「サイトのページ構造を整理したい」
「検索エンジンに効率よく認識してもらいたい」
そんなときに役立つのが、サイトマップです。
サイトの構造を示すためのサイトマップをつくっておくと、ユーザーにも検索エンジンにも親切で、SEO上のメリットも得られます。
この記事では、サイトマップの種類や必要性、WordPressでのつくり方を解説します。
目次
サイトマップは2種類ある
サイトマップとは、サイト全体のページ構成を一覧化した地図や目次のようなものです。広義ではサイトの構造を示すものですが、厳密には以下の2種類が存在します。
- HTMLサイトマップ:訪問者がサイト内を探しやすくする
- XMLサイトマップ:検索エンジンがページを効率よくインデックスする
必要性・メリット
サイト公開時に即時必須というわけではありませんが、つくっておくことで以下のメリットがあります。
- ユーザビリティ向上
- SEO上で有利に(Googleなどにページを認識してもらいやすい)
特にページ数の多い大規模サイトや、更新頻度の高いサイトほど、つくっておくのがおすすめです。
WordPressのサイトマップのつくり方
当記事では、つくり方を3種ご紹介します。
標準機能でつくるXMLサイトマップ
WordPress5.5以降には、標準でXMLサイトマップを自動生成する機能があります。
XMLファイルなので、検索エンジン向けのサイトマップですが、試しに以下にアクセスしてみてください。
このように複数のURLが列挙されているはずです。各URLのリンクをクリックすると、該当ページの詳細情報を確認できます。新規投稿や固定ページも自動で反映されます。

当サイト(TCD)の例
このXMLファイルが、検索エンジン向けにサイトの構造を伝える役割を担っています。
プラグインでつくるXMLサイトマップ
検索エンジン向けのXMLサイトマップを詳細に設定したい場合は、プラグイン「XML Sitemap Generator for Google(旧名:Google XML Sitemaps)」を使うといいです。
標準機能だけではできない優先度や更新頻度、特定ページの除外などを細かく設定できます。
プラグインの公式ページは以下より確認可能です。
>> XML Sitemap Generator for Google
プラグインでつくるHTMLサイトマップ
一方こちらは、ユーザー向けのHTMLサイトマップをつくれます。サイトの訪問者や読者に対して、サイトの構造を伝えるためのプラグインです。
ショートコードをコピペして、任意のページにかんたんに一覧表示可能なので、サイトの回遊率や内部リンク強化にも役立ちます。
設定方法は下記記事で解説していますので、参考にご覧ください。
HTMLサイトマップは、ユーザー向けのサイトの目次のような役割を担っています。サイト全体の概要がユーザーに伝わり、目的のページにアクセスしやすくなるというメリットもあります。 そこで当記事では、HTMLサイトマップを簡単につくれるプラグインをご紹介いたします。 以前、当ブログでもご紹介し...
サイトマップをサーチコンソールに登録する
作成したXMLサイトマップは、Google Search Consoleに登録することで、検索エンジンに効率よくサイト構造を伝えられます。以下で登録方法を解説します。
XMLサイトマップ送信の手順
まずはXMLサイトマップをGoogleに送信します。手順は次のとおり。
- Google Search Consoleにログインし、対象サイトを選択
- 左メニューの「サイトマップ」をクリックします
- 「新しいサイトマップの追加」欄にXMLサイトマップのURLを入力
- 「送信」ボタンをクリックしてサイトマップを登録

上記のように入力して、送信すればOKです。
インデックス状況の確認
送信後は、サイトマップ画面でURLをクリックして確認してみてください。

「サイトマップが正常に処理されました」と表示されていればOKです。
送信直後は、検出されたページ数とページのインデックス登録済みURLの数が異なる可能性がありますが、問題ありません。
送信のタイミング
新しい記事やページ更新は、多くの場合、自動的にインデックスに反映されます。
検索結果に早く反映させたいときは、Search Consoleでサイトマップを再送信するのも効果的です。
サイトのリニューアルやカテゴリー構造の変更など、大きな更新を行った際にも再送信して最新のサイトマップをGoogleに伝えるのもアリです。
記事更新をすぐにGoogleに反映させたい方は、以下の記事も参考にご覧ください。
2021/03/11*情報を更新いたしました。 新規WEBサイトの立ち上げや、新しい記事を投稿した際、Googleの検索エンジンにインデックスされるまでには時間がかかります。同じような内容の記事がある場合、Googleは先にインデックスした方を優先します。そんな時、瞬時にクローラーにインデック...
まとめ
サイトマップは、ユーザーにも検索エンジンにも親切なサイト運営の基本です。
- HTMLサイトマップは訪問者向け
- XMLサイトマップは検索エンジン向け
急いでつくる必要はありませんが、それぞれの目的に応じて用意しておくと安心です。
ページ数の多いサイトや更新頻度の高いサイトでは、SEOやサイト管理に役立ちます。ユーザーと検索エンジンの両方に配慮したサイト運営を目指すなら、ぜひサイトマップをつくっておきましょう。
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