WordPressでサイトを作っていると、不具合が発生することもありますよね。それらを修正(デバッグ)するためには、その原因がどこにあるのかを探る必要があります。

そこで便利なのが、WordPressのデバッグモードです。管理画面内にエラー内容を表示できるので、そこから原因の究明に繋げられるわけです。

当記事で、デバッグモードを有効化して、エラーを確認する方法を解説いたします。

WordPressのデバッグモードを有効化する方法

WordPressのデフォルト(初期状態)ではデバッグモードはoffになっていますので、以下の手順でデバッグモードを有効化します。

  1. 「wp-config.php」を開く
  2. ファイル内の該当箇所を書き換える
  3. 書き換えたファイルを上書き保存

WordPressの管理画面からは操作できないので、FTPソフトから操作します。
とはいえ、複雑な操作は必要ありません。慣れれば簡単です。

まずは、FTPソフトでWordPressをインストールしたディレクトリにアクセスします。

wp-config.phpの設置箇所

「wp-config.php」は、WordPressをインストールしたディレクトリの直下にあります。
ファイルの上で右クリックすると「編集」などが表示されるはずです(上記は「FileZilla」の例です)。

atomでdebugモード箇所を開いた例

ファイルを開いたら、ページ内検索(Win: Ctrl+F / Mac: Command+F)で「WP_DEBUG」と入れて上記箇所を探します。

define( ‘WP_DEBUG’, false );

という部分が、デバッグモードのon/offを変更する箇所です。デフォルトではfalseになっている部分をtrueに変更します。これでファイルを保存すれば、デバッグモードが有効化されます。

デバッグモードでエラーを確認する方法

では実際に管理画面で確認してみましょう。

デバッグモードをonにした状態で管理画面を確認すると、下記のようにエラーが表示されるようになります。

管理画面内のエラー表示のサンプル

上記は、固定ページでエラーが発生している場合の例です。

functions.phpの5600行目がエラーの原因だと教えてくれる上に、エラーの内容に応じて文章も表示されるので、原因を究明しやすくなりますね。

まとめ

WordPressのデバッグモードを有効化してエラーを確認する方法を解説いたしました。

WordPressやテーマのバージョンアップのほか、別テーマへの乗り換え、プラグインの有効化によってエラーが発生する可能性もあります。

エラーの原因には様々なものがありますが、ぜひデバッグモードを有効化して原因究明にご活用ください。