noteの「自分の記事」には、全記事をまとめて書き出す「エクスポート」ボタンがあります。書き出されるのはWordPressと同じ形式のファイルなので、WordPressにそのまま読み込めます。
ただし、価格と試し読みラインは書き出されません。有料記事として売り直すには、記事ごとに設定し直す作業が残ります。
エクスポートから、WordPressで有料記事として売り直すまでの手順をまとめました。
引っ越しの全体の流れ
作業は、次の5つのステップです。

noteのエクスポートで書き出せるもの
はじめに、何が移せて、何が移せないかを確認しておきましょう。noteのヘルプでは、次のように案内されています。
| 書き出せるもの | 書き出せないもの |
| タイトル、本文 | 価格、有料記事の試し読みライン |
| 画像、音声、記事に貼り付けたファイル | 目次、ハッシュタグなどnote独自の設定 |
| アカウント名、公開日時 | コメント、スキ |
| 公開・下書き・予約投稿の記事 | 「みんなのフォトギャラリー」の見出し画像、マガジン |
書き出しは、「自分の記事」にある全記事がまとめて1つのファイルになります。1本ずつ選ぶことはできません。予約投稿の記事は、下書きとして書き出されます。
価格と有料部分の区切りは移らないので、WordPress側で記事ごとに設定し直す必要があります。有料記事が多い場合は、引っ越しの前に、記事ごとの価格と「どこから有料か」を一覧にしておくと後の作業が楽です。
noteからWordPressへ引っ越す手順
1. noteで記事をエクスポートする
noteにブラウザでログインして、右上のプロフィールアイコン(①)から「自分の記事」(②)を開きます。アプリからはエクスポートできません。

「自分の記事」の右上にある「エクスポート」を選びます。

確認の画面が開くので、「エクスポートを開始」を選びます。「公開中」「下書き」「予約投稿」の記事がまとめて書き出され、開始した後に編集した内容は含まれません。

3日以内に完了のメールが届きます。メール内の「ダウンロードページ」からファイルを保存しましょう。ダウンロードページには期限があるので、メールが届いたら早めに保存しておきます。
ダウンロードしたZipファイルを展開すると、記事のデータ(WXR形式のXMLファイル)と、画像などが入った「assets」フォルダが出てきます。
2. WordPressにインポートする

XMLファイルは、WordPress公式のプラグイン「WordPress Importer」で読み込みます。
管理画面から「WordPress Importer」を検索してインストールするか、下のボタンからもダウンロード可能です。プラグインファイルを wp-content/pluginsディレクトリにアップした後、管理画面から有効化してください。
有効化したら、管理画面の「ツール」→「インポート」→「WordPress」の「インポーターの実行」から、XMLファイルを選んでアップロードします。
- 投稿者の割り当て:取り込んだ記事を、どのユーザーの記事にするかを選ぶ
- 添付ファイルのダウンロード:チェックを入れると、記事内の画像も取り込もうとする
読み込みが終わると、記事が「投稿」に追加されます。いきなり公開されて困る場合は、取り込んだ記事を一度すべて下書きにしてから確認を進めましょう。
3. 画像と表示を確認する
取り込んだ記事を何本か開いて、次の点を確認します。
- 画像が表示されているか
- 見出しや箇条書きの見た目が崩れていないか
- 埋め込んでいたリンクが、URLの文字だけになっていないか
noteで埋め込んだリンクやSNSの投稿は、カードの形ではなく、URLの文字として書き出されます。必要なものは、WordPressのブロックやテーマの機能で入れ直しましょう。
画像が表示されない記事は、「assets」フォルダの画像をメディアにアップロードして、差し替えます。
4. YOMERUで有料化する
WordPressで記事を売るには、無料の記事販売プラグイン「YOMERU」を使います。決済にはStripeを使うので、先にStripeのアカウントを用意して、YOMERUとつないでおきましょう。
Stripeの日本向けガイドには、審査で気をつけるポイントとして「事業内容は『EC』『サービス業』ではなく、何を誰にいくらで提供しているか記載する」と書かれています。 登録で手が止まるのは、たいていこういう欄です。求められる情報そのものは多くありません。事業の情報、本人確認書類、入金用の銀行口...
あとは、有料にしたい記事の編集画面で、次の3つを設定します。
- 「有料記事機能の設定」で「一部を有料化」か「全て有料化」を選ぶ
- 販売価格を入れる(50円以上で自由に設定できる)
- 「一部を有料化」の場合は、本文の有料にしたい位置にショートコード
[yomeru_members_only]を入れる
noteの「試し読みライン」があった位置に、ショートコードを入れればOKです。ショートコードより後ろが、購入した人だけに表示されます。
YOMERUの詳しい使い方は、こちらの記事で解説しています。
「ブログ記事を販売したい」 「書くことを収益化したい」 WordPressはもともとブログやコンテンツを発信するためのシステムとして広く利用されており、広告やアフィリエイトによる収益化も一般的です。 一方で、「書いた記事そのものを販売したい」と考える方もいるでしょう。 そこで便利...
noteの定期購読マガジンやメンバーシップで売っていた場合は、拡張プラグイン「YOMERU Pro」で定期購読のプランを作れます。
「毎月、安定した収益を得たい」 「単発の記事販売だけでなく、継続的な収益源をつくりたい」 WordPressの投稿記事をそのまま有料コンテンツとして販売できるプラグイン「YOMERU」。無料版でも、記事単位の有料販売やStripe決済連携など、収益化に必要な基本機能はひと通り揃っています。 ...
5. noteの記事の扱いを決める
WordPress側の準備ができたら、noteに残っている記事をどうするかを決めます。ここは急がず、次の2点を考えてから進めましょう。
すでに買ってくれた読者への配慮
noteで記事を買ってくれた人は、noteで読める前提で購入しています。noteの記事を消したり非公開にしたりする前に、購入者がその後も読めるかどうかを、noteのヘルプで確認しておきましょう。
あわせて、noteの記事やプロフィールで「今後はこちらのサイトで更新します」と案内しておくと、読者が迷わずに済みます。
同じ内容を2か所に置かない
同じ記事がnoteとWordPressの両方に公開されていると、検索結果でどちらが表示されるかがはっきりしません。noteは無料部分だけ残して続きはサイトへ案内する、WordPressへの移行が終わった記事から順にnote側を整理するなど、同じ内容が2か所に並ばないようにしましょう。
まとめ
5つの手順の中で手間がかかるのは、4の有料化です。価格と区切りの位置は記事ごとに入れ直すので、記事が多い場合は、エクスポートの前にnote側で一覧を作っておくと迷いません。
noteの記事をどう残すかは、急いで決めなくて大丈夫です。WordPress側で売れることを確かめてから、購入者への案内とあわせて整理していけば十分です。
手数料がどれくらい変わるかは、こちらの記事で計算しています。
noteやBrainで有料記事を売ると、売上から手数料が引かれます。10,000円の記事なら、手元に残るのは8,550〜8,800円ほど。 1本だけなら気にならない差ですが、毎月売れるようになると、年間で10万円以上の違いになることもあります。 本記事では、note・Brain・Tips...
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