WordPress(ワードプレス)の用語に不安はありませんか?

この記事では、WordPressを使いこなすために必要な用語を網羅し、初心者でも分かりやすい形で解説しています。各用語には、関連する記事へのリンクも掲載していますので、そちらで知識を深めていただくことも可能です。

WordPressの基礎をマスターするための用語集、あるいは、いつでも疑問点を参照できる辞典として、ぜひご活用ください。

Googleスプレッドシート形式の用語集もご用意しました。読み取り専用になっているので、ファイル > コピーを作成で、ご自身のGoogleドライブにファイルをコピーしてお使いください。
>> WordPress用語集(Googleスプレッドシート形式)

目次

WordPress(ワードプレス)の基本用語まとめ

WordPressサイトの構築・運用に関連する基本的な用語を解説します。

CMS(コンテンツマネジメントシステム)

Webサイトの構築・運営を簡単に行うためのシステム。

プログラミングの知識不要で、コンテンツ(テキストや画像など)を効率よく管理できます。WordPressもCMSの一種です。

WordPress.org

オープンソースで利用できるCMS。

ドメインとサーバーを取得・契約して、サーバーにWordPressのファイルをインストールすることでサイトを構築します。一般的にWordPressと言った場合、WordPress.orgのことを指します。
>> 公式サイトはこちら

WordPress.com

無料ブログサービスの一種。

WordPress.orgと違い、ドメインやサーバーを自分で用意する必要はなく、アカウントを作成すればすぐにサイトの構築・運営を始められます。
>> 公式サイトはこちら

TCDテーマを使いたい!という方は「WordPress.org」の導入をご検討ください。当サイトにおけるWordPress関連の解説コンテンツは「WordPress.org」向けのものです。

ダッシュボード

WordPressでコンテンツを管理したり各種設定を行うための管理画面。

WordPressのダッシュボード

左側のメニューから、記事の投稿やページ作成、カスタマイズや各種設定を行います。

ログインページ

WordPressのダッシュボードに入るためのユーザー名、パスワードを入力するページ。

WordPressのログインページ

WordPressのデフォルトのログインページは、以下のURLでアクセスできます。

https://サイトURL/wp-login.php

カスタマイズやセキュリティ対策を行うことで、より安全で利便性の高いログインページを構築できます。

テーマ

WordPressテーマとは、WordPressで使えるデザインテンプレートのことです。テーマを切り替えることで、サイトのコンテンツはそのままに、デザインを変更できます。

テーマ(テンプレート)

テーマは無料から有料まで数多く存在し、目的や予算、好みに応じて選べます。

子テーマ(Child Theme)

WordPressのテーマの一種。

親テーマ(Parent Theme)の機能やデザインを継承しつつ、安全にカスタマイズを加えるために使用されます。

子テーマを使用すると、親テーマのアップデート時に発生するテンプレートファイルの上書きを防ぐことが可能です。親テーマをバージョンアップさせつつも、独自のカスタマイズ内容を保持できます。

プラグイン

WordPressサイトに追加の機能を実装できる拡張機能のこと。

プラグイン

公式ディレクトリに登録されているプラグインはダッシュボードから直接インストールできます。無料のものから有料のものまで、多く存在します。

ウィジェット

サイドバーやフッター、記事上部や下部など、特定のエリア(ウィジェットエリアと呼ばれます)に配置できるパーツのこと。ノーコードでサイトの外観をカスタマイズできる便利な機能です。

ウィジェット

WordPressのバージョン5.8以降は、ブロックパーツ形式でウィジェットを挿入する仕様になっています。

Classic Widgets」 というプラグインをインストールして有効化すると、以下のように、ドラッグ&ドロップの操作でウィジェットを挿入するUIに変わります。

ドラッグ&ドロップ操作によるウィジェットの挿入

なお、利用できるウィジェットやウィジェットエリアは、使用しているテーマによって異なります。

投稿

ブログ記事のように、時系列で表示されるコンテンツを作成するための機能。

投稿メニュー

作成した投稿ページは、日付や投稿順でアーカイブページ(一覧ページ)に表示されます。カテゴリーやタグを使って、投稿ページを分類・整理できるのも大きな特徴です。

固定ページ

「投稿」 とは異なり、時系列の概念がなく、一覧ページも生成されないページのこと。

固定ページ

カテゴリやタグによる分類もできないため、お問い合わせや会社概要、事業内容など、独立した内容のページを作るのに適しています。

固定ページは、親ページと子ページの関係を設定することができ、階層構造を持たせることも可能です。

親ページ・子ページ

WordPressの固定ページに階層構造を持たせるための設定。

親ページは、特定のトピックに関連する幅広い情報を提供することが多く、その下に設定された子ページで、より詳細または具体的な情報が補完されます。

例えば「サービス一覧」 という固定ページを親ページに設定し、その下の子ページとして、「コンサルティング」 「コンテンツ作成」 「Webサイト制作」 などの固定ページを用意するイメージです。

親ページの設定は、固定ページ編集画面の「ページ属性」 セクション内の「親」 ドロップダウンメニューから行います。

親ページ・子ページ

ここのドロップダウンメニューで選択したページが、現在編集しているページ(子ページ)の親ページになります。

アーカイブページ

WordPresに投稿したコンテンツが特定の基準によって整理された一覧ページのこと。過去の投稿に簡単にアクセスできるため、ユーザビリティが上がります。

アーカイブページ

こちらは特定の著者のアーカイブページ

以下は主なアーカイブの種類です。

    • 日付アーカイブ:特定の年、月、または日に公開された投稿をリストアップ。例えば、2023年3月に投稿されたすべての記事を表示するページです。
    • カテゴリアーカイブ:特定のカテゴリに属するすべての投稿を表示。例えば「ニュース」 カテゴリのすべての記事をまとめて表示するページがこれに該当します。
    • タグアーカイブ:特定のタグが付けられたすべての投稿を集めたページ。
    • 著者アーカイブ:特定の著者によって書かれた投稿をすべて表示するページ。

ブロックエディタ(Gutenberg)

WordPress 5.0以降のバージョンで導入された新しいエディタ。

ブロックエディタ

「ブロック」と呼ばれる要素を使用するのが最大の特徴です。

基本的なテキストブロックや画像ブロックに加え、カラム、ボタン、ギャラリー、埋め込みといった多様なブロックが用意されており、それらを組み合わせることで、複雑なレイアウトやデザインを簡単に実現できます。

クラシックエディタ(旧エディタ)

ブロックエディタ(Gutenberg)導入以前のエディタ。

実際の見た目に近い状態で編集できるビジュアルエディタと、HTMLのタグ打ちに対応したテキストエディタの2種類が用意されています。

ビジュアルエディタ テキストエディタ
ビジュアルエディタ テキストエディタ
実際の見た目に近い状態で編集 HTML構造を確認しながら編集

WordPress 5.0以降のバージョンでクラシックエディタを使うには、プラグイン「Classic Editor」 のインストールが必要です。

ページビルダー

ページを視覚的に構築・編集するためのツールの総称。

HTMLやCSSを編集することなく、ドラッグ&ドロップ操作で直感的にページレイアウトをデザインできます。

特に「Elementor」 は、豊富なテンプレートとブロックが特徴の、非常に人気のあるページビルダーです。

カスタム投稿タイプ

「投稿」と「固定ページ」以外に、特定のニーズに合わせた投稿タイプを作成できる機能。

カスタム投稿タイプ

ニュース(お知らせ)や顧客レビュー、製品リストなど、特定のタイプのコンテンツに合わせてカスタム投稿タイプを設計できます。

プラグイン「Custom Post Type UI」 を使うと、コーディングなしでカスタム投稿タイプを追加・管理できます。

カスタムフィールド

投稿や固定ページに特別な情報を追加するためのツール。

カスタムフィールド

カスタムフィールドを使うと、以下のような、標準の投稿や固定ページにはない追加の詳細情報を保存して表示できます。

    • 本のレビュー投稿で、著者名、出版年、ジャンルなどの情報を追加する。
    • 製品ページに価格、サイズ、色などの詳細を表示する。

ステータス

投稿や固定ページの現在の公開状態を示すもの。

公開ステータス

主なステータスは以下の通りです。

    • 公開(Published):コンテンツが公開されており、Webサイトの訪問者に表示されている状態
    • 下書き(Draft):コンテンツがまだ編集作業中であり、公開されていない状態
    • 非公開(Private):コンテンツが特定のユーザー(通常はダッシュボードにログインしているユーザー)にのみ表示される状態
    • 予約済み(Scheduled):コンテンツが指定された日時に自動的に公開されるよう設定している状態(予約投稿)

公開(Published)

WordPressの投稿や固定ページがWeb上で一般公開されている状態。

公開された投稿や固定ページは、Webサイトのすべての訪問者が閲覧できます。検索エンジンのクローラーも巡回するので、検索結果に表示される可能性があります。

エディタ右側の「公開」 ボタンをクリックすると、コンテンツが公開状態になります。

公開ステータス

公開後でも投稿や固定ページの内容は修正できますし、下書きのステータスに戻すことも可能です。

下書き(Draft)

投稿や固定ページを編集中で、公開準備がまだ完了していない状態。

下書き状態の投稿や固定ページは、サイトの訪問者には表示されず、編集権限を持つユーザーだけが管理画面から閲覧・編集できます。

エディタ右側の「下書き保存」 ボタンをクリックすると、下書きとして保存されます。「プレビュー」 ボタンから、現時点の表示状態を確認することも可能です。

下書きステータス

下書き状態の投稿や固定ページは何度でも編集可能で、準備が整ったらステータスを「公開」 に変更して一般公開できます。

下書きのプレビューは通常、WordPressにログインしているユーザーしか閲覧できませんが、プラグイン「Public Post Preview」 を使うと、非ログインの第三者にもプレビュー内容を共有できます。

非公開(Private)

特定の権限を持つユーザーのみに、WordPressの投稿や固定ページが表示される状態。

WordPressにログインしていない一般の訪問者は、非公開の投稿や固定ページのURLを知っていてもアクセスはできません。

エディタ右側の「公開状態」 パネルでステータスを「非公開」に変更して保存すると、コンテンツが非公開状態になります。

非公開ステータス

期間限定のキャンペーンなど将来的に再公開する予定のあるコンテンツや、投稿テンプレートや装飾サンプルなどの内部向けコンテンツが、非公開設定の対象例です。

非公開は下書きと混同されることも多いですが、役割が明確に異なります。以下の記事で下書きとの違いを解説していますので、ぜひご覧ください。

予約済み(Scheduled)

指定した日時に投稿や固定ページが自動公開される設定(予約投稿)。

日付と時刻を入力し、「OK」 をクリックすると、「公開」 ボタンが「予約投稿」 ボタンに変わります。それをクリックすると予約投稿が設定されます。

予約済み(予約投稿)ステータス

すでに公開されている記事を予約更新する機能はWordPressにはありませんが、プラグイン「PublishPress Revisions」 を使うと、それが実現可能です。公開済みの記事の修正・編集を下書き保存し、更新するタイミングも予約できます。

保護ページ

パスワードを知っている人だけが閲覧できるページのこと。

通常のサイト運営では頻繁に使用される機能ではありませんが、会員限定コンテンツやメンバーシップサイトを手軽に作成できるため、利便性は高いです。

エディタ右側の「公開状態」 パネルでステータスを「パスワード保護」に変更し、任意のパスワードを設定して公開すると、パスワードがかかった保護ページが生成されます。

保護ページ設定

デフォルトの保護ページはデザイン性が若干悪いため、以下の記事を参考にカスタマイズすることをおすすめします。

リビジョン

投稿や固定ページの編集履歴を保存・表示する機能。

リビジョン機能

以前の内容を復元したり、過去の変更内容を確認したりするのに便利です。ブロックエディタ、クラシックエディタの両方で使えます。

メディアライブラリ

画像や動画、ドキュメントなど、WordPressにアップロードされたメディアファイルを管理する機能。

メディアライブラリ

一度アップロードされたメディアファイルは、投稿や固定ページに簡単に挿入できます。

アイキャッチ画像

投稿、固定ページ冒頭のメインビジュアルや、一覧ページのサムネイルとして設定される画像のこと。

アイキャッチ画像

アイキャッチ画像は、投稿や固定ページを象徴する画像として使用され、ユーザーの注意と興味を引く役割を担います。

カテゴリ

投稿で作成したページをジャンルやテーマごとに分類・管理する機能。

カテゴリ

WordPressのダッシュボードからカテゴリを簡単に追加、編集、削除できます。投稿を作成する際に、新しいカテゴリを直接追加することも可能です。

タグ

投稿に関連するキーワードやフレーズを指定して、カテゴリよりも細かいレベルでコンテンツを分類するために使用される機能。

タグ

投稿内でよく使われている特徴的なキーワードを、タグとして設定するのがおすすめです。1つの投稿には、複数のタグを設定できます。

パーマリンク

ページごとに固有のURLのこと。

パーマリンク

赤枠の部分がパーマリンク。「ページのURL = パーマリンク」という理解で問題ない

WordPressでは、以下から任意の形式のパーマリンクを選べます。

    • 基本:数字によるIDを使用した基本的なURL(例:?p=123)
    • 日付と投稿名:投稿の日付と投稿名を含むURL(例:/2024/04/01/sample-post/)
    • 月と投稿名:投稿の月と投稿名を含むURL(例:/2024/04/sample-post/)
    • 数字ベース:投稿IDに基づく数値形式(例:/archives/123)
    • 投稿名:投稿のスラッグのみを使用したURL(例:/sample-post/)
    • カスタム構造:特定のニーズに合わせて自由にURL構造を定義可能

スラッグ

パーマリンクの末尾にある文字列。

スラッグ

WordPressでは通常、投稿や固定ページのタイトルを基に、自動的にスラッグが生成されます。投稿や固定ページの編集画面で、スラッグを手動で編集することも可能です。

カスタマイザー

サイトの外観と機能をリアルタイムでカスタマイズするためのツール。

カスタマイザー

ダッシュボードの左側のメニューから「外観」 >「カスタマイズ」 を選択することでアクセス可能。

サイトタイトルやキャッチコピーの編集、色の変更、ヘッダー画像の設定、メニューの配置と編集、ウィジェットの追加・配置など、様々な設定を行えます(設定可能な範囲はテーマによって異なります)。

ナビゲーションメニュー

ヘッダーやフッターに表示するメニューの作成・管理ができる機能。

メニュー

「外観」 >「メニュー」 から設定画面を開けます。

設定画面では、メニュー項目の追加、削除、並び替えが簡単に行えます。

ショートコード

「[」と「]」で囲まれたコードのこと。

[my_shortcode]

ショートコード1つで、カードリンクや目次など様々なコンテンツを呼び出せるので、使い回したいパーツがあるときに非常に便利です。

WordPressにはいくつかの標準ショートコードが組み込まれており、テーマによっては、独自のショートコードが多数提供されることもあります。

ユーザー

WordPressサイトに登録され、個々のアカウントを持つ人々のこと。

ユーザー

各ユーザーは特定の役割(権限グループ)を割り当てられ、ユーザーがサイト内でどのような操作が可能かが決まります。

権限グループ

サイト内のユーザーに割り当てられる権限のこと。

権限グループを設定することで、WordPressサイトの管理者は、各ユーザーがサイト上でどのような操作を行えるかを制御できます。

以下は権限グループの6種類です。

    • 特権管理者:マルチサイトの管理者
    • 管理者:WordPress全ての機能にアクセス可能
    • 編集者:記事の管理は全て可能(「外観」「プラグイン」「設定」などの管理機能は設定不可)
    • 投稿者:自分の投稿のみ編集と公開が可能(固定ページの作成は不可)
    • 寄稿者:自分の投稿のみ編集可能(公開は編集者か管理者が行う)
    • 購読者:自分のプロフィールのみ編集可能

マルチサイト

一つのWordPressインストールで複数のサイトを作成・管理できる機能。

マルチサイト機能を有効にすると、異なるドメインやサブドメイン、サブディレクトリで複数のWebサイトを一元管理できます。

設定は多少手間ですが、複数のサイトを一つのダッシュボードで効率的に管理できるため、大規模なサイト群を運営する場合におすすめです。

マイナーアップデート

主にバグ修正やセキュリティの強化を目的とするアップデート。

既存のWordPressバージョンの安定性やセキュリティ向上のために行われます。

マイナーアップデートでは、バージョン番号の3番目の桁が増加します(例: 5.3.1 から 5.3.2)。マイナーアップデートは自動的に実施され、サイト管理者が行う作業はありません。

メジャーアップデート

新機能の追加や既存機能の大幅な改善、ユーザーインターフェースの更新などを含むアップデート。

メジャーアップデートでは、バージョン番号の2番目または1番目の桁が増加します(例: 5.3.x から 5.4.0、または 5.x から 6.0)。

メジャーアップデートは、自動更新を設定していない限り、サイト管理者が手動で実施する必要があります。更新作業自体は簡単ですが、メジャーアップデートを適用する前には、万が一の不具合に備えて、バックアップを残すことが推奨されます。

なお、WordPressのバージョン5.6以降から、自動更新がデフォルトになっています。手動更新への切り替え方法は、以下の記事を参照ください。

ダウングレード

WordPressのバージョンを、現在のバージョンから以前のバージョンに戻すこと。

ダウングレードは互換性や不具合の問題を解決するための有効な手段ですが、WordPress自体にはダウングレードの実行機能がありません。

ダウングレードを実行するには、FTPソフトを使うか、プラグインを使う必要があります。

ディスカッション設定

ピンバック・トラックバック(他のブログがあなたの記事にリンクした際に通知を受けるシステム)と、コメントを許可するかどうかの設定。

ディスカッション設定

コメントを許可する場合は、コメントに関する詳細な設定も行えます。

エクスポート

WordPressサイトのコンテンツをXMLファイルとして保存する機能。

XMLファイルには、投稿、固定ページ、コメント、カスタムフィールドなど、選択したデータを含むことができます。

エクスポート

ダッシュボードから「ツール」 >「エクスポート」 を選択し、エクスポートしたい内容を指定してダウンロードします。

インポート

エクスポートしたXMLファイルや、他システムのデータをWordPressサイトに取り込む機能。

インポート

無料ブログサービスや他CMSのデータもインポートできるので、WordPressへの乗り換え時にも便利です。

サイトヘルス

サイトの健全性とパフォーマンスを診断し、潜在的な問題を特定するためのツール。

サイトヘルス

ダッシュボードから「ツール」 >「サイトヘルス」 を選択することで機能にアクセス可能。

サイトの健全性のステータスレポートが表示され、具体的な問題に対するアクションが提案されます。

ステージングサイト

本番環境のコピーで、いわゆるテスト環境のこと。

新しい機能の追加やデザインの変更、プラグインやテーマのアップデートなど、本番環境に影響を与える前に、これらの変更を安全に試すことができます。

レスポンシブデザイン

スマートフォン、タブレット、デスクトップなど、デバイスの画面サイズに応じて、自動的にレイアウトやデザインが調整される技術。

CSSのメディアクエリを使用して、異なる画面サイズそれぞれに対し、特定のレイアウトやデザインを適用します。

現代のWeb開発の標準的なアプローチであり、多くのWordPressテーマがレスポンシブデザインに対応しています。

TCDテーマもすべてレスポンシブ対応です。

レンタルサーバー

インターネット上でWebサイトを公開するために必要なサーバーを、Webホスティング会社から借りるサービスのこと。

自分自身で物理的なサーバーを購入・設置・維持することなく、比較的安価で、インターネット上にWebサイトを公開できます。

WordPressに適したレンタルサーバーの選び方は、以下の記事で解説しています。ぜひご覧ください。

ドメイン

Webサイトのアドレスとして機能する、インターネット上の住所のようなもの。

以下のように、ドメイン名とトップレベルドメイン(TLD)で構成されます。

ドメインの構成

WordPressでサイトを構築するには、まずはドメインを取得する必要があります。取得方法は以下の記事を参照ください。

SSL(Secure Socket Layer)

Webサーバーとクライアント(通常はWebブラウザ)間の通信を暗号化することにより、第三者によるデータの傍受、改ざん、盗聴を防ぐ技術。

サイトの信頼性とセキュリティを確保するために欠かせない技術であり、個人サイトから大規模サイトまで幅広くSSLは採用されています。

Google検索エンジンもSSLを使用するサイトを優遇するため、SEOにも影響を与えます。

WordPressなら、プラグインを使用して簡単にSSLを実装できます。

SEO(Search Engine Optimization)

Webサイトが検索エンジンの検索結果ページ(SERPs)で上位に表示されるようにするための一連の施策のこと。日本語では検索エンジン最適化と呼ばれます。

titleタグや内部リンク、URL構造の最適化、適切なキーワード選定、優れたコンテンツの作成、モバイル対応、サイトの高速化といった、様々な施策があります。

SEOについて詳しくは、以下の特集ページをご覧ください。書籍3冊分のボリュームでSEOに関する知識や実用的な解説をまとめており、SEOの基本は一通り理解できるはずです。
>> SEOまるわかり大全集を見る

また、WordPressはSEOに最適化されたCMSと言われており、SEO関連のプラグインや機能も豊富に用意されています。

インデックス

Webサイトが、Googleなどの検索エンジンのデータベースに登録されること。

検索エンジンにインデックスされて初めてWebサイトが検索結果に表示されるため、Webサイトが検索エンジンにインデックスされることは、SEOの最も基本的な要素です。

何らかの理由でWebサイトをインデックスさせたくない場合は、メタタグ(<meta name=”robots” content=”noindex”>)を使用して、特定のページやコンテンツがインデックスされないよう制御できます。

WordPressサイトでインデックスを制御する場合、以下の記事の方法がおすすめです。

パンくずリスト

Webサイトのナビゲーション機能の一つで、現在のページがサイト内のどこに位置しているかを示すためのトレイル(道筋)を表示するもの。

通常、階層的なリンクの一覧として、ページの上部に水平に表示されます。

パンくずリスト

パンくずリストの設置は、検索エンジンのクローリング効率向上と内部リンクの増加で、SEO効果が期待できます。

パンくず機能が標準で組み込まれているWordPressテーマなら、テーマ設定からパンくず機能を有効にするだけで実装可能。

Breadcrumb NavXT」 「Yoast SEO」 などのプラグインを利用する方法もあります。

ページネーション

長いコンテンツを複数のページに分割して表示する技術のこと。

大量の記事が並ぶアーカイブページ(一覧ページ)や長文のコンテンツを小分けにする際によく使われます。

アーカイブページ(一覧ページ)のページネーション

WordPressサイトの場合、テーマによってはデフォルトでページネーションが実装されています。実装されていないテーマの場合は、プラグインで補うか、テンプレートファイルを編集して自作する方法があります。

HTMLサイトマップ

Webサイトの主要なページへのリンクを一覧表示するためのページ。

目的のページにアクセスしやすくなったり、サイトの階層構造を視覚的に理解できたりと、ユーザーの利便性向上につながります。

WordPressサイトの場合、プラグインを使うことで、HTMLサイトマップを簡単に生成できます。

XMLサイトマップ

WebサイトのURLリストをXML形式で記述したファイルのこと。

XMLサイトマップは、検索エンジンのクローラーがサイト内のページを効率的に発見し、インデックスするための重要なツールです。

HTMLサイトマップと違い、ユーザーの目に触れることはなく、検索エンジンのクローラーのために存在します。

WordPress 5.5以降のバージョンでは、標準でXMLサイトマップを生成する機能が追加。プラグインをインストールしなくても、WordPressサイトに自動的にXMLサイトマップが生成されるようになりました。

ただ、細かい設定を行う場合は、「Sitemap Generator for Google」 など、専用のプラグインをインストールしたほうが便利です。

フロントページ(ホームページ)

いわゆるトップページのこと。

WordPressでは、「表示設定」 の「ホームページの表示」 から、最新の投稿(ブログ一覧)や特定の固定ページをフロントページに設定できます。

フロントページの設定

デフォルトでは、フロントページに最新の投稿が表示される設定になっていますが、使用するテーマによっては、設定変更が必要です。

以下の記事を参照ください。

404ページ

Webサイト上に存在しないページをユーザーがリクエストしたときに表示されるエラーページ。

404ページ

404ページは、単なるエラーメッセージとして機能させるだけでは十分ではありません。

他の重要なページへのリンクやサイト内検索ボックスの設置など、ユーザーの利便性を向上させるための工夫が必要です。

WordPressでは、「404.php」 テンプレートファイルを編集したり、プラグインを使用したりすることで、404ページをカスタマイズできます。

リダイレクト

あるURLにアクセスした際、別のURLへ自動的に転送する仕組み。

URLの変更やドメインの移行、重複したコンテンツの統合といった場面でリダイレクトは使われます。

リダイレクトにはいくつか種類がありますが、301リダイレクト(恒久的な移動)が選択されることが多いです。古いURLから新しいURLに恒久的にリダイレクトする設定で、前URLの検索エンジン評価を(完全ではないものの)新URLに引き継ぎます。

WordPressでは、リダイレクトを簡単に設定するためのプラグインが多数提供されています。

プラグインを使用しない設定方法は、以下の記事を参照ください。

canonical

HTMLのメタタグの一種。

サイト内に重複するコンテンツが存在する場合、どのURLを「正規の」 ページとして扱ってほしいかを検索エンジンに示すために使われます。

WordPressでは、canonicalタグを設定するためにプラグインを使用することが一般的です。例えば「All in One SEO」 や「Yoast SEO」 には、canonicalタグの設定機能があります。

検索結果ページ

ユーザーがサイト内検索ボックスにキーワードを入力して、検索を実行したときに表示されるページ。

検索結果ページ

高度な検索アルゴリズムを導入し、関連性の高い結果を精度高く表示することが重要です。

WordPressサイトの場合、プラグインを使用することで、サイト内検索の機能を強化できます。

キャプション

主に画像の下に添えられる短いテキスト説明。

画像下のテキストは読まれやすく、キャプションに画像の内容を補足するテキストを簡潔に記載すると効果的です。

また、検索エンジンは画像のキャプションもクロールするため、適切なキャプションを設定することでSEO効果も期待できます。

キャプションの設定

WordPressでは、メディアライブラリや投稿・固定ページの編集画面から、簡単にキャプションを設定可能

alt属性(代替テキスト)

HTMLの<img>タグに使用される属性で、画像の内容を説明するテキストのこと。

/* alt属性の記述例 */ <img src="example.jpg" alt="美しい夕焼けの風景">

画像が何らかの理由で表示されない場合(画像ファイルが破損している、ネットワークの問題があるなど)、alt属性に指定されたテキストが画像の代わりに表示されます。

画像の内容を簡潔かつ具体的に説明するテキストを記述することで、検索エンジンが画像の内容を正しく理解する手助けになり、SEOの観点からも有効です。

alt属性の記述

WordPressでは、メディアライブラリや投稿・固定ページの編集画面から、簡単にalt属性を設定可能

自動インストール

手動でファイルをアップロードしたりデータベースを設定したりすることなく、WordPressを簡単かつ迅速にセットアップする機能。

多くのレンタルサーバーがWordPressの自動インストールに対応しています。

参考:エックスサーバーのWordPress簡単インストール

手動インストール

サーバーにファイルを転送するためのソフト(FTP)を使い、WordPressのファイルをサーバーに直接アップするインストール方法。

データベースも手動で設定します。

自動インストールよりも時間がかかり、技術的な知識も必要ですが、より柔軟で細かいコントロールが必要な場合には適した方法です。データベースの概念やFTPの使い方などを学ぶ良い機会にもなります。

OGP(Open Graph Protocol)

WebページがSNSでシェアされた際に、そのページのタイトルやURL、概要、アイキャッチ画像を正しく表示させる仕組み。

OGPを適切に設定することで、シェアされたページへの流入増が期待できます。

WordPressでOGPを設定するには、プラグインを使用する方法が一般的です。例えば「All in One SEO」 や「Yoast SEO」 には、OGPを簡単に追加・管理できる機能があります。

WordPressテーマによっては、管理画面にOGPの設定項目が用意されているものもあります。TCDテーマにもOGP設定機能は実装されています。

ファビコン

Favorite Iconの略で、Webサイトを象徴する小さなアイコンのこと。

ブラウザのタブ、ブックマークリスト、履歴ログ、URLバーなどに表示されます。

ファビコン

WordPressでは、サイトアイコン設定機能を使うことで、ファビコンを簡単に設定できます。

HTML(HyperText Markup Language)

Webページを作成するための標準的なマークアップ言語。

テキスト、画像、リンク、フォームなど、Webページのコンテンツを記述するために使用されます。

詳しく知りたい方はこちらの記事をご覧ください。

WordPressのテーマは、HTMLを含むテンプレートファイルで構成されており、HTMLの知識があれば、それらのファイルを編集してサイトをカスタマイズできます。

また、WordPressの投稿ページや固定ページのエディタは、HTMLのタグ打ちが可能です。ブロックエディタ(Gutenberg)は「カスタムHTML」 のブロックを、クラシックエディタは「テキストモード」 を選択すれば、HTMLの編集ができます。

CSS(Cascading Style Sheets)

HTMLの見た目を指定するためのスタイルシート言語。

CSSを使用することで、ページのレイアウト、色、フォント、背景などのデザインを調整できます。

WordPressテーマには通常、「style.css」 というスタイルシートが含まれており、ここでサイト全体のスタイルを定義しています。「style.css」 を編集することで、サイトの外観をカスタマイズ可能です。

追加CSS

大元のCSSファイルを直接編集することなく、任意のCSSを記述してサイトをカスタマイズできる機能。

WordPressのバージョン4.7から正式に実装されました。

ダッシュボードから「外観」 >「カスタマイズ」 を選択し、カスタマイザーを開き、オプション一覧の「追加CSS」というセクションにCSSコードを入力します。

追加CSSの入力

コードを入力すると、その場でプレビュー画面に変更が反映されるため、見た目を確認しながらカスタマイズを進めることができます。

二要素認証

WordPressのダッシュボードにログインする際、2つの異なる認証手段を要求する仕組み。

追加の認証ステップを設けることで、WordPressサイトのセキュリティが大幅に向上します。

WordPressで二要素認証を設定するには、通常、プラグインを使用します。以下の記事を参照ください。

メンテナンスモード

Wedサイトが保守作業中であることを訪問者に通知する機能。

このモードを有効にすると、通常のコンテンツの代わりにメンテナンス中であることを示すページが表示されます。

プラグインを使用すると、カスタマイズ可能なメンテナンスページを簡単に設定できます。

テーマファイルエディター

ダッシュボードから直接テーマのファイルを編集するためのツール。

PHPやCSS、その他のテーマに関連するファイルをブラウザ上で直接修正できます。

テーマファイルエディターにアクセスするには、ダッシュボードにログインし、「外観」 メニュー内の「テーマファイルエディター」 を選択。

テーマファイルエディター

テーマのファイル一覧が表示され、選択したファイルをエディタ上で開いて編集できます。

誤ってサイトを壊すリスクがあるため、ファイルを編集する前には必ずバックアップを取ってください。

phpMyAdmin

WordPressのデータベースを管理するために使用されるツール。

直感的で使いやすいGUI(Graphical User Interface)形式で、複雑なコマンドを入力することなく、データベースの追加や削除、ユーザーの管理などが可能です。

多くのレンタルサーバーはphpMyAdminを標準で提供しており、サーバー管理画面から簡単にアクセスできます。

TCDテーマ独自機能の用語まとめ

当サイトで販売しているWordPressテーマのブランド「TCD」 独自の用語をまとめました。
>> WordPressテーマ「TCD」 とは?
>> TCDテーマ一覧はこちら

カスタムCSS

テーマファイルを編集することなく、任意のスタイルを追加できる機能。

WordPressにデフォルトで実装されている追加CSSとは違い、各投稿タイプの編集画面にもCSSの入力欄が用意されているため、ページごとに出力するスタイルを分けることが可能です。

エディタ内のカスタムCSS

TCDテーマをお使いの方は、ぜひ下記を参考にカスタムCSSをお試しください。

カスタムスクリプト

TCDテーマの管理画面に入力したスクリプトを<head>タグ内に出力できる機能。

カスタムスクリプト

テーマファイルを編集することなく、GA4のトラッキングコードやGoogle広告のコンバージョンタグなど、任意のスクリプトを安全に設置できます。

テーマオプション

WordPressの管理画面から簡単にカスタマイズが行えるTCDテーマ特有の機能。

TCDテーマオプション

TCDではコンセプトに基づいたテーマのラインナップが揃っており、各テーマごとに最適なテーマオプション機能が搭載されています。

クイックタグ

記事執筆やコンテンツの作成をサポートする、TCDテーマオリジナルの機能。

TCDクイックタグ

エディター内のボタン一つで投稿や固定ページにボタンや吹き出し、囲み枠などのパーツを挿入できます。

コンテンツビルダー

サイトのトップページを直感的に作れるTCDテーマ独自の機能。

コンテンツビルダー

コンテンツビルダーを使えば、コンテンツの追加・削除・並び替えが簡単に行え、自由度の高いトップページを構築できます。
>> 自由度の高いトップぺージを構成することができるコンテンツビルダー

WordPress使い方大全集でさらに詳しく学べます。

WordPressの基本的な用語を理解した後は、以下の特集ページをご覧ください。

WordPressの基礎知識から使い方、各種設定、記事の書き方、セキュリティ強化、メンテナンス・保守まで、WordPressを使いこなすための情報をまとめています。

一気に学ぶのも良いですし、困ったときの辞書として使うのも良いでしょう。「わかりやすくまとまっている」 と、WordPress初心者や入門者にも好評のページですので、ぜひチェックしてみてください。
>> WordPress使い方大全集を見る

おすすめWordPressテーマ
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デモ

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