パッと目につく商品リンクを作る時に便利なのが、無料で利用できるWordPressのプラグイン「Rinker」です。 Amazon、楽天、Yahoo!などのリンクを、商品画像つきで作成できます。プログラミングの知識がなくても利用できるので、ブログ初心者でも問題なく使えるでしょう。 本記事では、Rinkerの使い方を解説します。大量の商品を扱う物販アフィリエイター向けに、商品リンクを効率的に作る方法も紹介しているので、ぜひ参考にしてみてください。 気になる章にジャンプできます。
Rinker(リンカー)とは
Rinker(リンカー)はプログラミングの知識がない人でも、おしゃれな商品リンクを作れるプラグインです。商品リンクはアフィリエイトタグに対応しているため、ここから商品が売れれば、アフィリエイト報酬が入ります。
下の例を見てみてください。
Amazonアソシエイト標準のデザインは、シンプルかつ小さいため目を引きにくいです。
Rinkerで作られた商品リンクは、Amazonだけでなく楽天、Yahoo!ショッピングなどのボタンも含められます。見た目もデザイン性が高いですよね。物販アフィリエイトでは、結構重要になるかなと思います。
- 商品を検索
- ショートコードを記事に挿入
- 任意で価格の非表示やボタンをカスタマイズ
とてもシンプルな流れで、見た目の整った商品リンクが作れるのがメリットです。
無料で使えるため、ブログ初心者から月100万円以上稼ぐ専業アフィリエイターまで、幅広く利用されています。
Rinkerの利用前に準備しておくもの
Rinkerを使うには、以下のアカウントを準備しておきましょう。
- Amazonアソシエイト
商品検索にAPIを利用します - 楽天アフィリエイト
こちらも商品検索に使います - バリューコマース
Yahoo!ショッピングと提携しておきましょう - もしもアフィリエイト
Amazonアソシエイトの審査に通らない場合に使います
Amazonアソシエイトは、アフィリエイト報酬の受け取りだけでなく、商品を検索したり、最新の価格を取得する際に使われます。事前にAmazonアソシエイトの審査に通過しておくとスムーズです。
審査が済んでない人は、もしもアフィリエイトでRinkerを使えるようにしておき、Amazonアソシエイトの審査を進めておくのがおすすめ。
理想的な設定は、以下の通りです。
Amazon | Amazonアソシエイト |
楽天市場 | もしもアフィリエイト |
Yahoo!ショッピング | バリューコマース |
最も成果報酬が高く、トラブルが少ない設定になります。
物販アフィリエイトで真剣に稼ぎたい人は、上記の設定を目指しましょう。
Rinkerのインストールと初期設定
はじめにRinkerをお使いのWordPressにインストールしていきましょう。
Rinkerをダウンロードする
RinkerはWordPress公式プラグインではないので、別のサイトからダウンロードします。
pixivが運営するマーケットプレイスのBOOTHにて、無料ダウンロードが可能です。ダウンロードにはBOOTHのアカウントが必要になります。作成方法を順に見ていきましょう。
はじめにBOOTHのトップページにある「ログイン」をクリックしてください。
次に「pixiv IDを作ってログイン」をクリックします。
※すでにアカウントを持っている方は「pixiv IDでログイン」をクリックしてログインを完了させましょう。
アカウントはGoogleやApple、Twitter、Facebookのアカウントと紐付けることもできます。
好きなものを選択しましょう。
今回は例としてGoogleアカウントと連携します。
「アカウントの選択」が表示されるので、紐付けたいアカウントを選択しましょう。
ログインが完了したら、以下のリンクにアクセスして「無料ダウンロード」をクリックしてください。
zipファイルが保存されていれば、ダウンロードは完了です。
WordPressにインストールする
RinkerをWordPressにインストールする手順は、以下の通りです。
- 「プラグイン」→「新規追加」の順にクリック
- 「プラグインのアップロード」をクリック
- 「ファイルを選択」からzipファイルをアップロード
WordPressの管理画面左側にある「プラグイン」の「新規追加」をクリックします。
「プラグインのアップロード」をクリックすると、ファイルの選択メニューが表示されます。
こちらにダウンロードしたzipファイルをそのままアップロードしてください。
アップロードが完了したら「今すぐインストール」をクリックしましょう。
最後に「プラグインを有効化」をクリックすれば、インストール完了です。
初期設定に移りましょう。
基本設定
WordPressの管理画面より「設定」にある「Rinker設定」をクリックしてください。
Rinkerの設定画面が表示されます。
商品情報の再取得
Rinkerは、Amazon APIから商品情報を24時間に1度のペースで取得しています。
Amazon APIとは
Amazonから商品情報を取得できる間口のようなもの。膨大なデータベースにアクセスできる。
注意点は、Amazon APIにはアクセス上限がある点です。上限はアフィリエイトの成果によって変わります。そのため、商品リンクが多くて、成果が少ないサイトの場合、すぐに上限に達してしまう可能性があります。
Amazon APIの上限に達すると、利用制限がかかり商品情報の取得ができなくなる仕組みです。
この仕組みを理解した上で、商品情報を再取得するかどうかを決定します。ひとまず「再取得をする」に設定しておき、制限がかかったら「再取得をしない」に変更してもよいでしょう。
商品の価格を表示したくない方は「価格を非表示にする」にチェックを入れてください。
「再取得をしない」に設定すると、もれなく価格が非表示になります
画像の複数表示
Rinkerでは、通常1枚の商品画像とリンクボタンの構成になりますが、こちらにチェックを入れると、商品画像を複数枚取得できます。
注意点としては、画像が増えるので読み込み時間も増えること。1記事で10個以上の商品を紹介する場合、表示速度に影響が出てきます。表示速度が気になる方は、チェックを外しておきましょう。
Amazon APIの設定
次にAmazonのAPIを設定します。
はじめに「Amazon Product Advertising APIの認証キーを取得」をクリックしましょう。
Amazonのページが表示されます。
「認証キーの管理」にある「認証情報を追加する」をクリックしてください。
アクセスキーとシークレットキーが表示されます。
ちなみにシークレットキーは、後から確認できなくなるので「認証情報をダウンロードする」をクリックして、保管しておくようにしましょう。
アクセスキーとシークレットキーをRinkerの画面にコピペしてください。
AmazonアソシエイトのトラッキングIDを設定します。「トラッキングIDの管理」をクリックしてください。
Amazonのページが表示されます。
「選択中のトラッキングID」をコピーしましょう。
トラッキングIDに個人情報を含めている人が非常にたくさんいます。「名前+誕生日」などの組み合わせをトラッキングIDにしている方は、個人情報が漏れる原因になるので気をつけてください。
「トラッキングIDを追加する」から、新規でトラッキングIDを追加しておくと良いでしょう。
コピーしたトラッキングIDをRinkerのページに貼り付けます。
「リンク先を商品の詳細画面にする」にチェックを入れておくと、商品ページが直接表示されるのでおすすめです。
楽天アフィリエイトの設定
次に楽天アフィリエイトの設定をしていきましょう。
楽天公式のアフィリエイトでは、報酬の受け取りが楽天ポイントのみになります。現金で報酬を受け取りたい方は、後に紹介するもしもアフィリエイト経由で登録しましょう。
楽天公式のアフィリエイトIDを設定したい方は「楽天のアフィリエイトID」をクリックしてください。
楽天のページが表示されますので、記載されているアフィリエイトIDをコピーしましょう。
RinkerのアフィリエイトIDにコピペします。
次に「アプリID/デベロッパーID」を設定します。
こちらは楽天で商品検索する際に使うものなので、必ず設定してください。
以下のリンクにアクセスしてください。
楽天のデベロッパーページが表示されます。
「+アプリIDの発行」をクリックしてください。
アフィリエイトするサイト情報を登録します。
- アプリ名=サイト名
- アプリURL=サイトURL
上記2つを設定して、認証コードを入力します。
入力が完了したら「契約に同意して新規アプリを作成」をクリックしてください。
「アプリID/デベロッパーID」をコピーしてください。
コピーしたコードをRinkerの設定画面に貼り付けましょう。
Amazonと同じく「リンク先を商品の詳細画面にする」にチェックを入れておくと便利です。
これで楽天の設定は完了です。
Yahoo!ショッピングの設定
Yahoo!ショッピングのアフィリエイトは、ASPのバリューコマースを使います。
ここでは設定が簡単な「LinkSwitch」について解説します。
バリューコマースにログインしたら、トップページ上部のメニューから「ツール」→「LinkSwitch」→「LinkSwitch設定」の順でクリックしてください。
続いて「LinkSwitchを利用開始する」をクリックしましょう。
「LinkSwitchタグ」が表示されるので、こちらのコードを全てコピーしてください。
コピーしたコードは、Rinkerの「LinkSwitch」にペーストしましょう。
下の「アフィリエイトID」は空欄のままで問題ありません。
これでYahoo!ショッピングの設定は完了です。
もしもアフィリエイトの設定
もしもアフィリエイトには、Amazon、楽天、Yahoo!ショッピングのアフィリエイトがあるので、こちらで統一することも可能です。
例えば、Amazonアソシエイトの審査に落ちてしまった人でも、もしもアフィリエイトの審査に通過できれば、Amazonの商品をアフィリエイトできます。
ただし、Yahoo!ショッピングのみ、成果報酬が商品代金の0.77%と低くなっています。バリューコマースは0.93%以上なので、損したくない方はこちらを利用しましょう。
今回は例として、AmazonのIDを取得する方法を紹介します。
楽天とYahoo!ショッピングの取得方法も同じです。
もしもアフィリエイトのトップページからAmazonを検索します。
※必ず事前に提携申請を行ってください。
Amazonを見つけたら「広告リンクへ」をクリックしましょう。
「ソース」の中にある「a_id=123456&」の「123456」の部分に該当する数字をコピーします。
コピーしたコードをRinkerの設定画面に貼り付けましょう。
「もしもリンク優先ショップ」は、以下のように設定することで、商品検索の取りこぼしが少なくできます。
これでもしもアフィリエイトの設定は完了です。
Google Analytics トラッキングにチェックを入れると、文字通りトラッキング機能が利用できます。
デザイン設定は、デザインなし、ノーマル、スタイルアップの3種類から選択可能です。こちらはノーマルを選択しておくことをおすすめします。
全ての設定が完了したら「変更を保存」をクリックしましょう。
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Rinkerの基本的な使い方
Rinkerで商品リンクを作る方法は、WordPressの管理画面と投稿画面の2パターンがあります。
管理画面から商品リンクを作成する
WordPress管理画面左側のメニューから「商品リンク」→「新規追加」の順でクリックします。
はじめに「商品情報を取得」をクリックしてください。
商品キーワードを入力して検索ボタンを押すと、該当商品が一覧表示されます。
商品リンクを作成したい商品の「商品リンクを追加」をクリックしてください。
商品情報が取得されました。
ちなみにAmazon、楽天ともに商品タイトルが長すぎるので、分かりやすいタイトルに編集しておきましょう。
メーカー名と商品名を入力しておくのがおすすめです。
中央付近にあるボタンのURL右側の「確認」をクリックすると、リンク先を表示できます。
問題なければ「公開」をクリックして完了です。
Rinkerの「商品リンク」を見ると、新しく商品リンクが追加されていることを確認できます。
記事に商品リンクを追加する際は、ショートコードをコピペすればOKです。
※ビジュアルエディタ上に貼り付けてください。
投稿のプレビューを確認してみましょう。
下画像のように表示されていれば完了です。
事前に管理画面から商品リンクを作成しておけば、記事を作る際の流れもスムーズです。商品数が多い人や、同じ商品を複数の記事で紹介したい人は、管理画面から作業すると良いでしょう。
投稿画面で商品リンクを作成する
投稿画面で直接商品リンクを作る方法を紹介します。
①クラシックエディタで商品リンクを作る
Rinkerを有効化すると、クラシックエディタの編集画面に「商品リンク追加」ボタンが追加されるので、こちらをクリックしてください。
管理画面の時と同じ画面が表示されます。
キーワード検索して、該当する商品の「商品リンクを追加」をクリックしましょう。
ショートコードが追加されました。
プレビューをチェックして問題なければ作業完了です。
過去に利用した商品リンクは、自動で保存されます。
「登録済み商品リンクから検索」をクリックしてみてください。
「リンク編集」をクリックすると、商品のタイトルなどを編集可能です。
②ブロックエディタで商品リンクを作る
ブロックエディタの編集画面で、商品リンクを挿入したい場所で「/」を入力します。
「rinker」と入力すると、Rinkerがヒットするので、こちらをクリックしてください。
「商品リンクを追加」をクリックします。
あとは前述した通り、キーワード検索して該当する商品を追加すればOK。
ブロックエディタの場合、投稿画面上でプレビューを確認できるので、より分かりやすいと思います。
以上で商品リンクの作成が完了しました。
これで、Rinkerを使ってアフィリエイトできるようになります。読者に紹介したい商品を、どんどん追加していきましょう。
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大量の商品リンクを効率的に管理する方法
物販アフィリエイトをメインにする場合、商品数も膨大な量になりますよね。
そんな時に便利なRinkerの使い方を紹介します。
- 管理画面で商品リンクを作成
- カテゴリーごとに分類
- ショートコードをコピペ
管理画面で商品リンクを作成
はじめに管理画面から、商品を追加していきます。
この時、商品タイトルも編集しておくと、後の作業がスムーズに行えるのでおすすめです。
カテゴリーごとに分類
Rinkerのカテゴリー機能を活用して、ジャンルごとに商品を分けておきましょう。
任意の名前とスラッグ(半角英数で設定)を入力して「新規商品リンクカテゴリーを追加」をクリックすると、右側に追加されていきます。
ブログ記事のカテゴリーを追加する手順と全く同じです。
商品リンク一覧で、カテゴリー分けしたい商品の「クイック編集」を選択します。
カテゴリーを指定して「更新」をクリックしましょう。
これでカテゴリー分けが完了しました。
商品リンクを追加
商品リンクを追加する際は、カテゴリーを指定することで、効率的に商品を見つけられます。
「商品リンクを追加」をクリックして、記事内に挿入すれば作業完了です。
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Rinkerのカスタマイズ機能
Rinkerの知っておくと便利なカスタマイズ機能をまとめました。
- ショートコードで商品名を変更する
- ボタンを追加・削除する
- 価格の非表示
ショートコードで商品名を変更する
ショートコード上で商品名を変更する際は、以下のコードを追記します。
title=タイトル
例を見てみましょう。
デフォルトのコードの後に「title=タイトル」を追記すると、タイトルが反映される仕組みです。
ちなみにコードを追記する際は、デフォルトのコードの間に半角スペースを挿入してください。
これで投稿画面から直接タイトルを変更できます。
ボタンを追加・削除する
Rinkerはボタンの追加や削除も行えます。
ボタンの追加方法
ボタンを追加したい商品の「編集」をクリックします。
画面中央付近に「自由URLボタン名」の項目があります。
こちらにボタン名とリンク先のURLを入力しましょう。
ボタンの番号は、並び順を意味しています。
並び順は以下の通りです。
例えば、公式サイトのアフィリエイトリンクがある場合、Amazonや楽天よりも成果報酬が高いので、ボタンを追加しておくことをおすすめします。
ボタンの削除方法
不要なボタンを削除したい場合は、リンクを削除すればOKです。
表示したいボタンのみURLを入力することで、表示・非表示を切り替えられます。
とても簡単なので、商品ごとに最適なボタンを設置して成約率アップにつなげましょう。
価格の非表示
価格を非表示にする方法は2パターンあります。
一括非表示
全ての商品の価格を非表示にする際は、Rinkerの基本設定にある「価格を非表示にする」にチェックを入れればOKです。
「再取得をしない」にチェックを入れても、価格が非表示になりますが、リンク切れのチェックも行われなくなる点に留意してください。
設定が完了したら「変更を保存」をクリックして反映しておきましょう。
プレビューを確認して価格が非表示になっていれば作業完了です。
特定の商品のみ非表示
特定の商品の価格のみ非表示にしたい時は、以下のコードをショートコードに追記します。
price=”-“
コードを記述する際は、必ず前に半角スペースを入れるようにしましょう。
これで一部の商品のみ価格を非表示にできました。
まとめ
Rinkerを使えば、面倒な商品リンク作成を簡単に行えるようになります。
物販アフィリエイトは、成約数を増やさないとまとまったお金になりません。だからこそ、商品リンクの作成は最小限の時間で行いたいものですね。見た目の整ったデザインのRinkerなら、安心して使えるでしょう。
また、物販アフィリエイトの場合、紹介した商品以外が売れても報酬をもらえるメリットがあります。つまり、ボタンをクリックしてもらい、何かしらの商品を購入してもらうことが大切になるのです。
商品リンクを設置する場所や、リンクへ誘導する際のちょっとした文章など、試行錯誤してみてください。
Rinkerのデザイン性の高さを活かして、稼げるサイト作りをしていきましょう。
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