YouTubeで収益を得る手段の中で、もっとも広く認知されているのは、「広告」です。自分の動画についた広告を見てもらうことで、クリエイターの収益は決まります。
それ以外にもYouTubeには色々な収益化の手段が用意されています。この記事ではYouTubeで収益タイプを解説するとともに、収益化するのに必要な資格(条件)も解説していきます。
収益タイプと条件
YouTubeの収益化の方法は主に以下です。それぞれ解説していきましょう。
- 広告
- スーパーチャット
- スーパーサンクス
- メンバーシップ
- クリエイターミュージック
広告収益
YouTubeでもっともベーシックな収入を得る方法が、アドセンス広告による収益化。広告は、主に動画の冒頭や中間で差し込まれるCMを指します。
広告の収益が入るようになるには、まずはYouTubeパートナープログラムへの参加条件を満たさなければいけません。要件は以下です。
参加条件 (1,2共に満たす必要がある) |
|
条件1 | チャンネル登録者1000人 |
条件2 | 直近12ヶ月間の有効な動画の総再生回数4000時間 もしくは、直近9ヶ月間の有効なショート動画の視聴回数1000万回のどちらか |
条件1のチャンネル登録者1000人をクリアした上で、条件2のどちらかを満たす必要があります。
参照:YouTube パートナー プログラムの概要と利用資格
YouTube で収益を得る新しい方法 – YouTube ヘルプ
スーパーチャット・スーパーサンクス
スーパーチャット(Super Chat)とは、いわゆる投げ銭のようなもので、通称「スパチャ」と呼ばれています。ライブ配信時、ユーザーが自分のコメントを目立たせるためにお金を送る機能です。
スーパーサンクス(Super Thanks)は、ライブ配信時ではない通常の動画投稿に対して投げ銭できる機能。スパチャと同様、コメントとともにお金を送ることができます。
参加条件 |
「広告収益」と同じ条件 |
手数料 |
YouTube(Google)側の手数料として売上の30%、そこからさらに各OSの手数料や税金などが引かれます。 |
参照:Super Thanks の有効化と管理 – YouTube ヘルプ
メンバーシップ
チャンネルメンバーシップとは、特定のチャンネルの月額有料会員のことを指し、会員になった人はその動画チャンネルの特典(限定動画や会員期間に応じた特典など)を得ることができます。
簡単に言うと、自分のYouTubeチャンネルで有料月額サービスができるということです。こちらも「YouTubeパートナープログラム」の資格が必要なので、広告収益と条件は同じです。
参加条件 |
「広告収益」と同じ条件 |
手数料 |
YouTube(Google)側の手数料として売上の30%、そこからさらに各OSの手数料や税金などが引かれます。 |
参照:チャンネル メンバーシップの利用資格、ポリシー、ガイドライン – YouTube ヘルプ
クリエイターミュージック
クリエイターミュージックとは、YouTube側に楽曲提供することで収益が得られる仕組みです。自分が作った音楽コンテンツがクリエイターに利用されることで収益を分配してもらうことができます。
クリエイターミュージックは、2022年11月現在、まだ米国でのみテストされている段階ですが、今後世界中で広がっていくようです。
参照:クリエイター ミュージックのスタートガイド – YouTube ヘルプ
収益はいつ振り込まれるか
収益の受け取り条件や振込日は以下ご参照ください。
振込日 | 月末締め翌月21~26日払い |
振込対象 | 支払い残高が8000円を越えていること |
振込手数料 | 無料 |
収益が8000円を下回った場合は次月に持ち越され、8000円を越えた段階で振り込まれます。
参照:AdSense のお支払いスケジュール – YouTube ヘルプ
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