WordPress公式ディレクトリには2023年1月時点で、60,043個のプラグインが無料で公開されています。その中にはニッチなものから汎用性の高いもの、頻繁に更新されているものや更新が止まっているものまで様々です。
本稿ではTCDがおすすめする「これだけは最低限入れておきたいWordPressプラグイン」をご紹介します。よろしければ参考にしてください。
WordPressプラグイン14選
WebP Converter for Media
画像形式をGoogleが開発する画像フォーマット「WebP」に変換するワードプレスプラグイン「WebP Converter for Media」。WebPは未対応のブラウザがあることが最大のデメリットでしたが、未対応ブラウザには従来の形式のままで表示するため、デメリットなく使えます。
画像をよく使用するサイトではおおむね表示速度の高速化になりますので、ぜひお試しください。
Broken Link Checker
リンク切れは突然起こるもの。「Broken Link Checker」は内部・外部リンクでリンク切れが起きたことを自動で検知し、修正(リンクの解除)します。アーカイブが増えてくると、すべての記事を巡回するのは難しくなってくるため、必ず入れておきたいプラグインです。
WP Page Post Widget Clone
記事やウィジェットの複製がワンクリックでできるワードプレスプラグイン「WP Page Post Widget Clone」。ブログを書いているとコピーした記事をそのまま編集したり、新サイトを作成する時にウィジェットをコピーしたりすることもありますので、重宝しますね。
Public Post Preview
下書き記事をURLを知りうる第三者に一時的に閲覧できるようにするワードプレスプラグイン「Public Post Preview」。複数の人たちでWordPressサイトを運営していると、ページの下書きを確認してもらいたい場合もあるかと思います。このプラグインは管理画面にログインしてなくても閲覧できるので、外部ライターや取引先に確認してもらう時などにも便利です。
発行したURLは一時的にしか使えない(デフォルトでは3日間)ので、削除する手間もかかりません。
Table of Contents Plus
ページごとに目次がつけられるワードプレスプラグイン「Table of Contents Plus」。ヘディング(h2-h4など)で目次が自動的に割り振りされます。長文記事や見出しの多い記事に重宝します。
当記事についている目次も「Table of Contents Plus」のものです。
Contact Form 7
世界でもっとも利用されている問い合わせフォーム「Contact Form 7」。日本人開発者が生み出した偉大なプラグインです。
また、下記プラグインは「Contact Form 7」の機能を拡張するプラグインです。必要であればどうぞ。

2019/09/03 情報を更新いたしました。 2020/05/02 情報を更新いたしました。 Contact Form 7を使ってサイト内にお問い合わせフォームを設置している方は少なくないと思います。WordPressを使ってサイトを運営されている方にとっては、誰もが知るプラグインのひとつ...

「Contact Form 7」はお問い合わせフォームが作成できる、WordPressの定番プラグインです。今回紹介する「Contact Form 7 Conditional Fields」は、Contact Form 7をカスタマイズして条件分岐を追記できるプラグインです。 例えば、お問い合...
Search Meter
サイト内検索されたキーワードと検索数を記録できるプラグイン。あなたのサイトに訪問しているユーザーが、どんなキーワードに興味があるのかがわかります。需要分析に役立ちます。
SiteGuard WP Plugin
必要なセキュリティ対策が揃ったワードプレスプラグイン「SiteGuard WP Plugin」。色んなプラグインを入れることなく、1つでセキュリティ対策ができます。
All-in-One WP Migration
もっとも手軽にWordPressサイトのバックアップ&復元ができるプラグイン「All-in-One WP Migration」。バックアップ系はかなり試してきましたが、これが一番簡単です。
BackWPup
上記の手動バックアップではなく、定期バックアップなら「BackWPup」がおすすめ。設定が完了すると、自動でバックアップデータがDropBoxやGoogleドライブなどに保存されます。
Classic Editor
「Classic Editor(クラシックエディタ)」は世界中のWordPressファンが愛用するエディタです。選択肢を「Gutenberg(グーテンベルグ)」に絞るのではなく、実質的に利用者の多い旧エディタとの併用が何より便利であることも多い。
Classic Editorは公式が2022年以降もサポート・保守すると明言されたプラグインです。
Akismet Spam Protection
スパムコメントからサイトを守る「Akismet Spam Protection」。すべてのコメントを自動でチェックし、フィルタリングしてくれます。WordPressにはデフォルトでインストールされているので、改めてダウンロードする必要はありません(有効化&設定は必要)。
WP-Optimize
WordPressサイトを運営していると不要なデータ(リビジョンなど)が溜まってくるので、定期的な清掃が必要です。不要なデータベースの掃除をする際に便利なプラグインです。
WP Rollback
プラグインのアップデートによって不具合がでることがあります。そんな時は急いでダウングレードしたいものですが、削除して古いバージョンをダウンロードして・・・という作業は面倒なものです。なので、いつでも不具合が起こっても大丈夫なように、「WP Rollback」を入れておくと便利です。
プラグインの取扱い・注意点
プラグインの取扱い上の注意点をここに挙げておきます。
インストール方法
各プラグインはWordPressのダッシュボード左メニュー【プラグイン】→【新規追加】から、インストールしたいプラグインを検索すると出てきます。あとはそこからインストールするだけなのでとても簡単です。

2021/2/16 情報を更新いたしました。 WordPressで制作したサイトは、プラグインを使って簡単に機能を拡張することができますよね。当記事では、プラグインのインストール方法について解説してきます。 おすすめプラグインを見る プラグインのインストール方法は2つ プラグインのインス...
動画解説も用意しております。
使っていないor古いプラグインは削除する
利用していないプラグイン、更新が長期で止まっているプラグインは無効化&削除しておきましょう。特に更新が止まっているプラグインはセキュリティ面で不安を残すことに繋がります。
また、プラグインを入れることでテーマや他のプラグインとの緩衝が起きて、不具合が起こることもあります。そのため、サイトとの相性を確認しながら導入する必要があります。
なるべく最新版にアップデートする
先に述べた通り、プラグインの入れ過ぎはセキュリティ上の不安を招きます。そのため、常に最新版にアップデートするようにしましょう。また、2年以上更新されていないプラグインは基本的にはインストールしないか、削除をおすすめします。
まとめ
今回ご紹介したプラグインは、無数に存在するプラグインの中でも特に汎用性が高いものばかりです。弊社でもよく活用させて頂いております。
- WebP Converter for Media
- Broken Link Checker
- WP Page Post Widget Clone
- Public Post Preview
- Table of Contents Plus
- Contact Form 7
- Search Meter
- SiteGuard WP Plugin
- All-in-One WP Migration
- BackWPup
- Classic Editor
- Akismet Spam Protection
- WP-Optimize
- WP Rollback
それにしても、初心者でも出来ることが増えるプラグインってほんと便利ですよね。しかも、無料で使えるものがウェブ上に豊富にある。これはWordPressの大きな財産だと思います。
「他にもこんなプラグインが便利だよ!」というのがあればツイッターで情報お待ちしてます。

オウンドメディアは複数人のユーザーで基本的には運営・管理・編集されることが多いでしょう。例えば、企業が運営するWordPressサイトの場合は、管理者だけでなく編集者や数多くのライターが運営に関わります。 本稿では複数の人間で1つのWEBメディアを運用する時に役立つワードプレスプラグインをご紹...