは広告代理店を通してしか広告を出せないところがたくさんあります。今回出稿したJR東日本や東京メトロさんも代理店を通してしか申し込めません。

よって、どこの広告代理店を選ぶかも重要になってきます。できれば、同じところでリピートする方が大切にしてもらいやすいというのはあるでしょう。どの広告代理店と付き合うかで、提案力も違ってきますし、打てる戦略も変わります。無駄に広告費を垂れ流さないためにも、代理店選びは重要な仕事と言えるでしょう。

代理店の規模で言えば、あまりに大手すぎると(担当者にはよりますが)中小企業のクライアントは大切にしてもらえない傾向はあるかもしれません。一方で、規模が小さすぎると扱う広告の幅が狭まるデメリットがあります。

結論から言うと、中規模クラス、かつ特定の広告に強みを持った広告代理店がおすすめです。

弊社がお願いしたのはJR東日本企画さんというJR東日本グループの広告代理店です。JR東日本企画は、特に鉄道広告に強みを持ち、テレビCMやその他OOH広告も手広く扱っておられます。

まとめ

トレインジャックは、話題性や印象に残るといった数値には現れにくい効果が期待できる広告です。一方で、人々の記憶に残るかどうかはクリエイティブ次第でもあります。ただジャックすれば成果が上がるという単純なものでもないように思います。

また、掲載費は安くはないため、着実に成果を狙いに行くのであれば、よりコストパフォーマンスの良いマス広告を狙いに行くのも手です。例えば、首都圏のテレビCMや地方路線の車内広告はわりとコスパが高いマス広告であると知られています。

一発で大きな印象を残すことを目的にするならば、トレインジャックはおすすめです。