テクノロジー企業OpenAIが開発した最新の対話型AIサービス、ChatGPT(チャット・ジーピーティー)。
2023年3月最新版バージョンのGPT-4は、以前にリリースされたGPT-3.5と比べ、より高度な自然言語処理能力を備えています。GPT-4は日本語にも対応しており、ユーザーが質問を入力すると、回答を生成してくれます。
アイデア出し・文章作成・多言語翻訳・プログラミングのコード生成など、作業の効率化に活用されています。また、GPT-4からネット検索して回答を生成したり、他社が開発した様々なプラグイン(拡張機能)も使えるようになりました。
そこで、この記事ではGPT-4とは何なのか?GPT-3.5との違いや使い方・料金・日本語対応について解説しました。
目次
GPT-4とは?
GPT-4は、テクノロジー企業のOpenAIが開発した対話型AIサービス「ChatGPT」に搭載されている最新版の言語モデルです(2023年3月現在)。以前のGPT-3.5と比べてさらに高度な能力を備えています。
自然言語生成技術により、質問をすると自然な文章で回答してくれます。GPT-3.5は無料でも使う事ができますが、GPT-4は有料版に申し込むと使うことができます。
ただし、GPT-4は基本的に2021年9月までの情報に基づいて回答を生成します。それ以降の最新情報は、インターネット検索できるプラグイン(拡張機能)を設定してから回答する事もできます。
また、他社が開発した様々なプラグインを活用する事もできます。設定すると、飲食店や旅行先の検索、画像やPDFファイルの読み込み、マーケティングのサポートなどをする事ができます。
GPT-4は、作業の効率化に適しており、様々な用途に使用することができます。例えば、アイデア出し・文章作成・多言語翻訳・プログラミングのコード生成・顧客への自動応答システムなどです。
そのため、農林水産省・東京都・パナソニック・サイバーエージェントなど、様々な組織や企業で活用されています。
今後も追加の機能や、各企業がChatGPTのプラグインを開発して、より便利に使える可能性があります。開発者向けに、他のアプリケーションやサービスと連携できるAPIも提供されています。
リリースはいつから?
最新版の言語モデルGPT-4は、2023年3月にリリースされました。拡張機能であるプラグインについては、2023年5月にリリースされています。ChatGPTの歴史を辿っていくと、OpenAIは最初のバージョンのChatGPTを2018年にリリースしました。
2019年にGPT-2がリリースされ、その言語生成能力は大幅に向上しました。当初、OpenAIはGPT-2の悪用に懸念を抱いていたため、公開を控えていました。しかし、その後、リスクを考慮した上でGPT-2が公開されました。
2020年には、さらに強力なモデルであるGPT-3がリリースされました。GPT-3は、その前のモデルと比較してAIの学習能力が大幅に増えたことで注目を集めました。この新しいモデルは、詩の作成・記事の執筆・プログラミングのコード生成など、さまざまなタスクを達成することができました。
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2023年には、最新バージョンであるGPT-4がリリースされました。GPT-4は、テキスト入力だけでなく画像入力もできるモデルとして設計されています。
それぞれのバージョンのリリースにつれて、OpenAIはモデルの精度を向上させ、より自然で人間に近いテキスト生成能力を追求してきました。今後も新たな機能やツールが開発されリリースされる可能性があります。
日本語対応
GPT-4は、日本語の質問に日本語で回答してくれます。しかし、公式サイト・ログイン画面・管理画面などは日本語には対応してません。つまり、ChatGPTのほとんどの画面が英語表記になっています。
それらを日本語表記する設定はありませんので、英語が苦手な方は自動翻訳ツールを使う必要があります。WebブラウザのGoogleクロームには、Google翻訳の拡張機能があります。こちらを設定するとページ全体を日本語に翻訳してくれますので、とても便利です。
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メリット
GPT-4は大規模な訓練データに基づいており、高品質な回答が期待できます。幅広いテーマに対して高度な理解力を持ち、幅広い知識を提供することが可能です。
また、自然で滑らかな対話能力により、ユーザーとの会話がよりリアルで快適なものとなります。文脈の理解にも優れており、対話の一貫性が保たれます。さらに、誤解や曖昧さの少ない対話をする事もできます。
倫理と安全性への配慮も行われており、不適切な回答があった場合は運営元のOpen AIへ報告する事もできます。GPT-4は幅広い分野で活用でき、文章作成など様々な目的に利用することができます。
デメリット
GPT-4のデメリットについて解説します。GPT-4は高機能なAIですが、人の感情や文脈を完全には理解できない場合もあります。そのため、誤解を招く回答をする場合があります。
訓練データは2021年9月までですので、基本的には最新情報を取得できません。また、一部の特殊なテーマや専門知識、言語に対応できない場合もあります。ただし、プラグインやブラウザの拡張機能などを設定すると最新情報をネット検索をしてから回答してくれます。
また、GPT-4は長文や複雑な質問に対しては正確な応答が得られないこともあります。ユーザーが求める答えを見つけるまでに時間がかかることもありますし、訓練データに偏りがある場合には公平性を欠いた回答が出る場合もあります。
できること
GPT-4にできることは多く、主に対話や文章生成ができます。GPT-4からプラグインが提供され、他社が開発した様々な拡張機能を利用できます。それらを含めると具体的には以下のようなことができます。
- 自然な会話:ユーザーの質問に対して即座に反応し、自然な会話が可能。
- バーチャルアシスタント:日々の生活の中で、情報提供やタスク管理をサポート。
- アイデア出し:GPT-4とブレインストーミングをしながら、アイデア出しができる。
- 学習のサポート:学習のお悩みを解決したりサポートできる。さらに英語などの語学学習も可能。
- 多言語翻訳:複数の言語を翻訳できる。ただし、訓練データが少ない言語の精度は低い傾向あり。
- 文章作成:ブログ記事・ビジネス文書・物語などの文章を作成。また、文章校正・要約・リライトなどもできる。
- プログラミングのコード生成:HTML・CSS・JavaScript・PHP・Ruby・Pythonなど、複数のプラグラミング言語のコードを生成できる。
- テキスト分析:SNSなどのテキストから感情や意見を分析でき、顧客満足度の向上・製品の改善などに活用できる。
- プラグイン:インターネット検索、URLの読み込み、動画の要約、グラフ・図・表の作成、データ分析など。
その他、開発者がOpenAI APIに申し込んで、カスタマーサポート用のチャットボット、ゲーム内で対話できるノンプレイヤーキャラクター(NPC)などを作成する事ができます。これらを作成するには、プログラミングやAPIを活用するための知識が必要です。
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GPT-3.5と4の違い
2023年7月現在、提供されているChatGPTでは、GPT-3.5とGPT-4の2つの言語モデルを利用できます。無料版では機能制限があるGPT-3.5を利用することができますが、有料版のChatGPT Plusでは制限が解除されたGPT-3.5とGPT-4の両方を利用することができます。
GPT-3.5 無料版 |
GPT-3.5 有料版 |
GPT-4 | |
---|---|---|---|
費用 | 無料 | 20USドル/月 (ChatGPT Plus) |
|
機能 | 文章生成 | 文章生成 |
|
性能 | 高い | 高い | 米国の司法試験に合格するほど高い |
パラメータ数(※) | 不明 | 1750億パラメータ | 不明 |
入力可能文字数 | 2,500字 | 2,500字 | 25,000字 |
応答の速さ | 混雑時や長い質問では遅くなる | 速い | 速いが、プラグイン使用時は遅い |
アクセス制限 | 混雑時に制限 | なし | なし |
回答制限 | なし | なし | 3時間毎に25回 |
※:「パラメータ数」とは、AIの学習力を示す指標です。パラメータ数が多いほど、AIは多くの情報を学習できます。
GPT-3.5の無料版は料金がかかりませんが、GPT-4も使える有料版のChatGPT-Plusは月額20USドルかかります。
無料版と有料版はどちらもテキスト生成の機能を提供していますが、GPT-4はテキスト生成に加えてプラグイン(拡張機能)や試用版の機能も利用できます。全てのバージョンの性能は高いとされていますが、GPT-4は米国の司法試験に合格するほど高性能です。
チャットに入力できる文字数は、今まで2,500字だったのがGPT-4から25,000字まで入力できるようになりました。これにより長文を入力して要約や翻訳など様々な使い方ができるようになりました。
ChatGPTの無料版は混雑時や長い質問の場合に回答が遅くなる傾向があります。有料版のGPT-3.5は回答が迅速で、GPT-4でも迅速な回答が可能ですが、プラグインや試用版の機能を利用すると回答が遅くなる傾向があります。
無料版はユーザーが多い時間帯に利用制限がかかりますが、有料版およびGPT-4は混雑時でも利用できます。ただし、あまりにも利用者が多い場合は利用が制限される事がありました。
無料版や有料版のGPT3.5は回答に制限はありませんが、GPT-4は3時間ごとに最大25回まで回答する事ができます。
GPT-4の料金
GPT-4は有料版のChatGPT Plusに契約すると利用することができます。比較表でもご紹介しているとおり、ChatGPT Plusの料金は月額20USドルとなります。
料金内でGPT-3.5とGPT-4の両方を利用することができ、検索エンジンBingでの検索と、各企業が開発したプラグインも利用することができます。これ以外にかかる費用はなく、比較的リーズナブルな料金で利用することができます。
なお、アプリケーション開発者向けのOpenAI APIでもGPT-4を活用できます。OpenAI APIで利用できるGPT-4は従量課金制となっており、使用した量に応じて料金がかかります。
申し込みと支払い方法
GPT-4を使うには、有料版のChatGPT Plusに申し込む必要があります。日本での支払い方法については、クレジットカードかデビットカードのみです。申し込みが完了すると、登録したカードから毎月自動的に支払われます。
申し込みと支払いをするには、ChatGPTへログインして左サイドバー下部にある「Upgrade to Plus」を押します。
ポップアップ画面が出ますので、右側のChatGPT Plusの下にある「Upgrade Plan」を選択します。
画面の右側からクレジットカードかデビットカードの情報を入力し、ページ下部にある「申し込む」ボタンを押すと決済されます。
解約方法
GPT-4のサービスを解約するには、まずユーザーアカウントにログインします。次に、左サイドバーの下部にあるアカウント名を押し、「My Plan」を選択します。
その後、ポップアップ画面が出ますので、「Manage my subscription」を押します。
プラン画面が出ますので、「プランをキャンセル」を押して手続きします。
この時点で、次回以降の料金は発生しません。プランのキャンセル後も、既に支払った期間内であれば利用できます。
GPT-4の使い方
ここでは、GPT-4の使い方についてご紹介します。ご紹介しているとおり、無料版のChatGPTや有料版のGPT-3.5では利用できないプラグインや、試用版の機能も使えます。
ChatGPTのアカウント作成・ログイン方法・質問の仕方・スマホアプリについては、別の記事で解説しています。
様々な質問に対し、回答してくれるAIツール「ChatGPT(チャットジーピーティー」。2022年11月に公開後、たった2ヶ月で月間ユーザー数1億人を突破しました。 ChatGPTは日本語にも対応しており、無料で利用できるため、幅広い分野での活用が期待されています。情報収集をはじめ、文章作成やプ...
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プロンプト
プロンプトとは、ChatGPTに対する質問や指示を指して言います。例えば、「大阪の天気は?」と入力する行為がプロンプトになります。ChatGPTはプロンプトに基づいてテキストを生成し、質問に答えたり、話を進行させたりします。
GPT-4で情報を得たり文章生成するにも、入力欄にプロンプトを入れる必要があります。なお、今までのChatGPTは2500字までしか入力できませんでしたが、GPT-4は25,000字まで入力できるようになりました。
プロンプトを入力するには、はじめにログインして画面上部にあるGPT-4を選択します。
Defaultの状態で入力欄にテキストを入れると、通常どおり様々な質問に回答したり作業をしてくれます。
GPT-4から25,000文字まで入力できるようになりました。長文を入力して要約したり翻訳する事もできますし、条件を細かく指定して長いプロンプトを入れる事もできます。
継続してGPT-4を使いたい場合はそのまま入力欄にテキストを入れていきます。別途、テーマを変えて使いたい場合や、GPT-3.5やプラグインを使いたい場合は、左上の「+ New chat」から機能を選択して使います。
Code Interpreter
GPT-4へ2023年7月に追加された新機能「Code Interpreter(コードインタプリタ)」をご紹介します。現在はまだ試用版のため、より機能が改善されたり、追加される可能性があります。
Code Interpreterはプログラミング言語のPython(パイソン)を実行し、データの分析・グラフ作成・数学の問題解決・Pythonのコード編集をする事ができます。
テキストでの入力だけでなく、ファイルのアップロードをする事ができ、テキスト・CSV・EXCEL・画像・音楽・動画などを分析する事ができます。
Code Interpreterを有効にした状態でGPT-4に聞いてみたところ、以下のようなファイルをアップロードできると回答がありました。
対応ファイル | ファイル形式 | 分析や作業 |
---|---|---|
テキスト | txt | 文字数や単語数の表示、頻出単語の特定、トピックや固有名詞の抽出、感情分析、カテゴリ分類 |
CSV | csv | データの概要、データからグラフの作成、データの誤りを修正、未来の値を予測、仮説を統計的に検証 |
EXCEL | xls, xlsx | 〃 |
JSON | json | データの探索、データのクリーニング、データの視覚化、特徴量エンジニアリング、予測モデリング、統計的分析 |
Pythonスクリプト | py | Pythonスクリプトの作成・編集・実行(データ分析、機械学習モデルの訓練、データの可視化)(※2) |
Jupyter Notebook | ipynb | Jupyter Notebook内のPythonコードを実行(データ分析、機械学習モデルの訓練、データの可視化、ファイル操作)(※2) |
画像 | jpg, jpeg, png, bmp, gif, tif, tiff, ico | 画像の特性分析(テクスチャなど)、色の分析、オブジェクト検出、顔認識、カテゴリ分類 |
音楽 | wav, mp3 | 音楽の波形解析、音程とリズムの分析、ジャンル分類、感情分析、楽器識別、音楽からボーカルや楽器の分離 |
ビデオ(※1) | wav, mp3, ogg, flac | フレーム(画像)の抽出、物体の追跡、人物の行動認識、シーン認識、顔認識と表情分析、カテゴリ分類 |
※1:容量が大きいビデオファイルをアップロードすると、分析に時間がかかったりエラーが発生する場合があります。
※2:インターネット上で必要な操作の場合、実行する事はできません。
Code Interpreterを利用するには、ログイン後に左サイドバー下部の「Setting」を押します。
ポップアップ画面が表示されたら、左側の「Bata features」、右側の「Code Interpreter」のボタンを押します。
初期設定では、画面右上がGPT-3.5になっていますので、GPT-4を押します。その下に表示されるCode Interpreterを押すと右側にチェックが入ります。
その状態で入力欄にテキストを入れるか、入力欄左側の「+」ボタンからデータが入力されたCSVファイルなどをアップロードできます。
CSVやEXCELファイルの場合、項目を指定してグラフを作成する事ができます。ただし、日本語フォントにはまだ対応していないとの事で、グラフ内の文字列は表示されないか英語表記となります。
なお、テキストやPythonスクリプトは、ファイルでアップロードせずに直接入力しても分析や実行する事ができます。
プラグイン
GPT-4は高度なAIですが、さらに他社が開発したプラグイン(拡張機能)を追加する事ができます。現時点では試用版となっていますが、さらに機能が追加・修正された正式版が期待されています。
すでに600種類以上の機能を利用でき、ネット検索してから文章生成、リンク先のWebページを読み込む、各種Webツールやアプリと連携もできます。日本の有名サービスや人気のプラグインとしては、以下のようなものがあります。
名称 | 機能 |
---|---|
PlugFinder | GPT-4内にあるプラグインを探す。 |
Prompt Perfect | 質問や命令の前後に「perfect」と入力すれば、より具体的で完璧なプロンプトにする。 |
価格com | 商品比較サイト「価格com」内から、条件に合う商品を探す。 |
求人ボックス | 日本の求人サイト「求人ボックス」から条件に合う求人を探す。 |
食べログ | グルメ・レストラン予約サイト「食べログ」から日本国内の予約可能な飲食店を検索。 |
Expedia | 旅行予約サイト「エクスペディア」から条件に合った航空券やホテルを検索。 |
BizToc | テーマを指定すると、それに応じたビジネスやファイナンスの最新ニュースを表示。 |
Link Reader | Webページ・YouTube・PDF・画像など、あらゆるリンクを読み取る。 |
Zapier | Gmail・Googleスプレッドシート・HubSpot・Salesforceなど、5,000以上のアプリと連携。 |
Color Palette | イメージや用途を入力すると、それに応じたカラーパレットを作成してくれる。 |
Now | 検索トレンドをチェックできるGoogleトレンドの情報を取得。日本ではTwitterトレンドの取得や、キーワード検索もできる。 |
Video Insights | YouTubeやDailymotion内の動画の概要を抽出と要約。 |
Stories | テーマを指定すると物語を生成。 |
SEO.app | キーワードやURLを指定して、検索エンジンに最適化した記事を書いたり、既存の記事をリライトできる。 |
Content Rewriter | 任意のURLを入力すると、その文章をリライト(書き換え)できる。 |
Copywriter | 任意のURLを入れると、セールスコピーの改善案を提示。 |
プラグインを使用するには設定が必要です。ChatGPTへログイン後に左サイドバー下部の「Setting」を押します。
ポップアップ画面左にある「Beta features」を押して、右側の「Plugins」のボタンを押します。
GPT-4の下にある「No plugins enabled」を押すと「Plugin store」が表示されますので、そちらを押します。
プラグインをインストールするポップアップ画面が表示されます。上部にPopular(人気)、New(新しい)、All(全て)と検索窓が表示され、プラグインを探す事ができます。
使いたいプラグインが見つかったら「Install」ボタンを押します。なお、インストールボタンを押した後に、そのプラグインのアカウント作成が必要な場合があります。ほとんどのプラグインでアカウントの作成せずに利用できます。
GPT-4に戻ると、インストールしたプラグインが表示されます。使いたいプラグインの右側にチェックを入れます。プラグインによっては複数同時に使用する事ができます。
通常版のChatGPTでは、URLを読み込む事はできません。しかし、専用のプラグインを使う事で、URLを読み込んでWebページやPDFファイルの文章要約や翻訳をする事ができます。
こちらはグルメ・レストラン予約サイト「食べログ」のプラグインを設定し、日本で人気のカレー屋さんを出してもらいました。
このようにプラグインによっては画像や参照元リンクを表示してくれます。求めている情報に対し、視覚的にも情報を判断する事ができます。
なお、プラグインによっては、特殊なコマンドを入れて使用する場合がありあす。それぞれのプラグインの使い方は、そのプラグインをインストールして設定した状態で使い方を質問すると回答してくれます。
無料で使う方法
GPT-4を無料で使う方法をご紹介します。これらの方法はChatGPT Plusの有料版に加入する必要なく、GPT-4を使う事ができます。ただし、回数制限があったりプラグインや試用版の機能を利用する事はできません。
一つ目は、検索エンジンのMicrosoft Bingを使用する方法です。WebブラウザのMicrosoft Edgeをダウンロードし、Microsoftアカウントでサインインします。Bingホームページの「Chat」をクリックすると、GPT-4を搭載したBing AI Chatを無料で利用できます。
ただし、対話や文章生成というよりは検索型のAIです。そのため、GPT-4と全く同じように使えるわけではありません。
Microsoft(マイクロソフト)社が提供する、検索エンジンに搭載された人工知能 Bing AI(ビングエーアイ)。2023年2月から試験運用がはじまり、ユーザーは順番待ちリストに申請する必要がありました。 対話型AIのChatGPT(チャットジーピーティー)と同様に、会話をしたり文章作成を...
その他にもGPT-4を無料で使えるツールはありますが、海外製のものが多いです。例えば、AIチャットツールのForeFront AIにはフリープランがあり、GPT-4を無料で使えます。ただし、回数制限が厳しく、無制限に使えるわけではありません。
このように、機能や回数に制限はありますが、ChatGPT-4を無料で使う事もできます。あなたのニーズや目的に合えば無料で使う事もできます。
まとめ
GPT-4は、GPT-3.5と比べてより高い精度と自然な対話ができるようになりました。また、文字数は25,000字まで入力する事ができ、データ分析機能のCode Interpreterや他社が開発した様々なプラグインも利用できます。
ChatGPTのほとんどの画面は英語表記ですが、質問や回答などは日本語に対応しています。もし、英語表記でわからない場合は、Googleクローム拡張機能のGoogle翻訳を入れるとWebページごと翻訳してくれます。
使い方はシンプルで、管理画面から利用したい機能やプラグインを設定します。その上で従来どおり質問や命令をするだけです。なおプラグインについては、それぞれ使い方が違う場合があります。そのプラグインをインストールした状態で使い方を質問すると教えてれます。
アクセス制限なしのGPT-3.5とGPT-4が利用できるChatGPT Plusの料金は、月額20USドルです。比較的リーズナブルな価格で様々な機能を利用できますので、ぜひ活用してみてください。
ChatGPTの登場により、記事作成の仕事は大きく変貌を遂げています。 情報収集、アイデア出し、執筆、編集・校正といった各プロセスを高速で処理する能力は、多くの場合、人間を超える水準です。 もちろん、個人的な経験や洞察を反映した文章は、人間のライターによるものが優れている場合が多いでしょ...
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