WordPressで作ったコンテンツを、よりたくさんの人にシェアしたいと考えたことはありませんか。そんな時に便利なのが、今回紹介するRSSです。
近年、FacebookやTwitterにより利用者数が減っているものの、RSSを利用している人も一定数います。アクセスアップを目指すサイト運営者なら、RSSを活用しない手はありません。
本記事では、WordPressにRSSを追加する方法と、他社サイトのRSSを取得する方法について解説します。
RSSとは
「RSS」とは「Really Simple Syndication」の略で、サイトの更新情報をユーザーに通知するための機能になります。「RSSリーダー」と呼ばれるサービスにサイトを登録するだけで、ユーザーはいつでも新着情報を受け取れるようになるのです。
WordPressで作ったコンテンツ内にRSSボタンを設置しておけば、ユーザーがスムーズにサイトを登録できます。GoogleもRSSの配信を推奨しており、SEOの視点から見ても少なからず効果があると言えるでしょう。
WordPressにRSSボタンを追加する方法
WordPressにRSSボタンを追加するおすすめの方法は、次の3つです。
- RSSボタンを自作して設置する
- Feedlyを活用して設置する
- プラグインを使って設置する
RSSボタンを自作して設置する
RSSボタンを自作すると、サイトに合ったデザインにカスタマイズできます。文字だけでなくアイコンとして表示できるのが特徴です。
RSSボタンを自作して設置する流れは以下の通り。
- RSSフィードのURLを確認
- 画像を準備する
- ウィジェットでRSSを追加
はじめにRSSフィードのURLを調べましょう。URLをチェックするにはBeRSSを使うのが便利です。
サイトURLを入力したら「検索スタート」をクリックしてください。
RSSフィードのURLが表示されるのでコピーしておきましょう。
次にRSSのアイコンになる画像を準備します。基本的にはRSSと分かりやすい、下画像のようなものを使うことをおすすめします。
画像をダウンロードしたら、WordPressにアップロードしておきましょう。WordPressの管理画面から「メディア」→「新規追加」の順で進むと、画像を追加できます。
画像のアップロードが完了したら「URLをクリックボードにコピー」をクリックしてください。画像のURLは後で使うので、メモ帳などに保存しておきましょう。
画像の準備ができたら、ウィジェットからRSSボタンを追加していきます。ダッシュボードから「外観」→「ウィジェット」の順で進みましょう。
今回は例としてサイドバーにRSSボタンを追加します。ウィジェットの「テキスト」を、サイドバーエリアへドラッグ&ドロップしてください。
「テキスト」を選択したら、下記のコードを入力します。
<a href=”RSSフィードのURL”><img src=”画像のURL” border=”0″ /></a>
「RSSフィードのURL」と「画像のURL」をそれぞれ入力して「保存」をクリックしてください。
処理が正常に完了すると、下画像のようにRSSボタンが表示されます。
これでRSSボタンを自作は完了です。
Feedlyを活用して設置する
RSSリーダーの「Feedly」を設置する流れは以下の通りです。
- Feedly公式サイトへアクセス
- ボタンにするバナーを選択
- コードをコピーしてウィジェットに追加
まずは下のリンクからFeedlyの公式サイトへアクセスしてください。
<p class="align1"><a href="" class="button">Feedly</a></p>
次にバナーに使いたいデザインを選択して、サイトURLを入力します。サイトURLには「/feed/」を追加してください。
<例> https://tcd-theme.com/blog/feed/
コードが自動生成されるので、こちらを全てコピーしてください。
WordPressのダッシュボードからウィジェット画面を開きます。
- 「テキスト」を任意の場所に挿入
- テキストモードにする
- コピーしたコードを全て貼り付け
- 「保存」をクリック
上記の流れで、Feedlyボタンを設置できます。
正常に処理が完了すると、下画像のようにFeedlyボタンが表示されます。
これでボタンの設置は完了です。
プラグインを使って設置する
プラグインを使って、かんたんにRSSボタンを設置することも可能です。
いくつかのプラグインがありますが、かんたんに設定できる「Simple Social Icons」をおすすめします。
<p class="align1"><a href="" class="button">Simple Social Icons</a></p>
インストールが完了したら「有効化」しておきましょう。
ダッシュボードから「外観」→「ウィジェット」の順に進みます。「Simple Social Icons」が追加されているので、こちらをサイドバーへドラッグ&ドロップしてください。
「RSS URL:」という項目があるので、こちらに「サイトURL/feed/」と入力して「保存」をクリックします。
ウィジェットの追加が正常に行われると、下画像のようにRSSボタンが表示されます。
これでプラグインを使ったRSSボタンの設置は完了です。
WordPressで他社のRSSフィードを表示する方法
他社のRSSフィードを表示する方法を2つお届けします。
- ウィジェットを使って取得する
- プラグインを使って取得する
ウィジェットを使って取得する
ウィジェットを使ってRSSフィードを取得する手順は以下の通り。はじめにダッシュボードから「外観」→「ウィジェット」の順で進んでください。
ウィジェットにある「RSS」を任意の場所にドラッグ&ドロップします。
ウィジェットを追加したら、以下の項目を入力してください。
- RSSフィードのURL
- フィードのタイトル
上記を入力したら「保存」をクリックしましょう。
正常に処理が完了すると、下画像のようにRSSフィードが表示されます。
これでRSSフィードの設置作業は完了です。
プラグインを使って取得する
おすすめのプラグインは「WP RSS Aggregator」です。
<p class="align1"><a href="" class="button">WP RSS Aggregator</a></p>
インストールが完了したら「有効化」しておきましょう。有効化が完了すると設定画面に切り替わります。
「Skip the introduction」をクリックして、次の画面へ進んでください。
次に「Add New」をクリックします。
- RSSフィードのタイトル
- RSSフィードURL
上記2点を入力して「公開」をクリックしてください。
これで投稿画面上にWP RSS Aggregatorのアイコンが表示されます。
RSSフィードを表示したい場所でボタンをクリックすると、ショートコードが挿入される仕組みです。これでプラグインからRSSフィードを取得する作業が完了しました。
まとめ
WordPressにRSSを追加するのはそこまで難しくありません。利用者は減っているもののGoogleも推奨している点を考えると、導入しておいて損はないと言えるでしょう。
他社のRSSフィードを、WordPress上に表示することもできます。RSSを上手に活用すれば、コンテンツやサイトをより多くの人にシェアできるはです。
WordPressとRSSを使いこなして、生産性の高いサイト運営を目指しましょう。
WordPressに関する記事
WordPressには「カスタムフィールド」と呼ばれる機能があります。 ECサイトのサイズ・カラーなどの表記 飲食店の口コミやレビュー欄 サプリサイトの価格や内容 上記のように決まった型を何度も使う時に便利な機能です。本記事では、WordPressでカスタムフィールドを...
パーマリンクとは、簡単にいえばページのURLのことです。 この記事では、パーマリンクの概要やSEOへの影響、WordPress(ワードプレス)における設定方法・手順を解説します。一度設定したパーマリンクを安易に変更するとサイト運営に悪影響が出るので、記事やページを作成する前に、パーマリンクにつ...
2021/03/09*最新情報に更新いたしました。 ワードプレスのClassic Editor(クラシックエディタ)のサポートが2021年末(2022年以降、必要ならば今後もサポート・保守される方針に変更となりました)に終了することもあり、どの程度Gutenberg(グーテンベルク)に移行して...
コメント