パノラマ写真を楽しめる「Googleストリートビュー」。操作すると実際に街を歩いているような感覚になれますし、様々な景色を楽しむ事ができます。本稿では「Googleストリートビュー」の基本的な機能と使い方をご紹介します。

Googleストリートビューとは?

Googleストリートビュー

Googleストリートビューとは、GoogleマップやGoogle Earth上で現地のパノラマ写真をスクロールしながら見れる無料サービスです。

「Googleストリートビュー」は次の用途を想定した利用ができます。

  • 国内外の景色や場所を見る事ができる
  • 行きたい場所の道順を確認できる
  • 登録されている建物のみ、内観を確認できる
  • Webサイトに埋め込んで、お店の外観や内観をPRできる
  • 専用アプリならオススメの場所を撮影して投稿できる

Googleストリートビュー

機能と使い方

「Googleストリートビュー」に実装されている機能を紹介します。通常、ストリートビューはGoogleマップで使用される方が多いと思いますが、以下のサービス内で利用する事ができます。

Googleマップ-スマホ Googleマップ-PC Google Earth ストリートビュー専用アプリ
ビューの探索
ジャイロ機能 左右のみ
タイムマシン機能
共有
埋め込み
保存や印刷
ビューの作成
VRビュー 廃止

Googleマップのアプリとスマホ版

世界で100億以上ダウンロードされている、Googleマップのアプリとスマホでもストリートビューを使う事ができます。

大半の方は、こちらから利用される事が多いかと思います。

ストリートビューの探索

Googleマップのアプリやスマホで見る場合、マップの検索窓に見たい場所の名称や住所を入力します。ここでは「東京スカイツリー」を例に説明します。場所を入力後、画面左下の小窓に航空写真が表示されています。そちらをタップすると、ストリートビューが表示されます。

Googleストリートビュー_スマホ版1-1

画面下部にある矢印をタップすると、画面が移動します。

青い線の出し方:
ストリートビューは上記の方法でも見れますが、青い線や点を出して見る事もできます。右上にあるひし形のボタンを押すと、「ストリートビュー」というボタンが表示されます。そちらを押すと、青い線や点が出ますので、その上をタップするとパノラマ写真を見る事ができます。

Googleストリートビュー_スマホ版1-2
Googleストリートビュー_スマホ版1-3

タイムマシン機能

ストリートビューのパノラマ写真は不定期で撮影され、その年度ごとに遡って写真を見る事もできます。

画面下部にある見たい年度の画像をタップすると、その時の様子を見る事ができます。

Googleストリートビューのスマホ版2

ジャイロ機能(左右)

Googleマップのアプリにも「ジャイロ機能」が付いています。

ストリートビューの画面から右上のコンパスのボタンを押します。その後スマホを左右に動かすと、パノラマ画像も動きます。

共有

閲覧したストリートビューは、ご家族や友人へ共有する事ができます。各種SNSやLINE、メールなどへURLを送信できます。

Googleストリートビューのスマホ版3

Googleマップのパソコン版

GoogleクロームやSafariなど、パソコンのブラウザ上でもGoogleマップのストリートビューを使えます。こちらは、アプリやスマホとはまた違う機能も付いています。

ストリートビューの探索

パソコンでGoogleマップのストリートビューを使う場合は、アプリやスマホとは操作方法が若干違います。

右下にある「ペグマン」と呼ばれる人型マークを押し続けると、マップ上に青い線が出てきます。その見たい場所の青い線や点の上で離します。

すると、見たい場所の様子や風景を確認する事ができます。

GoogleストリートビューPC版

タイムマシン機能

パソコン版のGoogleマップ・ストリートビューにもタイムマシン機能が付いています。左上の時計のボタンから撮影年度を操作する事ができます。

GoogleストリートビューのPC版3

共有

パソコン版でストリートビューを共有する場合、リンクのコピー、Facebook、Twitter、Gmailでシェアする事ができます。

GoogleストリートビューのPC版4

Webサイトへの埋め込み

GoogleマップはWordPressなどのサイトに埋め込む事ができますが、Googleストリートビューでも同様にする事ができます。こちらはパソコン版でのみ利用できます。

例えば、お店のHPにストリートビューを埋め込み、スクロールして道順を辿る事ができます。また、店内のビューも登録する事ができるため、お客様に店内の雰囲気を見てもらう事もできます。

ストリートビューの埋め込みはアプリやスマホではできず、パソコンのみの機能となります。埋め込む場合のサイズは、以下の4つから選択できます。

  • 小:横400px, 縦300px
  • 中:横600px, 縦450px
  • 大:横800px, 縦600px
  • カスタムサイズ

Googleマップの埋め込み

表示された以下のようなHTMLをコピーして、Webサイトへ貼り付けます。

<iframe src="https://www.google.com/maps/embed?pb=!4v1663311962613!6m8!1m7!1skfW3BYwQrClouAZWShe5FQ!2m2!1d35.70933040690918!2d139.8102380009989!3f26.669326086006826!4f61.20451905191155!5f0.7820865974627469" width="600" height="450" style="border:0;" allowfullscreen="" loading="lazy" referrerpolicy="no-referrer-when-downgrade"></iframe>

PDFファイルで保存や印刷

パソコン版のストリートビューでは、パノラマ写真を印刷する事ができます。

左上の3点リーダーから「印刷」を押すと、上部にテキストを入力する欄が表示されます。
そちらに、場所やお知らせしたい情報を入力する事ができます。

そのまま「印刷」を押すと、プリンタで印刷するか、PDFファイル形式でパソコンやGoogleドライブなどに保存する事もできます。

GoogleストリートビューのPC版5

Google Earth

世界中を衛生画像や3Dで楽しめる「Google Earth」でもストリートビューを使う事ができます。

Google Earthはスマホでは利用できず、アプリをダウンロードするかパソコンのみで利用できます。ただし、ほとんど機能はなく、アプリとパソコンの操作もほぼ一緒です。

ストリートビューの探索

マップと同様に右下のペグマン(人型のマーク)を押すと、青い線がでます。その上を押すか、ペグマンを押して見たい位置で離すとストリートビュー画面になります。

Google Earth ストリートビュー1

共有

共有ボタンを押すと、ストリートビューのURLを共有する事ができます。

Google Earth ストリートビュー2

Googleストリートビューの専用アプリ

Googleストリートビューには専用のアプリがあり、Googleマップ・Google Earthのストリートビューとは違う機能が付いています。

ストリートビューの探索

ストリートビューの通常の機能である、スクロールしながらパノラマ写真が見れる機能です。

検索窓に見たい場所や住所を入力すると、青い線や点が表示されます。その青い線や点の上でタップすると、その場所が表示されます。

周辺の景色を見たい場合は、画面の左右をタップすると移動できます。

Googleストリートビュー専用アプリ

ジャイロ機能(上下左右)

スマホにはジャイロというセンサーが付いており、スマホの向きを認識してくれます。

ストリートビューのアプリ版では、右上のコンパスのボタンを押し、スマホを左右上下に傾けるとその方向に画面が動きます。

建物の上部や地面など、周辺の景色を確認する事ができます。

共有

表示したストリートビューは、右下のシェアボタンを押した後、WifiやBleutoorhをオンにすると、Twitter、Facebook、LINE、メールなどに送信する事ができます。

そのため、社内の同僚やご家族・ご友人に集合場所やお店などを案内するのに役立ちます。

Googleストリートビューのスマホ版3

ストリートビューの作成

ストリートビューのパノラマ写真は、通常Googleから委託された事業者が撮影します。しかし、ストリートビュー専用アプリでは、個人でパノラマ写真を撮影し、アップする事ができます。

ストリートビューの作成には次の機能が付いています。

  • 360°写真の作成
  • 360°写真のインポート
  • 360°カメラを接続
  • 360°写真の風景にぼかしを入れる
  • 人の顔を検出してぼかしを入れる
  • 場所の設定と編集
  • Googleマップに公開
  • 限定公開

360°写真は、通常のスマホカメラで撮影できます。少しずつ回転しながら1枚ずつ周辺を撮影していくと、360度見れるパノラマ写真が完成します。

Google Earth ストリートビュー2

撮影のしすぎで、あなたのお住まいの場所が特定されないようご注意ください。

その撮影したパノラマ写真の場所を設定したり、Googleマップに公開する事もできます。

Google Earth ストリートビュー3

お店をされている方は、ご自分でお店の外観や内観をストリートビューで撮影し、Webサイトに埋め込んでも良いかもしれません。

こちらとは別に、Googleマイマップでオリジナルの地図も作成する事ができます。

VRビュー機能(廃止)

以前、Googleストリートビューの専用アプリでは「VRビュー機能」が使えました。

別途購入したVRゴーグルを装着し、アプリのVRボタンを押すと、3Dのパノラマ画像を楽しむ事ができました。

残念ながら、現在この機能は廃止されています。

まとめ

Googleストリートビューは、調べたい場所の風景や道順を確認することができます。お店を経営されている方は、ご自分で撮影したりWebサイトに埋め込む事もできます。

ストリートビューは、GoogleマップやGoogle Earthだけでなく、専用のアプリでも利用する事ができます。それぞれ少しずつ機能が違いますので、あなたが使いたいものを選んでみてください。