Google広告を運用していると、Google広告のアカウントの専属(専任)の担当者がつくことがあります。

Google広告の“専任担当者”は、広告運用のアドバイスをしてくれる存在です。しかし、提案通りに進めたら「コンバージョン単価が高騰した」「キャンペーンがボロボロになった」といった話もちらほら聞きます。

実際にどうなのか。これまで10億円以上をGoogle広告に投資してきた筆者の経験から書いてみたいと思います。あくまで私が経験してきた範囲のことなので、すべてを現しているわけではないですが、そのあたりはご了承願えればと思います。

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Google広告の「専任サポート」とは?

Google広告を一定以上利用していると、Google側から「専任のアカウントサポート担当者(いわゆる“Google担当者”)」がつくことがあります。

これは広告アカウントごとにGoogleが用意している正規のサポートで、以下のようなサポートを提供してくれます。

  • キャンペーン構成のアドバイス
  • 入札戦略の最適化提案
  • 新しい機能や機械学習の導入支援
  • クリエイティブの改善提案
  • トレンドや業界ベンチマークの共有 など

多くの場合、電話やGoogle Meetを使ったミーティングで定期的にアドバイスを受けることが可能です。

Google広告の専任担当がつく条件とは?

すべての広告主に専任の担当者がつくわけではありません。Googleによる公式な明言はありませんが、以下のような条件を満たす広告主に優先的につく傾向があります。

条件 概要
月間の広告費 一定金額以上の運用実績があるアカウント。月間20万円〜30万円以上とも言われているが、公表されている数字ではない。
運用歴 一定期間以上の継続的な運用実績がある
業種・成長性 Google側が「伸びしろがある」と判断した業種・ビジネス
広告目的の明確さ ECやリード獲得など、明確な目標を持っている広告主

なお、状況によっては広告費がそれほど高くなくても担当がつくケースもあり、あくまで「Google側が優先的にサポートしたい」と判断したアカウントが対象になるようです。

Google広告担当者の提案の質・レベル

さて、ここからが本題です。
Google広告担当者の提案は信用してもいいのか。提案通りに進めてもいいのか。

結論を言うと、「提案を聞くのは有益だが、自分で決断しましょう」。理由は、専任担当者が責任をもってくれるわけではないからです。キャンペーンのパフォーマンスが落ちたからと言って、提案前の状態に戻してくれるわけではありません。すべて自己責任です。

また、これまでの担当者の方々を見ていて思うのは、各々の担当者で実績、経験、力量のレベルは大きな差があるということです。

私自身の経験でいうと、一人だけとても優秀な方に出会ったことがあります。どういう方だったかというと、広告主の商材やターゲットと戦略をよく理解し、ちゃんと過去・現在の数字の動きも把握しておられました。提案後も動向を注視してくれていたので、「キャンペーンがうまく周り始めたので、目標コンバージョン単価を7%下げてください」といった指示がバンバン来る。

これによって、キャンペーンの成果は改善され、担当してくださった1年2ヶ月でGoogle広告経由での売上は149.2%にアップしました。

Google広告は担当者を定期的に変更する慣習がありまして、私たちにもお別れの時がやってきました。ぜひ継続してくれないかと何度か懇願しましたが、海外の別のチームに移動するとのことで無理だったようです。

しかし、彼のようなスペシャリストは基本いません。そこまで他者のために仕事ができる人はいません。あなたの会社でもそうでしょう?

なので、新しいキャンペーンタイプが登場した時などに情報を仕入れるくらいに留めるのがちょうど良い。

すべて自己判断した方が成果が上がるのは間違いないです。

専任担当者との付き合い方のコツ

とは言え、Google広告の担当者は、有効に活用すれば心強い味方になります。うまく付き合うためには、次のようなスタンスが重要です。

  • 提案は検討したとしても、自社で判断すること
  • 不明点は遠慮せず質問する
  • 運用の意図や目標を共有し、的確なアドバイスを引き出す
  • 昨今のキャンペーンタイプの動向などを質問する

Google広告担当者は「利用すべき存在」、ただし主体性は忘れずにということが大事です。

広告を他人任せにしてはいけない

広告は企業の営業活動と同義です。営業を外注してはいけないのと同様に、広告も外注してはいけません。

Google広告の専任担当者と言えど、大事な営業活動は人任せにしてはいけません。

私も、先に紹介した優秀な専任担当者の後任には、引き続き任せる方向で提案を受け入れていましたが、やはり自分で考えるべきだという結論に至りました。

ホームページ制作の丸投げがうまくいかないのと同じ。丸投げでうまくいくことは基本ないと考えましょう。広告代理店に大事な広告運用を任せるのも、よく考えた方が良いということですね。

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