商品レビュー記事は、比較・レビュー系アフィリエイトサイトの重要コンテンツです。
この記事では、Googleが推奨する方法をもとに、SEOに強く、かつコンバージョンも獲れる商品レビュー記事の書き方をお伝えします。具体的には、以下のような内容です。

  • 商品レビュー記事の大原則
  • 記事作成の5ステップ
  • 成約率を上げるテクニック

口コミを羅列しただけ・・・公式サイトの文言をコピペしただけ・・・
そのような商品レビュー記事では、アフィリエイトの成果はまず出ません。読み手が購入を決断するための情報を過不足なく網羅することと、その情報をわかりやすく届けることが重要です。

今回ご紹介するノウハウを参考にしていただければ、商品レビュー記事で「何をどう伝えればいいのか」が明確になるはずです。ぜひ、参考にしてください。

商品レビュー記事の大原則とは?

まずは、商品レビュー記事の大原則をお伝えします。

成果を挙げる優れた商品レビュー記事を作るには、公式サイトや商品LP(ランディングページ)に書かれている以上のことを読み手に伝えなければいけません。

大抵の読み手は、公式サイトや商品LPだけでは購入を決断できなかったからこそ、レビュー記事を探しています。公式サイトや商品LPに書いてあることを単に要約するだけでは、読み手の疑問や不安を解消できず、レビュー記事としての役割を果たすことができません。

また、そのようなコピペ的なレビュー記事はGoogleから低品質コンテンツ扱いされるリスクも高く、記事がインデックスされない可能性もあります。公式サイトや商品LPの焼き直し的な記事は価値がないということです。

では具体的に、レビュー記事に何を書けばいいのか?
これについては、以下のGoogleのアドバイスが最適な答えになるでしょう。

必要に応じて、商品に関する専門知識を伝えているか。
メーカーが提供する情報以外の独自のコンテンツで、商品の見た目や使い方を紹介しているか。
商品に求められる各種の性能がどの程度達成されているかについて、定量的測定を提供しているか。
競合商品との差別化要因について説明しているか。
比較対象となる商品を示しているか。または、特定の用途や状況にどの商品が最適か説明しているか。
調査に基づいて、特定の商品のメリットやデメリットについて述べているか。
以前のモデルやリリースから商品がどのように改善され、問題点が解消されたかなど、ユーザーの購入決定に役立つ情報を提供しているか。
商品が属するカテゴリの主な意思決定要因と、その分野での当該商品の性能を明らかにしているか。たとえば、自動車のレビューでは、燃費、安全性、運転のしやすさが主な意思決定要因であると判断し、そうした分野での性能を評価します。
メーカーからの情報以外に、商品の設計と、それがユーザーに与える影響に基づいて、重要な選択肢を示しているか。

出典:Google の商品レビューに関するアップデートについてクリエイターが知っておくべきこと | Google 検索セントラル ブログ

上記を端的にまとめれば、「独自性」 が重要だということです。
分析や調査にもとづく商品のメリット・デメリット、商品を使った体験談や第三者の口コミ、独自の考察・意見など、オリジナルコンテンツで構成することで、読み手にとって有益かつSEOに強いレビュー記事になります。

Googleは、独自の調査や考察に基づいたレビュー記事こそが読み手に支持されることを明らかにしていますし、Google検索のアルゴリズムも、そのようなレビュー記事を高く評価する仕様にアップデートされています。独自性はアフィリエイトの商品レビュー記事を作る際の大原則なので、ぜひ意識してみてください。

商品レビュー記事作成の5ステップ

ここからは、アフィリエイトの商品レビュー記事を作るための手順を5ステップでご紹介します。

1. キーワード選定

まずはキーワードリサーチツールで、商標キーワードのサジェストキーワードの有無を必ず調べましょう(オススメのキーワードリサーチツールは、以下の記事でご紹介しています)。

商品レビュー記事で対策するキーワードは、「商品名 口コミ」「商品名 評判」「商品名 評価」などが鉄板です。

商標キーワードのサジェストキーワード

「口コミ」「評判」といったサジェストキーワードの有無は必ずチェックしたい

商標キーワード単体で検索したとき、サジェストキーワードがほとんどなかった場合、その商品を取り扱うのは避けたほうがいいかもしれません(検索されていない = 需要があまりないと判断できるため)。

2. 競合調査

「商品名 口コミ」「商品名 評判」などでGoogle検索して、競合記事を調査します。

検索結果の調査

検索結果1ページ目の競合記事をチェックすれば、検索ユーザーのニーズがおおまかに理解できます。また、競合記事のレベル感を把握すれば、「これらを上回るには、このくらいの質と量を満たした記事が必要だ」という目途も立てることができるでしょう。

3. リサーチ

商品レビュー記事は、リサーチがほぼすべてです。
リサーチによって商品に対する知識を蓄えておけば、効果的な記事を書くのは非常に簡単です。逆にリサーチを怠り商品知識が不足していれば、想像で書くことしかできず、まず成果は出ません。

リサーチの質と量は、商品レビュー記事の品質に直結するので、最低限、以下の項目は調べておく必要があります。

  • 商品の特徴
  • 商品のメリット・デメリット
  • 商品のポジショニング(誰に売っているのか?)
  • 競合商品との違い
  • 主要な機能
  • 価格
  • キャンペーンの有無
  • アップデートや改良情報

アフィリエイトASPで広告主が提供している商品概要や、商品の公式サイト、LPを読み込むことで、記事作成に必要な情報の9割は取得できます。残りの情報は、実際に商品を使って体験することで生の情報を得たり、インターネットアンケートでリアルな口コミや体験談を収集したりして補完しましょう。

4. アウトライン(骨子)作成

リサーチで集めた情報をもとに、記事のアウトライン(骨子)を作ります。
読み手が疑問に思うこと・知りたいことをすべて載せる、重要な情報を最上部に配置して補足的な情報は下に配置する、といったことを意識するといいでしょう。

以下は、商品レビュー記事のアウトライン(骨子)のサンプルです。

H1:WordPressテーマ「○○○」の口コミ・評判まとめ

H2:WordPressテーマ「○○○」の性能をレビュー
H3:デザイン
H3:機能
H3:価格
H3:SEO
H3:サポート

H2:類似テーマとの性能比較

H2:WordPressテーマ「○○○」のメリット・デメリット
H3:メリット
H3:デメリット

H2:WordPressテーマ「○○○」に関する口コミ(独自調査)

H2:WordPressテーマ「○○○」を実際に使った感想・所感

H2:WordPressテーマ「○○○」のオススメの活用方法・カスタマイズ例

H2:「○○○」を導入する際の注意点

H2:総括

詳細に解説したサンプルを以下からダウンロードできるので、ぜひ活用してください。

記事のアウトライン(骨子)サンプルをダウンロード

5. 記事作成

アウトラインを作成したら、いよいよライティングに着手します。
記事作成時のポイントをいくつかご紹介しましょう。

まず、文章のわかりやすさです。

アフィリエイトサイトにおいて「わかりにくい」は致命的になります。セールスライティングのテクニックがどうこう以前に、文章がわかりにくい状態では「理解」の壁を超えることができません。文章が理解されなければ納得もされませんし、共感も信頼も生まれません。そうなれば当然、商品が売れることもありません。

アフィリエイトサイトにおいて、文章はとにかく「わかりやすい」ことが重要です。わかりやすく、脳内でイメージしやすい文章を書く必要があります。

他には、テキストだけでなく視覚に訴える要素を多く入れると効果的です。

スペック表やスター評価、図表などを駆使して直感的に理解できる工夫をするといいでしょう。Canvaなどのグラフィックツールを使えば、綺麗な画像や図表を簡単に作れます。あるいは、アフィリエイト専用WordPressテーマを使うのもオススメです。

TCDテーマの「BRIDGE」なら、スペック表やスター評価を簡単に実装でき、質の高い商品レビュー記事を作成できます。

スペック表

「BRIDGE」で作成できる、商品レビュー記事に必須のスペック表。スター評価機能も搭載

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>> 「BRIDGE」 のデモサイトはこちら

商品レビュー記事の成約率を上げるためのテクニック

最後に、商品レビュー記事の成約率を上げるテクニックをご紹介します。

記事冒頭にコンバージョンポイントを設置する

記事冒頭に、「​​総合評価」「おすすめポイントまとめ」といったセクションを設置すると、一定数の読み手はそこで成約します。

スペック表

「総合評価」として、商品のスペックや特徴を表でまとめる形式

おすすめポイントをまとめたセクション

「○○○のおすすめポイント」として、商品の特徴やメリットを箇条書きでまとめる形式

コンバージョンのハードルが低い無料登録系の案件の場合、特に有効なテクニックです。

必要なことはすべて伝える

アフィリエイトでは、読み手が欲する情報を語れば語るほど売れるという原則があります。

コンバージョンを獲得するには、読み手の抱える不安や疑問を全て解消することが不可欠であり、そのために必要な情報はすべて伝えなければいけません。2000〜3000文字など、文字数を設定して、そこに無理やり収めるような書き方は非推奨です。売れる商品レビュー記事が書けなくなります(読み手の不安や疑問を解消できない)。

もちろん、読み手の関心に刺さらないことをダラダラと書いて、無駄に文字数を増やせばいいというわけではありません。文字数ではなく、必要な情報を網羅することを意識するといいでしょう。必要なだけ書き、書き終えたらそこで終わる。文字数はその結果に過ぎません。

まとめ

ここまで、アフィリエイトで成果を挙げる商品レビュー記事の書き方をご紹介してきました。

優れた商品レビュー記事を作るには、公式サイトや商品LP(ランディングページ)に書かれている以上のことを読み手に伝えることが重要です。分析や調査にもとづく商品のメリット・デメリット、商品を使った体験談や第三者の口コミ、独自の考察・意見など、独自性のある情報を掲載する必要があります。

これは個人的な見解ではなく、Googleの公式見解です。それも単なるGoogleの理念ではなく、実際の検索アルゴリズムも、独自の調査や考察に基づいた独自性のあるレビュー記事を高く評価する仕様になっているので、従う価値がある指標だといえます。

アフィリエイトサイトの全体構造やキーワード設計については、以下の記事をチェックしてみてください。

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