ロゴ作成が無料でできるジェネレーターツール12選

この記事では、無料でロゴが作れる12個のジェネレーターツールをご紹介します。

今の時代、ロゴ作成は無料で簡単にできます。本格的なロゴはプロのデザイナーに依頼したほうがいいかもしれませんが、ビジネスやWebサイト立ち上げ初期の段階では、コストカットやスピードを優先して無料ツールで作成したロゴを使ってもいいでしょう。

今回は、

• 無料で使える（一部有料プランあり）
• シンプルかつ現代的なデザインのロゴが作れる
• 操作方法が簡単で迷わない

という視点で、おすすめのジェネレーターツールを12個ピックアップしました。ロゴ作成ツール選びの参考にしてください。

ロゴ作成が無料でできるおすすめツール12選

無料で使えるおすすめのロゴ作成ツールの特徴や機能をそれぞれご紹介します。
以下、比較表です。

以降は、おすすめ順に各ツールを紹介していきます。

比較が面倒な場合は、最初にご紹介している「Canva」を使ってみるといいでしょう。ロゴのデザイン、テンプレート数、編集画面の操作性、いずれも高水準であり、自信をもってオススメできるツールです。

Canva

Canvaはテンプレートのクオリティが秀逸で、プロ級のクオリティのロゴを簡単に作成できます。有料プランもありますが、無料でも十分に使えるレベルです。

編集画面は、以下のような形です。

「無料」と表示されているテンプレートは無料プランで使えるものです。数が多いので、「有料プランじゃないと満足に使えない・・・」 ということがありません。日本語フォントが豊富に用意されている点も使い勝手が良いです。

また、ロゴ以外のクリエイティブ（アイキャッチ画像やバナーなど）も作れ、単なるロゴ作成ツールにとどまらない汎用性の高さも魅力です。

Canvaの公式サイト

Canvaの詳しい使い方は、以下の記事で解説しています。

Fotor

Fotorは、サイトの構成や編集画面の操作性がCanvaとほぼ同じツールです。

編集画面は、以下のような形です。

操作性やテンプレートのデザインはCanvaと遜色ないのですが、無料プランだと選択できるロゴのテンプレートがかなり少ないです。「PRO」と表示されているものばかりなので、有料プランにアップグレードしないと、デザインの選択肢が限られてしまいます。

FotorとCanvaの有料プランの料金を比較すると、Fotorのほうが安価になっています。

＜Fotorの有料プランの料金＞
Fotor Pro：4,399円/年
Fotor Pro+：9,999円/年

＜Canvaの有料プランの料金＞
プロ：12,000/年
企業：15,000/年

もし有料プランを契約するつもりなら、料金が安いFotorを選んでもいいかもしれません。

Fotorの公式サイト

ロゴメーカー powered by stores.jp

アカウント開設不要でロゴを作成・ダウンロードできる無料ツールです。マニュアルや説明なしに、誰でも驚くほど簡単にロゴを作ることができます。

ロゴメーカー powered by stores.jpの操作方法は、非常にシンプルです。

会社名やブランド名、キャッチコピー、（必要であれば）アイコンを組み合わせるだけ。1分もかからないかもしれません。日本語フォントも使えます。

ファイルの形式はPNG（透過なし・あり）・JPGを選択可能。サイズも3種類から選択できます。

​​

ロゴメーカー powered by stores.jpの公式サイト

Squarespace

Squarespaceはメールアドレス不要、アカウント開設なしで使える無料のロゴ作成ツールです。テキスト主体のシンプルなロゴ作成に向いています。

以前は無料プランと有料プランに別れていて、無料ではウォーターマーク（透かし）が入ってしまい商用利用不可でした。現在（2021年時点）は無料プランのみになり、ダウンロードしたロゴにウォーターマークが入ることもなくなりました。

ロゴ作成のステップや編集画面の雰囲気は、先ほどご紹介したロゴメーカー powered by stores.jpと似ています。

会社名やブランド名、キャッチコピー、アイコンの3つを組み合わせることで、シンプルなロゴを作成できます。

ダウンロードできるロゴは、カラー・白・黒の色違い3種類です。すべて透過PNG形式になっています。

Squarespaceの公式サイト

Hatchful

Hatchfulは、Shopify（ショピファイ）が運営する無料のロゴ作成ツールです。メールアドレスを登録すれば、Shopifyのアカウントを開設していなくても使えます。

使い方は簡単で、業種やデザインスタイルを選択して、会社名・ブランド名とキャッチコピーを入力するだけで、ロゴの候補が生成されます。

以下は編集画面です。フォントや色など、簡単な調整ができます。

完成したロゴは、登録したメールアドレス宛に送られてきます。通常のロゴだけでなく、各種SNS（Facebook、Instagram、Twitterなど）やYouTube、ファビコン用に最適化されたデータもダウンロード可能。

そのままではアップしづらいものもあり、微調整が必要になるかもしれませんが、無料でこれだけのデータをダウンロードできる点は非常に優秀でしょう。

Hatchfulの公式サイト

Hatchfulの詳しい使い方は、以下の記事で解説しています。

LOGO FACTORY

LOGO FACTORYは、メール登録・アカウント開設不要ですぐ使える、無料のロゴ作成ツールです。月額の有料プランもなく、100%無料で使えます。ウォーターマーク（透かし）も入らないので、商用利用も可能です。

TOPページの中段あたりに、ロゴの作成エディターがあります。ページを移動することなくロゴを作れるので、利便性は高いです。操作方法もシンプルなので、迷うことはないでしょう。

ロゴをダウンロードするには、ロゴの記号をデフォルトものから変更する必要があります。左側のクエスチョンマークをクリックして好きな記号を選択・配置したあと、「完了？無料ロゴをダウンロード」のボタンを押せば、ロゴのダウンロードが始まります。

LOGO FACTORYの公式サイト

DesignEvo

DesignEvoは、10,000以上の豊富なテンプレートを保有するロゴ作成ツールです。無料でもロゴのダウンロードはできますが、300×300pxの低解像度のものに限定されます。また、無料のロゴを使用するには、designevoのクレジット表記が必要です。

DesignEvoはテンプレートの数だけでなく、デザインの質も高いです。

このように、モダンで洗練されたデザインが多い印象でした。ビジネス用途でも十分使えるでしょう。

以下は、編集画面です。

アイコンやテキストの追加、フォントや背景の調整など、基本的な機能が備わっています。

DesignEvoの公式サイト

​

Logo Maker

​​Logo Makerは、ロゴの作成・編集は無料ですが、ロゴのダウンロードにはお金がかかります。

　
ロゴのラフ案を​​Logo Makerで作成して、それをもとにデザイナーに発注したり、名刺の完成イメージをシミュレーションしたり、といった使い方がいいかもしれません。

デザインのバリエーションは非常に豊富です。業種やロゴのスタイルを選択すると、以下のように数多くの候補が表示されます。

表示されたデザイン候補のなかから、気に入ったものを選んで編集します。

編集画面はシンプルで、操作性も良いです。特に迷うことはないでしょう。

​​

Logo Makerの公式サイト

Logaster

Logasterも​​Logo Makerと同じく、ロゴの作成・編集は無料ですが、ロゴのダウンロードにお金がかかります。一応、無料でダウンロードもできますが、ウォーターマーク（透かし）が入ってしまいます。

使い方はシンプルで、会社名やブランド名を入力してビジネスタイプを選択すると、ロゴのデザイン候補が表示されます。

候補が大量に出てくるので、アイデアを得やすいでしょう。気に入ったデザインのロゴを選択したら、カラーやフォント、レイアウトを調整して完成です。

Logasterの公式サイト

Youidraw

Youidrawも無料でロゴを作成できるツールですが、無料ダウンロードではウォーターマークが入ってしまい、個人利用目的に限られてしまうのが難点です。

月額$9.99支払えばウォーターマークの制限を解除して商用利用可になります。比較的安価なので、有料プランを契約するのもアリかもしれません。

テンプレートは、シンプルなものから特徴的なものまで、バランス良く揃っている印象です。

以下は操作画面です。

他ツールと比べると、少しごちゃごちゃしていて使いづらいかもしれません（慣れれば問題はないと思いますが）。

Youidrawの公式サイト

Online Logo Mak​​er

Online Logo Mak​​erは、メールアドレスの登録のみで利用できる無料のロゴ作成ツールです。無料版でもロゴのダウンロードはできますが、低解像度になり、透過PNGも選択できません。商用利用も不可になっています。

以下は、Online Logo Mak​​erの編集画面です。

レイアウトの細かな調整ができたり、画像のアップロードができたりします。初見では少し操作に迷う部分がありましたが、何回か使えば慣れるはずです。

Online Logo Mak​​erの公式サイト

LogoGarden

LogoGardenは、アイコンとテキストを組み合わせてシンプルなロゴを作成できるツールです。ロゴの編集は無料でおこなえます。ロゴのダウンロードは有料です（$12.5）。

編集画面は、以下のような形です。テキストの追加、サイズ・色変更、レイアウト調整など基本的な機能が備わっています。ロゴのテキストに設定できるのは英数字のみで、日本語は使えないので注意してください。

ロゴを編集したら、「SAVA & DOWNLOAD LOGO」をクリックして、メールアドレスを登録します。

こちらのページから、ロゴの仕上がりの確認と、有料での購入ができます。左上のロゴのプレビューは右クリックでダウンロードできますが、解像度が低いのでそのままでは使えないかもしれません。

LogoGardenの公式サイト

ロゴ作成ツールの選び方

ロゴ作成ツールを選ぶときは、以下のポイントを基準にするといいでしょう。

簡単に操作できるかどうか

編集画面が複雑で操作が難しいツールよりも、直感的に操作できるツールがオススメです。

優れたロゴ作成ツールは、マニュアルや説明不要で誰もがすぐに使えるものです。簡単操作という視点で言うと、STORESのロゴメーカーとSquarespaceは非常に優れています。どちらも迷わず直感的に使えます。

日本語のロゴを作れるかどうか

ロゴ作成ツールのなかには、一部、日本語文字の入力に対応していないものがあります。

英数字だけのロゴを作るつもりなら問題ないのですが、ひらがなや漢字を使いたいなら、日本語が使用できるかどうかを確認しておきましょう。また、日本語フォントの種類が豊富なツールかどうかも確認するといいでしょう。

無料で商用利用できるかどうか

無料で作成したロゴは、商用利用が制限されていることが多いです。

ツールのクレジット表記が義務付けられていたり、ウォーターマークが入ってしまったりと、自由に使えない可能性があります。無料で商用利用できるかどうか、利用規約を確認しておきましょう。

• Canva
• ロゴメーカー powered by stores.jp
• Squarespace
• Hatchful
• LOGO FACTORY

上記のツールは、無料で商用利用が可能です。

テンプレートの数が豊富かどうか

テンプレート（素材）の数が豊富なほうがロゴのアイデアも湧きやすいですし、デザインの選択肢も広がります。ロゴ作成に慣れていない初心者は、業種やスタイルごとに数多くのテンプレートを選択できるツールがオススメです。

最初から用意されているテンプレートが豊富なツールを使えば、お気に入りのロゴが作れるかもしれません。もし、どれもお気に入りのものが作れなければ、下記の記事でご紹介している素材を元に作成してみてください。

プロっぽさがあるかどうか

ロゴのデザインに素人感があっては台無しです。

また、ビジネスにそぐわないポップでカラフルなデザイン中心のツールも避けたほうがいいでしょう。この記事で取り上げた各ツールは、シンプルな洗練されたデザインのロゴを作れるようになっています。

まとめ

ここまで、ロゴ作成が無料でできるおすすめのジェネレーターツールをご紹介してきました。以下、各ツールの比較表です。

もし、どのツールを使うか迷っているなら、Canvaをオススメします。操作性やデザイン、テンプレート数に優れていますし、無料で商用利用も可能です。ロゴ作成以外にも、アイキャッチ画像やバナーなども作れるので汎用性も高いです。ぜひ検討してみてください。

Webデザインに役立つ関連記事