ホームページを作りたいけど、どうすればいいかわからない・・・」

この記事では、ホームページを初めて作る初心者向けに、ホームページ作成の方法を以下の5ステップを解説しています。

  1. ホームページのコンセプト決定
  2. ドメイン取得とサーバー契約
  3. CMSのインストール
  4. デザインテンプレートを選択
  5. 必要なコンテンツを作成

順々に作業を進めていけば、ホームページ作成経験がなくても、1日でホームページを完成させることも可能です。

今の時代、ホームページ作成は決して難しい作業ではありません。制作会社に依頼しなくても、クオリティの高いホームページは自力で作れます(それも、特別なスキルなしに)。

この記事を参考にして、オンラインでビジネスを始めるためのホームページをスピーディーに構築してみてください。

STEP1. ホームページのコンセプト決定

まずは、ホームページのコンセプトを決めていきます。

  • ホームページの名前
  • ドメイン名
  • キャッチコピー
  • 想定ターゲット
  • 想定テーマ

上記の項目を、テキストエディタに書き出していくことで、ホームページのコンセプトが明確になり、コンセプトがないその他大勢のホームページと差別化ができます。

コンセプト設計のポイントと記入例を、表にまとめました。

各コンセプトのポイント 各コンセプト記入例
ホームページの名前 ・短く覚えやすい
・ターゲットを絞り込んでいる
・ベネフィットが伝わる
(例)
・WordPress比較.com
・ワードプレステーマTCD | WordPressのテーマ・カスタマイズ情報サイト
ドメイン名 ホームページ名を的確に表した英数字 (例)
・wp-hikaku.com
・tcd-theme.com
キャッチコピー ・ターゲットが明確であること
・ベネフィットが伝わること
・切り口が明確になっていること
ウェブライティングこそネットで稼ぐための最も強力な戦術である。ウェブライティングやブログ運営、SEOに関する根底的なノウハウと思考を解説する情報サイト
想定ターゲット だれを対象に情報発信するのかを明確にする ・WordPressでホームページやブログを作りたい
・Webで集客したい
・ネットでビジネスを始めたい
想定テーマ 市場(想定ターゲット)の人々が、興味を抱くであろう内容を扱う ・WordPressカスタマイズ
・WordPressプラグイン
・マーケティング
・アフィリエイト
・ブログ運営
・広告
・Webデザイン
・SEO
・ツール・アプリ

それぞれの項目について、一つずつ解説していきます。

ホームページの名前

ホームページの名前は、以下の3要素を盛り込むことがポイントです。

  1. 短く覚えやすい(指名検索しやすいかどうか)
  2. ターゲットを絞り込んでいる
  3. ベネフィットが伝わる

短く覚えやすい(指名検索しやすいかどうか)

ホームページの名前は短いほうが記憶に残りやすいですし、検索もしやすいです。

それはつまり、指名検索(特定のブランド名や会社名で検索されること)の機会が増えるということです。

指名検索によるアクセスは質がいいですし(興味・関心が強い)、指名検索の回数が増えれば増えるほど、ホームページのオーソリティ性(権威性)は強化されていきます。

その結果、ホームページ内のコンテンツが、検索上位に表示されやすくなります。

ターゲットを絞り込んでいる

ホームページに集客したいターゲットはだれでしょうか?彼(彼女)らは、どのような市場にいる人々でしょうか?

たとえば、不動産売却に興味がある人をターゲットにするなら、ホームページの名前には「不動産売却」という単語を含めるべきです。FXトレーダーがターゲットなら、「FX」という単語は不可欠でしょう。

その市場にいる人々が、あなたのホームページを見たときに、「あ、これ自分に関係あるやつだ」と一瞬で認識できることが重要です。

ベネフィットが伝わる

ホームページの名前を見ただけで、「このホームページを見ることで、何が得られるのか?」がわかると理想的です。

たとえば、「○○○比較.com」のような名前。○○○を比較検討できるホームページだということが、一瞬で伝わります。

あるいは、名前の後ろに付けたキャッチコピーでベネフィットを伝える方法もオススメです。

ワードプレステーマTCD | WordPressのテーマ・カスタマイズ情報サイト

これはTCDテーマ公式サイトの名前です。

前半は覚えやすいブランド名にして、「 | 」 の後ろで、「WordPressのテーマ・カスタマイズ情報を知れる」 というベネフィットを訴求しています。

ドメイン名

STEP2. ドメイン取得とサーバー契約で詳しく解説しますが、ドメインとは、インターネット上の住所のようなものです。

 https://tcd-theme.com/

このようなURLのうち、「tcd-theme」の部分がドメインです(「.com」 の部分は、トップレベルドメインと呼ばれます)。

ドメインも、ホームページの名前と同じく、短く覚えやすいものが理想です。ホームページ名を的確に表した英数字を設定しましょう。

キャッチコピー

ホームページの内容が端的に伝わるキャッチコピーを作っておくと、情報発信の軸がブレないのでオススメです。

キャッチコピー作成のポイントは以下の3つです。

  1. ターゲットが明確であること
  2. ベネフィットが伝わること
  3. 切り口が明確になっていること

架空のサイトのキャッチコピーを例に挙げてみました。

ウェブライティングこそネットで稼ぐための最も強力な戦術である。ウェブライティングやブログ運営、SEOに関する根底的なノウハウと思考を解説する情報サイト。

このキャッチコピーの内容を、上記のポイントに当てはめてみました。

  • ターゲット = ネットで稼ぎたい層
  • ベネフィット = ネットで稼ぐためのライティングやブログ戦術がわかる
  • 切り口 = 根底的なノウハウと思考を教える(浅いテクニックは教えない)

このような明確なキャッチコピーがあるおかげで、情報発信の軸がブレずに、一貫した価値提供ができるというわけです。

市場(想定ターゲット)

だれを対象に情報発信するのかを明確にすることで、どんなテーマのコンテンツを用意すればいいのかが定まります。

TCDのサイトの場合、以下のような市場(想定ターゲット) を設定しています。

  • WordPressでホームページやブログを作りたい
  • Webで集客したい
  • ネットでビジネスを始めたい

想定市場が明確になれば、次のテーマ決めもスムーズにおこなえます。

想定テーマ

ホームページで情報発信するテーマを、いくつか書き出していきます。ここでは、市場(想定ターゲット)の人々が、興味を抱くであろう内容を扱うことが鉄則です。

TCDのサイトであれば、想定市場はWordPressやWeb集客に関心がある人々なので、以下のようなテーマをチョイスしています。

  • WordPressカスタマイズ
  • WordPressプラグイン
  • マーケティング
  • アフィリエイト
  • ブログ運営
  • 広告
  • Webデザイン
  • SEO
  • ツール・アプリ

STEP1のコンセプト設計は、ホームページを実際に構築する前の準備のようなものです。ここのプランニングが固まれば、STEP2以降は、ただ手順通りに作業を進めていくだけなので難しくはありません。

STEP2. ドメイン取得とサーバー契約

ホームページを公開するには、ドメインとサーバーの2つが必要です。

ドメインは、インターネット上の住所のようなもので、サーバーは、インターネット上の土地のようなものだとイメージしてください。

土地(サーバー)と住所(ドメイン)を取得して、そこに家(ホームページ)を建てる、というイメージです。

厳密に解説すると、IPアドレスやDNSなど、いろいろと仕組みや用語があるのですが、それらを知らなくても大丈夫です。とりあえず、「ホームページを公開するにはドメイン取得とサーバー契約が必要」とだけ理解しておけば問題ありません。

ドメイン取得

ドメインを取得するには、ドメイン取得・管理サービスを利用します。ドメイン取得の費用は、年間数百円〜数千円程度なので、そこまで大きな負担にはならないはずです。代表的なサービスとして、「ムームードメイン」があります。

ムームードメイン

ムームードメイン

STEP1. ホームページのコンセプト決定で決めたドメイン名で検索してみましょう。取得できるドメイン候補が表示されます。

ムームードメイン

ドメインの後ろに続く「.com」 のようなローマ字を、トップレベルドメインといいます。トップレベルドメインは、法人なら「co.jp」「or.jp」、個人なら「.com」「.net」 など、馴染みのあるものがオススメです。

ドメインについて詳しくは、以下の記事もご確認ください。

サーバー契約

サーバーは、レンタルサーバー(ホスティングサービス)を契約するのが一般的です。

レンタルサーバー会社が提供するサーバーは、おもに共有サーバーと専用サーバーの2つがあります。

  • 共有サーバー:1つのサーバーを複数のユーザーが共有するタイプ
  • 専用サーバー:1つのサーバーをまるまる独占して使えるタイプ

専用サーバーのほうが処理能力や容量の面で優れていますが、その分、料金は高くなります。大量のアクセスがあったり、大量のメールを日々送信したりするのでなければ、共有サーバーでも不便を感じることはまずありません。

共有サーバーであれば、プランにもよりますが、初期費用3,000円+月額1,000円〜程度で契約できます。

まずは共有サーバーを契約して、アクセス負荷に耐えられなくなったら、上位プランや専用サーバーに移行することをオススメします。

WordPressに適したレンタルサーバーを選ぶ基準については、以下の記事が参考になります(ちなみに、TCDのオススメは、「エックスサーバー」 です)。

ドメインとサーバーの紐付け作業をおこなう方法

ドメイン取得とサーバー契約が完了したら、ドメインとサーバーの紐付け作業をおこないます。具体的には、以下の2つの設定が必要です。

  1. サーバーにドメインを追加する
  2. ネームサーバ(DNSサーバ)を設定する

*ここでは、エックスサーバーとムームードメインを例に説明していきます。

1. サーバーにドメインを追加する

エックスサーバーの「サーバーパネル」 にログインします。

エックスサーバーのサーバーパネルにログイン

ログインしたら、「ドメイン設定」 をクリックします。

サーバーパネル

「ドメイン設定追加」 から、取得済みのドメインを追加します。

ドメインを追加

これでドメインの追加は完了です。

2. ネームサーバ(DNSサーバ)の設定

ネームサーバ(DNSサーバ)とは、ドメインとサーバーを結びつける役割を担うものです。ネームサーバはレンタルサーバー会社ごとに異なるので、「サーバー会社名 ネームサーバ」 でGoogle検索して、指定のネームサーバを確認しましょう。

エックスサーバーは、以下の通りです。

ns1.xserver.jp
ns2.xserver.jp
ns3.xserver.jp
ns4.xserver.jp
ns5.xserver.jp

参考:ネームサーバの設定 | レンタルサーバー【エックスサーバー】

上記のネームサーバを、ドメインと紐づけることで、ホームページが閲覧できる状態になります。

手順を解説します。ムームードメインにログインしたら、「ドメイン一覧」を開いて、サーバーに紐づけたいドメインをクリックします。

ドメイン一覧

ドメイン設定ページの下側にある、「ネームサーバ設定変更」をクリックします。

ネームサーバ設定変更をクリック

そしたら、「GMOペパボ以外 のネームサーバを使用する」にチェックを入れて、エックスサーバー指定のネームサーバを入力します。

ネームサーバを入力

これで、ドメインとサーバーの紐付け作業は完了です。

ドメインとサーバーの紐付けが完了すれば、ホームページを公開する準備は整います。次は、サーバーにCMSをインストールしていきます。

STEP3. CMSのインストール

次は、CMSをサーバーにインストールします。

CMSとは、Contents Management System(コンテンツ・マネジメント・システム)と呼ばれる、ホームページ作成・管理システムのことです。CMSを利用することで、HTMLとCSSの知識がなくても、簡単にホームページを作れます。

CMSはWordPressがオススメ

ワードプレスのロゴ

最もシェアが大きいのは、「Wordpress(ワードプレス)」 と呼ばれるCMSです(世界6,000万人以上の方々が利用している)。無料で使えて、なおかつ初心者でも扱いやすい仕様になっています。無料ブログを使ったことがあるなら、操作はすぐに慣れるはずです。

WordPressの概要は、以下の記事が参考になります。

WordPressは簡単にインストールできる

レンタルサーバーにWordPressをインストールする作業は、驚くほど簡単です。

なぜなら、多くのレンタルサーバーには、たった数クリックでWordPressをインストールできる機能があるからです。

エックスサーバーにも、「WordPress簡単インストール」という機能があります。以下の記事で、手順を解説しているので、こちらを参考に作業を進めてみてください。数分で終わる作業です。

インストールが完了すれば、WordPressにログインできるようになります。URLの後ろに「wp-admin」 を付けた、「http://○○○○○○/wp-admin/」 というURLで、管理画面へのログインページを開けます。

WordPressのログイン画面

設定したユーザー名(またはメールアドレス)とパスワードを入力すれば、ダッシュボード画面を開けます。

ワードプレスの管理画面

また、WordPressのインストールが完了したタイミングで、SEO(検索エンジン最適化)の基本設定を済ませておくことをオススメします。

WordPressのインストール作業が完了したら、次はホームページの見た目を整えていく作業です。デザインテンプレートを選択するだけなので、デザインスキルがなくても問題ありません。

STEP4. デザインテンプレートを選択

WordPressには、デザイン性に優れたテンプレートがたくさんあるので、自分好みのデザインにいくらでも変更可能。無料のテンプレートでも高品質なものが多く、デザインスキルがなくても、ハイクオリティのホームページをすぐに用意できます。

WordPressをインストールした直後は、WordPress公式のデフォルトのデザインテンプレート(テーマ)が適用されています。テンプレートを好みのものに変更するには、ダッシュボードから「外観」→「テーマ」を選択します。

「外観」→「テーマ」を選択

「新規追加」 をクリックします。

ワードプレステンプレートを追加する

すると、テンプレート一覧の画面に移行します。

ワードプレステーマ一覧

一覧から、好きなテンプレートをインストールして有効化すれば、ホームページにテンプレートが適用されます。なお、TCDテーマは、デザイン性に優れた有料テンプレートを多数販売しています。

WordPress Theme TCD

WordPress Theme TCD

コーポレートサイト、美容クリニック、ホテル、ECサイト、ランディングページなど、異なるジャンルやコンセプトのワードプレステーマを80種類以上取り揃えております。テーマ比較ナビゲーションガイドを見れば、ホームページのコンセプトや目的に合ったテンプレートがきっと見つかるはずです。

ホームページのジャンルや目的に合ったデザインテンプレートを適用させたら、いよいよ、ホームページの中身(コンテンツ)の作成に進みます。

STEP5. 必要なコンテンツを作成

ホームページで最も大切なのは、中身=コンテンツです。

人がホームページにアクセスする理由は、何らかのコンテンツを見たいからです。それは記事だったり会社概要だったり、いろいろありますが、コンテンツこそがホームページの核になります。

ここでは、ホームページ立ち上げ初期の段階で最低限用意しておきたいコンテンツの種類と、作り方のポイントを解説します。

  • TOPページ
  • ABOUTページ
  • サイトマップページ
  • ブログページ
  • お問い合わせフォーム
  • お客様の声
  • 事例ページ

それぞれ、見ていきましょう。

TOPページ

TOPページの構成は、ホームページの目的によって変わってきますが、絶対に外せない要素があります。それは、一目見た瞬間に「見る価値があるホームページだ」と感じさせることです。

つまり、

  • 求めている情報や商品がここにある
  • 自分に関係ありそうだ
  • デザインが信頼できる

といったことを、一瞬で伝えることです。以下のサンプルをご覧ください。

WordPress Theme ANTHEM「ANTHEM (tcd083)」のデモページをサンプルとして使用

それぞれの要素のポイントを、簡単に解説します。

1. メインキャッチコピー

商品(サービス)を一言で表したキャッチコピー、それがメインキャッチコピーです。よって、長い文章は禁物です。あなたのビジネスの特徴が瞬間的に伝わるメッセージを書いてください。

STEP1. ホームページのコンセプト決定で決めた「キャッチコピー」をもとに考えるといいでしょう。

2. サブキャッチコピー

サブキャッチコピーはメインコピーで説明できなかったところの補足の文章です。メインコピー→サブコピーという順番に読まれます。言い換えれば、メインコピーが読まれなければサブコピーは読まれないと思ったほうが良いでしょう。

つまり、第1段階をクリアしたユーザー向けの文章なので、いくぶんか長文でも読んでもらえる傾向にあるのがサブキャッチコピーです。

3. グローバルナビ

ホームページ内の重要なページに移動できるグローバルナビを、ファーストビューに配置します。会社概要や理念、実績、商品一覧、資料ダウンロード、お問い合わせなど、特に見てほしい重要なページを並べておきましょう。

グローバルナビは、「外観」 →「メニュー」から設定できます。

グローバルメニューを作成

メニュー編集画面に移行するので、「メニュー名」に任意の名前を入れて、「メニューを作成」のボタンをクリックします。

グローバルメニューを新規作成

メニューの位置は、使用するテーマによって多少違いはありますが、「トップメニュー」や「グローバルメニュー」といったものにチェックを入れてみてください。次はグローバルメニューに追加するページを選択します。

グローバルメニューに追加するページを選択

固定ページや投稿ページ、カテゴリなどから選択できます。追加したら、「メニューを保存」をクリックします。

グローバルメニューの設定完了

これで、グローバルナビの設定は完了です(項目の並び順は、ドラッグで変更できます)。

4. デザイン

デザインにあるのは「良い・悪い」ではありません。あるのは、印象を変える力です。その効用は決してあなどれるものではなく、デザインがブランドイメージを決定するとまで私たちは考えています。そうした意味で、デザインを大きく左右するワードプレステーマ選びはホームページを作成する上で重要な仕事です。

私たちがつくっているTCDはその点で、自信をもっておすすめできるワードプレステーマです。

TCDテーマには、独自のテーマオプション機能があります。HTMLやCSSの知識なしにTOPページのコンテンツをカスタマイズ可能。TOPページとして機能するまでの初期設定がとても簡単におこなえます。

ABOUTページ

ABOUTページは、法人なら会社(あるいは代表)紹介やブランド紹介、個人なら運営者プロフィールなどを載せます。

会社概要や沿革も必要なコンテンツですが、それだけを読むユーザーは少ないものです。人を惹きつけるもの、それは会社や商品、ブランド創立にまつわるストーリーです。ルイヴィトンやアップル、ホンダ、日清食品などなど、人々から愛されるブランドには必ず創業物語があり、一人の人間の思いから商品が形作られていった歴史に美しさを感じるものなのです。

  • なぜ商品をつくったのか
  • 商品開発において、何をやってきたか
  • 過去の苦難や経験、現代の課題
  • これからどうしていきたいか

素晴らしい商品にはおのずと素晴らしい物語があります。ストーリーは創作ではなく、素直な物語を書く。ブランドの履歴を文章にしてみましょう。

ABOUTページはWordPressの「固定ページ機能」で作ることが一般的です。詳しくは、「固定ページの作り方」を参考にしてください。

サイトマップページ

サイトマップとは、ホームページの全コンテンツへのリンクが設置された、いわばホームページの目次のようなページのことです。

サイトマップ

サイトマップページを作ることで、公開日が古いコンテンツでも、ユーザーに見つけてもらいやすくなります。また、Googleのロボット(クローラー)が、ホームページ内のコンテンツを巡回しやすくなるというメリットもあります。

サイトマップは、WordPressのプラグイン(拡張機能)を使えば簡単に作れます。以下の記事で、その方法を解説しています。

ブログページ

WordPressは、フロントページ(TOPページ)の表示を、以下の2種類から選べます。

  1. 最新の投稿
  2. 固定ページ

「最新の投稿」を選択した場合、フロントページはブログ型(最新のブログ記事から順々に表示される)になります。この場合、ブログページは不要ですが、2の「固定ページ」を選択した場合は、ブログ記事一覧を表示させるブログページを作る必要があります。

ANTHEMブログページ

ブログページの作り方は簡単です。まず、固定ページを新規作成します。

固定ページを新規作成

タイトルを「ブログ」 にして保存します。本文には何も書かなくて大丈夫です。

ブログページを固定ページで作成

そしたら、「設定」 →「表示設定」 を開いて、「投稿ページ」 のプルダウンメニューから先ほどの「ブログ」 を選択します。

ブログアーカイブの設定

固定ページで作成したブログページのURLを開いて、ブログ記事一覧が表示されれば成功です。

お問い合わせフォーム

ホームページに必須のお問い合わせフォーム。WordPressなら、「Contact Form 7」というプラグインを使うことで、簡単に設置できます。「Contact form 7」は世界でもっとも使われている国産のお問い合わせプラグインです。

Contact form 7

上記は、TCDテーマを使用した場合の、お問い合わせフォームの見た目です。CSSの調整なしに、キレイな形で出力されます。「Contact Form 7」の詳しい解説は、以下の記事をご覧ください。

お客様の声

お客様の声(感想・レビュー含む)を掲載したページです。TCDでは下記のページで用意しています。

お客様の声

お客様の声

お客様の声ページの目的は、購入を検討しているユーザーに参考材料を提供することです。TCDでは次のルールで掲載しています。

  • サクラのレビューは絶対に掲載しない
  • 頂いた感想はそのまま掲載する
  • より多くの声を掲載する
  • ネガティブな声はスタッフが1つ1つ判断し、掲載する

Amazonでもサクラのレビューは問題になっていますが、サクラであるかどうかは読む人が読めば、文体やテイストである程度類推できるものです。サクラだとわかれば、その時点で信用は地に落ちますのでお気をつけください。

また、ネガティブな声でも掲載の価値があることがあります。例えば、次のような感想。

機能面で1つ残念なところがあり、惜しいなと思いました。でも、デザインは大満足です。次回のアップデートに期待します。

このような声であれば、顧客は総合的に商品をポジティブに捉えてくれているので掲載する価値があると言えます。むしろ、ネガティブな声が混ざることで信用に繋がります。

ネガティブな声をどこまで掲載するかは判断の難しいところですが、出来る限りオープンにした方が「お客様の声ページ」の価値が高まることはAmazonレビューですでに立証されていることです。

事例ページ

事例ページは、たとえばリフォームの施工事例がわかりやすいと思います。リフォーム前と後の変化と、おこなった施工、使った材料、料金などをケーススタディとしてまとめたページです。ニーズごとに事例を複数用意しておけば、事例ページを見たお客様は、複数の事例のなかから自分にぴったり合ったものを見つけることができます。

  • 「xxx」という施策で、こんな成果が出ました
  • 「xxx」という商品は、実際にこんな使われ方をしています
  • 「xxx」という悩みなら、この商品がぴったりです

このような切り口から、事例ページを作れないかどうか検討してみてください。TCDテーマユーザー様のサイトを集めたTCD MUSEUMも、事例ページ構築の参考になると思います。

初心者のためのホームページの作り方ガイド【5ステップまとめ】

ここまでの5ステップを、簡単にまとめました(クリックで、各見出しに移動します)。

  1. ホームページのコンセプト決定
  2. ドメイン取得とサーバー契約
  3. CMSのインストール
  4. デザインテンプレートを選択
  5. 必要なコンテンツを作成

5つのステップを踏めば、ホームページを1日で完成させることも、決して難しくはありません。ぜひ、実践してみてください。

また、ホームページは作って終わりではありません。継続的にコンテンツ(記事)を追加していくことで、集客効果を向上させて、売上アップにつなげる必要があります。

WordPressで構築したホームページは、ブログと同じ感覚で新規記事を簡単に追加できるのも強みの一つです。良質なコンテンツをどんどん公開して、インターネット上に資産を積み上げていけます。

WordPressの新規記事投稿の方法は、以下の記事をぜひご覧ください。

おすすめの素材サイトやツール

最後に、ホームページ作成に役立つサイトやツールをご紹介します。あくまでも初心者向けということで選定しています。

画像素材を探すならShutterstock(シャッターストック)

shutterstock

shutterstock

ホームページに使う画像素材を集めるなら、Shutterstock(シャッターストック)がオススメです。有料サイトですが、無料サイトと違い、質の高い素材だけが揃っています。

Shutterstockを使っておけば、画像素材探しで困ることはほぼなくなります。

ノンデザイナーでも高品質なグラフィックを作れるCanva

Canva

Canva

インフォグラフィックやグラフ、ロゴなどのビジュアルを簡単に作成するなら、Canvaがオススメです。豊富なテンプレートからデザインを選択して、テキストや素材を組み込むだけで、デザイン性の高いグラフィックが簡単に作成可能。記事のアイキャッチ画像も数分で作れます。

詳しい使い方は、以下の記事で解説しています。

おすすめのSEOキーワード選定ツール

ホームページに記事を追加するときは、SEOを考慮して、需要のあるキーワードを選定することが重要です。以下の記事で、おすすめのSEOキーワード選定ツールを5つ、ご紹介しています。

「ホームページ作成」の記事一覧

第1回:ホームページとは?
第2回:WordPressとは?
第3回:無料ホームページ作成ツール7選
第4回:無料ネットショップ開設ツール5選
第5回:ホームページを自分で作る方法
第6回:Web制作会社の料金相場
第7回:フリーランスの料金相場
第8回:企業ホームページはどのツールで作成すべきか
第9回:ホームページのプログラミング言語とフレームワーク
第10回:ホームページ作成ガイド(当記事)