「運用しているXアカウントがシャドウバンになってインプレッションが下がった」
「集客効果が下がるから、1日でも早く解除したい……」という悩みを解決してもらえるよう、本記事ではシャドウバンの解除方法についてまとめました。
ただし、本記事でお伝えする情報は、X公式が提唱している方法ではなく、私を含めて周りの方から聞いた情報をまとめた内容です。
X公式の解除方法ではないものの、再現性のある「解除見込みのある方法」を解説するので、ぜひ参考にしてください。
目次
Xのシャドウバンが解除できる可能性のある方法
Xのシャドウバンが解除できる見込みがある方法について、実際に解除できた方の話をもとに列挙すると以下のとおりです。
ただし、本記事でお伝えする情報は公式が推奨している方法ではなく「解除できた方の話」をまとめた情報です。解除できた方も「これをしたから解除できた」とは断言しておらず「シャドウバンになってからやってみたこと」であるのは忘れずに、ご活用ください。
電話番号認証を済ませておく
電話番号認証を済ませるだけでも、アカウントの信頼性が確保されてシャドウバンが解除される可能性があります。実際にシャドウバンを解除できた方も「電話番号との紐付けができていなかった」と話していた方もいました。
しかし、電話番号認証を済ませても即効性のあるシャドウバン解除方法とは言えません。特に複数のアカウントを利用または運用している方は、細かい認証作業は忘れがちです。
仕事用と趣味用を分けてXを利用している方は、仕事用だけでも電話番号との紐付けを済ませておくのがおすすめです。
発生原因と考えられるポストを削除する
シャドウバンが発生したと思われる原因のポストを削除すると、シャドウバン解除への期間を短くできる可能性があります。発生原因を突き止めて削除する行為は、意識的に「次はこのようなポストを投稿しないでおこう」と思えるでしょう。
シャドウバン再発防止にもつながりやすいアクションなため、X運用における分析にも役立ちます。例えば1週間、1ヶ月と期間を定めて、不適切と思われるポストやリプライを洗い出しましょう。シャドウバン発生の原因としてわかりやすいのは、攻撃的・性的な投稿です。
攻撃的・性的な投稿は、アカウント凍結のリスクも高くなります。シャドウバンを解除するためにも不適切な投稿は削除し、同じような投稿を繰り返さないよう心がけましょう。
1週間以上放置してみる
シャドウバンを解除するために、何か行動しようとするのではなく、1週間以上放置するのが総合的に手っ取り早い方法です。そもそもシャドウバンが発生する原因の1つに「短時間の大量アクション」が挙げられます。
ついシャドウバンを1日でも早く解除したく、何か行動したいと思いがちです。しかし、運用そのものが「機械的」と判断されて発生している可能性もあるのです。
また、特に大切なのが「放置すること」な点にあるため、ポストをしなければ良いわけではありません。シャドウバンが発生している期間は、いいねやリポスト、フォローなども避けるのが無難です。
毎日X運用をしている方は、この休止期間がうずうずする期間であるものの「分析に一点集中する期間」と捉え、シャドウバン解除後の運用方針を固めていきましょう。
嫌がらせの場合はヘルプセンターに問い合わせる
X運用をしていると、自分の活動を煙たがってアンチコメントをしてくるユーザーも現れる可能性があるため、嫌がらせで通報を繰り返されるケースもあります。
「X集客に力を入れたいけれど、アンチが現れたらどうしよう……」 「アンチコメントが来たことがあるけれど、どう対処するのが適切なのかわからなかった……」などと悩んだ経験はありませんか。 本記事では、X運用を通じてアンチが現れてしまった時の対処法をお伝えします。本記事でお伝えする内容は、私の体験...
実際に私も電子書籍を出版する前後や、専業ライターになった直後などは、アンチコメントが来てシャドウバンになったタイミングがありました。
私の周りでも何かの分野で活躍されている方は、攻撃的・性的な投稿は全くしておらず、機械的な運用もしていないのにシャドウバンが起きた話を聞いたことがあります。アンチによる嫌がらせでシャドウバンが起きていると感じた方は、メニュータブから以下のステップでヘルプセンターに連絡してみましょう。
問い合わせの選択項目
- 「もっと見る」をクリックして「設定とプライバシー」のタブを選択
- 「設定」のタブ内にある「ヘルプセンター」を選択
- PCの場合画面右上、スマホの場合ハンバーガーメニュー(☰)内の「お問い合わせ」を選択
- 「Xにおける安全性や、センシティブなコンテンツに関する懸念」を選択
- 「どのような問題がありますか?」で「あるアカウントが私または他の利用者に嫌がらせをしています」を選択
- 「報告する内容の対象」で「自分」を選択
- 「報告対象のアカウントのユーザー名」に嫌がらせをしてきたアカウントのユーザーIDを入力
問い合わせ時の例文
お世話になっております。
私のアカウント(@ユーザー名)において、投稿が検索結果やタイムラインに表示されにくくなっている状況を確認しました。
通常の利用規約に反する投稿や行為は行っておらず、不自然な制限がかかっている可能性があると考えております。
また、特定のアカウントから繰り返し嫌がらせを受けており、不適切な通報などが行われている可能性もあります。
お手数ですが、私のアカウントの状態をご確認いただき、問題がある場合はご教示いただけますと幸いです。
ルールに違反している箇所がある場合は、改善いたします。
何卒よろしくお願いいたします。
感情的に物申すのではなく、かつ命令口調でもなく、事実ベースで冷静に伝えること
解除されたXアカウントが再度シャドウバンが発生する原因
シャドウバンが解除されても、再度発生してしまう主な原因は以下のとおりです。
再発防止の観点からも、ぜひ本セッションの内容は参考にしてください。
シャドウバン解除前とポストの内容が変わっていない
「発生原因と考えられるポストを削除する」で解説したとおり、不適切な投稿はシャドウバンが起きやすいため、一度解除されても再発の可能性までは消せません。
言い換えれば、投稿が原因になっているシャドウバンは、一度起きた過ちを反省しているかが見られていると言えるのです。しかし、X運用の方向性がどうしてもシャドウバンの起きやすい方もいるでしょう。
実際、アダルト系でアフィリエイト運用をしている方から聞いたのは「ジャンル的に仕方ないからシャドウバンになることは仕方ない」と話していました。
また「凍結になったら今までの資産(フォロワー数やエンゲージメントなど)が消えてしまうから、凍結は避けたい」とも話していたのを覚えています。
シャドウバンにならない運用も大切ですが、ジャンルによっては「凍結にならないこと」を意識した運用が優先されるのでしょう。
「運用しているXアカウントが凍結されてしまった……」 「何もしていないはずなのにどうして……」と、アカウント凍結を経験された方もいるでしょう。 本記事では、Xアカウントが凍結された時の対処法をお伝えします。また凍結する運用にしないために、まずは凍結する理由から解説し、気をつけておきたい運用方...
遅れを取り戻そうとして機械的運用になっている
シャドウバンは早くて3日以内、遅くても1週間以上かかるため、遅れを取り戻そうと短期間で大量にアクションを起こすと再発してしまいます。
短時間に大量のアクションを起こしているアカウントは、客観的に見ても機械的な運用と思われてしまい、最悪の場合アカウント凍結に発展します。アカウントを守るためにも、シャドウバン発生前よりスローペースで運用を続けるのがおすすめです。
具体的な数字で例えると、1時間に10件以上ポストしたことがシャドウバンの原因と思われる場合、1日の投稿数を3件へと期間を広げるのが無難です。
たしかに「おすすめの投稿時間」として、1時間幅で提示しているものの、その1時間に集中する必要はありません。以下の記事では、遅れを取り戻そうとせずピンポイントで投稿時間を狙うための効果的な時間を解説しているので、あわせてご覧ください。
「集客力を高めたいからXを活用していきたい」 「Xを活用するにしても、ポストがなかなか伸びない」 本記事では、上記のような悩みに対して、おすすめの投稿時間をユーザーの動向をもとに回答します。また、平日と土日でポストが伸びる時間帯に違いはあるのか、ターゲットごとの違いなども網羅的にまとめました...
シャドウバン解除されたXアカウントを守る運用方法
ここからは、不適切な投稿や機械的な運用をせず、よりシャドウバンの発生リスクを減らすためにおすすめの運用方法を解説します。
Xを安心安全に利用し、シャドウバンを恐れながらの運用にならないよう、ぜひ参考にしてください。
外部リンクを含んだポストを減らす
X運用を通じて集客効果を高めたい一心で、外部リンクへの誘導ポストを増やすと、スパム扱いされる恐れがあります。外部リンクが貼られているポストは、おすすめ欄を見ているユーザーが誤タップする可能性があり、ストレスを与えてしまいます。
イーロン・マスク氏も、ユーザーへのストレスを懸念したからか「リンクはリプライ欄に貼る」ことを推奨しました。
Just write a description in the main post and put the link in the reply. This just stops lazy linking.
— Elon Musk (@elonmusk) November 24, 2024
たしかに、おすすめ欄に表示されるポストに集客したいページのリンクを貼りたいところですが、必要に感じたらユーザーはポストをクリック(タップ)します。つまり、本当に興味を持ったユーザーに対してピンポイントなアプローチができるのです。
シャドウバン防止の観点からも、スパム扱いされない運用方法になるため、ユーザーにストレスを与えるポストになっていないかを意識しましょう。なお、新規フォロワーに対してアプローチしたい場合、固定ポストに外部リンクを貼るのがおすすめです。
「Xのプロフィールに載せきれなかった内容があるけれど文字数制限がきてしまった……」 「プロフィールに書いただけでは集客力が見込めなかった……」などの悩みは「固定ポスト」に設定すると解決できる見込みがあります。 本記事では、Xの固定ポストがSNSマーケティングにおいて、設定をおすすめする理由や...
トレンドキーワードの乱用を避ける
インプレッション数を上げたいあまり、トレンドキーワードを乱用したポストもスパム扱いされてシャドウバン発生のリスクを高めます。これは極端な例えですが本記事執筆時点の2025年11月28日16時25分、トレンドキーワードには以下が挙げられていました。
- ゲームであったショックだったこと
- ミセス祝映画公開
- 楽天スーパーSALEで買うべきもの
- きゅるるん大作戦
- オコエ瑠偉
※上位5位を抜粋
ChatGPTを使いながら、このトレンドキーワードを無理やり入れてみると、以下のようなポストになりました。
トレンドキーワードを入れたい場合は、関連性も意識しても1つまでが限界と言えます。
「Xでよく見るハッシュタグは付ける意味あるの?」 「一見するとハッシュタグを付ける意味がないと思うけれど……」などと感じている方もいるでしょう。 Xのハッシュタグは、場合によっては意味のない付け方になりますが、付ける意味を理解し、効果的に活用すれば、フォロワー増加やX集客が見込めます。 ...
まとめ
本記事では、シャドウバンが起きてしまった時、解除できる見込みのある方法について解説しました。本記事の内容をまとめると以下のとおりです。
なお、シャドウバンが起きるとアカウントにどのような影響を及ぼすのか、シャドウバンの確認方法などは以下の記事で網羅的に把握できます。







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