Googleアドセンスの運用で、恐ろしい事が1つだけあります。それはポリシー違反による広告の停止、及びアカウント剥奪です。
Googleアドセンスは収益化の方法を自分で考えなくても収益が上がる素晴らしい広告ネットワークですが、「知らないうちにルール違反を犯していた」なんてことには気をつけたいところです。
この記事ではアドセンスのポリシー違反とやってはいけないことを解説しています。
アドセンスのポリシー違反をするとどうなる?
広告が停止&アカウント剥奪の可能性あり
アドセンスのポリシー違反をすると、広告の停止、もしくはアカウントが剥奪されます。
初回の違反だとたいていは広告の停止という形でメールや管理画面上で「警告」がきます。Google側の要請に従って、違反したコンテンツを非公開、もしくは修正することで広告の再開が可能です。
Googleから何度も警告を受けるとアカウントが剥奪されることがあります。お気をつけて。
同じアカウントでアドセンスを作れなくなる
一度アカウントがはく奪されると、同じメールアドレス(アカウント)ではアドセンスの運用できなくなります。
再度申請を行うことで復活はできますが、Google側から見て悪質な運用をしていた場合は再開後に「即BAN」ということもありえます。
ポリシー違反は解除可能!正しい運用をしよう
先にも書いたとおり、Googleから警告を受けた後、速やかに修正することで広告配信を再開できます。修正方法は下記で解説していますので参考にしてください。
本稿ではGoogleから届く「AdSense サイト運営者向けポリシー違反レポート」の中で違反を指摘されたときの対処法を解説します。 違反内容を確認する Googleから次のメールが届きます。Googleアドセンスにログインした上で、文中「AdSense ポリシーセンター」をクリックしましょ...
また、これから説明するアドセンスのルール・やってはいけないことをよく読むことで、アカウントの剥奪から免れることが可能ですので、安心してください。
アドセンスでやってはいけなこと10選
ポリシー違反は避けたいところ。でも、いったい何をしたら違反になるのかわかりません。
そこで初心者もわかりやすいようにやってはいけない運用について書いてます。もしかして…というものもありますので、チェックしてみてください。
1. 自分でアドセンス広告をクリックする
自分でアドセンス広告をクリックすること。「自己クリック」などとも呼ばれますが、絶対にしてはいけない行為です。そして、自己クリックしたことはGoogleに簡単にバレています。
2. 友達や家族にアドセンスのクリックをお願いする
友達や家族にアドセンスのクリックをお願いすることも禁止です。
自然にコンテンツを見る中で広告が気になってクリックしたユーザーと運営者に依頼されてクリックしたユーザーでは、コンテンツと広告を閲覧する際の挙動がまったく異なります。
そうした理由から、このような不正もGoogleにバレます。
3. 訪問者に広告クリックをお願いする
サイトの訪問者にクリックをお願いする行為も禁止です。
広告に興味を持ったユーザーが自然にクリックすることを、Googleは望んでいます。
4. 広告の上に不適切な文言を入れてクリック誘導する
Googleアドセンスの広告の上に不適切な文言をいれることは禁止です。
例えば「こちらの広告をクリック」「クリックしてください」「おすすめ」「PR」「続きはこちら…」などです。ユーザーにとって紛らわしい文言で広告クリックを誘導することはNGです。
5. 誤クリックを狙った広告配置
誤クリックをねらってアドセンスを配置することも禁止です。
例えば、広告の下にボタンを隠している、触ってしまいがちな場所に広告を設置する、など。ユーザーにとって使いにくいサイトという扱いを受けます。
6. ポリシーに反するコンテンツ
Googleアドセンスには運用ルールがあります。
特に下記のポイントは最低限押さえておきましょう。
- 違法なコンテンツ
- 知的財産権の侵害
- 絶滅危惧種
- 危険または中傷的なコンテンツ
- 不正行為を助長する商品やサービス
- 不適切な表示に関連するコンテンツ
- 悪質なソフトウェアまたは望ましくないソフトウェア
- 露骨な性的描写を含むコンテンツ
- 報酬を伴う性的行為
- 国際結婚の斡旋
- 家族向けコンテンツに含まれる成人向けのテーマ
- 児童の性的虐待と性的搾取
7. ポップアップでアドセンス広告を掲載
ポップアップとは画面全体に出てくる広告のことです。広告を閉じるボタン(x)をクリックしなければ消せないことから、誤クリックに誘導していると判断されます。
8. アドセンス広告の過度な掲載【ページの30%が目安】
アドセンス広告をたくさん貼れば、収益も上がると思うかもしれません。確かに広告を貼る数が多い方が収益は上がる傾向にあります。しかし、広告の貼りすぎはNGと判断されることがあります。
2016年8月までは1ページあたりの広告設置数は最大3つという制限がありました。そのため、最初は3つ以内に抑えるのが無難です。
ただし、コンテンツが充実しているWebサイトにおいては、広告の設置数が多くてもさほど問題ではありません。重要なのはコンテンツと広告の比率です。
9. アフィリエイト広告の過度な掲載
アフィリエイト広告を掲載することはNGではありませんが、コンテンツと広告の比率を無視して過度に掲載すれば、内容が充実していないサイトとして判断されるかもしれません。
また、アドセンスとアフィリエイトが混在することで、誤クリックを招く可能性もあります。
10.アドセンス広告を固定表示→2022年2月現在は問題なし
ブログのサイドバー上部などにアドセンス広告を固定表示させることはNGです。
2019年までは追尾広告が禁止されていたようですが、2022年2月現在は問題ないようです。
詳しい内容は下記のGoogle公式ページをご確認ください。
→追尾広告の実装に関するガイドラインと制限
まとめ
Googleアドセンスのポリシー違反、やっていけないことについて書きました。
まとめると、アドセンス広告で押さえておきたいことは次の3点に集約されます。
- 広告主の利益を守ること
- ユーザーにとって有益であること
- 安全で法令遵守なコンテンツであること
広告主から見て広告を出したいメディアか、ユーザーにとって有益で価値のあるメディアか、悪質なことを行っていないかが重要であるということです。
アドセンス運用に役立つ情報
下記の記事もアドセンスに役立つ内容ですので、よろしければ参照してください。
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