「キーワード、どこに入れればいいのか?」
「何回までキーワードを使っていいのか?」
こんな疑問はありませんか?
この記事では、SEOのキーワードの使い方に関してよくある7つの疑問を取り上げ、それぞれに対する回答を述べていきます。
キーワードに関する細かい疑問をここで解消して、コンテンツ作成やリンク獲得など、より重要度の高い対策に集中していきましょう。
キーワードを入れる位置はどこが効果的?
キーワードは、コンテンツの上部に配置すると効果的です。
効果的というのは、上位表示しやすいということではなく、キーワードとコンテンツの関連性を判断するためにGoogleが参考にしやすくなる、という意味です。
重要なキーワードが上部にあることで、コンテンツで扱うテーマを、Googleに理解してもらいやすくなります。
具体的には、冒頭文(リード)と最初のH2に重要なキーワードを配置してください。
特に、冒頭文にキーワードを配置することは、訪問者の興味を持続させて続きを読ませることにも貢献します。1〜2回、対策キーワードを配置するといいでしょう。
タイトル内のキーワード重複、何回までOK?
同じキーワードをタイトル内で複数回使っても、SEOに効果はほとんどありません。
過剰にキーワードを繰り返せばスパム判定されて、順位を落とすリスクもあります。
2回程度の重複は問題ありませんが、3回以上は避けたほうがいいでしょう。日本語としても不自然なタイトルになるので、オススメできません。
また、検索結果で表示されるタイトルの長さの問題もあります。
デバイスによって違いはありますが、32文字くらいの幅までしかタイトルの文字列は表示されません。
32文字という制限があるなかで、同じキーワードを繰り返して無駄に文字数を消費するのはもったいないです。
特別な事情がなければ、タイトルにキーワードを使うのは1回だけにすることをオススメします。
タイトルのキーワードに空白(半角スペース)は入れていい?
空白(半角スペース)は、過剰に入れないほうがいいです。
たとえば、以下のようなタイトルは、キーワードスパムと判断されるリスクがあります。
SEOにおける重要概念 E-A-T(専門性 権威性 信頼性)とは?
あくまで可能性であって、必ずしもスパム判定されるわけではありませんが、危ない橋は渡らないほうがいいでしょう。
半角スペースの挿入ではなく、以下のように中黒(・)や読点(、)などで繋ぎましょう。
SEOにおける重要概念、E-A-T(専門性・権威性・信頼性)とは?
ちなみに、読みやすくするために「!」「?」 のような単語のあとに、半角スペースを1回差し込む程度は問題ありません。
○○○○○○の仕事内容とは? 詳細を解説します
また、あまりないミスかもしれませんが、「共 起語」 のように単語を分割する形で空白を入れないよう注意してください。キーワードを正しく認識してもらえなくなる可能性があります。
文中のキーワードは何個まで使っていい?
明確な決まりはありませんが、特定キーワードを過剰に繰り返すのは避けるべきです。すべての見出しにキーワードを含めたり、指示代名詞や指示副詞で書くべきところを、無理にキーワードに置き換えたりするのは、スパム的な印象になるからです。
<見出しにおけるキーワードの過剰使用の例>
H2:SEOのキーワード出現率・含有率とは?
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H2:SEOのキーワード出現率・含有率よりも大事なこと
H2:SEOのキーワード出現率・含有率は忘れよう
<無理にキーワードに置き換える例>
キーワード出現率・含有率は忘れて構いません。キーワード出現率・含有率を忘れて、自然な形でコンテンツを作成してください。キーワード出現率・含有率を忘れて自然な形でコンテンツを作ることで、ペナルティのリスクを避けられます。
キーワードを多く使ったほうがGoogleに評価されると勘違いすると、上記のような不自然な文章を書きがちです。キーワードの使用回数や出現率などは気にしなくて構いません。
SEOでは、キーワードの出現率や含有率といった概念があります。 キーワードの出現率・含有率とは、特定のキーワードがページに出現する頻度やキーワードが使われている回数のことです。ひと昔前は、出現率・含有率を調整するとSEOに強くなると言われていましたが、現在では、気にする必要はまったくありません。 ...
1ページで複数のキーワードを対策してもいいのか?
SEOの原則は、1ページ1キーワードです。
1つのページで対策するのは、1つのキーワードに絞ります。
なぜ、1ページで複数のキーワードを対策すべきでないのか?
その理由は、1つのページで複数のキーワードを対策すると、1ページでいくつものテーマ(話題)に言及することになり、それぞれのテーマに対するGoogleの評価が分散するからです(どのキーワードも上位表示しづらくなる)。
「何について書かれたページなのか、判断しづらい・・・」と、Googleのロボットが困惑してしまうわけです。
例外はありますが、原則的に1ページ1キーワードを徹底することをオススメします。
SEOコンテンツでは、1記事1キーワードを意識することが重要です。 1記事1キーワードとは、1つの記事(ページ)で対策するのは1つのキーワードに絞るという原則で、この原則を徹底することが、SEOに強いコンテンツを生み出すことにつながります。 SEOにおける1記事1キーワードの原則とは...
複数ページで同じキーワードを対策してもいいのか?
1つのキーワードを、同一ドメインの複数ページで対策するのは避けるべきです。
なぜなら、キーワードの評価がページごとに分散することで、上位表示しづらくなるからです。
ただし例外があり、複数の行動ニーズ・検索意図を持つキーワードであれば、それぞれの行動ニーズ・意図に対応したページを作成すれば、評価が分散することはありません。
たとえば、「WordPress カスタマイズ」 というキーワードで検索する人は、以下の2つの目的に大きく分かれます。
- カスタマイズを相談・依頼したい(業者にお願いしたい)
- カスタマイズ方法を知りたい(自分でやりたい)
この場合、「WordPress カスタマイズ」 のキーワードで、カスタマイズ依頼受付のページとカスタマイズ方法のコラム記事の2つを作成しても問題ありません。 2つの異なる行動ニーズごとに、ページ内容をキチンと分けて作成しているので、Googleが混乱することなく、それぞれのページを正しく評価できるからです。
共起語はSEOに効果があるのか?
共起語とは、記事内において、特定のキーワードと一緒に使用されることが多い特徴的な単語のことです。
対策キーワードの共起語を記事に散りばめると、キーワードとページの関連性が高まったり、専門性や網羅性が高いとGoogleに評価されやすくなったりする可能性があります。もちろん、共起語を使うだけで上位表示できるわけではありませんが、特定キーワードを繰り返すよりも効果的なのは明らかです。
「犬」を検索する場合、必要なのは「犬」という単語が何百回も出現するページではありません。つまり、ただクエリの言葉を繰り返すだけでなく、クエリに対する答えが含まれているページかどうかを見極める必要があります。
出典: 検索の仕組み | 検索アルゴリズム
以下の記事を参考に、共起語を適切に使ってみてはいかがでしょうか?
SEOでは、共起語(きょうきご)という概念があります。 共起語を適切に使うことは、SEOに効果的だと言われていますが、それは本当なのでしょうか? 共起語の使用とSEOの関係について、ここでは解説していきます。 共起語とは? 共起語とは、記事内において、特定のキーワードと一緒に使用さ...
まとめ
ここまで、SEOのキーワード関する7つの疑問に対する回答を述べてきました。概要を以下にまとめたので、振り返り用として参考にしてください。
【SEOのキーワード】よくある7つの疑問と回答 | |
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キーワードを入れる位置はどこが効果的? | 可能な限りページ上部に重要キーワードを配置する。冒頭文(リード)と最初のH2見出しがオススメ。 |
タイトル内のキーワード重複、何回までOK? | 多くても2回まで。それ以上は日本語が不自然なタイトルになる。そもそもタイトルでキーワードを繰り返すことにSEO効果はない。 |
タイトルのキーワードに空白(半角スペース)は入れていい? | 過剰に使うとスパム扱いされる可能性がある。単語を繋ぐときは中黒(・)や読点(、)を使う。 |
文中のキーワードは何個まで使っていい? | 使用回数や出現率は気にしないほうがいい。過剰にキーワードを詰め込むとペナルティのリスクがある。 |
1ページで複数のキーワードを対策してもいいのか? | Googleの評価がキーワードごとに分散するので、原則的には1ページ1キーワードを徹底する。 |
複数ページで同じキーワードを対策してもいいのか? | キーワードの評価がページごとに分散するので避けたほうがいい。ただし複数の行動ニーズを持つキーワードなら、行動ニーズごとにページ内容を分ければ大丈夫。 |
共起語はSEOに効果があるのか? | 共起語を使うだけで上位表示することは決してないが、キーワードとページの関連性を高めたり網羅性を上げたりするのに役立つ。 |
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