あらゆるジャンルのWebサイトで必要となるパーツが「サイト内検索フォーム」。
意外と思われるかもしれませんが、実はサイト内検索フォームを設置してないサイトやブログは少なくありません。これは勿体ないことなんですよね。

サイト内の検索フォームは、ユーザーとコンテンツをピンポイントに繋ぐ導線の役割を果たします。できることなら全ページに設置しておきたいパーツでしょう。そのあたりを詳しく解説していきます。

サイト内検索の役割

Search form
サイト内検索フォームの役割は次のようなものです。

  • ユーザーとコンテンツを繋ぐ導線
  • ユーザービリティ向上
  • ページビューとリピート率向上

探している情報のキーワードが明確な場合は、検索フォームで類似記事、求める情報を探すのが確実です。サイト内検索はページ数が多く、コンテンツの価値がサイトほど需要が高まります。

なお、サイト内検索がなくてもGoogle検索で「ドメイン名+キーワード」で探し出すことも可能ですが、それを知っていて、かつ面倒をかけてくれるユーザーは少ないです。

サイト内検索がないと?

ユーザーは「この記事おもしろいな」と思ったら、類似記事を探す行動に移りやすいと言われています。類似記事を探すための導線としては、「カテゴリー」「タグ」「関連記事一覧」といったパーツがありますが、それらで補えないケースで必要となるのが検索フォームです。

検索フォームがないという理由で記事を探すのを止めてしまうケースももちろん出てきます。記事はたくさん読まれるほどサイトのリピート率アップやファン数増加に繋がりやすいため、検索フォームがサイトのどこにも存在しないのは、導線の失敗と言えます。ネットフリックスで検索フォームが使えないことを想像したら、その不便さがよくわかるでしょう。

TCDテーマでは、ユーザーの行動分析を考慮した設計となっているため、検索フォームをどこに表示するかも最初から設計に入っています。ただ、TCDテーマ以外ですとそのあたりの導線はあまり考えられてないかもしれません。もしどこにもない場合は、WordPressなら下層ページのサイドバーに表示させるなどした方が良いでしょう。

WordPressのサイト内検索を強化する方法

サイト内検索をさらに充実させるためのWordPressプラグインをご紹介します。

特定のページを検索結果から除外

特定のページをサイト内検索から除外するWordPressプラグイン「Search Exclude」。WordPressのサイト内検索は投稿・固定・カスタム投稿タイプなどあらゆるページが同じ検索結果に表示されるため、色んなタイプのページがヒットすると、ユーザーが見づらくなってしまいます。

そのため、「Search Exclude」は検索結果の精度を上げるのに役立つかもしれません。

検索されたキーワードと検索数を記録

WordPressプラグイン「Search Meter」をインストールすると、サイト内検索されたキーワードとその検索数を記録し、管理画面で閲覧できるようになります。あなたのサイトに訪問するユーザーの需要分析に役立ちます。

検索候補を表示する

サイト検索で検索候補を表示するインスタント検索ができるWordPressプラグイン「WP Search with Algolia」。Google検索のようなことができます。

Google検索

Google検索

これはWordPressプラグインではありませんが、WordPressのデフォルトのサイト検索をGoogle検索に変更することも可能です。Googleアドセンスのアカウントを所有していれば利用可能です。

Googleの高度な検索技術がそのままサイト内検索に利用できることと、検索結果に出た広告がクリックされるとアドセンスの報酬にもなるというメリットがあります。

デメリットは、検索結果が上のスクショのような体裁になることです。TCDテーマにGoogle検索を導入する方法は下記記事を参考にご覧ください。

まとめ

サイト内検索は、多用されるものではないが、必ず需要はあるものです。特にマーケティング的に言えば、「必須のもの」とも言えます。

もし、あなたのサイトにサイト内検索がなければ設置するようにしましょう。