WordPressで記事を書くとき、スラッグは英数字にするのがセオリーです。

しかし、正確に英語に翻訳することが必ずしも最適とは限りません。国内ユーザーをメインターゲットにする場合、ユーザー目線とSEOの両方からローマ字で記述した方が望ましい場合が多くあるからです。

本記事では、ローマ字スラッグがよいケースとその理由について解説します。

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国内向けのサイトはローマ字スラッグが最適

国内ユーザーをターゲットにする場合、英語スラッグより日本語をローマ字にした方が自然です。理由は3つあります。

1. 検索意図に近い

ローマ字スラッグなら、国内ユーザーが検索するワードに近い形でURLに残せます。

たとえば「不動産 集客」というキーワードで記事を書く場合は、以下のように考えられます。

  • 英語スラッグ(/real-estate-attracting-customers/) → 検索クエリと一致せず、検索意図とマッチしにくい
  • ローマ字スラッグ(/fudosan-shukyaku/) → 実際の検索語に近く、検索意図とマッチしやすい

検索ユーザーが入力するキーワードに近い表記をURLに残すことで、クリック率向上にもつながります。

2. 直感的で読み取りやすい

ローマ字スラッグは、口頭で共有する際にもわかりやすく、直感的に読み取りやすい利点があります。

また、SNSや印刷物などでURLが単体で共有された場合でも、ローマ字なら内容を推測しやすく、ユーザー体験を損ないにくいです。

英語に翻訳すると、直感的にはわかりづらく、正確な意図と異なって伝わってしまう懸念もあります。

3. SEO的に自然

日本語や複雑な英語だと文字化けや長いURLになりやすいですが、シンプルなローマ字スラッグなら意味が伝わりやすく、SEO的にも自然です。

検索エンジンはローマ字も理解するため、/fudosan-shukyaku-app/ のようなURLの方が、記事内容との関連性を正しく評価してもらえます。

「不動産 集客 アプリ」という記事なら、英訳した /real-estate-attracting-app/ よりも文字数が短く、検索エンジンが処理しやすくなるわけです。

ローマ字スラッグのつくり方

国内向けのWordPress記事では「英語よりもローマ字スラッグが自然」である理由を整理しました。では実際に、どのようにスラッグを決めればよいのでしょうか。基本的なルールをご紹介します。

基本ルール

ローマ字スラッグをつくる際は、以下のルールを押さえておくと失敗しないでしょう。

  • メインとなるキーワードを抽出し、助詞や不要な語は省く
  • 日本語をベースに簡略化してローマ字化する
  • 単語はハイフンでつなぎ、できるだけ短く要約(3〜5語を目安)
  • 英数字とハイフン以外は使わない(_は使用しない)
  • 既存のスラッグと重複する場合は、末尾に差別化語を追加(例:-guide, -checklist)
  • 一度公開したスラッグは原則として変更しない

長音や拗音は読みやすさを優先して慣用形で統一するのがオススメです。たとえば「しゅう」は「shu」、「集客」は「shukyaku」とし、重ねて「shuukyaku」とはしません。

このルールを基本とすれば、URLがすっきりし、共有や管理もしやすくなります。

変換サンプル

キーワードをローマ字スラッグに変換したサンプルです。

キーワード ローマ字スラッグ
不動産 集客 /fudosan-shukyaku/
賃貸 集客 事例 /chintai-shukyaku-jirei/
ホームページ 制作 料金 /homepage-seisaku-ryokin/
不動産 集客 アプリ /fudosan-shukyaku-app/
補助金 申請 大阪 2025 /hojokin-shinsei-osaka-2025/

検索ユーザーの意図に近い語を抽出したローマ字なら、読みやすく管理しやすいスラッグになります。

英語スラッグを使う例外ケース

国内ユーザー向けなら、通常はローマ字スラッグを推奨しますが、以下のような場合は例外的に英語スラッグが適しています。

  • 海外からの流入を狙う記事や英語圏向けのランディングページ
  • 英語が正式名称の製品や規格(例:API、OAuth、ISOなど)
  • 国際的に認知された固有名詞(例:google-analytics)

必要に応じてローマ字と英語をミックスするのもアリです(例:/seo-taisaku/)。ローマ字を残すことで、国内ユーザーも直感的に内容を理解しやすくなります。

国内向けならローマ字スラッグで運用しよう

国内向けのWordPress記事では、スラッグを英語に翻訳するよりもローマ字でつくる方が読みやすく、検索意図に近づけやすいです。

キーワードから助詞を省き、ハイフンで単語をつなぐだけで、見た目もすっきりしたURLになります。基本はローマ字スラッグを使用し、必要に応じて英語スラッグを併用するとよいでしょう。

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