WordPressでブログを開設したものの「記事を書くのって意外に大変」と感じていませんか?
それもそのはず。
WordPressは、ショートカットキーやプラグインをインストールしてこそ、本領を発揮します。ブログ記事を効率的に作成するには、WordPressの便利な機能をマスターすることが大切です。
本記事では、WordPress初心者が知っておくべき便利機能を10個に厳選して紹介します。
全て無料で利用できるので「これ便利そう!」と思う機能を見つけたら、ぜひ試してみてくださいね。また、玄人目線からみても便利なプラグインはこちらの記事で紹介しています。
WordPress公式ディレクトリには2024年6月時点で、59,000個のプラグインが無料で公開されています。その中にはニッチなものから汎用性の高いもの、頻繁に更新されているものや更新が止まっているものまで様々です。 この記事ではTCDがおすすめするWordPressプラグインをご紹介してい...
WordPress初心者向け便利機能とプラグイン10選
WordPress初心者にこそ活用してほしい、便利機能とプラグインは以下の通りです。
- Markdownの活用:効率化
- 見出しスタイルの変更:ショートカットキー
- リンクの挿入:ショートカットキー
- Yoast Duplicate Post:記事複製プラグイン
- Advanced Editor Tools:ツールバーの拡張
- FileBird:メディアファイルのフォルダ分け
- Instant Images:エディタ内で写真を検索
- EWWW Image Optimizer:画像圧縮
- Flexible Table Block:表のカスタマイズ
- Rinker:商品リンクのカスタマイズ
1. Markdownの活用:効率化
Markdown(マークダウン)とは、見出しや箇条書きなどを効率的に記述するための方法です。
H2見出し | ## |
H3見出し | ### |
H4見出し | #### |
箇条書き | – |
番号付きの箇条書き | 1. |
※全て記号のあとに「半角スペース」を入力すること。
例えば、箇条書きのリストを作成する際、わざわざツールバーをクリックしてリストを選択していませんか?
Markdownを覚えておけば、キーボードをタイピングするだけで、簡単にリストを作成できます。
「記号 + 半角スペース」を入力するだけなので、プログラミングスキルは必要ありません。
よく使う記法を覚えて、記事作成の時間を短縮しましょう。
「今より早く記事を書きたい」 「効率よく書く方法はないか?」 Webライティングに携わっていると、こう思うことがあります。 そこで当記事では記事をよりスピーディに書く手段として「マークダウン記法」をご紹介いたします。よくあるマークアップとの違いも含めて解説しています。 マーク...
2. 見出しスタイルの変更:ショートカットキー
WordPressのクラシックエディタを使っている方は、ショートカットキーを入力して見出しを切り替えることができます。
・Windows:Shift + 見出しの番号
・Mac:control + option + 見出しの番号
見出しを変更したい際は、マウスカーソルを合わせてショートカットキーを入力すればOKです。
「見出し→本文」へ変更する際も「control + option + 7」と入力するだけなので、効率的に記事を作成できるでしょう。
3. リンクの挿入:ショートカットキー
WordPressはリンクの挿入もショートカットキーを利用できます。
・Windows:Ctrl + V
・Mac:command + V
リンクを挿入したいテキストをハイライトして、上記のショートカットキーを入力するだけです。
今までツールバーからリンクの挿入ボタンをクリックしていた方は、ストレス解消になるでしょう。
Markdown、見出しスタイルの変更、リンクの挿入のショートカットキーを利用するだけでも、ブログ記事の執筆時間を大きく改善できるはずです。
早速、日々の編集業務に活用してみてくださいね。
4. Yoast Duplicate Post:記事複製プラグイン
Duplicating postsは、無料で使える記事複製プラグインです。
プラグインをインストールして記事を表示すると、画面上部にメニューが追加されます。
新規下書きとして複製 | 編集画面が開き、別記事として保存できる |
書き換え & 再公開 | 既存のページの編集画面が開く 再公開をクリックすると変更内容が適用される |
WordPressで記事をリライトする際「投稿を編集」ボタンから進むと、下書き保存ができないデメリットがあります。
Duplicate Postを使えば、変更をいつでも下書き保存できるため安全にリライトできるでしょう。
ちなみに、ブログ記事のリライトは必須の作業です。
- ジャンルによって書くべきキーワード数が限られる
- 定期的にリライトしないと検索順位が下がる
- 読者に古い情報を与えかねない
上記のような理由があるため、定期的にリライトすることをおすすめします。
リライトするタイミングは、記事を公開して3〜6ヶ月ほどたった頃がベストです。
検索順位が安定して、リライトすべき記事が分かります。
検索順位が20〜4位ほどに位置している記事をリストアップし、Duplicate Postを活用して安全にリライトしてみてください。
効果的なリライト方法については、下記記事で解説しています。
記事のリライトは、ブログのアクセスを増やすために欠かせない手法です。検索エンジンからアクセスを集めるには、リライトを前提としたブログ運営が必要です。 リライトによって、検索順位がアップしたりアクセス数が増加することもありますが、減少することもあります(下のグラフは増加した例)。 リラ...
5. Advanced Editor Tools:ツールバーの拡張
Advanced Editor Toolsは、ツールバーをカスタマイズできる無料のプラグインです。
特に便利なのは、ブロックエディタ上でクラシックエディタが利用できるところ。
WordPressのテーマによっては、クラシックエディタのみに対応している機能があります。通常、ブロックエディタでは利用できない機能も、Advanced Editor Toolsを使えば使えるようになるのです。
例えば、ブロックエディタでアフィリエイト広告を貼り付ける場合、センターに配置することができません。
Advanced Editor Toolsを使うことで、かゆいところに手が届くようになりますよ。
WordPressで記事を書く時には、「ビジュアル」と「テキスト」の2タイプのエディタが選べます。この記事では「ビジュアル」エディタをパワーアップさせるプラグイン「TinyMCE Advanced」をご紹介します。箇条書きの文章を書いたり、簡単な図表も作れるようになるため、必要な機能があれば入れてお...
6. FileBird:メディアファイルのフォルダ分け
WordPressを使っていて「写真をフォルダ分けできたらな」と思ったことはありませんか?
FileBirdを利用すれば、メディアファイル内にフォルダを作成できます。
画像をフォルダへ入れる際は、ドラッグ & ドロップできるので、PCのフォルダを整理するのと同じ感覚で操作できるでしょう。
- 利用頻度の高い画像
- 記事内に挿入するバナー
- ジャンル別で画像を整理
用途に合わせてフォルダを整理できれば、画像を選ぶ際の時間を短縮できるはずです。
入れっぱなしだった画像を整理して、使いたいときにパッと挿入できる環境を作っておきましょう。
WordPressのメディアライブラリを整理したいことってありませんか? 基本的には記事の数だけアイキャッチ画像は増えていきますし、サイトのデザインに必要な画像や、バナー等の画像も長く運営すればするほど増えていきます。 画像が増えすぎると、どこに何の画像があるかわかりにくいですよね。そこ...
7. Instant Images:エディタ内で写真を検索
Instant Imagesは、WordPressの編集画面上で、商用利用OKの画像を検索できるプラグインです。
操作は至って簡単。
追加されたInstant Imagesボタンをクリックして、キーワード検索すると、該当する画像が一覧表示されます。
文章の流れを見ながら画像を選択できるのがメリットです。
参考画像では「Unsplash」で画像を検索していますが、Openverse、Pixabay、Pexelsにも対応しています。
設定画面では画像のサイズの指定や、デフォルトで利用する画像サイトを指定することも可能です。
視覚を刺激するブログ記事を作成したい方は、Instant Imagesを利用するとよいでしょう。
8. EWWW Image Optimizer:画像圧縮
EWWW Image Optimizerは、画像のファイルサイズを圧縮できるプラグインです。
既存の画像を一括で圧縮できるため、アップロード済みの画像も最適化できます。画像の解像度が高すぎると、ブログの表示速度が遅くなる原因になってしまうのです。
ブログの表示速度が遅いと、Googleの評価だけでなく、読者のストレスになりかねません。
Googleは、1記事のファイルサイズが1.6MB以下になるように推奨しています。
今まで、ダウンロードしたままの画像を使っていた方は、EWWW Image Optimizerを使って、ファイルサイズのダイエットをしましょう。
以前、WordPressが重くなる理由としてプラグインが原因の一つであると記事を書かせていただきました。 WordPressが重い!!その原因を発見するプラグイン「P3 (Plugin Performance Profiler)」 ただし、他にもWordPressが重くなる理由に画像...
9. Flexible Table Block:表のカスタマイズ
Flexible Table Blockは、WordPressのブロックエディタで表(テーブル)を自由にカスタマイズできるようになるプラグインです。
デフォルトのブロックエディタは表を挿入できるものの、セルの色を変更したり、特定の箇所のみ太字にしたりなどのカスタマイズができません。
Flexible Table Blockを活用することで、表を自由に編集できます。
各セルを独立させることも可能です。
ブロックエディタで見やすい表を作成したい方は、ぜひFlexible Table Blockを試してみてください。
WordPressのブロックエディタは、テーブル(表)の各セルを個別にカスタマイズできない問題があります。 直感的に操作できるブロックエディタにも関わらず、テーブルだけはクラシックエディタを使う必要がありました。この問題を解決してくれるのが、今回紹介するFlexible Table Block...
10. Rinker:商品リンクのカスタマイズ
Rinkerは、見栄えのよい商品リンクを作成できるプラグインです。
物販アフィリエイトでは、リンクボタンの分かりやすさがクリック率に影響します。Rinkerを使えば、商品のタイトルやボタンの色などを自由にカスタマイズ可能です。
商品画像とリンクボタンを、プログラミングスキルなしで変更できます。
きれいな商品リンクを作成して、物販アフィリエイトの売上げアップを目指しましょう。
パッと目につく商品リンクを作る時に便利なのが、無料で利用できるWordPressのプラグイン「Rinker」です。 Amazon、楽天、Yahoo!などのリンクを、商品画像つきで作成できます。プログラミングの知識がなくても利用できるので、ブログ初心者でも問題なく使えるでしょう。 本記事では、Rink...
まとめ
WordPressは、ショートカットキーやプラグインを活用することで、記事作成にかかる時間を大幅に短縮できます。
Markdownやショートカットキーを覚えると、効率的なライティングが実現可能です。Flexible Table BlockやRinkerを使えば、ブログ記事のアップグレードもできます。
自分色にWordPressをカスタマイズして、ブログ運営を楽しんでいきましょう。
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