ディスクリプションとは、検索結果で、ページタイトルの下に表示される説明文のことです。
ディスクリプションの正式名称は、meta description(メタ ディスクリプション)といいます。3種類のmetaタグ(title、description、keyword)のうちの1つです。
この記事では、ディスクリプションのSEO効果と、書き方のポイントを3つご紹介します。
HTMLやWordPressにおける「meta description」タグの設定方法は、『今更聞けない?「meta title 」「meta description」の設定方法』で解説しています。
ディスクリプションを含むmeta情報をワンクリックで確認できるツールはこちらでご紹介しています。
「検索結果にどのように表示されるのだろう」 「ページの構成(hタグの構造)はどうなっているのだろう」 こういったSEOに関する情報は、自分のコンテンツはもちろん、ライバルのものも気になりますよね。SEOではユーザーファーストのコンテンツを制作することが最重要ではありますが、知っているだけで改...
ディスクリプションのSEO効果
ディスクリプションは、検索結果のランキングには直接影響しません。キーワードを入れても検索順位が上がるわけではないので、その意味では、ディスクリプションにSEO効果はないです。
しかし、ディスクリプションは検索結果でのクリック率(CTR)に影響するので、決して無意味な要素ではありません。
実は、検索結果でのクリック率に最も影響するのは、ディスクリプションです。2番目がブランドで、3番目がタイトルという結果になっています。意外にも、タイトルよりもCTRへの影響度が大きいです。
<参考データ>
・Meta descriptions and branding have the most influence on search clickthrough, survey finds
・SEO and Intent 2020: New Study Reveals True State Of Search
このような結果があるので、CTR向上のためにディスクリプションを最適化する価値はあります。
では、どうやってCTRの高い効果的なディスクリプションを書けばいいのか?
ポイントが3つあります。
効果的なディスクリプションの書き方 3つのポイント
ディスクリプションの書き方は、以下のGoogle公式動画が参考になります(日本語字幕付き)。
How to change my Google Search result snippet? | Search for Beginners Ep 10
ここからは、動画で語られている内容をもとに、効果的なディスクリプションを書くための3つのポイントを解説します。
1. 短く簡潔に書く
ディスクリプションに文字数制限はありません。ただ、検索結果に表示されるのは全体の一部だけです。超過部分は切り捨てられ、表示されません。
デバイスにもよりますが、120文字程度をMAX文字数の目安にすることをオススメします。
また、ディスクリプションは文章形式で書く必要はありません。最小の文字数でページの魅力を伝えきるために、キーワードや短いフレーズ(商品ページであれば価格やメーカー名など)を散りばめるという意識で書くといいでしょう。
とにかく、パッと見て理解できるように、短く簡潔に書くことが重要です。
短いフレーズ、キーワード、体言止め(〜しています・・・などの表現は無駄に文字数を消費するので最小限に)を活用して、120文字に内容を凝縮させます。
2. キーワードやページ内容と関連性を高める
ディスクリプションは、キーワードやページ内容と関連した内容を書きます。
ページに書いてもいないことを記載したり、クリックを誘発するために大げさな内容で煽ったりするのは避けたほうがいいです。関連性が低いとGoogleが判断した場合、より関連性の高いディスクリプションをGoogleが自動生成することがあるからです。
ディスクリプションの内容を自分でコントロールするなら、キーワードやページ内容との関連性を高める必要があります。
そのためには、ページ内容を要約することが基本です。
3. ページ内容を要約する
ディスクリプションは、よくまとまった宣伝文章(コピー)だとイメージしてください。
検索結果のわずかなスペース(文字数)で、いかにページの魅力を伝えて、興味を引くかが重要で、そのためにページ内容をうまく要約する必要があります。
オススメは、リード文から一部を抜粋して、ディスクリプションに加工する方法です。
リード文は、ページの魅力を伝えて本文に誘導するためのパーツ。相手の興味を引くという点で、ディスクリプションと相性がいいのです。リード文から一部テキストを抜粋して、より簡潔な表現に仕上げれば、それがディスクリプションになります。
また、リスティング広告のコピーも、ディスクリプション作成の参考になります。
リスティング広告のコピーは、広告主や代理店が何度もテストを重ねて作ったものなので、CTRを高めるための洗練された表現になっていることが多いです。自然検索結果の競合ページよりも圧倒的に参考になります。
まとめ
ディスクリプションは、直接的なランキング要素ではありませんが、クリック率(CTR)向上のために必ず設定しておきたい要素です。
効果的に書くポイントは、以下の3つです。
ディスクリプションの最適化でCTRを向上させて、検索流入を最大化させましょう。
SEOに効く効果的なタイトルの作り方もぜひ。
コメント