WordPressでニュースレター(メールマガジン)の作成・管理ができる無料プラグイン「Newsletter(The Newsletter Plugin)」。
HTMLメールのドラッグ&ドロップ編集、購読フォームの設置、配信解除リンクなど、メールマーケティングに必要な機能を幅広くカバーしています。
本稿では、Newsletterプラグインの概要や使い方、メールマガジンの作成方法を徹底解説します。
WordPressテーマ「RIKYU」
製品のブランド力と売上を上げるネットショップが作成できる。Newsletterプラグインとは?
WordPressのNewsletterプラグインは、サイト内でニュースレター(メールマガジン)を作成・配信できる無料プラグインです。
外部のメール配信サービスを使わず、WordPress管理画面から直接メール配信を管理できるのが特徴です。
また、アドオンで機能を追加したり、他社プラグインや外部ツールと連携することもできます。
※メールを送信する際は、日本では特定電子メール法。欧州向けの場合はGDPR(DSGVO)に準拠する必要があります。
参考:特定電子メールの送信の適正化等に関する法律(特定電子メール法) | 消費者庁

個人情報に関する法律「GDPR」をご存知ですか?なんとなく聞いたことあるけどEUの法律だから日本では日本の法律を守ればいいんでしょう?と思っているとキケンです。日本で運営しているウェブサイトでも対応範囲に入ってきます。事前に対応をしておかないと、とんでもない罰則を与えられる可能性があります。インター...
メリット
- 無料で主要機能が使える:ニュースレター作成・配信(HTML / テキスト)、購読フォーム生成、購読者管理、統計など
- 直感的なデザイン編集:ドラッグ&ドロップでHTMLメールを簡単に作成でき、専門知識が不要
- 購読管理が充実:購読者のステータスやリスト分け、ダブルオプトイン設定、解除リンク自動付与など
- 統計機能搭載:メール開封率・クリック率を自動集計
- 拡張性の高さ(アドオン):自動配信、WooCommerceとの連携、外部サービスAPI接続など、無料・有料のアドオンを追加できる
- WordPress内で完結:外部サービスを使わず、WordPress内で配信設定から運用まで完了
デメリット
- 高度な機能は有料アドオン限定:無料版では自動配信、詳細レポート、EC連携などが利用できない
- 料金体系の変動:有料アドオンの価格や内容が時期によって変わるため、導入前に確認が必要
- 日本語情報の不足:公式ドキュメントやサポートが英語中心で、初心者は設定に時間がかかる可能性がある
- デザイン崩れのリスク:プラグイン更新やテーマとの相性によって、メールデザインが崩れる場合がある
- 大量配信時の制限:外部メール配信サービス(Amazon SES等)と比べ、到達率や送信速度に限界がある
- SMTP設定の必要性:メールの到達率を上げたり、サーバー環境によってはSMTPアドオンの追加が必要になり、初心者にはハードルが高い
※WordPressの初期状態では、到達率が低い(迷惑メールに入りやすい)、サーバー環境によって送信できないことがあります。
ニュースレターとメールマガジンの違い
「ニュースレター」と和製英語の「メールマガジン」は、日本ではほぼ同義で使われ、明確に区別されることはほとんどありません。
どちらも「メールで情報を届ける」点は共通しますが、本来はニュースレター=情報提供型、メールマガジン=販促型という違いがあります。
区別が曖昧になったのは、国内サービスがまとめて「メルマガ」と呼んできたことや、受信者が目的の違いを意識しないためです。
傾向として、広報や業界情報はニュースレター、商品案内やセール告知はメールマガジンと呼ばれることが多いですが、日本国内では厳密な使い分けは不要です。
Newsletterの使い方
インストール方法
WordPress管理画面 > プラグイン > プラグインを追加 で「Newsletter」を検索し、インストール&有効化。
プラグインは、以下のリンクからダウンロードして、アップロードすることもできます。

WordPressで制作したサイトは、プラグインを使って簡単に機能を拡張することができますよね。当記事では、プラグインのインストール方法について解説してきます。 おすすめプラグインを見る プラグインのインストール方法は2つ プラグインのインストール方法は、下記の2つになります。基本的には、...
ウィザードでの初期設定
インストールが完了すると、設定ウィザードが立ち上がりますので、初期設定を行います。各ページごとに入力が終わったら「Next」ボタンをクリックして進めていきます。
はじめに、送信者名と送信メールアドレスを入力します。
フォームで購読者に何を尋ねるかを選択します。
- Ask for their name(名前を尋ねる)
- Add a privacy checkbox(プライバシーチェックボックスを追加する)
続いて、「購読と編集ページを作成しました。」と表示されます。
固定ページの一覧に、「Newsletter」というタイトルのページが作成されます。投稿欄にショートコードが貼り付けられ、プレビューすると登録フォームが表示されます。
次に、ニュースレターの送信テストを行います。任意のメールアドレスを入力し、「Send a test message(テストメッセージを送信する)」をクリックします。
これで設定は完了です。必要に応じて、メールやSNSでの最新情報を取得したり、英語のドキュメントページ(解説ページ)へアクセスします。
メニューとダッシュボード
ウィザード終了後、WordPress管理画面の左側にメニューが表示されます。これらのメニューの一部は、各設定ページの上部にも表示されます。
- Dashboard(ダッシュボード):統計・最新情報を確認するトップ画面
- Subscription(購読):購読の基本設定
- Forms(フォーム):購読フォームの作成・設定
- Newsletters(ニュースレター):ニュースレターの作成、管理
- Subscribers(購読者):購読者の登録・管理
- Lists(リスト):購読者の分類リストの作成・管理
- Settings(設定):全般設定(送信方法、プライバシー設定など)
- Addons(追加機能):追加機能の設定(無料・有料あり)
- Automated(自動化)(有料):自動ニュースレター配信設定
- Autoresponder(自動返信)(有料):自動返信の設定
ダッシュボードでは、上部の2つのタブで情報を確認できます。
- Overview(概要):プラグインの設定手順や統計情報などの基本データを表示
- Flow view(フロー図):メール配信や自動化の流れをステップ図で確認できる
全般設定
全般設定は、ウィザードでの初期設定と一部重複しますが、より詳細な設定をしたい場合にご入力ください。
一般設定
左メニューのSettings > Generalから、メールを送信する上で必要な一般設定を行います。
Settingsタブ
- Sender email(送信元メールアドレス):ウィザードで設定した場合は入力済み
- Sender name(送信者名):ウィザードで設定した場合は入力済み
- License key(ライセンスキー):有料アドオンを有効化するためのライセンスキーを入力
- Return path:送信エラーの受信先メールアドレスを設定
- Reply to:配信メールへの返信先アドレスを設定
- Public page:公開される購読ページのURLを設定
Sendingタブ
- Max emails per hour(1時間あたりの最大メール数):設定できる最小値は12
- Max emails per second(1秒あたりの最大メール数 ):数値を入力
- Sending time window(送信時間枠):有効・無効から選択。有効化を選択すると時間帯の入力欄が表示される
Advancedタブ
- Allowed roles (許可された役割):管理画面にアクセスできるユーザー権限を編集者、著者、貢献者から選択
- Tracking default(追跡のデフォルト):新規メール作成時の追跡設定を有効・無効から選択
- Log level(ログレベル):ログ出力の詳細度を設定をなし・エラー・正常・デバッグから選択
- Standard styles(標準スタイル):標準CSSスタイルを有効・無効から選択
- Custom styles(カスタムスタイル):メールやフォームに適用する独自CSSコードを追加
- IP addresses(IPアドレス):購読者のIPアドレスを記録するか設定(GDPRなどの個人情報保護ポリシーに関係あり)
- Debug mode(デバックモード):デバッグ情報の表示を有効・無効から選択
- Tracking and action links(追跡とアクションリンク):メール内のリンクを追跡用URLや、購読解除などのアクションリンク(クリックで特定の操作が行われるリンク)への変換設定
- Email encoding(メールのエンコード):メール送信時の文字コードを指定(※)
※筆者の利用環境では、エンコードはDefaultのままでも動作確認がとれました。
運営者情報の登録
左メニューのNewsletter > Settings > Companyから、会社や運営者情報を入力します。特定電子メール法やGDPRに準拠するために必要な項目もあります。
Generalタブ
- Logo(ロゴ):メールや購読ページに表示するロゴ画像を設定します。
- Title(タイトル):メールやページのヘッダーに表示されるタイトルを設定
- Motto(モットー):キャッチコピーやスローガンを設定
- Company name(会社名):会社名または運営者名を入力
- Address(住所):会社や運営者の住所を入力
- Copyright or legal text(著作権または法律文書):メールに表示する著作権表示や法律文書を設定
Socialタブ
Facebook、X、Instagram、Pinterest、Linkedin、YouTubeなど、利用している各種ソーシャルメディアのURLを設定
購読設定
左メニューのNewsletter > Subscriptionからアクセスすると、購読設定をすることができます。
上部のメニューは、以下のような構成になっています。
- Form(フォーム):購読フォームの設定ページへアクセス
- Settings(設定):購読方法の選択、過去に登録履歴がある人への再登録設定など
- Confirmation(確認):購読確認メールや確認完了後のメッセージ内容を編集
- Welcome(歓迎):購読確定後の「ウェルカムメール」の設定
- Welcome series(歓迎シリーズ):複数回に分けて自動配信するステップメールの設定。Autoresponder Addon(有料)を申し込まないと設定できない
- Antispam(スパム対策):reCAPTCHAなどのスパム対策機能を設定し、不正な購読登録を防ぐ項目
購読の詳細設定
左メニューのNewsletter > Subscription > Settingsから、購読の詳細設定を行えます。
Subscriptionタブ
- Opt In(選択する):Single Opt In(フォーム送信だけで購読開始)と、Double Opt In(フォーム送信後、確認メールのリンクをクリックすると購読開始)から選択
- Subscription page(購読ページ):Customizeにチェックを入れると、ショートコードをカスタマイズできる
「Subscription of existing subscribers」の項目は、過去の登録履歴がある人が再度購読申し込みした場合の扱いを設定します。
- When confirmed(確認された場合):許可しない、許可する、シングルオプトインで許可、ダブルオプトインで許可の中から選択
- When unsubscribed(購読解除された場合):許可しない、許可するから選択
- When bounced or complained(配信失敗または苦情があった場合):許可しない(選択肢なし)
- When not confirmed(未確認の場合):許可する(選択肢なし)
Advancedタブ
- Override Opt In(オプトインを上書き):未確認(not confirmed)や一部の制限状態の購読者にも、強制的に配信(※)
- Notifications(通知):購読された場合に、任意のメールアドレスへ通知の可否
※特定電子メール法やGDPRなどで問題になる可能性があるため、安易に使うのは危険です。
確認メールの設定
左メニューのNewsletter > Subscription > Confimationから、ユーザーがフォームから登録後、送信される確認メールの設定を行います。
Pageのタブ
- Confirmation page(確認ページ):購読者が確認リンクをクリックした後に表示されるページを指定
- Page content(ページ内容):Customizeにチェックを入れると、確認ページのコンテンツを編集できる(デフォルトは英文)
Emailのタブ
- Default(初期設定):プレーンテキストの確認メールを編集。Customizeにチェックを入れると編集可能
- Composer(メールエディタ):HTML形式での確認メールを編集。パーツをドラッグ&ドロップした上で編集可能
ウェルカムページの設定
左メニューのNewsletter > Subscription > Welcomeから、ユーザーが購読登録後に表示する、ウェルカムページの設定を行います。
Welcome pageタブ
- Welcome page(ウェルカムページ):すでに作成された固定ページの中からウェルカムページを指定
- Page content(ページ内容):Customizeにチェックを入れると、確認ページのコンテンツを編集できる(デフォルトは英文)
- Conversion tracking code(追跡コードの設定):Googleアナリティクスや広告計測用のトラッキングコードの入力(任意)
Emailタブ
- Default(初期設定):プレーンテキストの歓迎メールを編集
- Composer(メールエディタ):HTML形式での歓迎メールを編集。パーツをドラッグ&ドロップした上で編集可能
- Do not send(送信しない)
スパム対策
左メニューのNewsletter > Subscription > Antispamから、スパム対策の各種設定を行います。悪意のある攻撃者による自動プログラムでの登録を防ぎます。
Generalタブ
- Disable(スパム対策機能の無効化):「No」または「Yes」を選択
- Akismet(アキスメット):スパム対策のWordPressプラグイン「Akismet」を使ってチェック。利用にはAkismet APIキーが必要
- Antiflood(連続送信対策):指定した間隔に、同じIPやアドレスからの連続購読を拒否。無効化または5秒〜60分まで選択可能
- Captcha(画像認証):購読フォームに画像認証(reCAPTCHAなど)を追加
Blacklistsのタブ
IPアドレスを指定してブロック。カンマ区切りではなく、1行に1つずつ入力。
Logsのタブ
スパムと判定された履歴が、画面上に表示。
リストの設定
左メニューのNewsletter > Listsから、購読者を分類したリストを作成することができます。また、購読フォーム自体にユーザーが自分で選べるリストを選択することもできます。
- Name(名前):リストの名称を設定
- Type(タイプ):ユーザーが自由に購読や購読解除ができる「パブリック」、または管理者のみが操作できる「プライベート」を選択
- Enforced(強制):新規購読者をリストへの自動追加設定
- Subscribers(購読者):リストに所属している購読者数の表示
- Actions(アクション):リストの編集・削除
- Unlink everyone(全員のリンク解除):全購読者をリストから解除
- Add everyone(全員を追加):全購読者をリストに追加
- Unconfirm all(すべて未確認):リスト内の全購読者を「未確認」に変更
- Confirm all(すべてを確認):リスト内の全購読者を「確認済み」に変更
購読フォームの設定
左メニューのNewsletter > Formから、購読フォームの設定を行うことができます。
- All(全て):フォームの各種設定ページへのリンクや、関連するアドオンを一覧で紹介
- Standard(標準):ページやサイドバーなどに設置する、通常の購読フォームを表示
- Inside posts(内部記事):記事本文の後に自動で表示されるフォームの設定
- Popup(ポップアップ):ポップアップ表示する購読フォームを設定
- Shortcodes and Widgets(ショートコード&ウィジェット):ショートコードやウィジェットで利用できるフォームの解説
- HTML Forms(HTMLフォーム):HTMLコードとして出力される購読フォームを表示
標準設定
左メニューのNewsletter > Form > Standardから、フォームに表示させる入力欄の設定や、ボタンのテキストを変更できます。
Main fieldsタブ
フォームに表示させる項目を設定します。初期設定はEmail(メールアドレス)のみで、ボタンのテキストは「Subscribe」となっています。
必要に応じて、姓・名、性別、プライバシーポリシーのページなども設定できます。
また、敬称(Mr./Ms.)の設定ができ、以下のようにメール本文内で {title}
や対象となるタグを使ったときに自動的に敬称が挿入されます。
Good morning {title} {surname} {name}
▼表示例
Good morning Ms. Smith John
日本では、どの性別も「さん」付けで良いため、簡単に設定できます。
Listsタブ
作成したリストをフォームに表示する設定ができます。
チェックボックスやドロップダウン形式でリストが表示され、あらかじめリストにチェックを入れた上で表示させることもできます。
Custom fieldsタブ
購読フォームとプロフィールページで、表示するカスタムフィールドを設定できます。
記事下のフォーム設定
左メニューのNewsletter > Form > Inside postsから、記事の下部に表示するフォームの設定を行えます。
有効・無効を選択し、入力フォームの上部に表示するテキストも編集できます。
ポップアップ・フォームの設定
左メニューのNewsletter > Form > Popupから、ポップアップでのフォーム設定を行います。
有効・無効から選択し、プレビューも表示できます。また、フォーム上部に表示するテキストの編集もできます。
ポップアップのフォームは、以下のように表示されます。
ショートコードとウィジェットの設定
左メニューのNewsletter > Form > Shortcodes and Widgetsでは、ショートコードとウィジェット設定についての解説文が表示されます。
はじめに行った設定ウィザードを完了すると、自動的にフォームのショートコードが入力された固定ページが作成されます。
※ブロックエディタを開いた場合、自動的にクラシックブロックでショートコードが貼り付けられた状態となります。
また、投稿本文など任意の場所にフォームを表示させたい場合は、同様に以下のショートコードを貼り付けます。ブロックエディタの場合は、ショートコードのブロックも利用できます。
[newsletter_form]
サイドバーやフッターなどにフォームを表示させたい場合は、ウィジェットを設定します。
外観 > ウィジェット から任意の場所へ「Newsletter」ウィジェットを追加します。
フォームは以下の2種類が用意されています。
- Newsletter:標準的な購読フォームウィジェット。タイトルの下にテキストも表示できる(※)
- Newsletter Minimal:メールアドレス入力欄のみの簡易購読フォームウィジェット
ニュースレターの作成方法
次に、Newsletters > Add newからニュースレターを作成していきます。
ポップアップでテンプレートが表示されますので選択します。
ドラッグ&ドロップでヘッダー、記事カード、CTAボタンなどを配置。
右側のブロックをドラッグ&ドロップすると、コンテンツを増やすことができます。その上部のSettingタブは、ページ全体のフォントやフォントサイズなどを設定できます。
※Blank(空)を選択した場合は、配信解除リンク {unsubscription_url}
がありません。法令に抵触する可能性があるため、必ず設置する必要があります。
コンテンツは右上のアイコン(編集、コピー、削除)から編集することができます。
定規とペンのアイコンを押すと、右側にブロックごとの編集項目が表示され、こちらから編集や設定を行えます。
Back to last save(最後のセーブに戻る)、Save(保存する)、Next(次へ)から選択します。
「Next」をクリックした場合は、項目上部のタブからターゲットなどを設定します。
- Targeting(ターゲティング):購読者のステータス(リスト別、言語別、性別など)で配信対象を選択可能
- Google Analytics(Googleアナリティクス)(有料アドオン):配信メール内のリンクにGoogle Analytics用のトラッキングパラメータ(UTM)を付与し、アクセス解析を可能にする設定
- Geolocation(地理的位置情報)(有料アドオン):購読者の国・地域情報を使って、特定エリアのユーザーだけに配信する設定
- Advanced(高度設定):メールの開封を測定、送信メールアドレス、送信者名などの詳細設定
その上のメニューでは、以下の操作ができます。
- Edit:再度ニュースレターの編集
- Save:保存(送信はしない)
- Send Now:即時送信
- Schedule:予約配信
- 目のアイコン(プレビュー):送信前のニュースレターの表示チェック
送信後、ニュースレターの一覧が表示され、送信・未送信の確認ができます。また、右側のアイコンから以下の操作を行えます。
- ペンのアイコン:ターゲットの再編集
- グラフのアイコン:開封率などの解析や確認
- 目のアイコン:プレビュー
- コピーのアイコン:ニュースレターの複製
- ✕:ニュースレターの削除
- T:ニュースレターのテンプレート化
送信が完了すると、指定のメールアドレスへニュースレターが配信されます。
アドオン設定
Newsletter > Addonsから必要なアドオンを追加します。アドオンは無料版と有料版があります。
アドオンの種類
Newsletterの追加アドオンには、以下のような種類があり、数も豊富です。
- Collecting subscribers(購読者を集める):フォームのカスタマイズ、フォーム・プラグインとの連携など
- Creating newsletters(ニュースレターの作成):AIでの件名サポート、投稿からメール作成、WooCommerceなど他社プラグインとの連携など
- Automating your work(作業の自動化):記事からメールを自動作成、ステップメール(シナリオ配信)など
- Analytics(分析):リターゲティングや位置情報の取得と活用、Googleアナリティクスとの連携
- Delivery(配信):STMPのメール配信サービスと連携
- Tools(ツール):API(外部連携機能)、多言語ニュースレター機能、インポート・エクスポートなど
インストール方法
Newsletterのアドオンを追加するには、Addons Manager and Support(プラグイン)をインストールします
Newsletter > Addonsから表示された「Download Addons Manager」のボタンをクリックし、ZIPファイルをダウンロードします。
その後、右側の「Install」をクリックしてZIPファイルをインストールします。
すると、プラグイン一覧にアドオン・マネージャーが表示されます。
左メニューの「Addons」の表示がなくなり、新たに「Addons manager」が表示されますので、クリックします。
任意でページ上部からメールアドレスを入力し、無料のライセンスキーを取得します。
利用したいアドオンのライセンスを取得します。これらのサービスでは、別途サービスのアカウント作成や設定などが必要な場合があります。
アドオンは、右側のボタンから無料アドオンをインストールしたり、有料アドオンを購入できます。
有料アドオンの場合は、ページ上部から購入したライセンスキーを入力します。
アドオンを追加すると、左メニューに表示されます。必要に応じてアドオンを追加してください。
よくある質問(FAQ)
Q. ニュースレターの配信数に制限はありますか?
A. 多くのレンタルサーバーでは迷惑メール防止のため、1時間あたりや1日あたりの送信可能メール数に制限があります。利用中のサーバーの仕様を事前に確認してください。
Q. 特定電子メール法やGDPR(DSGVO)に対応できますか?
A. ダブルオプトイン、購読の同意リンク、プライバシーポリシー表示、解除リンクの設置等で対応可能です。
Q. Newsletterを使ってメールの到達率を上げるには?
A. ご利用のサーバーで、送信ドメインの認証設定(SPF・DKIM・DMARC)を行い、SMTPのアドオンを利用することで到達率は向上します。
さらに、迷惑メール判定されやすい件名や記号を避け、配信リストから配信不能アドレスの除外なども必要です。
Q. 配信解除リンクを入れるには?
A. メールのデザインテンプレートを選択した場合は、フッターに自動付与されます。また、本文内に{unsubscription_url}
などのマージタグを挿入できます。
Q. Contact Form 7のフォームから購読者を増やせますか?
A. 有料アドオンを利用することで、Contact Form 7で作成したフォームから登録ができます。

お問い合わせフォーム作成に欠かせないWordPressプラグイン「Contact Form 7」の機能のまとめです。 Contact Form 7の基本解説 「Contact Form 7」 の本当に基本的な使い方について動画で紹介しました。これから導入しようと考えている方やカスタマイズ...
Q. WooCommerceとの連携は無料ですか?
A. WooCommerceの有料アドオンを利用できます。導入前にアドオンの提供状況を確認してください。

「コストをかけずにネットショップを開設したい」と考えている個人・企業に最適なのがWooCommerce。 使用料なし 本格的なネットショップが開設できる ECサイトに必要な機能が揃っている プログラミング知識は不要 WooCommerceは、ドメインとサーバーさえあ...
まとめ
Newsletterは、無料でここまでできるのかという完成度の高い配信プラグインです。
まずは基本機能で運用を始め、成果や要件にあわせて自動化・EC連携・詳細レポートなどを段階的に拡張するのがおすすめです。
到達率向上のためのドメイン認証(SPF / DKIM / DMARC)とSMTPアドオンの利用は、必須タスクとして押さえておきましょう。
WordPressで作成できる。
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