「ブログのアクセスを増やすには、記事をたくさん書くしかない」
こんなふうに思っていませんか?
ブログのアクセスを増やす方法は、記事を書くだけではありません。新規記事を追加しなくてもアクセスを増やすことはできます。
その方法が、今回解説する「記事の導線改善」です。
導線改善とは、
- ブログ内の記事がたくさん読まれるようにする
- 目的の記事を読者が探しやすいようにする
といった仕組みを整備することを指します。
今回の記事では、ブログの記事導線を改善してアクセスを増やす5つの方法をご紹介します。ある程度の記事数がストックされているブログであれば、導線を改善するだけでアクセスは増えるはずです。ぜひ、参考にしてください。
記事導線を改善すればブログのアクセスが増える
ブログのアクセスを増やす方法は、 記事をたくさん書くだけではありません。
新規記事を書かなくても、記事導線を改善すれば、アクセスを増やすことができます。
記事数が多くなると、埋もれてしまって読まれない記事が必ず出てきます。「記事が多すぎて、どれを読めばいいのか迷う・・・」という読者も増えるはずです。
そこで、記事導線の整備が必要になってきます。
目的の記事に読者が辿り着きやすくなったり、テーマごとに記事をまとめて整理することで、ブログの回遊率がアップします。ブログの記事をたくさん読ませる(巡回させる)仕組みを整備することで、1人あたりのページビューが増えますし、埋もれていた過去記事にもアクセスが流れます。
また、明確な因果関係はありませんが、ブログ内の記事がよく読まれている(つまり回遊率が高い)と、検索エンジンから評価されやすい傾向があります。導線を改善すれば、各記事の検索順位が上がり、よりアクセスが増えるという好循環が起こるかもしれません。
記事導線を改善するオススメの方法5つ
ここからは、ブログの導線を改善するオススメの方法を5つ、ご紹介します。
- 人気ランキングを設置する
- 記事一覧ページを作る
- 関連記事に誘導する
- サイト内検索を設置する
- アクセスを流したいページをグローバルメニューに入れる
いずれも、難しい知識や技術が要求されるわけではないので、すぐに実行できるはずです。
人気ランキングを設置する
ランキングは非常に人気のコンテンツで、よく読まれます。
「みんなが読んでいる人気記事だから、自分も読んでみよう」という心理(バンドワゴン効果)が働くので、人気ランキング上位の記事はアクセスが集まりやすくなります。
こちらは、サイドバーに設置した例です。WordPressでブログを運営しているなら、プラグインで簡単に実装できます。以下の記事を参考にしてください。
ブログやWebサイト内の人気記事ランキングは、サイトに訪れるユーザーが、情報を探す助けにもなる機能として知られています。 とは言ってもサイト内の記事アクセスを一つひとつ確認して、手作業でランキング変更するのは少し手間がかかりますよね。そんな時は、自動でサイト内の記事ランキングを更新し続けるプラ...
このようなランキングページを作成するのもオススメです。総合、月間、年間など、集計方法ごとにランキングを用意すれば、それぞれ異なる順位付けになるので、よりアクセスを伸ばせるかもしれません。
TCDテーマなら、ランキングページ作成機能が組み込まれているものが多いので、上記のようなランキングページを簡単に作成できます。
記事一覧ページを作る
記事をシリーズ化し、辞典や参考書のように情報を網羅するページを作る方法です。
TCDのサイトでも、以下のような記事一覧ページを作っています。
いずれも、よく読まれているページです。「このページの記事を読めば、○○○について、網羅的かつ深い知識を得られる」というベネフィットを読者は感じるので、アクセスが集まりやすくなります。
また、特定のテーマに特化した記事一覧ページは、SNSでシェアされやすい傾向にあります。
ソーシャルからの流入も期待できるので、ある程度の記事数が溜まってきたら、ぜひ作成を検討してみてください。作り方は、以下の記事が参考になります。
WordPressの固定ページを使って、簡単にカッコいい特集ページを作る方法をご紹介します。 今回は、ページの上部にヘッダーも設け、特定タグ・カテゴリーの記事だけを特集ページ内で一覧で表示させる方法です。一度ページを設定すれば、あとは特定のタグやカテゴリーの記事を追加する度に、特集ページに...
関連記事に誘導する
定番ですが、記事下の関連記事も、導線改善にオススメです。
WordPressの場合、このように関連記事を自動で表示させる方法が一般的ですし、楽ではあります。プラグインを使えば、簡単に実装できるでしょう。
ただ、関連度の高い記事が100%の精度で表示されるわけではないのが難点です。そこでオススメしたいのが、関連記事を手動で設置することです。
このように、テキストリンクあるいはカード型リンクを記事末尾(まとめ文の最後)に手作業で挿入します。関連記事を選定する手間は発生しますが、自動で表示させる方法よりも精度は遥かに高いですし、クリックもされやすいです。
記事の流れを受けつつ、自然な形で関連記事に誘導できるのが手動の大きなメリット。回遊率アップに貢献するので、ぜひ取り入れてみてください。
サイト内検索を設置する
サイト内検索のフォームは、目的の記事への到達を助ける最も手軽なツールです。
サイト内検索は軽視されがちですが、仮にサイト内検索がなかったら、ブログの利便性は相当悪くなります。
「○○○のキーワードが入った記事を探したい」と思っても、サイト内検索がなければ、カテゴリページやサイトマップから地道に探したり、Googleの「site:」検索を使ったりするしかなくなります。
読者にとって、これは大きなストレスです。ブログへの印象も悪くなるでしょう。
サイト内検索は全ページに設置することが理想です。ヘッダーやサイドバーなど、各ページ共通のエリアに設置しておきましょう。
あらゆるジャンルのWebサイトで必要となるパーツが「サイト内検索フォーム」。 意外と思われるかもしれませんが、実はサイト内検索フォームを設置してないサイトやブログは少なくありません。これは勿体ないことなんですよね。 サイト内の検索フォームは、ユーザーとコンテンツをピンポイントに繋ぐ導線の役割...
アクセスを流したいページをグローバルメニューに入れる
グローバルメニューの目的は「導線を生み出すこと」なので、グローバルメニューに入れたページは多くのアクセスが集まりやすいです。
回遊率アップのために、人気ランキングやおすすめ記事、カテゴリページ、特集ページなどへのリンクを優先的に設置するといいでしょう。
最近では、このようなメガメニューと呼ばれる形式もトレンドです。情報量の多いブログでも、目的の記事ページに素早く誘導できます。
最近のTCDテーマは、メガメニュー作成機能を実装しているものが多いです。記事数が増えてきてブログの規模が大きくなってきたら、ぜひ実装を検討してみてください。
2019/06/05*情報を更新いたしました。 2020/05/02*動画解説を更新いたしました。 最近、国内ウェブサイトでもよく目にするようになったメガメニュー。メガメニューは、一般的なグローバルメニューのドロップダウンより広く領域がとられています。その為、多くの情報をひと目でわかりやすく...
まとめ
今回は、ブログの記事導線を改善してアクセスを増やす方法として、以下の5つをご紹介しました。
導線改善によって、目的の記事に読者が辿り着きやすくしたり、テーマごとに記事をまとめて整理したりすることで、ブログの回遊率がアップします。記事がたくさん閲覧されているブログは検索エンジンからも評価されやすい傾向にあるので、検索順位が上昇し、アクセスがより増える可能性があります。
今回ご紹介した5つの導線改善の方法は決して難しくはないので、ぜひ、ブログへの実装を検討してみてください。
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