テキスト・ビデオ・ボイスチャットでコミュニケーションが取れるプラットフォームDiscord(ディスコード)。
2022年時点で、世界の月間アクティブユーザー数が2億5000万人となっており、日本においても利用されています。
元々はゲーマーのコミュニケーション用として開発されていますが、最近では教育やビジネスでも活用されるようになりました。
そこで本稿では、Discordとは何なのか?ブラウザ版の使い方などを徹底解説しました。
目次
Discordとは?
Discordは、2015年にアメリカで生まれたテキスト・ビデオ・ボイスチャットができるプラットフォームです。
元々はゲーマーに人気のチャットツールでしたが、現在では教育機関やビジネスでも利用されるようになりました。
利用者は、様々なテーマの「サーバー」と呼ばれるクローズドのコミュニティ・スペースに参加します。
本来の使い方としては、そこでDiscord内のゲームや、PCゲームの画面を共有しながらボイスチャットすることができます。
現在では、大学のコミュニティ運営、企業のオンライン会議やカスタマーサポートなどにも活用されています。
英語の意味
Discordは、英語で「不和」や「不一致」という意味を持つ名詞です。
この言葉は、人々やグループの間の意見の対立や調和の欠如を指す際に使用されます。
また、音楽用語の「不協和音」という意味もあり、調和しない音符や和音の組み合わせを表すこともあります。
そのため、コミュニケーションツールであるDiscordとは異なる文脈で使用されています。
年齢制限
Discordの年齢制限は、13歳以上となっています。
ただし、年齢制限のあるチャンネルが存在する場合もあり、その場合は18歳以上が対象となることがあります。
また、2021年3月に、DiscordのiPhoneアプリの対象年齢が12歳以上から17歳以上に引き上げられました。
参考:
危険性とセキュリティ対策
一方で、以下のような危険性も存在します。
- 個人情報漏洩:プライバシー設定を確認し、不明なユーザーからの情報共有を制限してください。
- マルウェア感染:不審なリンクやファイルを開かないようにしてください。
- ハラスメント:差別や誹謗中傷などが発生した場合は、Discordの運営に通報しましょう。
- 不適切なコンテンツ:未成年が利用する際は、子供の使用状況を把握しましょう。
Discordでは、過去に個人情報を取得するマルウェアが発見された事があります。不審なリンクにアクセスしたり、ファイルをダウンロードしないように注意が必要です。
参考:Discordのボットを悪用するマルウェアが登場 – GIGAZINE
これらの危険性に対し、Discordでは以下のようなセキュリティ設定をすることができます。
- 二段階認証:パスワードと携帯電話からの認証コードでログイン
- プライバシー・安全設定:不審なアカウントからのメッセージや不適切な画像のフィルター設定
- Family Center:10代のお子さんの使用状況を把握するための設定
- フレンド申請設定:全員・フレンドのフレンド・サーバーのメンバーのみと申請を制限できます。
これらの対策や設定を講じることで、Discordの危険性を減らすことができます。
参考:Discord Safety Center | Discord
主な機能
Discordの主な機能は以下の通りです。
- フレンド:フレンドの追加・ブロック・削除・確認ができます。
- ダイレクトメッセージ:ユーザー間でメッセージを送り合えます。
- サーバー: サーバーと呼ばれるコミュニティスペースの参加や作成ができます。
- テキストチャット:テキストで情報共有をすることができます。
- ボイスチャット:音声通話をすることができます。
- ビデオチャット:ビデオ通話をすることができます。
- ライブ配信:ゲームやプレゼンなど、ライブ配信して画面を共有できます。
- Discord内のゲーム:フレンドと一緒にゲームで遊べます。
- サービス連携:他社サービスと連携して、更新の通知などができます。
この他にも絵文字やスタンプなど、主にコミュニケーションを取れる機能が充実しています。
Discordの料金(無料・有料)
Discordでは、基本的な機能が使える無料版だけでなく、追加機能などが使える有料版もあります。
また、いくつかの課金でより良いサービスを受けることができます。
- Discord Nitro(ニトロ):カスタム絵文字・スタンプ、容量が増えるなどの特典
- サーバーブースト:サーバーの音声や映像の品質向上、制限解除などの特典
- サーバーサブスクリプション:サーバー運営者が収益化できる月額制のサーバー
以下の項目から、これらを一つずつ具体的に解説していきます。
なお、支払い方法は、クレジットカード・デビットカード・PayPalなどが利用できます。
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Discord Nitoro
料金と特典 | 無料版 | NITORO BASIC | NITORO |
---|---|---|---|
月額 | 0円 | 350円 | 1050円 |
カスタム絵文字 | ✕ | ◯ | ◯ |
カスタムスタンプ | ✕ | ◯ | ◯ |
スーパーリアクション(※) | ✕ | 2/週 | 5/週 |
共有ファイルの上限 | 25MB | 50MB | 500MB |
HD動画配信 | ✕ | ✕ | 4K・60fpsまで |
ブースト2回&追加ブースト30%OFF | ✕ | ✕ | ◯ |
200個のサーバーへ参加 | ✕ | ✕ | ◯ |
最大4000文字のメッセージ | ✕ | ✕ | ◯ |
※スーパーリアクションとは、絵文字にアニメーションを追加して、より大きくリアクションできる機能です。
Discordの無料版でも、テキスト・ビデオ・ボイスチャットなど、基本的な機能は使えます。
しかし、Discord Nitoroへ申し込むと、カスタムの絵文字・スタンプが使える、容量が増えるなどのメリットがあります。
サーバーブースト
1ブースト:639円/月
特典 | レベル1 (2ブースト) |
レベル2 (7ブースト) |
レベル3 (14ブースト) |
---|---|---|---|
絵文字スロット | 100 | 150 | 250 |
カスタムスタンプ | 15 | 30 | 60 |
ライブ配信の画質 (60FPS) |
720p | 1080p | 1080p |
音質 | 128kbps | 256kbps | 384kbps |
アップロード | 25MB | 50MB | 100MB |
ビデオステージ席 | 50 | 150 | 300 |
サーバーバナー | ✕ | 静止画 | アニメ |
カスタムアイコン | ✕ | ◯ | ◯ |
カスタム招待リンク | ✕ | ✕ | ◯ |
Discordのサーバーブーストは、単体のサーバーに課金できる仕組みです。
そのサーバーに参加している複数のユーザーが課金するほど、機能が増えていきます。
音声や映像の品質が上がったり、絵文字やカスタムスタンプのスロット数が上がったりします。
なお、サーバーブーストされても、サーバー運営者側に報酬は入りません。
サーバーサブスクリプション
Discordのサーバーサブスクリプションは、サーバーを有料化することができる機能でます。
サーバーの運営者は、サーバー内の一部、または全てのコンテンツを有料会員限定にすることができます。
また、メンバーシップを階層化することができ、独自の価格と特典を設定することができます。
参考:メンバー用サーバーサブスクリプション | Discord
Discordの使い方(ブラウザ版)
ここでは、主にブラウザ版でDiscordの基本的な使い方を解説します。
なお、Discordではアカウントを作成せずに、ゲストとして利用することもできます。
Discord公式サイトのトップページから、「Discordをブラウザで開く」を押します。
入力欄が表示されますので、表示名を入力して、「→」を押します。
この後に生年月日を入力します。その後の操作については、アカウント作成後の項目からご確認ください。
PC版やアプリのダウンロード
Discordでは、ブラウザ版以外にもWindows・Mac・LinuxのPC版ソフトウェアが提供されています。
また、スマホで利用したい方は、iPhoneアプリとAndroidアプリが提供されています。
それぞれのソフトウェアやアプリでは、基本的な機能に大きな違いはありません。
アプリ版では、フレンドの追加を携帯電話番号から追加できるなど、一部の機能が違います。
ブラウザ版以外で利用したい場合は、以下から、ダウンロードやインストールをしてください。
アカウントの作成とログイン
Discordのアカウントを作成するには、公式サイトから右上の「Login(ログイン)」を押します。
ログイン画面が表示されたら、その下にある「登録」を押します。
のアカウント作成に必要な以下の項目を入力して、「はい」を押します。
- メールアドレス
- 表示名(任意)
- ユーザー名
- パスワード
- 生年月日
登録したメールアドレスへ確認メールが送信されます。「Verify Email(Eメールを確認する)」のボタンを押します。
Discordのサーバーを作成する画面が出ますが、後で作成したい場合は、右上の「✕」を押します。
その後、自動的にログイン状態になります。ログアウトしたい場合は、左下の歯車のアイコンを押します。
左サイドバーを下にスクロールして「ログアウト」を押すと、ログアウトできます。
再度ログインしたい場合は、公式サイトの右上にある「login」を押します。
登録したメールアドレスとパスワードを入力して「ログイン」を押すと、ログインできます。
アカウントの切り替えと削除
Discordでは、あらかじめ複数のアカウントを作成しておくと、切り替えることもできます。
アカウントの切り替えは、左下のアイコンを右クリックします。その後、「アカウントの切り替え」を押します。
アカウントの管理画面が出ますので、「アカウントを追加」を押します。
別のDiscordアカウントで作成した情報を入力して、「はい」を押します。
すると、アカウントが切り替わり、元々のアカウントは「ダイレクトメッセージ」の欄に表示されます。
アカウントを削除したい場合は、右下の歯車のアイコンを押します。
ページ右側を下にスクロールすると、「アカウントの無効化」の項目が出ます。
- アカウントの無効:無効にしても後から復帰させられます。
- アカウントの削除:完全にアカウントを削除します。
その後、そのアカウントのパスワードを入力して、手続きすると削除されます。
アイコンの変更
Discordのプロフィールアイコンを変更したい場合は、左下のアイコンを押します。
その後、表示されたペンのマークを押します。
アバターの項目にある「アバターを変更」を押すか、プロフィールのアイコンを押します。
画像を選択する画面となります。今回は左の画像をアップロードして変更します。
右側のGIFアニメをアイコンにしたい場合は、有料版のDiscord Nitoroへお申し込みが必要です。
画像をアップロードすると、アイコンが変わります。
右下にある「リセット」を押してやり直すか、「変更して保存する」を押すと変更されます。
フレンドの追加・ブロック・削除・確認
Discordにフレンドを追加することができます。ただし、すでにDiscordのユーザーであることが条件です。
フレンドの追加するには、はじめに一番左上のアイコンを押します。すると右側に「フレンドに追加」の項目が表示されます。
表示されてない場合は、上部メニューの右側にある緑色の「フレンドに…」を押します。
入力欄に、Discordの表示名ではなく、ユーザー名を入力して「フレンド申請を送信」を押します。
すると、フレンド申請が送信され、相手が承認するとダイレクトメッセージの項目に表示されます。
フレンドを削除やブロックしたい場合は、ダイレクトメッセージの欄にあるフレンドのアイコンを押します。
右側に「フレンドを削除」か「ブロック」を押すと、操作できます。
追加したフレンドを確認するには、一番左上のダイレクトメッセージのアイコンを押します。
右にある「フレンド」も押して、右上のメニューから状況を確認できます。
- オンライン:Discordにアクセスしている状態
- 全て:オンライン、保留、ブロックの全ての状態のフレンド確認
- 保留:承認していないフレンド
- ブロック:ブロックしたフレンド
サーバーの検索と入り方
他のユーザーが運営しているDiscordサーバーの検索と、入り方を解説します。
はじめに、ログイン後の画面左側にある「コンパス」のマークを押します。
右側に「コミュニティを探す」という検索窓が表示されますので、ここにキーワードを入れると関連するサーバーが表示されます。
また、ページの右側下部には、「注目のコミュニティ」も表示されます。
今回は、画像生成AIのMidjourney(ミッドジャーニー)のサーバーに参加してみました。
AI(人工知能)技術は特に画像生成分野において、近年急速に発展しています。鮮やかでリアルな画像も生成できるようになっています。ここでは、AIを利用して画像を生成することができるウェブサービスをいくつか紹介します。 >> かっこいい個人ブログを作成するならWordPressテーマ「Muu...
参加したいサーバーの上を押すと、「〇〇へようこそ」と表示されます。
表示された指定のスレッド(#記号のリンクページ)か、「今は見るだけで」のどちらかを押します。
この時点では、プレビューモードになっており、まだ参加している事にはなりません。
上部にある「〇〇へ参加」を押すと、そのサーバーに参加が確定します。
ページ下部に「メンバーになりました」と表示されます。また、左側にもサーバーのアイコンが表示されますので、今後サーバーを利用したい場合はこちらを押します。
これでサーバーに入れましたので、テキストチャットしたり、イベントに参加することができます。
サーバーの作り方と招待
Discordのサーバーを作成するには、左側にある「+」を押します。
オリジナルの作成をするか、テンプレートを使うか表示されますので、どちらかを押します。
サーバー設定のために、「自分と友達のため」か「クラブやコミュニティのため」のどちらかを押します。
こちらの質問は、スキップすることもできます。
アイコンとサーバー名の設定をして、「新規作成」を押して、作成完了です。
初期設定のままだと、「(ユーザー名)のサーバー」という名称になります。
サーバー内には、2つのチャンネルがあります。
- テキストチャンネル:スレッド(話題ごとの投稿)を立てて、文字でコミュニケーション
- ボイスチャンネル:音声通話・ビデオ通話・チャットでコミュニケーション
これらは、使いたい方だけ使うこともできます。例えば、ボイスチャンネルを削除してテキストチャンネルのみ使うこともでできます。
チャンネル名(初期設定では「一般」)の上で右クリックをすると、メニューから各種設定をすることができます。
サーバーにフレンドを招待するには、左上のサーバーのアイコンを右クリックして、表示された「友達を招待」を押します。
左側の人型のアイコンか、右側の「フレンドを招待する」を押しても招待できます。
友達を検索して「招待」を押すか、フレンドにサーバー招待リンクを送ることができます。
サーバー招待リンクは、「コピー」を押して、LINEやメールなどへおくることができます。
以下は、招待リンクにアクセスした場合の画面です。 「招待を受ける」を押すなど、フレンドが承認するとサーバーに参加されます。
スレッドの作り方と使い方
作成したサーバーでスレッド(投稿)を作るには、はじめに左側のサーバーアイコンを押します。
その後、中央下にある「+」を押し、「スレッドを作成」を押します。
スレッドの名前を入力します。招待した人のみが見れるスレッドにしたい場合は、チェックボックスに✓を入れます。
その下にメッセージを入れることができます。右下の顔のアイコンを押すと、絵文字・スタンプ・GIFアニメを入れることもできます。
キーボードのEnter(エンター)キーを押すと、メッセージが表示されます。
右上の3点のアイコンを押すと、スレッドの表示・編集・ロック・削除など各種設定をすることができます。
一度テキストで入れたスレッドは、編集して修正することもできます。
その後、チャンネル名を押すと、スレッドが表示されます。チャンネル参加者全員が、テキストや絵文字などを投稿することができます。
ライブ配信・画面共有
Discordでは、ボイスチャンネルでライブ配信と画面共有をすることができます。
ライブ映像は、PCのブラウザ画面と、PCのフロントカメラから自分を写した映像と音声を配信できます。
配信中であれば、サーバーのメンバーであればいつでも参加することができます。
ライブ配信するには、ボイスチャンネル名を押して、下部にある画面のアイコンを押します。
すると、中央上部に画面共有する設定メニューが表示されます。
- タブ:単体のブラウザを立ち上げて、複数のタブを開いている場合の選択
- ウィンドウ:複数のブラウザを立ち上げている場合、どのウィンドウにするか選択
- 画面全体:PC画面全体を共有
今回は、ブラウザのタブを複数開いていましたので、その内の一つを選択しました。そのまま右下の「共有」を押します。
ブラウザ上の画面が共有されます。
PCのフロントカメラで、自分を写しながら配信するには、左下のカメラのアイコンを押します。
マイクから音声を流したい場合は、左下のマイクのアイコンも押してください。
フレンドを招待したい場合は、左側の人型のアイコンを押すか、右側の「友達を招待する」を押します。
すると、フレンドに招待の通知が届きます。
フレンドが「ボイスチャンネルに参加」ボタンを押すと参加できます。
フレンド側がカメラやマイクをオンにしていると、映像が表示され、音声でコミュニケーションをとることができます。
Discordの関連サービス
Discordでは、他のサービスと連携できるAPIを提供しており、開発者が様々なアプリケーションを開発しています。
そこで、Discordの関連サービスをいくつかご紹介します。
掲示板
Discord内では、サーバーの検索などができますが、ログインせずにできる非公式の掲示板もあります。
例えば、DISBOARD(ディスボード)という掲示板があり、サーバーの検索が参加者の募集をすることができます。
カテゴリーやタグ分けもされていますので、自分の気に入るサーバーを見つけやすいのが特徴です。
また、サーバーのレビューを掲載できますので、参加する前にサーバーの口コミも確認することができます。
この他にもフレンド募集をしている非公式の掲示板もありますが、安全性に気をつけて利用する必要があります。
WordPressプラグイン
人気のWebサイト作成ツールWordPress(ワードプレス)でも、Discordと連携できるプラグイン(拡張機能)を追加できます。
- WP Discord Invite:WordPressサイトのURLから、Discordサーバーの招待URLを作成。
- WP Discord Post Plus:WordPressの投稿をDiscordサーバーへ通知。
-
Notifications on Discord for Woocommerce:WooCommerceで注文などがあった場合、Discordサーバーへ通知。
この他にも、Discordと連携できるWordPressプラグインはいくつか提供されています。
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Discordの活用方法
すでにご紹介しているとおり、Discordは元々ゲーマー向けでした。しかし、現在では教育機関やビジネス利用もされています。
具体的には、以下のような活用方法があります。
- ゲームプレイ中のコミュニケーション
- グループチャット
- オンライン・コミュニティの運営
- オンライン会議
- カスタマーサポート
- アーティストのファンクラブ
教育機関では、テキサス大学ダラス校をはじめ、200以上の大学が利用しています。
参考:University Clubs and Organizations | Discord for College
ビジネス利用としては、画像生成AIのMidjourneyのサーバーでは、テスターの募集やサービスのPRなどがされています。
また、AIツールのChatPDFやPerplexity (パープレキシティ)などでは、カスタマーサポートでDiscordのテキストチャットを利用しています。
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その他にも、BLACK PINKなど韓流アーティストの公式サーバーもあり、ファンクラブのように活用しているようです。
まとめ
Discordとは、テキスト・ビデオ・ボイスと全てのチャット機能があるツールであり、プラットフォームです。
様々な作業をDiscordのみで完結できるため、とても便利なツールだと思います。
例えば、カスタマー向けにサービスのPRやサポート、社内のビデオ会議や連絡などを、一つのDiscord上のみで行えます。
ただし、利用者も多く、過去にはマルウェアが検出されたことがあります。
利用したい方は、セキュリティ対策と設定をしっかりと行った上で活用してみてください。
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