ドメインをお名前.com
で取得したものの、「もう使わなくなった」「自動更新を止めたい」と思うことはありませんか?
お名前.comのドメインは初期設定が自動更新です。そのため、「解約し忘れ」てクレジットカードの請求書を見てから解約手続きを探し始めた人も多いでしょう。私自身も解約し忘れて何年も余計に払ってしまった経験が幾度かあります。
この記事では、お名前ドットコムのドメイン解約方法(更新停止・廃止手続き)を、初心者にも分かりやすく解説します。
目次
お名前ドットコムで「解約」と「更新停止」は違う?
まずは、用語の違いを理解しておきましょう。
多くの場合、「もう更新しないで放置する(=更新停止)」のほうが確実です。
「即時削除(解約)」は非常に手間がかかるからです。
更新を止めたい場合(自動更新の停止)
ドメインの自動更新を止めたい場合は、以下の手順で設定できます。
- お名前ドットコムの公式サイトにアクセスし、ログインします。
- 左メニュー「ドメイン」→「ドメイン機能一覧」を開きます。
- 「ドメインの更新」の「ドメイン自動更新設定」を選択します。
- 該当ドメインの「自動更新設定」を「OFF」に切り替えます。
但し、ドメイン有効期限日の16日前までに自動更新設定を解除しないと自動更新されてしまいます。ご注意ください。
実際の画面で解説していきます。ログイン後、次のように手順を進めてください。

ドメイン > ドメイン機能一覧 > ドメイン自動更新
保有ドメイン一覧が出てきました。自動更新を止めるドメインのトグルスイッチをオフにしてください。

更新したくないドメインをオフに
本来は「解約する」ボタンを目立たせるのが、ユーザーに誠実なUIです。
しかし、お名前ドットコムなど基本的にGMO系サービスの多くは、お金を払う時は正しいUIである一方、解約時は誤クリックを誘うUIになっておりますので、注意が必要です。

薄いボタン「解約する」をクリック
これで、次回の有効期限以降は自動的に更新されなくなります。期限が過ぎれば、自動的に解約になりますのでご安心ください。
ドメインを即時解約(廃止)する場合
ドメインを今すぐ削除したい場合は、「廃止申請」を行います。ただし、一度廃止するとドメインは二度と取り戻せません。
また、手続きが非常に面倒です。詳しくはこちらの記事をご覧ください。
>> ドメインの解約申請する
お名前ドットコムで自動課金されがちなオプション
お名前ドットコムを使っていると、身に覚えのないオプションが自動課金されている場合があります。
ドメイン契約時、様々な有料オプションにチェックが入っているため、それを外すのを忘れると継続課金されるという仕組みです。
Whois情報公開代行メール転送
Whois情報公開代行メール転送とは、Whois情報宛にきたメールを転送してくれるサービス。1ドメインにつき 330円/年(税込)かかります。
一般的にサイトの問い合わせフォームなどから連絡が入りますので、ほぼ無意味なオプションです。
解約方法はこちらをご参照ください。
>> お名前.comのWhois情報公開代行メール転送オプション解除方法
ドメインモニタリング
ドメインモニタリングとは、取得したいドメイン名が空きドメインになった時に通知してくれるサービス。1文字列につき月額110円/月(税込)かかります。
ドメインモニタリングによる自動ドメイン登録
ドメインモニタリングを利用していると、該当ドメインが自動で登録(契約)されます(設定による)。自動登録されたドメインは、キャンセルおよび返金はされません。よって、ドメインモニタリングの解約とともに、自動登録されたドメインを更新停止する必要があります。
ドメインモニタリングサービス規約によると、下記条件で自動登録手続きが行われるようです。
- ドメイン自動登録サービスを利用する旨(ON/OFF設定)
- 自動登録を試みるTLD(自動登録可能TLDから選択)
- 自動登録するドメインの登録料金の上限(100万円(税込)以下)
ドメインプロテクション
ドメインプロテクションとは、Whois情報などドメイン情報の書き換えや乗っ取りを防ぐために、変更の際はドメイン登録者の承認が必要となる機能です。
ドメインプロテクションは絶対に不要というわけではありませんが、Webサイトの年商が10億を超えたあたりで検討して良いレベルでしょうか。ドメインプロテクションの費用は1ドメインにつき 1,078円/年(税込)です。
まとめ:定期的に請求明細を確認しよう
お名前.com
は非常に安くドメインを利用できるサービスである一方、解約のし忘れや、見覚えのないオプションがついているケースがよくあります。
ドメイン契約時に自分でチェックをし忘れていることが原因ですが、なかなか気づけませんよね。ですから、請求明細は年に1回は確認しておきたいです。
ドメインや各種オプションの解約方法は記事で紹介していますので、ご参考になれば幸いです。
ウェブサイトで独自ドメインを利用する際、どこから買うが安くて便利なのか。いろいろあるけど、結局どこがいい? そんな疑問にお答えするため、50ドメイン以上保有している弊社が国内大手のドメイン事業者7社を料金面・使いやすさ・取扱ドメインの種類といった点から比較しました。あらかじめ価格の安いドメイン...
WordPressテーマ集
合わせて読みたいドメインの知識シリーズ
第1回:ドメインとは?
第2回:ドメインサービス会社の比較
第3回:ドメインの決め方
第4回:ドメイン売買の仕組み
第5回:ドメインパワーのチェックツール
第6回:ドメイン移行のデメリット







コメント