「リポストや引用という機能がXにあることは知っているけれど、どういう時に使うべきなの?」
「そもそもリポストや引用はライバルを拡散する手助けになってしまうのでは?」と疑問に感じている方もいるでしょう。
実はX運用におけるリポストや引用は、フォロワーを増やしたり集客力を高めたりできる効果的な戦略があるのです。本記事では、リポストと引用の違いを網羅的にお伝えしたうえで、基本的なやり方、集客力を高める活用シーンなどを解説します。
X運用におけるリポストと引用を活用する際の注意点も解説するので、網羅的に戦略を身につけたい方は、ぜひ参考にしてください。
目次
Xのリポストと引用の明確な違いとは
Xのリポストと引用は、他者のポストを拡散することは変わらないものの、以下のような明確な違いがあります。
- リポスト:他者のポストをそのまま自分のタイムラインに載せる機能
- 引用:他者のポストを自分の感想や意見を混ぜて投稿できる機能
リポストは他者のポストを拡散する一種の協力になるのみですが、引用は自分のポストとしてXで判断されるため、引用のインプレッションは自分の数字になります。
いいねやリプライなどのエンゲージメントが、引用元ポストより引用したポストが多いケースもよくあるのです。自分のポストとして投稿したいなら「引用」で、他者のポストをそのまま拡散するだけで良いなら「リポスト」と使い分ける必要があります。
X運用におけるリポストと引用のメリットの違い
X運用において、リポストが良いシーンと引用が良いシーン、それぞれあります。
Xでリポストと引用、どちらが良いのか、自分のアカウントにとってのメリットも把握するためにも、順番にメリットの違いを解説していきます。
リポスト
Xでリポストをするメリットは、手軽に拡散できることです。他者のオリジナルポストをそのまま拡散できるため、リポストしてもらった側から「拡散してくれた人」と認知される可能性を高めます。
そもそもビジネス目的でX運用をしている方の多くは、拡散されることに喜びを感じるものです。一方で引用の場合、感想や意見が混ざるため、悪質な内容が書かれて拡散されるケースもあります。つまり、リポストの多くは「自分のフォロワーにこのポストを見てもらいたい」という思いから拡散されるのです。
しかし、ごく稀にではありますがリポストした直後に悪質な内容を書いたうえで「>>RP」とポストするアカウントもいます。知らないアカウントからリポストされた際は、悪質なポストをしていないか、念のためアカウントページへアクセスするのが無難です。
※RP:リポストの略語
引用
Xで引用するメリットは、他者のポストをXのシステム上、自分のポストとして投稿できることです。自分のポストにできるため、ポストの固定化も可能です。
Xでフォロワーを増やす方法として引用が活用されるシーンもあり、インフルエンサーのポストを引用することで、引用元のアカウントがリポストしてくれる方もいます。例えば、自分のアカウントよりフォロワー数が多いアカウントのポストを宣伝の一環として引用します。
引用元のアカウントからすると、引用してくれた方は実質的な「ファン」「プロモーター」と認知するため、お礼も兼ねてリポストするのです。ちなみに私も最初、フォロワーを増やすために引用を戦略的に使っており、1件の引用でフォロワーが10人以上増えた経験があります。
「X運用をして集客したいけれど、フォロワーが増えない……」 「フォロワーの増やし方で効果的な方法が知りたい……」などと悩んでいませんか。 本記事では、私が実際に無名からXのフォロワーを1,000人達成し、集客効果を実感したステップを解説します。具体的なX運用のステップに入る前に、なぜX運用が...
X運用で注意したいリポストと引用のデメリットの違い
X運用でリポストや引用をする際、アカウント設計次第では注意したいポイントもあります。
ここからは、趣味ではなくX運用を通じて何か達成したい目的がある方に向け、運用するうえでのデメリットを解説していきます。
リポスト
リポストは、自分のオリジナルポストにならないのと、自分の価値観を載せられないのがデメリットです。そもそもX運用においてフォロワーを増やすのが最初の目標になるため、自分のフォロワー以外にポストを見てもらうには、自分のポストであることが前提の話になります。
しかし、リポストはあくまで他者のポストを拡散する手助けになるため、フォロワーを増やすことに直結しないのです。また、リポストだけではリポスト元のアカウントとコミュニケーションが取りにくく、表面上の交流が限界です。
さらに、タイムリーに自分のプロフィールページにアクセスしたユーザーがいた場合、リポストでプロフィールページのタイムラインが埋まってしまいます。リポストでタイムラインが埋まっていると「この人は普段ポストしないのか……」と、フォローすることを断念される可能性があります。
リポストしてもフォロワー獲得の機会を失いたくない方は、何か1件でも固定ポストに設定しておくのがおすすめです。
引用
Xで引用するデメリットは、リポストのような手軽さはなく、引用元のアカウントとの関係が悪化するケースがあることです。リポストは「リポスト」のボタンを押すだけで完了しますが、引用は自分の感想や意見など、何らかの文章を書かなければいけません。
Xの引用は極端な話「あ」だけでも引用できるシステムなため、何を書けば良いのか深く考える必要はありません。ただし、引用を活用してフォロワーを増やしたい場合、引用元のアカウントだけでなく、不特定多数の方が不快にならず、喜ばしい内容であることが大切です。
つまり、戦略的に引用を活用してフォロワーを増やしていくX運用をするうえで、引用に記載する文章を考えるのに負担を感じる方もいるのです。また、モラルに反した内容が書かれた引用は、引用元のアカウントからブロックされる可能性があります。
リポストと引用それぞれのやり方
リポストと引用、それぞれのやり方は以下の通りです。
- 拡散したいポストの下部にある「リポスト」のボタンを押す
- 表示される一覧の中から「リポスト」を選択する
- リポストのボタンが緑色になっているのを確認する
※リポストを取り消したい場合は「リポストを取り消す」で取り消しが完了
- 拡散したいポストの下部にある「リポスト」のボタンを押す
- 表示される一覧の中から「引用」を選択する
- テキストボックス内に入力したい文章を書き込む
- 自分のプロフィールページへアクセスしてタイムラインに載っているか確認する
※引用を削除したい場合は引用ポストを削除するしかありません
Xで集客力を高める効果的なリポストと引用の活用シーン
X運用においてリポストや引用は、戦略次第でフォロワー獲得や購買意欲を高める効果が期待できます。リポストと引用を活用するのがおすすめなシーンは、以下の通りです。
口コミやレビュー
Xで何かを提供・販売した時に口コミやレビューを投稿してくれたアカウントがいたら、リポストや引用をするのがおすすめです。口コミやレビューを投稿したアカウントからすると「見てくれている」という安心感や承認欲求を満たす要因になり得ます。
また、第三者の意見が投稿されたポストを拡散することで、購入するか検討段階の方に購買意欲を高める情報を提供できます。特に口コミ重視で購入するかを決めるユーザーにとって、他者の意見は購入を決める重要な指標になるでしょう。
ただし、口コミやレビューしてもらえたのをすぐに確認するためには、何らかのハッシュタグを設置してもらうのがおすすめです。情報の整理に役立つので、口コミやレビューをリポストまたは引用したい方はハッシュタグを活用してみてください。
「Xでよく見るハッシュタグは付ける意味あるの?」 「一見するとハッシュタグを付ける意味がないと思うけれど……」などと感じている方もいるでしょう。 Xのハッシュタグは、場合によっては意味のない付け方になりますが、付ける意味を理解し、効果的に活用すれば、フォロワー増加やX集客が見込めます。 ...
キャンペーンに関する投稿
キャンペーンに関する投稿をしてもらった時も、リポストや引用を活用するのがおすすめです。口コミやレビュー同様、キャンペーンに参加・応募しているユーザーがいるかで判断する方も一定数いるでしょう。
例えば、参加・応募条件に「本ポストを引用で〇〇に関連したことを書いてください」とする方法です。引用してもらうと、自分のポストやプロフィールページにアクセスするユーザー数も増えます。
しかし、キャンペーン参加の条件をリポストだけにしておくと「リポストをオフ」に設定しているフォロワーからは、リポストが表示されないアルゴリズムになっています。リポスト非表示のリスクを補うためにも、引用を条件にすることで、不特定多数のユーザーにポストを見てもらう機会を増やせるのです。
キャンペーンに参加する側・される側どちらにとってもメリットがあるように、参加者のメリットから明確化していきましょう。
業界に関連したポスト
業界に関連したポストをリポスト・引用するのもX運用において集客力を高める戦略です。個人クリエイターで例えると、自分より活躍している方のポストをリポスト・引用するのは一見すると自分にとってデメリットに感じる方もいるでしょう。
しかし、業界に関する情報は競合・協業ともに欲しい情報に溢れています。情報社会の昨今において、情報の取捨選択になっているため、自分が参考になったポストを拡散すると、自分のフォロワーに情報を間接的に発信できます。
また、人によっては「この人、こんなところからも情報を取っているんだ」と思われるケースもあり、向学心をアピールする場にもなるのです。さらに個人・法人問わずビジネスアカウントでは、ついライバル意識を持ちがちです。
「拡散するとライバルとの差が離れてしまう」と思わず、自分が参考になったポストは率先して拡散すると協業としてのビジネス展開も期待できます。
Xでリポストや引用を活用する際に注意しておきたい項目
Xでリポストや引用を活用するのは、フォロワーを増やす方法としておすすめですが、以下のポイントに気をつけて活用しましょう。
ブランディングとマッチしているか
Xでリポストや引用をする際、アカウント設計で明確にしたブランディングとマッチしているポストで統一するのがおすすめです。X運用において、フォロワーを増やす要素の1つに「アカウントの一貫性」が重要になります。
一貫性のないアカウントは、フォローするか悩んでいるユーザーに取って「この人何がしたいんだろう……」と思わせてしまうのです。アカウントに対する安心・信頼を欠如する要因になる可能性もあるため、リポストや引用するのは自分のアカウントとマッチしているかが大切です。
しかし、全く関係ないジャンルの方と交流をしていた場合、関係性を重視しましょう。例えば、Webライターがコスメ紹介をしているアカウントを引用するケースでは、引用に書き込む文章をWebライター関連の内容に寄せる必要があります。
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他のユーザーから誤解されないか
Xで引用する場合は特に、他のユーザーから誤解されないか細心の注意を払う必要があります。Xの引用は、引用元ポストをしたアカウントに通知されます。通知を見て引用されたポストを見た時、誤解を招く引用をされると不快に感じるものです。
中でも引用元を批判するようなポストは、引用元ポストをしたアカウントだけでなく、引用を見た多くのユーザーから嫌われる可能性があります。また、悪質なアカウントとして認知されると、通報を繰り返され、アカウント凍結するリスクもあるのです。
Xで引用をする際は、引用元ポストをしたアカウントはもちろん、引用を見た不特定多数の方が気分を害する内容になっていないかを注意しましょう。
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まとめ
本記事では、X運用におけるリポストと引用の違い、SNSマーケティングの観点から活用する方法などを解説しました。本記事の内容をまとめると以下の通りです。
X運用におけるリポストや引用は、戦略次第でフォロワーを増やす方法として活用できます。しかし、手軽にできるリポストと、感想や意見を載せられる引用とでは、使い分けも重要です。
フォロワーを増やして集客力を高めるためにも、本記事でお伝えした内容を意識して運用していきましょう。なお、口コミやレビュー、キャンペーンなどの流入先ページもSNSと相性の良いWordPressテーマで構築するのがおすすめです。
以下のWordPressテーマは、SNSマーケティングと相性が良いテーマになっています。何ができるのかが記載された「ダウンロード」のページや、全体的な雰囲気が確認できる「デモサイト」を行き来してみてください。







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