この記事では、ブログのアクセスアップにつながる対策を10個ご紹介します。

ブログのアクセスを増やす方法は一つではありません。複数の施策を実行することで、アクセス増加のスピードは加速するので、ぜひ試してみてください。

ブログのアクセスアップにつながる10の対策

今回ご紹介するのは、以下の10個の方法です。

それぞれ、解説していきます。

キーワード選定

正しいキーワード選定は、アクセスアップの土台になります。

検索需要がないキーワードで記事を書いても、アクセスが増えることはありません。実際に検索されている(需要がある)キーワードで記事を書くことが大前提です。

キーワードを調べるときは、以下のようなキーワードツールを活用しましょう。

それぞれのツールの解説は、以下の記事を参考にしてください。

需要があるキーワードを調査して、最終的に、以下のようなキーワードリストを作成しましょう。
キーワードリスト

アクセスを集めるブログを作るには、​​情報を網羅的・体系的に掲載する必要がありますが、キーワードリストを作っておけば、情報の抜け漏れを防ぐことができます。

思いつきで記事を書き続けてもアクセスは伸び悩むので、ぜひ、キーワード選定を実施して、キーワードのリストを作成してみてください。

具体的な手順や考え方は、以下の記事が参考になります。

検索意図の把握

検索意図とは、キーワードで検索する人のニーズのことです。

「なぜ、このキーワードで検索するのか?」という意図を汲み取って、その意図に合致した記事を書くことが、検索からのアクセスを増やすための大原則です。

キーワードの検索意図は、以下のような方法で調べられます。

  • Googleで実際にキーワード検索する
  • 関連キーワードをチェックする
  • Q&Aサイトをチェックする

試しに、「ブログ 画像」というキーワードをGoogleで検索してみましょう。

Google検索で検索意図を調べる

上位のページは、複数のフリー画像素材サイトを紹介しているので、「おすすめの画像素材サイト(無料)を教えてほしい」という意図があるとわかります。つまり、まとめ・比較コンテンツを作ればいいということです。

検索意図に反すると、どれだけ素晴らしい記事を書いても、検索で上位表示はしません。オリジナリティを出すにしても、あくまで検索意図を満たすことが大前提です。

検索意図のリサーチについて詳しくは、以下の記事をチェックしてみてください。

ブランディング

ここで言うブランディングとは、「○○○さんの記事だから読む」という濃い読者を増やすことを指します。

ブランディングが成功すると、ブログ名や運営者名での指名検索につながり、安定したアクセスが期待できます。SNSなどで話題になる機会も増えるでしょう。近年ではサイテーションという概念が登場し、Web上であなたやあなたのブログが話題になればなるほど、SEOにもいい影響が出るようになっています。

大事なポイントは、ブログ運営者のパーソナリティ(人格)が見えるようにすることです。これは自分語りを長々としろ、ということではありません。そうではなく、文体や主張を通して、こちらのキャラクターを読み手に植え付けるということです。

実名・顔出しでなくてもいいので、運営者の人柄や声がイメージできる文体を意識しましょう。成功している人気ブロガーはみな、独自の文体を確立しています(個人ブログの場合、多少カジュアルな文体のほうが受け入れられやすいです)。

  • 一貫した主張・メッセージ
  • 独自の文体・口調

この2点を意識して、ブランディングを促進しましょう。もちろん、記事の内容が興味深い・面白い・役に立つことは大前提です。

タイトルの改善

タイトル(titleタグ)は、検索順位に大きな影響を与える要素です。

今も昔も、titleタグにキーワードを含めることのSEO効果は大きく、最も重要な対策と言ってもいいくらいです。キーワードを使うことで検索結果でのクリック率も改善できる可能性があるので、キーワードを含めない理由はどこにもないでしょう。

参考:titleタグ内でのキーワード使用 | Moz – SEOとインバウンドマーケティングの実践情報 | Web担当者Forum

もしタイトルを適当に付けていたなら、キーワードを意識したタイトルに変更するだけで、ブログのアクセスを大きく伸ばせるかもしれません。

以下の記事を参考にして、キーワードを含んだ魅力的なタイトルを作成してみましょう。

ディスクリプションの改善

ディスクリプションは、titleタグとは違い検索順位には影響しませんが、検索結果でのクリック率に影響します。メタディスクリプション

記事内容を端的にまとめたディスクリプションを作成することでクリック率が高まり、アクセス増加につながる可能性があります。

  • 短く簡潔に書く
  • キーワードやページ内容と関連性を高める
  • ページ内容を要約する

これらのポイントを意識して、ディスクリプションの文章を120文字程度で作成してみましょう。使い回しはぜず、記事ごとにオリジナルの文章を用意するのが理想です。

詳しくは、以下の記事をチェックしてみてください。

SNS運用

TwitterやFacebook、InstagramなどのSNSからの流入を増やす方法です。

SNSからの流入がメインになっているブロガーも多いので、無視できない媒体です。検索エンジンからの流入に依存するリスクを下げるためにも、SNS運用はぜひ検討しておきましょう。

最終的には、流入を獲得できる可能性のあるSNSをすべて使うことが理想ですが、最初は小さく始めても構いません。

最低限、Twitterとの連携は済ませておきましょう。WordPressのプラグインを使えば、ブログにアップした記事をTwitterに自動投稿することもできます。

FacebookやInstagramとの連携は、以下の記事が参考になります。

メルマガ

ブログ内にメルマガ登録のページを用意して、メルマガのリストを集める方法です。

メルマガ登録のCTA

このように、メルマガ登録ページへのリンクやバナーを記事下に設置して、読者を誘導するのが王道のパターンです。

集めたメルマガリストに対しては、いつでもコンタクトが取れるので、新着記事のお知らせを流せば安定したアクセスを稼げます。自分の商品やアフィリエイト商品の案内を流せば、収益化もできるでしょう。自然検索流入(SEO)への依存度も下げられます。

メルマガのメリットや活用方法をより具体的に知りたい場合は、以下の記事をぜひチェックしてみてください。

広告出稿

Google広告やFacebook広告などに、記事ページを出稿する方法です。

お金がかかるので、ほとんどの競合はやっていないと思いますが、広告出稿は記事の初期露出として極めて有効な手段です。

特にブログ開設初期は、記事をいくら書いてもアクセスはほぼゼロ。その状態が半年以上続くことも珍しくありません。自然検索からの流入が増えるのをただ待っているだけでは、読者からの反応が何も得られないので、記事の方向性が正しいのかどうかの検証もできません。

だからこそ、広告を出してアクセスを集める意義があるわけです。

読者からの反応(直帰率や滞在時間など)を元に記事の改善ができますし、流入があることでモチベーションも上がります。加えて、広告で記事を初期露出させれば、ユーザーの行動データの蓄積や被リンクの獲得につながり、SEOに良い影響が出る可能性もあります。

まずは以下の記事を参考に、Google広告から始めてみてはいかがでしょうか?

導線改善

導線改善とは、ブログ内の記事がたくさん読まれる仕組みを作ることです。

導線改善によってブログの回遊率が上がることで、一人あたりのページビューが増えたり、埋もれていた過去記事にもアクセスが流れたりします。多くの記事が読まれているブログは検索エンジンからも評価されやすい傾向にあるので、SEOも強化できるでしょう。

代表的なのは、次のような施策です。

  • 人気ランキングの設置
  • 記事一覧ページの作成
  • 関連記事への誘導
  • サイト内検索の設置
  • グローバルナビの整備

いずれも、そこまで難易度が高いものではありません。時間や工数もそれほどかからないので、以下の記事を参考に、ぜひ実践してみてください。

カニバリ対策

カニバリとはカニバリゼーション(cannibalization)の略で、同じ検索意図を持つキーワードを対策した類似記事が複数あり、お互いに重複している状態のことを指します。

カニバリが起こると、Googleからの評価が記事ごとに分散してしまい、どの記事も上位表示しづらくなります。そのため、類似記事は内容を統合して、一つにまとめることをオススメします。

検索順位やトラフィック数が最も高い記事だけを残して、その他の記事は、残したい記事に対して301リダイレクト処理をおこないましょう。Googleからの評価を、その記事に集約させることができます。

まとめ

ここまで、ブログのアクセス数を増やすためにやるべき10の対策をご紹介しました。
以下に、10の対策を簡単にまとめました。

キーワード選定 キーワードツールで検索需要があるキーワードを発掘し、ブログで対策するキーワードリストを構築する。
検索意図の把握 検索ユーザーのニーズを優先。「なぜ、このキーワードで検索するのか?」という意図を汲み取って、その意図に合致した記事を書く。
ブランディング 一貫した主張・メッセージと、独自の文体・口調を意識し、ブログ運営者のパーソナリティ(人格)が見えるようにする。指名検索の増加が目的。
タイトルの改善 タイトルは検索順位に大きく影響する。タイトルにキーワードを含めることが重要。
ディスクリプションの改善 ディスクリプションは検索結果でのクリック率に影響する。記事内容を要約した簡潔な文章を120字程度で作成する。
SNS運用 TwitterやFacebook、Instagramなど、流入獲得が見込めるSNSはすべて試してみる。最初はTwitterだけでもいい。
メルマガ メルマガリストを取得して、いつでもコンタクトが取れるようにしておく。新着記事のお知らせを流せば安定したアクセスが見込める。
広告出稿 Google広告やFacebook広告などに出稿する。初期露出として非常に効果的。SEOにも良い影響が出る。
導線改善 人気ランキングや関連記事の設置、グローバルナビの整備などでブログの回遊率を上げる。
カニバリ対策 類似記事は内容を統合して、一つにまとめる(残したい記事に対してその他の類似記事から301リダイレクト)。Googleからの評価を集約させて、検索順位を上げる。

ぜひ、改善できる部分から着手して、ブログのアクセスアップにつなげてください。

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