「ブログで稼げるのは実力のある一握りの人だけ」
「突出したスキルがなければブログで稼ぐことはできない」

ブログで稼ぎたいと思いつつも、上記のような情報を目の当たりにして地団駄を踏んでいる人も少なくないでしょう。

「一般人がブログで稼ぐのは難しい」といった意見は昔からありますが、月100万円以上稼ぐプロブロガーも、もともとは一般人そのもの。ブログにコミットした結果、得てして周りからの目が変わったわけです。

では、一般人がブログ収入を稼ぎ出し、いわゆる「稼いでるブロガー」になるには、どのようなタスクをこなせば良いのでしょうか?

本記事は、ライターをしつつ個人ブログでも稼いでいる僕が、ブログで稼ぐことについて私見も交えつつ解説します。

筆者のプロフィール
2018年から個人ブログを始める。
2020年から現在まで合計500万円以上アフィリエイトで稼いでいる。
現在は実績を元にクライアントサイトのコンサルも行っている。

一般人でもブログ収入は得られるのか?

結論から言えば、一般人でもプロ野球選手でも、ブログで収入を得ることは可能です。

とは言え「みんなはどれくらい稼いでいるんだろう?」という疑問を持っている人も多いでしょう。

アフィリエイトマーケティング協会が調査した「ひと月のアフィリエイト収入×アフィリエイトを開始してからの年数」のデータが参考になります。

ひと月のアフィリエイト収入

参考:アフィリエイトマーケティング協会 6/7ページ目

上のデータは1ヶ月の報酬額についてです。

2022年のデータで多くの割合を占めているのは、収入なし(32.6%)。続いて1,000円以下(16.5%)と残念な結果になっています。副業でブログ運営をすると想定した場合、最低でも月3〜5万円ほどは稼ぎたいところですよね。

明るい側面としては、月3万円以上稼いでる割合が26.8%ある点かなと。

実際にブログで稼いでる人がいるという事実は「自分も同じくらい稼げる」可能性を示しています。個人的にはそこまで悲観的にならなくても良いかなと思います。

次にブログ運営にコミットしている年数をチェックしてみましょう。

アフィリエイトを開始してからの年数

参考:アフィリエイトマーケティング協会 6/7ページ目

収入なしでは半数以上が、ブログ歴1年未満となっています。

逆に1年未満で月100万円以上稼いでる人も3.9%いるのは驚きですね。基本的には、ブログ運営歴が長いほど収入も上がっています。

ただし、このデータからはブログ運営に対する真剣度を分析することができません。ブログ歴1年未満でも、学習と行動を繰り返せば収入なしにはならないでしょう。

ブログはコストをかけずに大きく稼げるため、しばしば「誰でも稼げる」と勘違いされがちです。テキトーな気持ちで参入した場合、やる気が出ずにブログを放置している人もいますよね。

何事もそうですが、真剣に考えて行動し、失敗しても立ち上がる人が最後まで残るのかなと思います。

ちなみに僕自身はブログの毎日更新をはじめて4ヶ月経った時点で、月1万円を達成できました。

ブログで稼ぐ仕組みは3種類ある

ブログで稼ぐ仕組みについて理解しておきましょう。

  • アフィリエイト
  • Googleアドセンス
  • 自社商品の販売

アフィリエイト

ほとんどのブロガーのメインの収入源がアフィリエイトです。

アフィリエイトは「成果報酬型広告」と呼ばれるもので、インターネット広告の1つになります。

商品を多くの人に届けたい企業は、ASPと呼ばれるプロバイダに商品を登録。ブロガーやアフィリエイターが企業の商品をブログで紹介して、成約につながれば報酬がもらえる仕組みです。

<例>転職サイトの場合

  • おすすめの転職エージェントをブログで紹介
  • ブログ経由で転職エージェントに問い合わせが入る
  • ブログ運営者にASPから報酬が入る

上記のような流れで、収入が入る流れです。

ASPにはダイエットサプリからプログラミングスクールまで、様々な案件があります。広告主によって成果確定の条件が違うため、稼ぎやすい案件を優先的に紹介するのが一般的です。

Googleアドセンス

Googleアドセンスは「クリック報酬型広告」で、広告がクリックされた時点で報酬が確定します。

  • ブログ内に広告のコードを貼り付け
  • 読者に合った広告が自動で表示される
  • 広告がクリックされたら報酬が入る

一旦コードを貼り付けてしまえば、後はGoogleが読者に合った広告を表示してくれるので手間がかかりません。

ただし、Googleアドセンスの報酬額は1PVあたり0.2〜0.3円と低め。1クリックにつき20〜30円と少額なので、アドセンスのみで収入を得るのは至難の業と言えます。

個人的にはメインの収入源として考えずに、アドセンス以外で稼げる仕組み作りをした方が良いと思います。実体験としては月5万PVの時点でアドセンス報酬は19,000円ほどでした。

自社商品の販売

意外に知らない人も多いですが、ブログでは自社商品を販売することも可能です。

自分で作った商品を販売するわけなので、最も稼ぎやすいと言えます。ブログの目標収入が月5万円だとしたら、5万円の商品を作って1品でも売れれば目標達成です。

ここで多くの人が「一般人には無理」と思うのではないでしょうか。

しかし、誰しも得意分野があるもので、あなたのスキルを必要としている人も少なからずいるものです。インターネットを使ってターゲットにリーチできれば、5万円の商品でも売れていきます。

オリジナルの商品を作るには、以下のような方法を実行します。

  • スキルの棚卸し
  • 商品作成
  • ブログ内で紹介

僕は頻繁にクライアントの情報商材を作っているのですが、どれも少なからず売れているので「みんなやった方がいい!」と素直に感じます。

中には「こんなノウハウを3万円で売っていいの?」と思ったりすることもあるのですが、購入者から「これで稼げるようになりました!」と連絡があり、さらに驚きました。

アフィリエイトやアドセンスは、いつ終了するかも分からないリスクがありますが、自社商品は全てあなたがコントロールできます。アフィリエイト、アドセンス、自社商品とバランスよく使っていくのがおすすめです。

一般人がブログ収入を得られない5つの原因

一般人がブログ収入を手にできない原因をまとめました。

  • コンセプトが明確でない
  • 収益記事がない
  • 記事ではなく日記を書いている
  • 行動量が足りていない
  • 個性のない記事を量産している

コンセプトが明確でない

コンセプトが決まっていないブログは稼ぎにくいです。

読者からすると関連性のない記事が乱立しているブログに、あえて再訪問する理由がありません。テーマが明確になっているブログに読者が集まるのは当然のことと言えます。

すでにブログ運営をしているものの、稼げていない人は「誰に何を届けたいのか」を今一度考えてみましょう。

収益記事がない

収益記事とは「お金を稼いでくれる記事」のこと。

稼げていないブログの多くは、収益記事が足りていません。恐らく「あまりにたくさんアフィリエイト記事を作ると怪しまれそうで」と思っているのではないでしょうか。

後発組のブロガーで稼げるようになった人のブログを覗いてみてください。

きっとアフィリエイト広告が貼られた記事の多さに驚くことでしょう。ブログで稼ぐためには「稼ぐための記事」を増やす必要があるのです。

記事ではなく日記を書いている

ブログを日記のように使ってしまうと、収入を得るのは難しいです。

読者は以下のような流れで、あなたのブログに訪れます。

  • Googleでキーワード検索
  • 上位に表示されたコンテンツをクリック

例えば「ブログ 稼ぎ方」というキーワードで日記を書く人はいないでしょう。

もし上記のキーワードで日記を書いたとしても、残念ながら読者の悩みを解決することは難しいです。検索上位を獲得するには、ブログの稼ぎ方を知りたい人に適格な答えをしなければなりません。

現在、ブログの出だしに「今日は」と書いてしまっているなら、記事の書き方自体を見直しましょう。

行動量が足りていない

「ブログで稼げるようになりたい!」と思いつつも、行動量が足りていない人はたくさんいるでしょう。

個人的には、行動量こそが一般人と一線を画すポイントになっていると感じます。特にブログを始めたばかりの頃は、行動量で競合を出し抜けるからです。

  • ライバルよりもたくさん記事を書く
  • ライバルよりも長い文章を書く
  • ライバルよりもブログについて勉強する

結局は上記のような行動の積み重ねが物を言います。

僕自身「ブログで稼げるようになりたいから最低でも1年間は毎日記事を書こう」と決意して実行しました。決して効率的な方法ではありませんが、文字通り一般的な常識よりも行動量が増え、収入アップにも繋がったのです。

右も左も分からない初心者が、正解を見つけようとしても無理な話。自分の仮説が正しいかを最も迅速に知りたいなら、なるべく早く仮説を実行するに限ります。

個性のない記事を量産している

個性のない記事を量産しても稼ぐのは難しいでしょう。

よく見かけるのは、人気ブロガーと同じデザイン、同じ内容、同じ語彙を使っているブログです。人気ブロガーを参考にするのはアリですが、コピーしてしまったら、ただの劣化版になってしまいます。

「それなら〇〇さんのブログの方が良い」と思われたら、せっかく記事を作った労力が報われませんよね。

読者が求める内容を網羅しつつ、個性を打ち出すのはとても難しいことです。しかし、ブログで収入を得るには必要不可欠なポイントでもあります。

トライ&エラーを繰り返して、あなた独自の個性を散りばめられるようになりましょう。

一般人がブログ収入を稼ぐためにやるべきこと

一般人でもできるブログ収入を得るためにやるべきことを簡単に解説します。

  • ターゲットと導線設計を決める
  • コンセプトに合ったキーワードを抽出する
  • 1キーワードにつき1記事ずつ書いていく

ターゲットと導線設計を決める

まずはブログのコンセプトを明確にしましょう。

「あなたのブログは誰に何を伝えるためにあるのですか?」

この質問にパッと答えられるのが理想です。

<例①>
「このブログは副業で月5万円稼ぎたいと考えている人に向けて、具体的なノウハウやツールを紹介するブログです。」

<例②>
「このブログは、子育てがはじめてのママさんに向けて、子育てに必要な知識や便利アイテムを紹介するブログです。」

<例③>
「このブログは旅行好きの私が、旅先の情報をシェアしつつ、海外旅行保険や旅のお供に最適なガジェットを紹介するブログです。」

できるだけシンプルなコンセプトすることで、次のステップである「キーワード選定」がしやすくなります。

コンセプトが決まったら、どのようにお金を生み出すのか仮説を立てましょう。コンセプトに合った広告がないか、ASPをチェックしてみてください。広告を見つけたら、提携申請しておくことをおすすめします。

コンセプトに合ったキーワードを抽出する

コンセプトが定まったら、キーワード選定に進みます。

以下の流れでキーワードを洗い出すのが一般的です。

  • ラッコキーワードで関連度の高いキーワードを抽出
  • Googleキーワードプランナーで検索ボリュームをチェック
  • コンセプトに関連するキーワードをリストアップ

ラッコキーワードは、入力したキーワードに関連するキーワードを表示してくれるサービスです。

キーワードを入力して検索ボタンを押せば、瞬時に関連ワードを抽出できます。

ラッコキーワードはこちら

ラッコキーワード

ラッコキーワードで抽出したキーワードは、Googleキーワードプランナーに貼り付けて、検索ボリュームをチェックします。

キーワードプランナー

キーワードプランナーは、各キーワードの月間検索ボリュームをチェックできます。

駆け出しのブロガーは、コンセプトに合っているキーワードで、検索ボリュームが100〜1,000で、競合性が低いキーワードを積極的に採用しましょう。

検索ボリュームが大きなキーワードは、実績のあるブログや企業サイトが上位を占めています。競合性が低いキーワードは、後発組でも上位を取れる可能性が高いです。

抽出したキーワードは、Googleスプレッドシートなどにまとめておきましょう。

ちなみに上の画像では検索ボリュームが「1万〜10万」と、かなりアバウトです。具体的な数字をチェックするには、数百円ほど課金する必要があります。

詳しい内容にやり方は、下記記事で解説しています。

1キーワードにつき1記事ずつ書いていく

抽出したキーワードで記事を書いていきましょう。

原則として1つのキーワードに対して1記事書くようにしてください。同じ内容の記事がいくつもあると、SEO的に悪影響を受ける可能性があります。

記事を書く時は、すでにそのキーワードで上位を獲得している記事を分析しましょう。

  • Googleでキーワード検索
  • 上位表示されたサイトを表示
  • 記事の構成や内容を参考にする

「なぜ上位表示されているのか」を理解しようとすれば、読者が求めている内容が見えてくるものです。

また、ブログ初心者が検索意図を満たす記事を書くことは難しいでしょう。だからこそ、まずは結果が出ているブログを真似て学ぶ必要があるのです。

本文を作成したらコピペチェックツールを使って、パクリ記事になっていないかチェックしましょう。

おすすめのコピペチェックツールはCCDです。

CCDはこちら

トップページが表示されたら、本文を貼り付けて「規約に同意してコピペチェックする」をクリックしてください。

CCD

コピペチェックは数秒〜数分ほどで完了します。

CCDの検索結果

問題がなければ「良好」と表示されるはずです。「要注意」や「コピーの疑い」と表示された際は「良好」になるまで、改善を繰り返してください。

コンセプトに合致したキーワードで記事を書いていると、いくつかのワードで上位を取れるようになってきます。その時のあなたのレベルに合ったキーワードとも言えるでしょう。

アクセスが集まるキーワードが分かったら、関連するキーワードで記事が書けないか検討してみてください。

横展開することで収入アップが狙えます。

アフィリエイトの成功事例をまとめた以下の記事も参考にしてみてください。

筆者が雑記ブログで稼げるようになった経緯

これからブログ運営に挑戦してみようと考えている方に、僕が稼げるようになった経緯をシェアさせていただきます。

少しでも参考になるポイントがあれば幸いです。

僕がブログで稼ごうと決意したのは2018年の12月。
そこから毎日更新を1年ほど継続した結果、最高月収50万円/月間10万PVを達成しました。

ブログはコンセプトを決めずに始めた雑記ブログ。そのため、過去に書いた関連度の低い記事や読まれない記事は大量に削除することになりました。

たった1記事で30万円以上稼いだ件

毎日更新を継続したおかげで、収益も月1万、3万、5万と徐々に伸びていきました。しかし、率直な感想としては「毎日記事書いてるのにまだ月5万か」でしたね。

時給換算したら100円切ってますし、並行してライターの仕事もしていたので1日15時間は文章を書いていました。費用対効果はめちゃくちゃ低いです。

そんな悶々とする日々が1年ほど続いたある日、いつものようにASPで収益をチェックしたところ、1日で1万円以上の成果報酬が上がっていました。「たまたまだろう」と思っていたのですが、何と毎日のように成果が上がりだしたのです。

どの記事から成果が上がったのか調べてみたところ、たった1記事からということが分かりました。

今思えばそんなもんと理解できますが、当時は「今までの苦労はなんだったんだ」とか「全く期待してなかった記事が一番の稼ぎ頭になったのはなぜ?」と困惑したものです。

ASPに特単をもらって収入アップ

成果が出ているブログにある嬉しい出来事が「特単」です。

特単は特別単価の略で、通常よりも高い報酬を得られます。ASPに交渉する方法もありますが、僕はASPから「特単にします」と連絡をもらいました。

稼ぎ頭の記事に加えて、特単の広告が増えたことで月50万円を突破できた感じです。

反省点はブログ運営をしなくなったこと

当時の僕は「これで自分もプロブロガーだな」と調子に乗り、ブログ更新をストップしてしまいました。

「ブログ=不労所得」だと思っていたからです。

結果、上位を獲得していた記事は徐々に順位を落とし、アクセス数も減ってしまいました。

ブログで稼ぎ続けたいなら、ブログ運営を継続する必要があることも覚えておいてくださいね。

まとめ:一般人でもブログ収入は得られます

月100万円以上稼ぐブロガーも、今のあなたも同じ人間であり、言ってしまえば一般人です。

では、ブログで収入を得ている人とそうでない人の差はどこにあるのでしょうか。個人的な経験としては行動量かなと感じています。今できることをどんどん実行していけば、少なからず反応が得られるからです。

ブログについていくら考察しても、記事を更新しなければ誰かの目に届くこともありません。

経験を積み重ねれば、自然とあなたなりの成功パターンが見えてきます。はじめて作ったブログが失敗に終わっても、2つ目のブログを作る時は、よりスキルアップして稼げる可能性が上がるはずです。

この記事を読んで少しでもやる気が出た方は、熱が冷めないうちに行動してみてくださいね。

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